FM TOWNS / X68000用 メガCD版シルフィード ムービープレーヤー 「見るフィード」

メガドライブの拡張ユニットである「メガCD」向けに1993年に発売されたポリゴンシューティング「シルフィード」のムービーを再生するソフトをFM TOWNS / X68000向けに開発しました。その名も「見るフィード」。

FM TOWNS版はFM TOWNS II HR(486 20MHz)以上推奨、X68000版は音声なしの場合X68030以上推奨・PCM8Aを組み込むと音声出力もなされますがその場合は68060(PhantomX)アクセラレータ搭載機推奨、どちらの機種でもハードディスク上にコピーした動画ファイルを再生してください。

80386・68000機でも再生可能ではあるけど、フレームレートは低いです。

Github 「見るフィード」 - ソースコードと実行ファイル

GithubのReleaseページから各機種向けの実行ファイルをダウンロードしてきて解凍、

FM TOWNSなら「run386 milpheed (動画ファイル名)」

X68000なら「milpheed (動画ファイル名)」

とコマンドラインから実行すれば再生が開始されます。

動画ファイルはシルフィードのCD内にあるA00~A24がそれになります。

例としてA21がゲームアーツロゴ~オープニング、A12がゲームスタートの発射シーン、A23がステージ1クリア後のデモ、A13がエンディング

デフォルト以外の動画ファイルを再生する場合は、コマンドラインオプションに -c #(#には0~2のビデオフォーマット番号)を入れてください。

コマンドラインオプション -v #(TOWNS版は0~127、X68000版は0~72)により音量設定も可能。0の場合はPCM音再生自体を停止するので速度が足らない場合は指定してみてください。

FM TOWNS版「見るフィード」のプレイデモ(エミュ「津軽」上で実行)

 

ムービープレーヤーといっても、インゲーム中の背景表示も実はムービーなのでそのまま再生可能です。A00~A11までのファイルが各ステージの動画となります。


以下現時点の問題点とか

両機種共通

  • 本来ならインゲーム背景ムービーもPCM音が収録されているものの、うまい再生方法が思いつかなかったので現時点では無音のままです。
  • メガCDは標準速ドライブだが、ファイル読み込み方法を最適化していない、OS標準のファイル読み込みを使用しているのもあって、CD-ROMからの読み込みだと2倍速(白TOWNSの内蔵ドライブの速度)ドライブでも読み込みが間に合わずフレートレートが低下します。

FM TOWNS版特有の問題

  • MS-DOS 6.2を組み込んだTownsOSの場合かもしれませんが、動画の再生が終了しコマンドラインに戻ってきても何も表示されません。表示自体が無効なだけなので「d:」「tmenu」などと入力してTMENUに戻れば正常に表示されます。BATファイルなどを作成して、TMENUから直接実行することを推奨(サンプルのBATファイル群を実行ファイルと一緒に同梱)

X68000版特有の問題

  • メガCDのPCM音源とは違い、X68000はADPCM音源なのでPCM8Aを使用して音声出力。動作速度の低下、ADPCMの問題として音量が低い時にノイズが目立つ、モノラル出力など音質はオリジナルより低下しています。
  • 再生レートの差異(メガCD版のPCMはおそらく約15.4KHz、たいしてX68000のADPCMは15.6KHzと微妙に違う)により、再生してから20~30秒ほどするとPCMリングバッファの書き込みポイントが再生ポイントに追いつき始め、音声が乱れ始めます。リサンプリングなどを行えばいいでしょうが、現時点で実装未定。

 

X68000はメガドライブと同じCPUである68000、更にBG面もあるので似たようなハードウェア構成だから有利に思えそうだけど、実際にはFM TOWNSの方が圧倒的に有利なプログラムになっています。

メガCD版では読みこんだグラフィックデータをBGパターンに展開するものの非圧縮動画だと約600枚近くまで展開するフレームが存在するが、X68000は256枚までしか定義できないので結局グラフィック面にVRAM直書きで描画する必要がある

だが、X68000のVRAM構成はどの色数モードにしても1ワード(16bit)あたり1ドットとなるようになっている。対してFM TOWNSは16色モード時は1バイト(8bit)につき2ドット(上下4bitずつに色が入る)になっており、8*8ドット相当のBGパターンをCPUで描くとなると単純にFM TOWNSなら32bit転送8回すれば完了するが、X68000は16bit転送64回も行わなくてはいけない

更にFM TOWNSとメガCDは同じPCM音源チップを搭載しており、動作周波数こそ違う(FM TOWNS: 8MHz / 384 = 20.833KHz - メガCD: 12.5MHz / 384 = 32.554KHz)もののシルフィードで再生されるPCMデータはデータ量の問題でFM TOWNSの最大再生レートとなる20.833KHzを超えない約15.4KHz再生、FM TOWNSのPCM音源自体は98Hz単位で再生レートを調整可能なので大体同じ15.4KHz相当での再生が可能。対してX68000は問題点でも書いたように全く異なるADPCMなのでPCM8Aを利用してPCM音の変換を行ったが更なる速度低下、ADPCM自体の問題で音質低下、再生レートも4段階程度しか調整不可なため再生レートの不一致を引き起こしている。

 

 

もう一つオマケに、メガCD版シルフィードの動画フォーマットの解説。

Doom・Quakeエンジンや各種技術解説を行っているFabien Sanglard氏のサイトで技術解説が載っていたので、それを見て単純だしFM TOWNSで再生できるんじゃと思い立って作った。

FABIEN SANGLARD'S WEBSITE - The art and engineering of Sega CD Silpheed

使用しているスクリーンショットはFabien Sanglard氏のサイトから引用しています。
サイトの解説と、見るフィードの実装が異なっており、実装のほうで上手く再生できているので実装を基準に解説します。

まず、メガCDのCDドライブは標準速 = 150KB/秒の転送速度しかないという基本的な情報を覚えておこう。

動画は解像度256*192ドット 16色 15fpsを基準としているが、これでも((256 * 192) / 2 ) * 15 = 約368KB、更に映像だけでなくストリーミングで8bit・15KHz・ステレオ = 約31KBの音声データも含まれており、何も考えないと合計400KBと標準速ドライブの転送速度を大きく超す容量となってしまう。

音声の圧縮は考えないとして、動画データをどうにかして150 - 31 = 約119KBに圧縮する術を出さないといけない。だが、メガドライブのCPUは68000 7.67MHz、メガCDに搭載されているサブCPUも68000 12.5MHzとかなり非力で凝った圧縮アルゴリズムは使えない。動画をやめてリアルタイム3Dという手ももちろん使えない。

圧縮アルゴリズムは以下の二通り

シルフィードのスタートムービーの44フレーム目を例にとってBGパターンの区切りとなる8*8ドット単位のグリッドを追加して見てみると、

実際には単色でしか描いていないマス目が多く見受けられるのがわかる。

解像度256*192ドットのBG8*8単位、32*24の768枚のうち328枚が該当する。単純に単色であるなら8*8 16色 = 32バイトで展開させず、初期化時に単色のBGパターンを定義しておいて、後述の2色圧縮や無圧縮のフラグも考えて1バイトだけで色データを読み込み、単色だと判定したらその単色パターンをBGテーブルに並べるだけの処理にしてしまえばいい。32バイトが1バイト、更にこれが1フレームでも何百枚単位とあったりするので一気に100~150KB以上は圧縮できることになる。

次に単色のBGパターンを除いて再度グリッド付のフレームを見てみると、

気付きにくいが、16色で描かなくとも8*8ドット当たり2色しかない部分もある。

もちろんこれも大きな圧縮が行える要因であり、4bit * 2色 = 1バイト・モノクロ 8*8ドット = 8バイトなら合計9バイトとなり8*8 16色 = 32バイトから約28%も削減できることになる。これも1フレーム当たり数百枚単位であったりするので50~100KBは圧縮可能。

CPUでこれをAND命令と分岐でデコードすることも可能とはいえその展開処理に当時のCPUでは時間がかかってしまう。

ここで登場するのがメガCD特有の機能。

メガCDには拡大縮小回転機能を実現するグラフィック補助回路(メモリ上のグラフィックをハードウェアで加工するものの、その後メモリ→VRAMに書き込むのはプログラムで自力にやらないといけない)があるのは有名だが、それとは別にモノクロフォントデータをBGに書き出すための補助機能も用意されていたりする。

0bit時の色番と1bit時の色番をレジスタ1バイトに書き込んで、16bitのモノクロデータをレジスタに書き込むだけで、16色 16ドット相当のグラフィックデータにハードウェアで展開してくれる。もちろん、CPUで処理していたら16回ずつANDと分岐に加えて色書込みしなくてはいけないのが、レジスタ3バイト書き込み分だけで済むので圧倒的に処理も早い。

本来ならフォントデータの展開用に用意されていた機能だが、シルフィードではこれを動画圧縮デコーダとして活用していたのだ。

宇宙が舞台ということで背景は黒一色となるところが多い、あっても星を表現するドットだがこれも単色で済んでしまう、またフラットシェーディングのポリゴンということでオブジェクトも単色・2色になるところが多い、そのため1フレームで圧縮できるところは画面の4分の3近くにまで該当し360KB→約100KBまで圧縮できたのだ。まさにデザインの勝利といったところである。

 

実際にはムービーパートでは更に圧縮効率上げるためか4*4ドット単位で見ていたりする。ただし、インゲームの動画は上記の通り8*8ドットのBG単位での処理となる。

また、インゲーム1面・9面の冒頭シーンに関してはグラフィックが細かく2色圧縮が難しいために代わりにフレームレートを7.5fpsと半減させて再生されている。

MSストアにてPC向けの初代Xbox互換タイトルが公式に登場。ただし現時点で描画バグあり。

PC上で初代Xboxタイトルが遊べる新サービスが開始された。

開始時点で対応しているタイトルは以下の4タイトル

  • ブリンクス・ザ・タイムスイーパー
  • コンカー: Live and Reloaded
  • クリムゾンスカイ: High Road To Revenge
  • Fuzion Frenzy(おま国?)

既にXboxコンソールでは初代Xboxの互換機能があったが、このPC向けのXbox互換機能はライセンスが共通(Xbox PlayAnywhwre)なので、既にXboxで購入済みのMSアカウントでログインしていれば再度購入し直さなくともPC版がすぐダウンロード可能となっている。

試しにXboxで購入済みだったコンカーをPCで動かしてみた。ダウンロードはWindows 11標準のXboxアプリから行った。

Xbox互換タイトルということでベタ移植、というかそのまんまオリジナルXbox版を公式エミュレータで動かしているだけで、表示アスペクト比は4:3のみ、フレームレートは上限30fps、操作はコントローラ必須、Xbox実績機能や追加要素とかは一切ありません。ロード時間は圧倒的に短くなっていると思うが、それでもロード画面が全く表示されないわけではなく微妙に待たされるのも今時のゲームを遊んでいると不満を覚える。

グラフィック設定に関しても解像度・垂直同期・アンチエイリアス(MSAA)・AFのオンオフのみしか用意されていません。一応、640*480・アンチエイリアスもないオリジナルXbox版よりは圧倒的に高画質だし、3世代も前のゲームとはいえ解像度が違うだけでも現在の水準でも許容範囲な映像にはなるものの、現時点でPC向けの初代Xbox互換タイトルはXboxコンソールで動かす互換機能と違い描画バグが存在しているのも難。

 

Youtubeに上がっている比較動画

PC向けXbox互換版コンカーの場合、キャラクターにライティングが反映されておらず妙に暗く見えるかなり不自然な描画になっている。

 

互換タイトルとはいえあまりにもベタ移植すぎ、しまいにはXboxコンソール互換でも存在しなかった描画バグまで追加されており、今遊ぼうとは思えない代物ではあるが、今後Xbox 360の互換タイトルもPC向けに解放していくだろうし、それまでに改良して欲しいんだけど、まあこの初代Xbox互換タイトルと同様、360互換タイトルでも結局エミュ使って360版をそっくりそのまま動かすだけなので結局当時の仕様のままだったり、グラフィックもちょっと解像度とフレームレートが上がった程度の改良止まりになってしまうので、互換機能じゃなくてリマスターなりリメイクでネイティブのPC(Steam)版出してよ、という結論に至ってしまう。

こういうのもXboxが苦境に立たされている要因の一つなのかもしれないな。一応は凄い事を実装しているんだけど、実際に使ってみると別の最適化法があるよねという感想にしかならず、労力に見合わないことをしている。

FM TOWNS用レアソフト「ハローキティ あそびのおもちゃばこ」「ぴょこたんの虹の島」

某フリマサイトを確認してみたら、気になるものが出品されていたので急いで購入。

購入したものは富士通が1989年に発売したパソコン「FM TOWNS」用のソフト「ハローキティ あそびのおもちゃばこ」と「ぴょこたんの虹の島」の二本。

何故にこれを購入したかというと、確認した限り某オークションサイトの方ではぴょこたんは過去10年間で1度きりのみ、ハローキティに関しては出品されていた形跡が過去存在しないという激レアな代物だったので購入したんですね。

しかも激レアな割には価格も数千円で出品されていて、使っていないdポイントが溜まっていたので実質的にディスクのみとはいえタダ同然で入手できた。

しかし、ぴょこたんとかフリマサイトだとこの1年間だけで3回も出品されているという。微妙にタイトルが違う(購入した奴も「ぴょこたん」じゃなく「ひょこたん」になっている)状態で登録されていることもあるんで全然検索に引っかかってくれないせいで取り逃してしまうし、第一このフリマサイトはできる限り使いたくはないのだが、ちょっと時間のかかるオークションよりも安値とはいえすぐ処分できるフリマの方が重宝されるのか稀にお宝ものが出てくるのは穴場ではある。

同じくFM TOWNSの超レアソフトである「餓狼伝説スペシャル」も「飢狼伝説スペシャル」とかいうタイトルで出品されたりしないものだろうか。

 

オークションの方だと「文化の保存」と称して高値でも入札していく外人がいるんで、ベラボーな価格になっていた可能性があったので今回入手出来てラッキーだったが、ハッキリ言って価格が釣り上がっていくレアソフトの大半は歴史的とか文化的な価値自体は一切存在しないですからね。何十年の前のゲームとか大して面白いわけでもないのに、本当に単に希少だからという理由だけで価格が上がっていく。

万越えもするものを購入するなら新作ゲームでも買った方が今ゲームを出している会社・団体・個人を支援することに繋がりそれがゲーム文化の保存だと思うし、単純に遊ぶにしても今のゲームの方が面白いんだから遥かに有意義だと思うんですけどね。

しかし、blogでこんなレアソフトがある!なんて書いてたら結局それで存在知った人間が仮に出品された際に価格を釣り上げていくので元も子もないような。

 

話は変わり、今回入手したタイトルの大雑把な概要と一通りのプレイ動画を録画しておいた。

 

「ハローキティ あそびのおもちゃばこ」

1995年に株式会社サンリオから発売されたCD-ROM絵本と称されるソフト。

FM TOWNS版の他、3DO版・68K Mac版・Windows 3.1版が存在するが、Mac・Windows版は割と出回っているもののFM TOWNS版に関してはかなり希少かと思われ、ネット上にも情報が全く出ていないように見受けられる。

キティちゃんのお部屋に遊びに来たお友達(プレイヤー)が、室内の物を触って反応を見たりミニゲームで遊んだりする児童向けマルチメディアソフト。もちろんキティちゃんの声を担当しているのは林原めぐみさん。

ゲームはイラスト当て・じゃんけん・スロット・着せ替えというものが用意されており、児童向けということで難易度は低かったり質素な作りではあるが、じゃんけんは駄菓子屋にあったようなジャンケンマンみたいなノリで遊べる。時折キティちゃんが真顔になり(注:平時からそうです)、マジになってじゃんけんしてくるんで当時これで遊んだ女の子たちはじゃんけん無双してきて全然勝たせてくれないキティちゃんにトラウマを抱えることとなっただろう。

 

「ぴょこたんの虹の島」

1994年に日本システムサプライ株式会社から発売されたパズルアクションRPG。

このみひかるの児童書シリーズ「ぴょこたん」を原作としたゲームで、主人公のぴょこたん・めえこちゃん・おじいさんが虹のにんじんがあるというある島にやってくるが、そこでめえこちゃんが魔王バーモンに連れ去られてしまう。めえこちゃんを救うべく、ぴょこたんが島を探検する。
児童向けのゲームということで難易度がかなり簡単に設定されており、残機制だが最大で20ぴょこたん(?)まで上がるので、よほどのことがない限りゲームオーバーとはならないと思う。

FM TOWNSを使っていた当時、体験版ソフトを多数収録したエキサイティングCDだったかに体験版が入っていて妙に印象深く、製品版をプレイしなかったのは心残りとなっていたが、こうして最後まで通しでプレイできたのは長年つっかえていたものが遂に取り除けた気分となった。

まあ、1時間程度で終わるようなゲームだし、正直ゲームとしては児童向けなのとそもそもの作りが微妙なんで、当時プレイしていたら「これで終わり!?」としか思わなかっただろうし、今遊ぶのもタダ同然だからいいけどプレミア価格で買うことになっていたら絶対にモヤッとしていたでしょうが。

発売元の日本システムサプライ株式会社はファミコン「ぴょこたんの大迷路」の開発(発売元サンソフト)、FM TOWNSではこの虹の島の他に「ぴょこたんのちえあそび絵本」を発売しており、ゲーム内容に関してもファミコン「ぴょこたんの大迷路」とこの「虹の島」でかなり似たミニゲームを収録している。ゲーム版ぴょこたんと所縁のある会社ではあったが、2000年10月に残念ながら倒産してしまっている。

Windows 11で「HOVER」(Windows 95付属ゲーム)を動かす

1995年に発売されたOS「Windows 95」には3D旗取りゲーム「HOVER」が収録さえているが、それを2021年に公開された現在のWindows OS「Windows 11」で動かせるかやってみた。念のため確認しておきますが、番号が少ないほうが新しい年に出たOSです。このままあと70年後までWindowsが続くようなことがあったらどうなるんでしょ?

話を戻して、使用した「HOVER」はFM TOWNS版Windows 95のCD内に収録されていたで、そのままバックアップ用HDDにコピーして起動。

結果は・・・互換設定や外部パッチを用いずとも動かすことができる。不具合に関しても一度サウンド設定を開かないと音楽が鳴らないという問題があるがそれも些細なもので、4レベル目(マップが3つしかなくそれ以降は必要フラッグ数が変わるだけでループする)まで動作確認したがゲーム自体は完璧に動いていることを確認。

マップ上を徘徊し敵ホバーよりも先に指定数のフラッグを回収するゲームなのだが、実はPC/AT フロッピー版Windows 95には収録されておらず、当時家電量販店で展示されているPC上で遊んだのみなんでプレイのコツとか全くわからずグダグダプレイ動画ではあるけど。

 

Windows 11自体は色々と不満のあるOSとはいえ、30年以上前のOS用ソフトですら動かすことができる互換性の高さは伊達にWindowsの名がついているだけあり、Windows最大にして唯一の長所と言えよう。

そしてこれこそがPCゲームにおけるメリットでもある。コンソール機では互換性が切り捨てられることが当たり前だったりするが、PCゲームは5世代前相当のゲームでもこの通りそのまま動いたり、仮に動かないものがあったとしても修正パッチ・Modや仮想環境を駆使すれば動かすことだってできたりする。

 

なお、例外と言えそうなのがDRM付のゲーム、またマイクロソフトがXbox 360を発売していた当時に推し進めていたGame for Windows Live(GfWL)採用タイトル群だろう。GfWLとはWindows用ゲームでもXbox 360のネットワークサービスであるXbox Live!を活用するというサポートプログラムで、Windowsゲームでのプロダクトキーの認証、Xbox実績を解除できたり、オンラインマッチングもこれを経由し一部タイトルはXbox 360版とのクロスプレイにも対応といったメリットを打ち出していたのだが、ゲームとは別にGfWLサービスプログラムをインストールしなくてはならず、採用され始めた当時からゲームの起動にはこのサービスプログラムが動かないといけないのに立ち上がってくれずゲーム自体が遊べないといった不具合が目立っていた。その後、PCゲーム市場のネットワークサービスはSteam販売が主流になる流れで自然であり必然的にトラブルも少ないSteamworksを使用することが当たり前となったが、問題のGfWLはマイクロソフト自身がまたPCからXbox 360に注力していった関係でアップデートが一切なされず、Windows 8以降では更に動作するか怪しくなってきて、最終的にはプロダクトキーの認証サーバーまで停止したため新規にインストールしてプレイすることが不可能となってしまう。

互換性を大事にしているOSを作っている会社が、皮肉なことに互換性を維持できなくさせるサービスを作ったという。

 

GfWL採用だったGTA4・バイオハザード5・バットマンアーカムシリーズ等はビッグタイトルだったこともあり後にGfWLを外した状態で現在でも発売されているが、それ以外のタイトルに関してはサポートが行われずSteamでも販売終了してしまったタイトルが珍しくない。

「Kane and Lynch: Dead Men」とか2021年から販売終了してストアページには「Square Enix has temporarily removed this title from sale to work on some important updates. Please check back soon!」(スクウェア・エニックスは改善アップデートを行うに従い発売を一時停止しています。後ほどご確認ください。)と記述されてからもう5年近く経っているぞ。

スクエニの海外ゲームローカライズレーベルの「SQUARE ENIX EXTREME EDGES」も終了されていることがアナウンスされており、本当にそのアップデートとやらが来ることがあるのか?

「がんばれゴエモン 大集合!」コナミコマンドで隠しゲーム「クライシスフォース」出現

ファミコン・スーパーファミコン・ゲームボーイで発売された横スクロールアクション「がんばれゴエモン」シリーズ13作品を収録したコレクション「がんばれゴエモン 大集合!」

実はお馴染みのコナミコマンドをとある画面で入力するとファミコンの縦スクロールシューティング「クライシスフォース」が遊べる裏技が隠されている。

ファミコンの限界を超えたと謳ったグラフィック、移植ではないファミコン完全オリジナルのシューティング、1991年発売とファミコン末期に発売された希少性から中古品でも万越えの価格がついているプレミアタイトルが、約5,000円かつゴエモンシリーズ13作品までオマケで付いてきて遊べるのはお買い得すぎる。いや、ゴエモンにオマケでクライシスフォースがついてるんだろ。

 

「クライシスフォース」の出現方法は以下の通り

・ゲームメニューで「せってぃんぐ」を開く

・「スタッフクレジット」を「見ちゃう」

・ここでコナミコマンド(上上下下左右左右BA)全開、インド人を右に! 

・「見ちゃう」の上に「クライシスフォース」のボタンが出現

これでわかると思うが、動画で見たほうが分かりやすいという人にも解除動画を用意しておいた

 

富士通の名機FM-7 ビットマップグラフィックデモプログラム 【総原ショック】

富士通が1982年に発売した8ビットパソコン「FM-7」でビットマップグラフィックを行うデモプログラムを作成してみました。

解像度640*200ドット デジタルRGBで・黒という原色8色しかないグラフィックによる総天然ショックならぬ総原ショックをお楽しみください。

Github ページ - FM7BMP

Githubのページより、ReleaseからFM7BMP.d77 フロッピーイメージをダウンロードしてきてそのままフロッピーからブートするだけです。エミュレータ「XM7」 + 互換ROMで動作確認済み。

起動してしばらく待っていると画像が表示されていき、画像が表示されきった後にキーボードをどれか押すとまた別の画像が表示されます。

まあ、やっていることはWebアプリのレトロPC減色ツールで640*200ドット 8色の画像を作成して4bit BMPに変換、自前のツールでバイナリを並び替えただけの物を読みこんでその通りに表示させているだけで、特にFM-7ならではの機能は使用しておらず、同じく640*200ドット 8色のPC-8801・X1・ベーシックマスターレベル3でも全く同じことができるはずなんだけど。

 

サンプル画像

 

FM-7自体は家にあったものの物心ついていた頃には壊れていて起動せず、既にFM TOWNSを触っていたので、TOWNSに比べてFM-7に関しては正直一切思い入れといったものがないけど、エミュレータと互換ROMがあったのと、C言語によるクロスコンパイラが作成されていたのでとりあえず何か作れないかと思ってやってみました。

もうmakeするだけでブートディスクまで一気に作成するクロスコンパイラも出てきているみたいだけど、今回はmalikto999氏の「6809 クロスCコンパイラ」を利用、フロッピーのIPL・ブートローダーには山川機長さんの「Ducky is Back!」のコードを利用させていただきました。

流石に8bit CPUのCコンパイラということで出力されるアセンブラコードもかなり無駄があり、6809 CPUのことは一切わからないけど一目見ただけでも相当コードが長すぎると思ったので、一部標準関数、特にドットを表示させるpset関数をAIの力を借りて最適化してみました。

このクロスCコンパイラはアセンブラソース出力もできC言語コードと出力された6809アセンブラコードをAIに提示して聞いたら、なんと命令数が一気に3~4分の1まで縮小されたコードを出してきました。コンパイラはインラインアセンブラも記述もできるので提示されたコードを該当関数内に埋め込み、その分の高速化と実行ファイルサイズの削減が行いました。一部標準関数しか最適化しませんでしたが、すべての関数を見直す、もっと欲を出せばクロスCコンパイラ自体の改良を加えるといいのかもしれませんが、malikto999氏に連絡がつかないのと、説明書には改変での再配布は禁止する旨が書かれているので、今回使用した最適化版関数コードは開示していません。

Steamポイントショップに「ブルーアーカイブ」Steam Deck / Steam Big Picture 起動ムービーが追加。日本からも入手可能。

透き通るような世界観の学園RPG「ブルーアーカイブ」(ブルアカ)

実は日本ではおま国なもののSteamでも配信されているタイトルなのだが、Steamでゲームなどを購入した際に溜まるポイントを使ってコミュニティアイテムを入手できるSteamポイントショップにSteam版ブルアカのSteam Deck及びSteam Big Pictureの起動ムービーが追加された。入手には3,000ポイント必要で、ゲームとは違い日本からでも入手可能。

ポイントを使い入手したら、Steam Deck / Steam Big Pictureの「設定」から「カスタマイズ」(デスクトップ版Steamクライアントからは不可)を選んで入手した「BLUE ARCHIVE」に切り替えることで、起動時のムービーが変更される。

入手できる起動ムービーのサンプル動画