キャラクターデザイン・コンテンツマーケティングを手掛ける台湾のSimon Creativeが送る台湾グルメ擬人化シミュレーションゲームの続編「食用系少女 : 美食内戦 Food Girls:Civil War」がSteamでリリースを開始した。
価格は2,999円、発売から一週間限定で10%オフセールの2,699円となる。
日本語対応。デフォルトでは中国語設定なので、タイトルメニューの「設定」から「語言」を選択して「日本語」を選べば日本語化する。メインキャラクター4名のシャオロン(CV:野中藍)、ココ(CV:佐藤聡美)、クミ(CV:門脇舞以)、キヨミ(CV:名塚佳織)と一部サブキャラクターも日本語音声でしゃべる。
料理の精霊が店を切り盛りする台湾の夜市。
前作での主人公の働きもあり活気を取り戻したその夜市でクミ・キヨミ姉妹が営む牛肉麺が人気を博していたのだが、小籠包屋のシャオロンがクミと喧嘩をしてしまい、2か月後に人気投票で負けた方が夜市から立ち退くという勝負を約束してしまった。引退を考えているマンゴーかき氷屋屋のココもシャオロンの仲間に加わり、2チーム体制での人気グルメ対決を行うというストーリー。
ゲームは1日4ターン毎に各キャラクターの主人公との好感度・人気・品質を選択肢を選んで一つずつ強化していき、2か月後の審査でチームでの合計人気度と品質・所有金銭や特殊ポイントの合計値を相手チームと競う形となる。
普通に相手チームに勝つことも目標だが、各キャラクターは主人公との好感度が一定数溜まると特殊イベントを見ることが可能で、パラメータが向上する効果の他に親密になれば別のエンディングが用意されているマルチエンディング仕様となっている。
前作「食用系少女」はValveの不可解な審査で発売が延期しルーロー飯のルルのデザインが変更になってしまったといういわくつきのタイトルだが、今作は無事審査を通過し当初の予定通りの発売日を迎え、メインキャラクターに関しては発表時から(シャオロンは前作よりも大人びてはいるが)そのままのデザインとなっている。
ただし、イベントシーンで時折その問題となったルルが顔を出すのだが、Steam版の女子校生風デザインのまま。可愛い云々じゃなくて、ゲーム好きでさぼり癖があるという設定の性格上、どうも小奇麗な見た目がその性格とあってなくて馴染めない。前作と違って立ち画像・イベント画像変更ファイルも用意されて無さそうに見受けられる。
またメインキャラクター以外で日本語音声が収録されているのがタピオカミルクティーのマドカしかいないのも気になる。BGMだけの会話シーンが流れていくかと思ったら、ところどころで音声があるので中途半端な印象。