FM TOWNS / MARTY用新作ゲーム「CELESTE Classic」

富士通が1989年に発売したパソコン「FM TOWNS」用新作ゲームとして、去年「DOOM」を移植したものの、実質FM TOWNS II MA/MX以降用でFM TOWNS全機種で動かせるタイトルではなく、巷では主流(?)の初代機となる灰色FM TOWNSやそれをベースに設計されたFM TOWNS MARTYでは遊べないという問題があったので他のゲームでそれらのスペックでも移植できそうなタイトルを検討していったら仮想ゲーム機エンジン「PICO-8」向けに作られていたフリーゲームCELESTE Classic」ならやれるかなということで移植してみた。

Googleドライブ - CELESTE Classic for FM TOWNS (2022年9月16日更新)

(使用したサウンドドライバ「MSVライブラリ for High-C V2.08」のファイルはSRCフォルダに一緒に同梱しています)

TownsOS V2.1 L31以上用、FM TOWNSエミュレータ津軽」「うんづ」、FM TOWNS MARTY実機でクリアまでできることを確認。

2005年辺りに海外の人がFM TOWNS MARTYで起動するゲーム(?)を作っていたようだけど、それ以来誰もMARTY用にはゲームを作っていないと思うので多分約17年ぶりに出たFM TOWNS MARTY対応ゲームかな。

 

毎日チマチマ移植作業をやっていって1か月くらい(時間かけすぎとか言わない)かけてとりあえず完成。SDL移植(Windows・3DS用、その派生でVita・PS3用)とかGBA移植とかSwitch移植とかネイティブ移植じゃない3DS・Switch向けのプチコン SmileBASIC版とか、DOOMと同じように有志移植が割とあるタイトルだが、プチコンを除くC言語移植は浮動小数点演算で計算されていたり音源がストリーミング再生だったりでソースコードをそのまま持ってきて移植はできなかったんで、PICO-8の内部計算が16.16計算の固定小数点演算なのでTOWNS版も同じく固定小数点演算となるコードにしたり、流石に元の尖った音色と一緒とはできず柔らかい音色となってしまうが矩形波三角波・鋸波・ホワイトノイズに近い波形をFM音源で作って鳴らすとか工夫することとした。

エミュレータ津軽」上では表示が問題なかったのにFM TOWNS MARTY実機上で動かしたところ、何故か主人公の髪の毛の表示がおかしかったり吹雪がすべて2ドット分の大きさで表示されてしまうという不具合が発生してしまった(MARTY実機で録画した上の動画参考)。とりあえず、実際にゲームクリアまで行けることは確認はしたのでこれで実行ファイルやソースコードを公開しておくが、エミュレータの問題かMARTYの問題か確認して、他にもある問題点と合わせて修復するかもしれない。(吹雪が2ドットとなる問題は津軽のスプライト縮小アルゴリズムの問題で、エミュレータ側で実機と同じアルゴリズムとなるアップデートが適用されたのを確認し、2022年9月14日版で修正。)

それと、サウンドドライバとしてVectorに置いてあった「MSV ライブラリ V2.08」を使用したのですが、どうもバグがありそうでBGMのテンポが乱れたり効果音の多重音声ができない、といった不具合があったのでどなかた既に閉鎖済みの公式サイトで配布されていた最終版(V2.08)のファイルをお持ちって方がいれば教えてください

上のスクリーンショットエミュレータ津軽」上で撮影したもの。

 

TownsOSがインストールされたHDDを接続しているTOWNS機なら、任意の場所にゲームファイル群を入れてCELESTE.EXPを実行すればいいだけだけど、FM TOWNS MARTY 実機などでフロッピーからブートして動かしたいという人向けの解説。

まずはTownsOS V2.1 L31以降のCDからブート(以下の解説ではV2.1 L51を使用)

TownsOSが起動したら一番上にあるメニューから「ディスク」を選んでその中の「初期化」を実行

フロッピーディスクをドライブにセットし、「システムの複写」は「する」、「ディスクの種類」は「1.2MB[2HD]」、「ディスクの名前」は任意(自分はCELESTEとした)、で設定して「実行」ボタンをクリック。フォーマットと起動ディスクの作成が始まる。

起動ディスクの作成が終わったら、「ドライブ選択」からフロッピーディスクドライブを開いて表示されたウィンドウの右上角の水色のボタンを押して「ファイル」を選択、ファイル一覧が開くのでそこにSRCフォルダ・CELESTE.DOC・CELESTE.ICNを除く全ファイルをコピーする。間違っていなければ上のスクリーンショットのようになるはずだ(PICO8.PMBというのが入っているのがテスト版で作っていた残骸を間違って入れただけなので無視して)。

最後にTownsOS上のアイコンで「テキスト編集」というプログラムを実行し、フロッピーディスクドライブ上のAUTOEXEC.BATを開く、「:EXIT」の次の行に

「RUN386 CELESTE」

という行を追加して上のメニューから「ファイル」を開き「同名保存」を押してファイルを更新する。

あとはこのフロッピーからブートすればCELESTE Classicが立ち上がるはずだ。

 

 

 

元が8bit風仮想ゲーム機ということで見た目的には派手さはなく地味な画面かもしれないが、FM TOWNS用に移植する際は結構トンチな表示方法をしている。

 

PICO-8の画面は解像度128*128 16色 30fpsというスペックで、過去に書いた記事のとおりTOWNSのスプライト性能は60fpsを維持するのに16*16サイズのスプライトを(初期型で)最大227枚まで表示可能で、PICO-8の30fpsを基準とするなら切りのいい448枚くらいまではフレームレートを維持して表示することができるのでキャラクターや細かいオブジェクトのみならず背景スクロール・地形・舞い散る雪を含めてすべてスプライトで表示している。一部シーンで448枚を超えるシーンが発生するがその場合は背景スクロールの一部が非表示となって448枚に収まるようにしている。背景が単色なのであまり目立たないようにはなっている。固定されている地形だけでもビットマップ面に表示すれば?と思うだろうが忘れちゃいけない、TOWNSはスプライト・ビットマップ面の表示優先順位が固定となっているので、それで表示しようとすると今度は背景スクロールが難しくなる。

TOWNSのスプライト面の解像度自体は256*256と十分なものの、単純に元の128*128ドットの絵を2倍拡大して256*256相当に置き換えて表示してしまうと、FM TOWNSの31KHz画面モード時の実解像度が640*480ドットな関係で小さく画面上に表示されてしまったり、CRTCの機能で2倍拡大して表示すると縦512ドット相当となって実解像度の480ドットをはみ出して実質240ドット分しか表示されない。

そこで、TOWNSのスプライト機能の一つである1/2限定の縮小表示機能を使って1スプライトを8*8ドット相当にし、解像度はPICO-8版と一緒の128*128、それを3倍拡大して384*384相当にして640*480の画面上の中央当たりに表示している。これでもまだ黒縁部分の領域が広い画面となってしまうが、256*256の画面をそのまま等倍で表示するよりは1.5倍ほど大きくなる。

 

ビットマップ面に関しては二段ダッシュが可能となるオーブが出現する大箱を開いた際のフラッシュ演出で背景色が変わるところでしか使っていない。ビットマップ面に関しても解像度は128*128ではなく実際は16倍拡大されており実質16*16。単色なので解像度はどんなに低くても問題ないし、第一128*128の範囲に固定値を出力するだけの操作でも、386 16MHz 3ウェイト / 386SX 0ウェイト程度のCPU能力ではこの程度のことでも30fpsを維持できないほど非力。解像度を下げることは必須となる。

 

Steam版「Disco Elysium」(ディスコエリジウム)が正式日本語対応

テーブルトークRPGをベースとしたゲームシステムで、記憶喪失となったある男となり殺人事件を解決するロールプレイングゲーム「Disco Elysium」のSteam版に日本語字幕が追加されるアップデートが配信されている。

8月25日の日本Switch/PS4版発売に合わせてSteam版も日本語対応が行われると公式アナウンスがあったものの予定日の25日になってもアップデートが配信されず、その日の夜中にようやく配信が行われたと思ったら更新から数時間後なんと日本語が削除されるという再アップデートが配信されどこかの会社から横やりがあったのかと心配されたが、26日未明にまた日本語アップデートが再配信が行われた。

アップデートを適用しても日本語にならない場合はオプションから「Language」(言語)という項目を選んでその中の「日本語」を選択すれば表示されるはずだ。

なお、フォントの表示が重なってしまうなど見づらい場合は言語切替設定があった場所の下にある「Dyslexic Font」という項目のチェックを外そう。フォントが明朝体となり整列されて表示されるようになる(下のスクリーンショットはこの設定に気づかず「Dyslexic Font」にチェックを入れたまま撮ったもの)。

 

Steam版「Marvel's Spider-man Remasterd」が配信開始。もちろん日本語、レイトレーシング、爆速ロード時間対応

長らくPlayStation独占タイトルとなっていたアメコミ「スパイダーマン」を原作としたオープンワールドアクションゲーム「Marvel's Spider-man Remasterd」がSteamでも配信が開始された。価格は定価5,900円。日本語音声・日本語字幕対応。

恋人であるMJと別れてから半年後、宿敵であったフィスク(キングピン)を遂に捕らえることができたスパイダーマンだったが、フィスクの勢力を埋めるかのように仮面を被る謎の武装集団「デーモン」といった新たな勢力も現れ休む間もなくニューヨークを守るため活動を行う。

糸を建築物に飛ばして振り子のようにぶら下がって摩天楼の間を高速移動を行うウェブ・スイングによる移動の気持ちよさ、ボタン連打や長押しによる簡単操作による格闘攻撃のみならず各種ガジェットも活用する爽快感溢れる戦闘シーン、広いニューヨークの至る所に隠された小ネタの数々、とオリジナルの時点で高い評価を受けた名作で、Steamにおいても現時点で「圧倒的に好評」のユーザーレビューを受けているほど。

 

元はPS4のゲームだが、副題からも分かる通り今回のPC移植に関しては後に移植されたPS5版をベースとしたものとなっている。

DLC全3部作「摩天楼は眠らない」については最初から収録されており、グラフィック関係についても4K解像度・ウルトラワイド・高フレームレート化(PS4版は上限30fps)といった基本的なものだけでなく、反射表現のみとはいえレイトレーシング描画に対応

下の画像はレイトレーシング設定を無効(左側)・有効(右側)時の比較画像・レイトレーシング設定以外はすべて最高設定・解像度1080pとなる。

レイトレーシング設定無効時には疑似的な環境マッピングが貼り付けられそのマッピング自体も荒いが、有効にすると画面外のオブジェクトも正確に描画される鏡面効果が表れまだノイズ状ではあるが荒さも軽減される。難点は車体にもレイトレーシング反射が反映されるものの反射が強すぎる感があり、自分のPC環境の問題(一応ビデオドライバは最新版適用済み)か一部箇所でブロックノイズが発生し全くオブジェクトが描画されないバグが発生する。

 

なお、負荷によってレンダリング解像度をゲーム中に可変される動的解像度スケーリング設定がデフォルトで有効化されているようなので、ゲームをプレイしていて妙にフレームレートが安定しなかったり特定シーンの画質が低下する様に見受けられる場合はオフに切り替えて試してみたほうがいい。

 

グラフィック以上に驚いたのがロード時間が本当に爆速な点。PC環境や誤差にもよるだろうがゲームを立ち上げてからスパイダーマンを実際に操作できるようになるまで10秒もかからない

実際にどれほど爆速なのかわかりやすく動画にしてみた。ランチャーから起動していることを証明するためウィンドウモード設定にしているが、PC環境はCore i5 12600、メモリ 16GB・GeForce RTX 3060 T・、PCI-E Gen4 SSDへインストール、各メーカーロゴをスキップするためにボタンを連打してゲーム画面が表示されるまでに8~9秒程度しかかかっていない。

Valveの携帯PCゲーム機「Steam Deck」が日本でも予約可能に

PCゲーム配信サイト「Steam」を運営するValveが開発した携帯PCゲーム機「Steam Deck」が遂に日本からも予約が開始された。

Steam Deck 予約 – Steam Deck

販売代理店は日本でのSteam円決済システムを構築したデジカが立ち上げた会社でValve Indexの販売代理店も行っているKomodoが担当している。

Valveの本国公式サイトとは別の会社表記・URLということで疑う人もいるかもしれないが、Valveからもアナウンスがあるので正式なもので間違いない。

流通プロセスの迅速化などの関係か予約を行うと1,000円の前払い予約金が発生し、在庫が確保された時点で予約者にまた購入案内メールが送られ、72時間以内に案内に沿って予約金が差し引かれた商品代金を支払うことで本購入となっている点に注意。72時間以内に本購入手続きを行わないと予約はキャンセルという形になるようで次の予約者に在庫が回ってしまう、また日本国内向けの在庫は2022年後半ということなので忘れたころになってメールが届いていることもありうる。

 

Steam Deckはサイズ298mm x 117mm x 49mm、重量は約669グラムとNintendo Switchと比べても二回りほど大きく現代に蘇ったゲームギアAtari Lynxといって差し支えない携帯機(?)で、その分性能はそこそこ高くValveとAMDの共同開発によるAPU(SoC)と16GB DDR5メモリを搭載し、価格帯によって異なる64GB eMMC・256GB SSD・512GB SSDのストレージ、LinuxをベースにWindows用アプリを動かす互換レイヤーを載せた独自のOS「SteamOS」を起動させてSteamにあるゲームを動かす。わかりやすく言えば演算性能・ストレージ読み込み速度はPS4の4倍以上、グラフィック性能は同等かやや上といったところ。ゲーム機のようだが実態はパソコンそのものでOSがWindowsアプリを動かせるようにしている関係上Steam上のゲームのみならずWindows用アプリであれば動かすことは可能となっているが、SteamOS自体の互換性やMicrosoftストア上のアプリやDRMなどの影響が原因で動かないといった場合にはWindows 10・11用のドライバも提供されているためWindowsのライセンスキーがあれば代わりにWindowsをインストールすることも可能。

同じ携帯できるという観点からNintendo Switchと比較する人が多数見受けられるが、大きな違いとして前述のとおり性能に差がある関係で現時点でNintendo Switchでは遊べないエルデンリング・Stray・Ghostwire Tokyo・デスストラクティング・GTA5といったスペックの要求されるタイトルや、PS独占タイトルのGod of Warや今後発売予定のMarvel's Spider-man、Xbox独占タイトルのForza HorizonシリーズといったPC版が出ている新しめのタイトルもSteam Deck上で動作することが確認されている。

それなりの性能を兼ね備えながら持ち運びが可能というアドバンテージがあるものの、その分ややバッテリー寿命は短く(1時間半~2時間)、現在円安の影響もあって割高な価格設定となってしまっている。

本国価格では64GB eMMCモデルが399ドル、256GB SSDモデルが529ドル、512GB SSDモデルが649ドルだったのに対して、日本ではそれぞれ59,980円・79,800円、99,800円という価格設定。一般的なゲーム機では現在でも海外・日本価格は1ドル=100円レート相当になっているハードが多く、ゲーム機というとその価格設定を連想するためそれらに比べると1.5倍近く高く感じる。

また一番価格の低いモデルは64GB eMMCという容量の少なさや読み込み速度が問題で、購入したとしても大きめのゲームを購入してしまうと内部ストレージにインストールすることすら不可能だったりロード時間が長めになってしまう恐れもある。Micro SDカードを差し込んでストレージ容量も拡張することも可能ではあるが、もちろん読み込み速度に不安があり快適にゲームを遊ぶことができない恐れがあるので、実質256GB・512GBモデルのみが購入対象となるだろう。

それなりなスペックがあるといっても流石にPS5やXbox Series S/Xには及ばず、正直これに8万円以上も出すくらいならもう少しお金を貯めて15万以上のデスクトップPCを買った方が快適にPCゲームライフを送ることができるはずだ。

あくまでも既にPCを持っていてサブ機として持ちたいSteam・PCガジェットオタク向けのアイテムでPCゲーム初心者にはお勧めはしない。

私ですか?もちろん最上位モデルを予約しましたよ、ええ。

 

FM TOWNS マーティー 修理・メンテナンス

3万円のゲーム機を買いました。え?ということは、Nintendo SwitchXbox Series S?・・・と皆さんお思いでしょう?正解は・・・

 

 

そう、皆さんお馴染みのFM TOWNS MARTYだ!マーティーにチャンネルを合わせろ!

 

 

 

 

いや、なんだよそれ!知らねぇよ!と総ツッコミが入りそうなので簡単に説明すると、富士通が1993年に発売した家庭用ゲーム機だ。
当時富士通が開発に成功したPC画面をテレビ画面へと出力するダウンスキャンコンバータLSIを生かした商品が作れないかと、1989年に発売したパソコン「FM TOWNS」をベースにして設計して販売・・・そう特に明確な戦略があったわけではない、打倒!任天堂!だとかこれからはリビングを占領した媒体が世の中を制する!とかそんな理由ですらない、なにか部品作れたからとりあえずその部品使った別の商品を作ろう、というとんでもないフワッフワな理由でこの世に生み出されてしまった代物だ。どん判金ドブ。
見た目的にも用途的にもゲーム機だし購入者もほぼゲーム専用で買ったであろう機種だろうが、御堅い富士通としてはおもちゃである家庭用ゲーム機という製品を発売するのはプライドが許さん!ということなのか(あと後述の値段設定から)あくまでも「マルチメディア機」というやっぱりフワッフワなよくわからない製品カテゴリーで発売して、「あんぱんまん」や当時NHK教育でやっていた幼児向け英語版番組を題材にした教育ソフトを出して子供の知育にも使えます!と宣伝していたのだが、果たして子供の知育として買い与えた親御さんがどれほどいたことだろうか?
スペックとしては初代FM TOWNS相当で拡張性を削ったものといっていい。CPUには内部32bit外部16bitバスの386SX 16MHz、メモリは2MB、等速CDドライブ、フロッピードライブ1機でメモリやHDDの増設不可で、初代FM TOWNSはCPUに32bitバスの386DX 16MHzを使用していて速度が低下していそうだがメモリウェイトが3ウェイトもあり、逆にマーティーではメモリをノーウェイトで動作させていて386DX 3ウェイトと386SX ノーウェイトはほぼ同等の速度。FM TOWNSのグラフィック部分の性能についてはこのblogで過去書いた記事「FM TOWNSプログラミングにおける0.5ドットスクロール & アスペクト比変更テクニック」でゲームに関わるところはわかるはずだ。メモリ2MBはセガサターンPlayStation3DOと同等だが実際はTownsOS(MS-DOS・TBIOS・RUN386)が常駐するので使用できる容量はそれより低い、初代TOWNSがスプライト227枚/1フレームだったのに対し、マーティーは239枚/1フレーム(自作スプライトベンチマークで計測)とわずかに強化されているものの、結論を言うとFM TOWNSのグラフィック性能は古典的なアクションゲームや横スクロールシューティングゲームに向いていない、なのになんでそれベースのゲーム機を作っちゃう!
時折、世界初の32bitゲーム機みたいな紹介をしているところもありますけど、外部16bit CPUなんだから16bitゲーム機だと思うんですよね。これが32bitゲーム機ならメガドライブの68000もレジスタ部分が32bitだから32bitゲーム機にならないとおかしい。
音源はFM音源6chのYM2612(マーティーに搭載されているのはCMOS版のYM3438)と64KB波形メモリを備えたPCM音源8chのRF5C68A(こちらも別型番の同等チップ)、それにCD-DAによる直接再生。メガドライブ+メガCDからPSG音源部分を除いたものといっていい。音源チップの性能とは別に、アナログ回路の設計が悪いのかテレビ出力となるRCA端子からのステレオ音声はあまり音質がよろしくない(本体前面にあるヘッドホンのミニジャック出力はまだマシ)。
そして価格は定価98,000円(税抜)
え!?と思われるかもしれませんが、間違えていません、定価約10万円です。いくら拡張性削ったり廉価版のCPU使ったところでベースは高製造コストのパソコン、当時からゲーム機では当たり前の俗に言う「逆ザヤ」をするにも限度があったんでしょうね。その後、本体色を灰色にした廉価版も登場したがそれでも約6.6万円です。※追記:oh! FM TOWNS 1996年2月号(最終巻)によるとこの10万円という価格設定でも赤字覚悟だったようだ。
価格帯的にはもうパソコンなんだけど、メモリやHDD増設不可・プリンタも接続不可・テレビ画面出力で高解像度表示が見づらいというのが災いしてパソコン的な使い方をするのは諦めざるほかない。えぇ・・・
サターンやPSはもちろんのこと、パッとしなかった3DO、それどころかアーケードライクなゲームだと色数が多い以外はスーパーファミコンメガドライブにすら劣りそうな性能です。にも関わらずそれらよりも2倍以上の価格差。
せめてCPU 486SX 33MHz、メモリ4MB、倍速CDドライブ、スプライト表示性能 280枚/1フレーム程度とFM TOWNS II MA並みの性能を持っていたら3DOくらいまでなら対抗できそうではあるが、そこまで性能向上すると更にコストアップで15~20万円になってしまうし本家TOWNSを買わせた方がいい、そこまでしても4~5万円のサターン・PSに勝てないという本末転倒な話になってしまう。
ここまでの説明でも産業廃棄物レベルの商品でしかないな(こんなもん初めて聞いたし)、とわかるだろうがもちろん売れなかった。総販売台数4.5万台。世界一売れなかったゲーム機ピピンアットマーク(これまたパソコンベース)についでの低さ。中途半端に二位なのと日本市場限定ということでゲーム機ワースト売り上げランキングでも(不名誉な紹介の仕方ではあるが)取り上げられることもなく更に知名度を低くしている。

 

肝心のソフトにしても、一応はマーティー発売時に既に出ていたFM TOWNS用の300~400以上もの豊富なパソコンソフトが使えるというのを売りにできそう(できない)なのだが、FM TOWNSなんてキラータイトルとなるようなゲームに恵まれていたパソコンでもないし「一応FM TOWNSシリーズの実機にも関わらずTOWNSソフトの互換性・対応ソフト数はエミュレータよりも低い」とかいう意味不明な機種なのだ。
386 CPU・メモリ2MB・フロッピードライブ1機・HDD増設不可という仕様で、TOWNS末期に発売された486 CPU・メモリ4~8MB・HDD必須タイトル(スーパーストリートファイター2サムライスピリッツシムシティ 2000・ウイングコマンダー2・テーマパーク等)は全く動いてくれない。
CPUの386SXが24bitメモリアドレスだったせいかオリジナルFM TOWNSに搭載された完全32bitの386DXとはメモリマップに差異があり、一応マーティーのROM内に内蔵しているDOSエクステンダがセグメント設定をしてこのメモリマップの差異を解消するはずだが、ご丁寧にアプリ側で直接設定をしたりしていたらもちろん正常に起動しない。
動くタイトルにしても元々解像度640*480だったRGB出力のPC画面を解像度320~640*224程度の当時のアナログテレビ画面に出力する、技術的にも枯れていない最初期のダウンスキャンコンバートでぼやけて眠たい画質。流石にメガドライブよりはマシだけど、PCエンジンスーファミ・サターン・PSの方が元からソフトがローレゾのコンポジット出力を前提に作成されているということもあって綺麗に見える。おそらくマーティーを購入したユーザーの中で家庭用ゲームでは遊べないからという理由で買ったエロゲーにしても、高解像度での画面表示が普通だったので細かい文字が潰れて読みにくい状態になっていたであろう。
画面の解像度が低いという問題以外にも画面表示そのものが変なタイトル(チェイスH.Q.など)すら存在する。

FM TOWNSマーティーで「チェイスH.Q.」を動かした例。画面表示がズレて途切れて映ったり(オプションで画面表示モードを切り替えれば一応直る)、空や道路奥に色化けしたラインが出る。

 

FM TOWNSエミュレータ津軽」でのチェイスH.Q.動作例。もちろん、こちらの方が本来のFM TOWNSに近い画面表示。エミュレータのほうが再現性高いとはどういうこと・・・

 

 

マーティーでの動作検証が行われたタイトルに関してはマーティー対応という表記が与えられるのだが、マーティーでの動作が保証できないということでそれに絞ってタイトルを選んでいったら売りになりそう(ならない)だったTOWNSのソフト資源がそのまま使えるという利点が無くなる。
どうしても今からタウンズソフトで遊びたいタイトルがあるならマーティーを買わないで、互換BIOSも出ていて実機がなくとも無料で利用できるエミュレータを利用したほうが断然快適・コストも掛からない・そもそも動かないといったトラブルも少なく遊ぶことができます。
タウンズヘビーユーザーだった自分が言うんだから間違いない。

でも何故かこの機種、海外の人にはTOWNSシリーズ機の中でも人気が高いんですよね。
そのせいで微妙なプレミア価格がついていて、今回購入したマーティーにしても動作保証なしで冒頭にも書いた3万円もしました。最新ゲーム機のXbox Series Sが買えます。そちらのほうが遊べるゲームも多いです。
ちゃんと動作保証されているとかメンテナンス済みだったりしたら5~7万円でも不思議じゃないです。
海外のFM TOWNS解説動画を見ていて、『「津軽」(エミュレータ)は高スペックPCじゃないと満足に動かない』という説明がされてて「え!?」と驚きましたよ。
5~7万円もあったらそのPCが買えるのに。海外の人が考えることはよくわかりません。

 

色々とボロクソに言ってしまい、もしかしたらいるかもしれないマーティー信者の人に不快な思いをさせたかもしれないが、FM TOWNS 2F・FM TOWNS II MXユーザーだった自分には思い入れがある機種ではなく、TOWNSの歴史的なソフトで思いつくのが後期に出てきたマシンパワーが必要な商用・フリーゲームだったり3DCG作成ソフトのEASTRAYだったりが浮かんでそれらはマーティーじゃ動かなかったりする、動くタイトルにしてもRGB出力のクッキリとした映像がTOWNSの画質だった記憶しかないんでボヤけた映像の時点で偽物という認識しかできず、思い出補正とか抜きで純粋にこの機種に関する評価を行おうとするなら上記のような文になってしまうんですね。こんなマシンだからこそ「マーティーの法則」(売れる可能性のない物は売れない)と揶揄されたりするんですよ。

 

じゃあなんでそんなもんお前は買ったんだ、とまたツッコまれそうですがオークション見ていてつい魔が差してしまったのと、エミュレータではFM TOWNS用に開発したデモソフトが動いていますが実機検証を行っておらず、エミュレータと実機TOWNSで出るであろう挙動差異についてはマーティーでも検証可能だと推測、ついでにマーティーという機種そのものの動作確認、あとは遊ぶことそのものじゃなくてメンテナンスすること自体が目的なんですね。デスクトップTOWNSだと逆にメンテナンスしづらくてそれ自体を目的にするのは逆にかなり苦痛なんで。
FM TOWNSシリーズ機の中でもまだメンテナンス性はマシな方ではあるんですが、なんだかんだでそこそこメンテナンス難易度は高いと思います。最低限、メガCDの修理はできないとおそらく無理。サービスマニュアルが流出しているメガCDなら断線した故障もなんとかなりますけど、マーティーはそういったものがないんで自分でパターンを追って断線箇所を見つけるなりしないといけませんし、シールド板があるぶん分解手順も手間が入ります。コンデンサの数そのものは少ないんですけど、ランドが狭いんでコンデンサを取り外す際に剝がれやすいのも苦労する。

 

ということで詳細な分解方法の解説をどうぞ。ネジの数が多く、場所によっては長さが違ったりするので無くしたり間違った場所に取り付けないよう注意して、取り外したネジは長さ毎に別々の入れ物に入れとくなりして管理しときましょう。

コンデンサのリストはこのサイトに載っているので参考にするとよい。

本体をひっくり返し、上画像の赤く丸で囲んだ裏側のネジ5か所を取り外す。

 

上ケースをCDドライブ側から斜めに持ち上げていけば簡単に取り外せる。ケースが外れて、電源ユニット、CDドライブ、フロッピードライブが見えたら、とりあえず電源ユニットを取り外そう。上画像の赤く丸で囲った4か所のネジ、蒼い丸にある結束バンドを切って電源ケーブルマザーボードから引き抜けば取り外せる。

他のサイトでもCDが認識しない、画面が乱れるということで電源ユニットのコンデンサを交換したら直ったという報告が上がっているが、自分が入手したマーティー個体も電源ユニットの180uf 200Vを除いた全コンデンサが液漏れを起こしていた。マーティーには2種類の電源ユニットが存在するようだが、おそらくEasternと呼ばれる型で日本ケミコン製のコンデンサを使用している電源ユニットだったらまず間違いなくメンテナンスが必須になるはずだ。

交換する際の注意点として、液漏れが激しいので腐食を避けるためにもコンデンサを取り外したら基板の裏表両方をアルコールでよく洗浄する、直径が8mmのものでないとサイズが合わないので太いものを購入しないように気を付けよう。120ufがなかったので代わりにルビコンZLH 100uf 35Vを使用、容量の少ない1ufと4.7ufに関しては電解コンデンサではなくセラミックコンデンサで代用したが特に問題なく動いている。

 

電源ユニットのメンテナンスが終わったらお次はフロッピーディスクドライブ。

こちらもディスクを回転させる軸の駆動にゴムベルトを使用していることが原因で、劣化によってベルトが切れてフロッピーが読み込めなくなる故障が必ずと言っていいほど発生する。

フロッピードライブのマーティー本体手前側にある2か所のネジを取り外し、フラットケーブルをドライブから抜いてネジ側から斜めに持ち上げるようにすれば本体から取り外せるはずだ。

案の定切れていたゴムベルト。新しいゴムベルトを取り付けるには、上画像の赤く囲った6か所のネジを外し、軸側の回転を検知するセンサー(?)がある基板側をしならせてセンサーを軸から外す。しならせ過ぎて基板を痛めさせてしまったり、センサーを壊さないように注意しよう。

古いゴムベルトを除去する際は、軸受け二か所の溝にもへばりついたままとなっているので、先端のとがったピンセントなどでよく除去しアルコールで拭いてから新しいゴムベルトを取り付けるようにしよう。MSX用として売られているものが交換品で使えるようで自分は「Panasonic DFWV75C0009互換品」という商品名のものを購入した。

新しいゴムベルトを取り付けた例。また、ケーブルコネクタ・モーターがある側面の220ufコンデンサが液漏れを起こしていたので(液漏れしてなくともだが)これも交換済み。

今度はCDドライブ。アース線のネジ(電源ケーブル近く)とフェライトコア付き(ネジ止めされているのでもちろん外す)の黄色いケーブルを引っこ抜き、CDドライブそのものはネジ止めされておらず振動防止のゴム穴に差し込まれているだけなのでそのまま持ち上げれば取り外せる。

このままだとピックアップユニット下側にあるコンデンサやレールのグリスアップが行えないのでピックアップユニットを取り外す。

フラットケーブルのラッチを外し、

上画像の黄色で囲った4か所の半田を綺麗に吸い取って赤く囲ったネジ3か所を取り外す。まだフラットケーブルを外しているわけではなく落ちた勢いでレンズが破損するのも避けるため慎重にピックアップユニットを持ち上げて動かし、フラットケーブルが引き抜きやすいところまでずらしたらフラットケーブルを外す。

CDドライブ基板。ここのコンデンサも高さ制限があり、C4の100uf、C14・C15の47ufは高さ5mmでないと収まらない可能性がある。100ufに関してはルビコンMH5があったが47ufに関してはなかったので高さ11mmのものを基板外側に向かって倒して収めた。

交換中に違和感を感じて念のため黒いカバーを外したらまだ4個コンデンサがあるのを発見。しかもC19の22ufが液漏れ起こしていそうだったので気づいてよかった。このカバー、接着剤でしっかり固定されてしまっているので取り外す際は基板を傷めないよう注意。プラスチック製のヘラを差し込んでで少しずつ剝がしていこう。

電源ユニットと同じように容量の少ない1uf・4.7uf部に関してはセラミックコンデンサを使用しているが特に問題はない。

CDピックアップユニットのレールもグリスがかなり硬化していたようなので、古いグリスを清掃後タミヤセラミックグリスを散布し直しておいた。

コンデンサの交換とグリスアップが終わったらピックアップユニットのフラットケーブルを差し込み直して(どこまで差し込むかはラッチを外した際の画像を参考に)ラッチで固定、基板にユニットを差し込んでネジ止めと半田の盛り直しを行えば完了。

 

最後はマザーボード。シールド板で隠れているのでそれを取り外していこう。

まずはビデオ端子がある本体裏側の黒い3つのネジを外す。

赤で囲った長いネジ8か所、蒼で囲ったネジ10~11か所を外していきシールド板を持ち上げる。

マザーボードが見えたら上画像で赤く囲った4か所のネジを外し、ビデオ端子やミニジャックで引っかかるがうまく逸らすように斜めに持ち上げて本体ケース下側とマザーボード・シールド板下側を分離させる。

 

最後にパッド・マウスポート側4か所とキーボード側2か所の細長いネジを外せばマザーボードとシールド板下側の分離も完了。

 

取り外したマザーボード。YM3438電源ライン用のC22 470ufコンデンサが液漏れしていることを確認。ここも液漏れ報告が多い箇所なので音声が聞こえなかったりノイズが多い場合は確認したほうがいい。また、液漏れの影響なのかM14 LSI(これがダウンスキャンコンバートLSI?)のピンが若干緑っぽく変色していた。

コンデンサ・日付時計用の時計ボタン電池をソケット化(CR2430)・M14 LSIのリフローで変色を除去。

容量の少ないC8とC32はセラミックコンデンサを使用、C15・C16・C17・C18・C26・C27・C170・C171はオーディオ用のカップリングコンデンサと思われるので手ごろなサイズがこれしかなかったというのもあって音響用を使用。

CDドライブ部分と同じく、C30・C31・C170・C171を除いてシールド板がある関係上コンデンサの高さが11mmだと倒さないと収まらないのでそれ以下のサイズの物を用意する、C26・C27もやや手前側に倒しておかないと入らない可能性があることに注意しよう。

コンデンサ取り付け後はシールド板を載せてみて確認。かなりギリギリとなっていた。

一通りメンテナンスが完了したら再び組み立て直して完成。

本体ケースやパッドも3日ほどワイドハイター漬け(金属を腐食させる可能性があるのでボタンや開封部分バネは分解して取っておくこと)しておいた。最初の写真と比べてもやや黄ばみは減ったかな。

 

 

それではフルメンテナンスの結果どうなったかというと・・・

 

無事動作

電源の投入、日付時刻の保持、78分の音楽CDの再生、オマケでついてきた「キッドピクスJr.」のCDを起動、フロッピーに書き込んだフリーゲームの「VSGP」と「パニックボール2」の起動、自作のスプライトベンチマークデモが動くことを確認。コンポジット・S端子出力、ステレオ音声出力も問題ない。

 

動画にも収めてみた。

マーティーのブート画面からフロッピーディスクを挿入すると、自動的にフロッピーに書き込まれた「VSGP」やスプライトベンチマークが立ち上がってくれる。

 

豆知識として起動時にCD・フロッピーを両方入れているとCDからのブートが優先されるが、パッドのBボタンを押しっぱなしで起動すればフロッピーからの起動優先順位となる。わざわざCD蓋を開け閉めする(その逆も)のが面倒なマーティーユーザーは覚えておいて損はない。

Steamサマーセールが開催、地獄のミニゲームも開催

PCゲーム配信サイトSteamにてこの時期恒例の大規模セール「Steam サマーセール」が日本時間7月8日午前2時まで開催中。

いつものように数が多すぎるので紹介はあまりしないが、無人となった渋谷を舞台に悪霊退治を行うオープンワールドFPS「Ghostwire: Tokyo」が50%オフ(最安値)、アイドルマスター各4タイトルのアイドルたちをプロデュースしていく育成ゲーム「アイドルマスタースターリットシーズン」が40%オフ(最安値)、とあるミームがネット上で話題となりSteamのJRPG売り上げランキングでも一時1位まで浮上した「FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster」が50%オフ、1930年代アメリカを舞台にマフィアの抗争に巻き込まれ自身もマフィアの世界に踏み入れる名作クライムアクションのリメイク「Mafia: Definitive Edition」60%オフ(最安値)、8月25日に日本語コンソール版発売と同じくSteam版も日本語対応がアナウンスされたテーブルトークのようなシステムが特徴のRPG「Disco Elysium - The Final Cut」が65%オフ(最安値)など。

 

また、セールと同時にミニゲームに開催されており、未来からやってきたというタイムトラベラーが用意した(という設定の)ゲームをSteamストア上から見つける毎に25XPもらえるSteamバッジとSteamプロフィールで使えるアバター、全10個のゲームを見つけるとかなりサイケなスペシャルプロフィールがもらえるというイベントなのだが、正直言って最悪なくらい糞。

ヒントを元にページの上部にあるゲームジャンルカテゴリを切り替えて表示された特徴どれかもしくは売上ランキングから割引率は50%、元値はCl.0R、セール価格はTH.4Xとなっている架空のゲームを探せばいいのだけど、ヒントそのものがかなり曖昧でどのジャンルのことを指しているのか相当分かりにくく、本当にSteamで配信されているようなそれっぽいタイトルとバナー画像をつけられているんでよく見ていかないと気付かずに流してしまう。

「受動的冒険」というから読み進めていくだけのノベルゲーム?と思いきやパズル。冒険をつけるジャンルとは思えないんですけど。

何が「たぶん大丈夫」だ!10秒くらい見ても「この中にはなかったな、次にい・・・あれ?」となって全然大丈夫じゃなかたったぞ!

またバグなのか仕様なのか定かではないのだが、他の人が答えとして報告しているジャンル・ゲームの特徴が自分が偽ゲームを表示した場合と一致しないことが多々あり。

8問目のゲーム「エスメの聖別」は特徴「笑える/おふざけ」となっているはずなのだが、自分のページでは「4プレイヤー」のところでいきなり表示された。他のゲームでも同じ現象が起きたり、ページを何度かリロードして表示されたといったことも発生。

どうしても金かけずにSteamレベルを上げたい、取り逃すと二度と入手不可能となるバッジを手に入れておきたいという重度のSteam信者以外はやるべきではない。もちろん俺は嫌々ながらも貴重な時間を費やしてクリアしました。

Steam版「ファイナルファンタジー7 リメイク インターグレード」配信開始。時限独占されていたEpic Games ストア版と違いカクツキ問題も改善済み?

初代PlayStationで1997年に発売された「ファイナルファンタジー7」を現行機でフルリメイクした三部作の一作目「ファイナルファンタジー7 リメイク」が2022年6月17日よりPCゲーム配信サイトSteamにて発売が開始された。

PS4版が2020年に発売されてセールで特価となっていたり1年足らずでPS Plus会員向けに無料配信されたり、ようやく発売されたPC版にしてもEpic Games ストア時限独占をでSteam版は半年ほどの遅れといろいろとアレな販売戦略をしてきたが、今回のSteam版ももう2年も前のゲームというのにフルプライスの9,878円、発売から1週間は29%オフとなっているがそれでも7,013円という殿様商売振り。おま値かと思いきや海外価格も$69.99でここ最近の円安レート($1=134円)だと金額差が少ない状況。

外部キー販売サイトのGreen Man GamingでXPランクがゴールドなら$39.95だが、やはりこちらも円安考えると極端に安いとはいいがたい。

 

EGS版配信直後にSteam版と思わせるファイル構成が見つかった、という記事を書いた時の推測通り、今回のSteam版はEGS版であったスタッター(カクツキ)現象は修正済みの可能性が高い。自分のCore i5 12600、GeForce RTX 3060 Ti環境で4K最高設定にしたところ基本60fpsでスタッターなし、一部シーンやイベントで50~40fpsといったところ。PS5版でも4K解像度か60fpsかどちらか一方を選択する形式だったので最適化面では問題はなさそう。

 

ただ、相変わらずPC特有となるようなグラフィック設定などはなく、解像度・テクスチャ・影・最大フレームレート(上限120fps)・同時に表示するキャラクター数くらいしか設定項目が用意されていない。

 

スタッター現象が直っているおかげかSteanレビューについては現時点で「非常に好評」とはなっているが、ちらほら価格設定やグラフィック設定に関してはもちろん不評を入れたユーザーの意見で多い点。ここまで待たせたんだからもうちょっと(どころじゃない)どうにかならなかったのかという思いが強い。