わざわざこんなこと書く必要もないとは思うけど、やっぱり奥歯に物が挟まったかのような感覚が残り続けていくのであえて書く。
Twitter(X)上で「若者の7割はこれを知らない」というニュアンスのハッシュタグがある。こう書いている時点で「ああ、おじさん達の昔語りがウザいって話か」って思う人も多いし大雑把に言えば実際その通りではあるし、そういうネタなんだからいいのではと言えばそれまでなんだが、その「語っている対象自体が若者は知らない事」というのが物凄いモヤっとする。
どういう事かと言うと、「○○は□□だった」という書込みが大体なんだが、その○○って言うのが今時の人には何なのかすら分からない様な古い対象なのだ。例えば言っている本人的には「今ではこういうイメージの人も昔はこういう人だったんだ」と語りたいのだろうが、そもそもその人10年以上前に死去した故人です。言っている本人的には誰でも知っている人物と思っているのでしょうが、若い人には誰?としか思いません。ネタにすらなっていない。
それも大概ではあるんだが、言っている本人が別に詳しいわけでもないのに「昔はこんなものが出ていた」と語る人もいる。更に、それに対して"イメージ"や"思い込み"で反応していく人々。むしろこういう話から後世に間違った情報が伝達していくので害にしかなっていない。
若者は知らないどころかあなた達も知っているわけでもないでしょ・・・。仮に、若者に昔はこんなものが出ていたんだ、と知らしめたいなら実際に動かしている映像なり資料でも公開すればいいんだろうけど、別に話している昔の物自体に興味があるわけではなく昔はよかったという語りがしたいだけなんでもちろんそんなことはしない。
今の若者はこれ知らないでしょw、じゃなくて単純に興味がないし、語っている本人自体浅い事しか言わないか時代認識がおかしいから聞く気にもならないことを自覚したほうがいい。逆に、昔語りなんかしてないで自分こそ「最近の話についていけなくなっている」となっているんだからむしろ今のコンテンツでも遊ぶなりしたほうがいいでしょ。