萌え豚族向けなタイトルのレビューを行っているSteamのキュレーター「ブヒゲー」にとあるゲームのレビュー依頼が舞い込んできた。
クッパ姫のゲームである。そう、あの一時はネット上で右も左もこのキャラクターばかり描かれていたクッパ姫である。もしかしたら知らない人もいるかと思うので簡単に説明するが、任天堂のゲーム「マリオ」シリーズに登場するクッパがパワーアップで変身してピーチ姫のようなキャラになったらというマレーシアの Ayyk92 (haniwa)氏が作成した二次創作キャラクターで、任天堂公式キャラクターではない。
ちなみに、ゲームタイトルの「Bowsette」というのは英語圏におけるクッパ姫の名称そのものだ。このゲームの開発元であるSynovia GameがAyyk92氏から許可を取ったかは定かではないが、任天堂が権利者として名乗り上げなくてもクッパ姫はオリジナルキャラクターじゃないだろと指摘されて「いやいや、これは似たようなキャラクターであってクッパ姫ではないんですよ」という言い訳も使えず隠そうともしていないぞ。
ちなみにちなみに、誰しもが予想できていると思うがゲームの出来自体はゲー無だ。
クッパ姫にモンスターが向かってくるので攻撃ボタンを連打してモンスターを指定の数倒せれば次のステージとなるのだが、カメラアングルがクッパ姫の真後ろで攻撃が当たってるのか定かでなく、次のステージになったからといってマップは全く変わらず相変わらず攻撃ボタンを連打しているだけで終わってしまう、防御動作はもちろんジャンプすらできない、何もかも虚無だ。
現時点で年齢認証も行うことなくストアページが表示できる全年齢タイトルとなっているが、ゲームオーバーになるとクッパ姫がモンスターにレ○プされる描写があったり、一定ダメージを食らうと服が破けてトップレスで乳首が見える脱衣要素があるぞ。
Valveの審査担当仕事しろ。
ハッキリ言って誰しもがクッパ姫の尻を追いかけていた日々はとうの昔に過ぎ去った感が否めず、ブーム時ならともかく何故に今更こんなクッパ姫のゲームを出そうとしているのか、仮にこんなゲー無を買う輩がいたとして一体金を払ってまで何を求めているのか、そもそも色々と問題がありそうなのに無事に一般リリースが行えるのかと、ゲームの中身の無さに比べて疑問だけは残るが、今後の展開を冷たく見守ってあげよう。
冒頭で書いた肝心のブヒゲーキュレーターでレビューを載せるかと言われたらもちろん載せません。「ゲームを受け取ってもレビューを書く義務はありません。」とはっきりとSteamキュレーター概要にも書かれており、別に書く筋合いもない。
でもblogで取り上げちゃったんだから大して変わらないか。