2万5千円でゲーミングPCは作れるか!?ビデオデッキ風ケースを使ってPCを自作、Windows 7・8のPCをWindows 10に無料でアップグレード

新年あけましておめでとうございます。

 

ハードオフに立ち寄ってジャンク品を物色していたらセンチュリーのMini-ITXケース「CF-A6719BK150」で組まれたAtomマザーボード搭載の自作PCがジャンク品として税込1650円で売られていたので、マザーボードを新品のものに取り換えて組んでみようとケースと電源のみ使う目的で購入してみました。

既にメインで使ってるPCもあるし、ちょうど4年前の正月にもドリームキャストサイズの小型PCを組んでいてこれ以上PCを増やしてどうするの、とは自分でも思うが、ただなんとなくこのビデオデッキ風のケースのデザインに惹かれてPCを組んでみたいという購買欲を満たすために買ったのだ。実用性とか関係ない。

あとは、遊びたいゲームによっては安くゲーム目的のPCを入手できるんじゃないか、Windows 7がサポート終了するけど大金を払ってPCを買い替えるほどの用途に使っていない人のために割安でのWindows 10アップグレードの選択肢の一つを提示できるんじゃないか、という実験的なお遊びをしてみるためでもある。

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 今回購入した「CF-A6719BK150」ビデオデッキ風と言ったが、本当にビデオラックに入れておいたらブルーレイレコーダーと勘違いしそうなデザインだ。

前面パネル

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ツヤツヤに反射しているプラスチックの面はプッシュ式の蓋になっており、左側の細い方を開くとUSB2.0コネクタ2か所とイヤホン/マイク端子、右側の長い方を開くとスリムドライブの光学ドライブ前面が出てくる。

 

所有しているスリムPS4を上に載せてサイズを比較。

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奥行きこそPS4よりやや短いが、厚みや横幅に関してはこのケースの方が太く、実際はそこまでスペースを取らないのに印象的には大きいような感覚を覚える。

 

それでは中身を見てみよう。

分解方法は非常に楽で、ケース後ろ側の上にある二か所のネジを外して天板を後ろにスライドするだけで開いてくれる。

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天板を開けるとまず確認できるのがスリムタイプの光学ドライブと3.5/2.5インチドライブを載せるマウンタがあり、ここも左右にある二か所のネジを外してマウンタを後ろにスライドさせれば外れ、電源とマザーボードにアクセスできるようになっている。HDDは前の所有者が別の用途に再利用したかそれとも情報流出を防ぐためなのか取り外されていた。付属していたDVDドライブはIDE接続の物で今どきのSATAポートしかないマザーボードには使えないし、IDEケーブルも横幅が広くてエアフローに邪魔になるので取り外しておいた。

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ドライブマウンタを外して電源とマザーボードを見えるようにした状態。

電源はケースに標準でついているもので容量は150W。

マザーボードIntel Atom 230搭載のGIGABYTE GA-GC230D、CPU性能は1.6GHz・インオーダー実行・シングルコア、GPUもDirectX9対応止まり、メモリはDDR2-533 2GBという、今どきのスマートフォンの方が圧倒的に高性能で、そもそもこのマザーボードのサポート対象に入っていないWindows 10はもちろんのことサポート終了まで一刻と迫っているWindows 7ですら重くて動かしたくないレベルの性能しかない。

今回はケースと電源のみ流用するのでこのマザーボードは取り外すことにしたが、IDEとパラレルポートがあるのでなにかレガシーデバイスの取り扱いが必要な場面でこのマザーが役立つかもしれないので取っておくことにしよう(とこうやって保管したり買うからゴミが増えてくんですね)。

 

このケースに取り付ける新たなるパーツ一式

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マザーボードはCPU「AMD FX-8800P」が標準で搭載されている「A10N-8800」、メモリはDDR4-2666 4GB * 2(ただしマザーボードは2133MHzまでの速度にしか対応していない)、SSDはAGI A198シリーズ SSD 512GB Type2280 M.2、あとはマザーボードに搭載されているCPUファンが五月蠅いと言われているので交換用の静音60cmファン、発熱量の多いM.2 SSDの冷却用のヒートシンク、スリムドライブをデスクトップ用の電源コネクタに接続するための変換ケーブル。

価格はそれぞれ

A10N-8800 : 税込約11000円

DDR4 8GBメモリ 税込約4000円

512GB SSD 税込約7000円

ファン 税込約900円

SSD ヒートシンク 税込約600円

スリムドライブケーブル  税込約800円

消費税込でも24,300円と3万円を大きく切る価格に抑えた。

スリムタイプの光学ドライブに関してはジャンクノートPCから移植。取り付けられるので付けたものの、今どきCD・DVDを再生する機会なんてあまりないし、OSのインストールはUSBメモリ経由、アプリインストールもすべてダウンロード販売からで、OSのインストール先であるSSDすらもマザーボードに直接取り付けられているのだからエアフローを確保する目的でもマウンタごと外してもよいくらいだ。

それでは早速組み立て。

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組み立てといっても大それたことをすることはなく、CPUが最初から備え付けなのでマザーボードに取り付けるようなものはメモリとSSDくらい、SSDヒートシンクの裏面にに熱伝導両面テープを貼ってSSDに貼り付けて、マザーボードをケースにネジ止め、電源ケーブルとフロントパネルの電源スイッチ・LEDランプ・USB・オーディオケーブルを繋ぐだけの作業で10~15分程度で完了した。

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この状態で一度標準ファンで起動するかどうかテストし問題なく電源を入ることを確認したが、案の定うるさいと評判だったCPUファンがけたたましい音を鳴らすので、購入しておいた静音ファンに換装しておいた。

ただし、ファンを固定するネジ穴が金属製のヒートシンクに直接開けられていてファンのネジを外す際に削れたヒートシンクの金属粉がマザーボード側に落ちる可能性がある。回路をショートさせないように交換後はちゃんとマザーボードヒートシンク周辺を掃除して金属粉が無い状態にしておこう。

 

OSについては壊れたジャンクノートPCで使われていたWindows 8.1のキーを流用してWindows 10をインストールする。

ここから物凄く重要なことを書くが、1年間限定で行われていたWindows 7Windows 8(8.1)のWindows 10無償アップグレードは既に終了していると言われているけど実は今からでも無償でWindows 10にアップグレードできる。また、新規にWindows 10をインストールする場合でも使用するWindows 7・8のキーがWindows 10にアップグレードされていなければプロダクトキーが付属していたPCはもちろんのこと別のPCでもWindows 10をクリーンインストールすることができる

Windows 7のサポートが1月14日に終了するということで、PCの買い替えや廃棄を考えている人もいるかもしれないが、ダメもとでやってみるのも手である。

既にWIndows 7・8がインストールされているPCをWindows 10にアップグレードするならMicrosoft公式サイトから「ツールを今すぐダウンロード」ボタンを押して、Windows 10 インストールメディア作成ツールをダウンロードして実行し、「この PC を今すぐアップグレードする」にチェックを入れて進んでいきPCさえ対応していればそのままWindows 10にアップグレードされる。

Windows 10を新規にクリーンインストールしたいなら8GB以上のUSBメモリをPCに差しておいて「別の PC のインストールメディアを作成する」を選択し、差しておいたUSBメモリにインストールメディアを作成後、新規にインストールするPCにUSBに差してUSBメモリからブートさせてインストールプログラムを実行、Windows 10のプロダクトキーが求められる画面ではWindows 7・8のプロダクトキーをそのまま入力するだけで対応するエディションのWindows 10がインストールされる。今回のPCではこの方法を利用してWindows 10をクリーンインストールすることにしてみた。

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OSのインストールも終わり、無事PCとして使える状態になったのでベンチマークと一通りゲームの起動テストを行ってみた。

 

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使用しているSSD「AGI A198」はPCI Express 3.0 x4接続だが、マザーボード側のM.2スロットがx1までの速度にしか対応していないという制約があるものの、SSDのカタログスペック通りのシーケンシャルリード:1627 MB/s・シーケンシャルライト:1262 MB/sに匹敵するスコアをたたき出しており接続には問題はない。

 

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解像度1920*1080・最高設定で「快適」のスコア5165をマーク。ただ、4年前に組んでみた小型PCのCore i3 6300が同じ設定でスコア約4700をマークしていたのであまり大きな差がベンチマークや動きからは感じられなかった。

 

ウイルスによって狂暴化した感染者達から逃げる4人協力プレイのFPS

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解像度1280*720、アンチエイリアスはMSAA 2x、他は最高設定

通常時は60fpsで遊べ、感染者が大量に出てくるラッシュ時に30fps、一瞬25fpsというフレームレートになる。

 

  • Euro Track Simulator 2

目的地まで貨物を運ぶトラックシミュレーションゲーム

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解像度は1920*1080、グラフィック設定はシンプルセッティングから「中」を選択した

フレームレートは40-50fps

 

  • オクトパストラベラー

Nintendo Switchから移植されたドット絵と3Dによる立体表現が特徴的なRPG

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解像度1280*720、グラフィック設定は「高」

フレームレートは30-35fps

移植元のNintendo Switch版も720p/30fpsとのことだったので同等のプレイ環境となる。

 

  • My Friend Pedro

喋るバナナに導かれてアクロバティックなガンファイトを繰り広げる横スクロールアクションゲーム

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解像度は1280*720、グラフィック設定は「中」

フレームレートは60fps

解像度を1920*1080かグラフィック設定を「高」にすると30fps程度まで下がるシーンが出てくる。

 

  • STATIONflow

DMM Gamesが最近Steamでリリースした地下鉄運営シミュレーションゲーム

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解像度1920*1080、アンチエイリアスは4x

序盤は60fps、駅構内がある程度広くなってくると30-40fps

 

GPUの性能自体はXbox 360の1.5倍、Nintendo Switchと同等くらいと言って差し支えないと思う。

この二機種からの移植もしくはマルチプラットフォームタイトルなら同じくらいの画質設定にして同じフレームレートかちょっと上程度の環境でゲームを動かせる。

前回の小型PCを組んだ際にテストしてみたタイトル群PSP・PS Vita・Xbox 360・Nintendo Switch専用タイトルだったのがPCに移植されたものだったら大方遊べるくらいだろう。

 

ただ、M.2 接続のSSDにOSやSteam・ゲームをインストールしているのだが、起動するまでにわずかにもたつき感があったりゲーム中のロードも極端に遅いわけではないがSSD接続の割には特別早いわけでもなく、メインPCのCore i5 4670K・OSストレージにDRAMキャッシュレスの安物SSD・ゲームインストール先はSATA接続のHDDの方がキビキビとロードが終わる感覚。

Steamクライアントとゲームを起動している最中にタスクマネージャーからメモリの空き容量を見てもまだ1~2GBは使われていない領域があって容量不足が原因のスワップが発生しているわけではなさそうで、CrystalDiskMarkベンチマーク結果でもSSDのカタログスペック通りのスコアをマークしているはずだが、古いBulldozerアーキテクチャベースのCPUがボトルネックとなってしまっている可能性が高い。

 

いくらNintendo Switchクラスの性能があって軽いゲームが遊べると言ってもそれこそ2万円でSwitch Liteを買えば同じクオリティのものが遊べることに他ならず、また中古品で妥協すればPS4 + SSDの環境の方が快適に遊べるので、ゲーム用途に絞ってしまうとコストパフォーマンスが悪くなってしまうが、Windows 7世代のCeleronPentium機を置き換える目的にするのならば最適かと思う。7がサポート終了なのでWindows 10にアップグレードしようとしてもアップグレードが正常に行えなかったりマシンが古くて動作が極端に重いが、かといって何万も払って買い替えなくてはならないほどは使用していない環境なら入れ替え案として悪くないはず。もたつき感があると自分は言っているが、あくまでもそれなりのスペックのPCと比べた際の話だし、2コアのCeleronとHDD環境のPCしか使ったことがない人なら待たされていると感じることはないだろう。

 

祝!Steamの「ブヒゲー」キュレーターが遂に1万人のフォロワー数を獲得!!!俺たちは決して一人じゃない!!!

皆様に大事なお知らせがあります。

私奴が運営しているSteamのブヒゲー(萌え豚がブヒれるゲームの事)を紹介しているキュレーター「ブヒゲー」が、帰路無き旅路において遂にフォロワー数1万人という一つの通過点にたどり着きました。

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ゲイブ、見てるか。俺たちは遂に1万というなんとなく市民権を得られそうな数字を成し遂げたぞ。
未だにシカトや因縁つけてきたりと小学生じみた嫌がらせを養豚業者に繰り返して、どうにかこうにかしてブヒゲーをSteamから追い払おうと躍起になっているが、俺たちは決して少数じゃない、団結力のある豚なのだ!いくらお前のフィールドだからと言っても、好き勝手にはさせないぞ!

 

この時期になるとスチーマー相手にバズるのを目的として、絶対にプレイすべきオススメのゲームだとか低価格で買えるお得なセールだとかSNSのツイートやゲームニュースサイトが賑わすが、お前らはいつからそんな軟弱な輩となったのだ!

 

漢だったら黙って本能のままにブヒゲーをやれ!!!
今、ブヒゲーが暑(苦し)い!!!この冬は暖房器具要らずだ!

 

小難しい御託はもう十分だ!皆もブヒゲーをもっと買うのだ!以上!!!

ハッピーホリデー、Steamで初代「POSTAL」が無料化

昨日からホリデーセールが開始されたPCゲーム配信サイトSteamにおいて、最新作「POSTAL 4」も早期アクセスで配信されている残虐ゲームのシリーズ初代「POSTAL」が無料化された。

Steamストアページ -POSTAL

入手方法はSteamにログインして上記URL先のPOSTALストアページから「ゲームをインストール」ボタンを押すことでSteamアカウントにゲームが追加される。

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曜日ごとにお使いをこなしていくという目的はあるが自由に街中を移動して暴れまわることが出来る自由度がある続編のPOSTAL2とは違い、この初代POSTALはただただ人を殺すことのみが目的のゲームとなっており、ステージ上にいる自分以外の人間を殺害していく面クリア型のゲームデザインとなっている。

システムも完全3DとなりFPS化したPOSTAL2と大きく異なり、見下ろし方視点となっている。オリジナル版ではラジコン操作で主人公デュードの向きを変えて前進するという操作で、射撃もオートロックなどが存在せずやりづらいことこの上ないものだったが、Steam版は近代的な全方向シューティングゲームのようにWASDで直接行きたい方向に歩き、マウスカーソルが指している方向に向かってすぐ射撃を行えるようになり大分操作性が改善されている。

最初から最後までやることが画面上にいる人々を殺すのみという単調さもあってゲームそのものの評価はつけ難いが、薄汚れた背景絵が描かれたグラフィック、悲鳴や金属音が合わさったかのような耳ざわりな音楽や効果音、悲鳴を上げ逃げまどい這いずり痛みを訴えながら絶命していく人々、ゲーム終了時の1枚絵ですら人々が重なって沼に沈んでいるかのような背景など、一つ一つの要素が日常とはかけ離れた光景で構成され、プレイしていると直接異常者の精神世界を覗き込んでしまったかのような得体のしれない気持ち悪さに襲われていく。

何もかもが生理的に受け入れがたいはずなのだが、そこに興味を惹かれていく。

 

Steamで出てる特定コンソール(家庭用ゲーム機)独占タイトル

PCでゲームを遊ぶ意味とは何か?人によってはそれぞれだろう。

ハードの性能が固定化されているコンソールでは実現不可能な高画質なグラフィックやフレームレート、Modによる改造や自身がModを制作することへの楽しみ、マニアックなタイトルや試作段階のゲームを早期に遊べる、PCは作業用にも使っているので持ち場を離れずにそのまま息抜き、もちろんそういうのもPCゲームの魅力ではあるが、様々なコンソール(家庭用ゲーム機)でその機種のみで発売されていたものがPCにだけは移植されてきて、ゲームハードで言ったら旧世代のゲームも現行機種で動いてしまう互換性の高さも大きな長所だろう。やりたいゲームが出たらハードごと買うのが真のゲーマー、とか偉そうに叫ぶ人がいるが、はっきり言って不特定多数の機種を所有して自宅のスペースをもうこれ以上ひっ迫させたくない、ゲームを遊ぶハードを一つにまとめておきたい自分にはこの点も大きな魅力の一つなのだ。

今回の記事では、大きなマルチプラットフォーム展開されず発売時からその機種とSteamのみ、発売後の移植で対象がSteamにのみに留まっているタイトル群の一例を挙げてみた。

発売時は独占だったがその後他コンソール版が発売された(NieR:AutomataやCupheadやNo Man's Sky、今後Xbox One版が発売予定の龍が如くシリーズ)はもちろんのこと、海外限定ではあるもののマルチプラットフォームになっているタイトル、特定メーカー機種での縦マルチ(Guilty Gear Xrdアルスラーン戦記x無双)タイトルも数えなかったが、後方互換で次世代機にも対応しているタイトルやマルチプラットフォームでもコンテンツに大きな差異があってSteamに移植されているのは上位版ベースの場合は独占タイトル扱いにしていた。

まとめ始める段階で思ってたけど、今どきインディーのゲームですらPS4/Xbox One/Switch/PCのマルチプラットフォームで幅広くリリースされるご時世、特定機種でしか発売しなかったようなタイトルが集中しているのがマルチプラットフォーム展開するほど余裕がない中小日本ゲーム会社と、PC用OSであるWindowsの開発元Microsoftが(開発費を)出したり移植が容易ということでXbox系等に集中しちゃってて、どうしても似たり寄ったりなタイトル群が並んでしまうな。

それでも、今までゲーム機を1機種のみだけ持ってたけど今冬のボーナスでゲーミングPCを買ってまだ遊んだことのなかった別機種のタイトルをSteamホリデーセールで遊んでみたい、昔持ってたもののハードが壊れて遊べなくなったもののもう一度遊びたいというタイトルがあれば参考にしてほしい。

他にも特定コンソール独占でSteamにのみ出ているというタイトルがあればコメント欄で教えてくれれば記事に追加しておきます。

 

PSP

  •  蘭島物語 レアランドストーリー 少女の約定

 

PS Vita

ネプテューヌRe;Birth1PS4移植版があるので独占タイトルとして数えてません

 

PlayStation4 (PS4)

  •  四女神オンライン

  • デス エンド リクエス

  • クライスタ

 

下記の2タイトルは来年発売予定

  • Death Stranding

 

Wii / Wii U

 

Switch

  • オクトパストラベラー

  • シノビリフレ -SENRAN KAGURA-

PS4版はラビリンス ライフとタイトルが変わりコンテンツにも差異がある

  • ブラスターマスター ゼロ 2 

  • Katana ZERO 

PS2版「塊魂」のHD版。PS4 / Xbox One向けには移植されていない

 

Xbox 360

※Orange BoxとPortal 2はPS3にも移植されてるけど、L4DシリーズはXbox 360でしかリリースされてない。

  • バレットウィッチ

  • ウィッチャー2 王の暗殺者

  • バトルブロック シアター

 

Xbox One

  • Quantum Break

  • Gears 5

  • Halo: The Master Chief Collection

 

 

「食用系少女 : 美食内戦 Food Girls:Civil War」がSteamでリリース。台湾グルメ擬人化シミュレーションゲームの続編

キャラクターデザイン・コンテンツマーケティングを手掛ける台湾のSimon Creativeが送る台湾グルメ擬人化シミュレーションゲームの続編「食用系少女 : 美食内戦 Food Girls:Civil War」がSteamでリリースを開始した。
価格は2,999円、発売から一週間限定で10%オフセールの2,699円となる。

日本語対応。デフォルトでは中国語設定なので、タイトルメニューの「設定」から「語言」を選択して「日本語」を選べば日本語化する。メインキャラクター4名のシャオロン(CV:野中藍)、ココ(CV:佐藤聡美)、クミ(CV:門脇舞以)、キヨミ(CV:名塚佳織)と一部サブキャラクターも日本語音声でしゃべる。

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料理の精霊が店を切り盛りする台湾の夜市。

前作での主人公の働きもあり活気を取り戻したその夜市でクミ・キヨミ姉妹が営む牛肉麺が人気を博していたのだが、小籠包屋のシャオロンがクミと喧嘩をしてしまい、2か月後に人気投票で負けた方が夜市から立ち退くという勝負を約束してしまった。引退を考えているマンゴーかき氷屋屋のココもシャオロンの仲間に加わり、2チーム体制での人気グルメ対決を行うというストーリー。

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ゲームは1日4ターン毎に各キャラクターの主人公との好感度・人気・品質を選択肢を選んで一つずつ強化していき、2か月後の審査でチームでの合計人気度と品質・所有金銭や特殊ポイントの合計値を相手チームと競う形となる。

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普通に相手チームに勝つことも目標だが、各キャラクターは主人公との好感度が一定数溜まると特殊イベントを見ることが可能で、パラメータが向上する効果の他に親密になれば別のエンディングが用意されているマルチエンディング仕様となっている。

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前作「食用系少女」はValveの不可解な審査で発売が延期しルーロー飯のルルのデザインが変更になってしまったといういわくつきのタイトルだが、今作は無事審査を通過し当初の予定通りの発売日を迎え、メインキャラクターに関しては発表時から(シャオロンは前作よりも大人びてはいるが)そのままのデザインとなっている。

ただし、イベントシーンで時折その問題となったルルが顔を出すのだが、Steam版の女子校生風デザインのまま。可愛い云々じゃなくて、ゲーム好きでさぼり癖があるという設定の性格上、どうも小奇麗な見た目がその性格とあってなくて馴染めない。前作と違って立ち画像・イベント画像変更ファイルも用意されて無さそうに見受けられる。

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またメインキャラクター以外で日本語音声が収録されているのがタピオカミルクティーのマドカしかいないのも気になる。BGMだけの会話シーンが流れていくかと思ったら、ところどころで音声があるので中途半端な印象。

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某ゲームに似ているゲームがSteamでリリース。その名も「MAN STANDING」

今年11月8日にPS4版が発売され、様々な話題を呼んでいる小島監督最新作「DEATH STRANDING」(デススト)

PC版は2020年初夏に発売予定とアナウンスされておりSteamストア等で既に予約も受け付け中となっている。

 

だが、今回紹介するゲームはデスストとは何の関係もないゲームだ。

12月11日よりSteamで配信が開始されたその名の「Man Standing」

え?何かに似てるって?何言ってんだ。死んでないし、座標してるんじゃなくて立ってるんだ。全然言葉が違うだろ。

 

ゲームを起動するとまずは最初に「A ALEX KORZINOVICH GAME」とこのゲームを作った人の名前を高らかに表示して自己主張するぞ。

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どこかで見たことがあるような表記だが、ゲームが似ていると難癖つけてくる輩も必ず現れると思うので、同じ製作者じゃないことをプレイヤーに分からせるため明確に作者名を出しているのだろう。決してパクったとかじゃないぞ。多分。

 

 口笛などが聞こえる軽快な音楽がバックで流れ、湖に浮かぶ人影とゲームタイトル。

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あれあれ?これってあのロゴですよね?意匠権の侵害じゃ?ってまた疑問に思う人も出てくると思うかもしれないが、よく見てから該当していると思われるゲームのロゴをもう一度確認してみろ。雫がタイトルロゴから垂れているわけじゃなく、人の方から垂れてるんだぞ。どこが似ているというのか。

 

ゲーム開始直後

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防護服のようなものを被り背中に白い四角形の物体を背負った不気味な男性がプレイヤーだ。

一通りの操作方法も表示されるぞ。ゲーム開始時に長ったらしいムービーを見せられたりチュートリアルが主流となってしまっている現在の主流なゲームデザインにおいてなんて新設設計なんだ。某山登り荷物配達ゲーもこのゲームのデザインを参考にしてほしいくらい。

ゲームはせん妄を抱えた主人公がこの世を去った人々の記憶が点在する世界を人類最後の一人として旅をするというもの(ストアページにこう書かれてたのをそのまま引用しただけです)で、ゲームの目標そのものは距離が表示されている目標地点まで徒歩で移動していくだけなのだが、正直言っちゃうと走りやダッシュがなくかったるいことこの上ない。とはいえ、背中に大きい荷物を背負っているので、もしかしたらリアル路線なゲームでこれは意図したデザインなのかもしれない。手抜きなんかじゃないのだ。

 

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荷物を運ぶ道中、何故か空からサメ降ってきて襲い掛かってくるが、ウ〇コを投げつけてくる攻撃を仕掛けてくる。現実でも投げつけられたくらいじゃ(精神・衛生的ダメージは計り知れないが)外傷は負わないのでゲーム中でももちろん物理ダメージは食らわないが、ウザいことこの上ない。そんな時はこちらもウ〇コを投げて(マウス左クリック)応戦しよう。防護服着てるのにどこから排せつしてるんだってツッコミはこの非常事態時にはなしだ。

ん?おしっこで敵を撃退できたという某ゲームとの類似性をここでも指摘されるかもしれないが、あれは小だ。こっちは大だ。同じ排泄物でも大小違う。全然別物だ。

 

 

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道中には石像やピアノが点在しているが調べると、

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理解不能でトリップなモノクロ映像が突如として流れる。

確認しただけでも、ハープと地球儀を持った輪郭が強調された人が歩いている、暖炉の上で貼り付けにされたように寝転ぶ人、牛の死体が寝ているピアノを2台同時に綱で引く男性、重そうな袋を抱えて階段を上るおばさんの映像のループ、ニタァと笑う女性の口元、などどれもこれも見終わった後ぞわぞわと得体の知れない物が背筋を突き抜けていくこと請け合い

ストアページの解説文から察するに自分の記憶あるいは亡くなった人々の記憶の断片なのだろうが、断片的な映像だとしてもハッキリ言って支離滅裂。日常生活を送っていてピアノの上に牛が死んでるとかどんなシチュエーションなんだ。

 

目標地点の建物内にはミッションを課してくるホログラムが待っているぞ。

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あれーあれー?やっぱりどこかで見たことがあるような・・・と思うかもしれないが、もちろん全く違う。あのゲームと違って元ゲーム雑誌編集長とか出てこないじゃないか。公平なレビューが期待できるのだ。ステマが日常茶飯事のネズミーランドがなんだというのだ。

 

 

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なお、目標地点の円形の台の上でEキーを押すと

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謎の猫映像が流れて・・・

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2km先の新たな目標地点が設定されます。

あ、はい。

実際の山登りでも休憩をとってコンディションを整えるのが基本だから、ゲームを終了して休憩することにしました。さーて、別のゲームやるかなー。

 

 

なお、ストアページ内の説明文ではあるゲームから多くの構成を拝借していることを開発者自身が認めているが、そのゲームとは「HEAVY RAIN」らしい。お、おう、確かにヘビーレインっていってもショーンと叫ばなかったりQTEがないという明確な差別化が図られているし、デスストには似てないな。大事なことなのでもう一度言う、デスストに似てない。

 

 

率直に感想を言えば、これに90~100円も出すなら駄菓子のビッグカツ2枚でも買って食ってた方が人生を有意義に過ごせることは誰かが言わなくてもわかるだろう。

Steamの探索していて怖い物見たさでこれ買う人は必ず現れると思うが、ここに書いてあることでこのゲームの99%は伝わったはずだ。ハッキリ言おう、買う必要ない。

俺からのメッセージは名も知れない君に届けたぞ。これこそDEATH STRANDING

Steam版「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」が配信開始。日本語対応、1080pでラボメンとの甘いやりとりを楽しめる

今年で発売から10周年にもなる科学アドベンチャーゲームSTEINS;GATE」のファンディスク「STEINS;GATE 比翼恋理のだーりん」のSteam版が12月11日より配信が開始された。定価は2,980円で、発売から一週間の期間限定で10%オフのセールが実施されて2,682円となる。

もちろん、既にSteamで配信されておりオリジナル「STEINS;GATE」「STEINS;GATE 0」「STEINS;GATE ELITE」「STEINS;GATE 線形拘束のフェノグラム」と同様、日本語音声と字幕の両方に対応。

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過去にメールを送ることのできるDメールの実験を繰り返したことによる影響で、製作を命じた覚えのない未来ガジェットが存在し新たなラボメンがいたり、鈴羽が紅莉栖に敵意を抱いていなかったり萌郁もやや性格が異なっているなど、元の世界線とはどこかしら違う世界線変動率3%台のδ世界線に飛んでしまった岡部倫太郎。未来ガジェット12号機「ダーリンのばかぁ」を事故で腕に嵌めてしまい抜けなくなったために、再びDメールを送信して過去改変で12号機の開発を取り消したり事故を未然に防ごうとするのだが、今度は各ラボメンとラブラブな関係の世界線へと飛んでしまうというラブコメディになっている。

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シリアスな展開となる本編とは違い全編ラブコメ展開で話が進み、本編では個別エンディングすら用意されていなかった萌郁も親しい関係になったり、サブキャラ扱いで直接の対象に入っていなかったまゆりも今作ではメインヒロインになるルートが用意されているなど、本編でのやりとりが物足りなかった人向けにオカリンと各ヒロイン達とのイチャラブっぷりを堪能することができる。

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「比翼恋理のだーりん」は元々Xbox 360/PS3/PSP時代に発売されたタイトルで、別タイトルの特典として付属していたPS4版オリジナル「STEINS;GATE」「線形拘束のフェノグラム」とは違い、そもそもPS4向けの移植がなされておらずXbox 360版はXbox Oneの互換機能で遊べるものの720p出力のまま、今年発売されたNintendo Switch版「STEINS;GATE ダイバージェンシズ アソート」が解像度やプレイ環境の敷居の低さからベストだったものの他2タイトルとのセット販売のみで割高な価格設定(8,580円)ではあったが、Steam版は単品で発売されているため安価かつ1080p出力による高画質な画面で楽しめる。