Steam ウインターセール 2021が開催。「アイドルマスター スターリットシーズン」や日本語化後の「OMORI」が初セール、「It Takes Two」が最安値など

今年もこの時期恒例となるPCゲーム配信サイト「Steam」の大型セール「Steam ウェインターセール」が日本時間12月23日午前3時から2022年1月6日午前3時まで開催中となっている。

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Steamでは10月末のハロウィンセール、11月末のオータムセールと1か月毎立て続けに大型セールが来ている影響や、一部を除いて割引額も穏やかで年の瀬としては少々インパクトに欠けるセールという個人的な印象ではあるが、前二回の大型セールにはなかった傾向の一部タイトルを紹介。

 

据え置き型「アイドルマスター」シリーズとしては久しぶりの新作でアイドルをプロデュースする育成シミュレーションゲームアイドルマスター スターリットシーズン」が今回初セールとなる25%オフの6,765円、来年発売予定のNintendo Switch版よりも一足先にPC版は12月16日より公式日本語版が配信開始となった「死」と「うつ」をテーマに現実と精神世界を行き来するホラーRPG「OMORI」が日本語化後初のセールで20%オフの1,584円、2人で非対称の協力プレイを行いステージを進んでいくCoopアクションゲーム「It Takes Two」が最安値となる50%オフの2,150円、触った物のキオクを読み取る能力を持つ記憶喪失の少女が喋る信号機と出会い自身の記憶を取り戻すため夜の街に出かけるアドベンチャー「アンリアルライフ」が40%オフの1,230円、「ニーア: オートマタ」の前作「ニーア:レプリカント」を現行機種向けにバージョンアップしたアクションRPGNieR Replicant ver.1.22474487139...」が35%オフの5,577円ロールバック方式のネットコードを実装するベータテストが実施中対戦格闘ゲームBlazBlue Centralfiction」が50%オフの1,990円、2022年2月25日より無料の公式日本語化DLCが配信予定となっているアドベンチャー「Life is Strange: True Colors」が35%オフの4,147円(今購入しても後ほど日本語DLCを適用可能)、などなど。

 

 

FM TOWNS用3D CGソフト「EASTRAY」 (1990年前半のCGレンダリング)

1989年に富士通より発売された32ビットパソコン「FM TOWNS

マイナーとはいえ様々なソフトが市販・フリー問わずリリースされていたマシンであるが、その中でも代表的なソフトと言うべき3DCGレンダリングソフトである「EASTRAY」を紹介する。

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FMシリーズ専門誌「Oh! FM 1990年9月号」にて初登場したフリーソフトで、無料ながらシェーディング・テクスチャマッピング・環境マッピングアンチエイリアスと一通りの機能を揃えたレイトレーシングによる描画を行い、当時としては、下手したら有料で発売されたソフトよりも高品質なCG画像を作成することができた。

今でもBlanderといったソフトを使ってCGレンダリングを行うことがPCの利用用途の一つとしてあるが、30年以上も前からPCの用途は変わっていないのである。

昨今のCGレンダリングソフトのようにGUI操作で空間上にモデルや光源を配置しプレビュー画面がリアルタイムで表示されるわけじゃなく、テキストファイルに頂点の数値や材質の設定などを直接記述していくという手間のかかる作業を行い、実際にレンダリングするにしても初期型TOWNSでは一晩、後期型に搭載された486 CPUでも何十分とかかる始末で、思い通りの画像が出てこなかったり何かの拍子にレンダリングが途中で中断してしまったら作業時間が全て水の泡と化す。

Oh! FM TOWNSの付録フロッピーやユーザーが制作した応募作品をCDにまとめた「フリーソフトウェアコレクション」(フリコレ)にバージョンアップ版が何度か載り、最終バージョンはOh! FM TOWNS付録でついていた「天晴CD Vol.1」及び「天晴CD Vol.2」内に収録しているVer1.98のようだ。

初期のバージョンではテキストファイルを読み込んで画像を出力するだけのプログラムだったようだが、1992年にある程度作成を補助するためサポートプログラムツールが追加されたものの、これも実質テキストエディタ・画像表示・プレビューとレンダリングプログラムの実行を行うだけの複合プログラムでしかなく別々のソフトを切り替えて立ち上げる必要が無くなるだけで根本的な手間は解消されない。

 

何も編集しておらず面白みにかける映像かもしれないが、EASTRAYのサポートプログラムを起動してサンプルのファイルを開きレンダリングを実行する一通りの作業を動画にしておいた。

www.youtube.com

エミュレータ津軽」を使用しており再現性の問題から動画最後の画像表示時に右側の表示が欠けるという不具合はあるが、CPU 66MHz・FPU付設定で自分が当時使っていたFM TOWNS 2MX相当ではこの程度の質素なCG画像を出力するにもこんな速度でレンダリングを行わなくてはならなかったという参考にはなると思う。

 

当時のTOWNSユーザーに重宝され、Oh! FM TOWNS紙面上でも何度も講座特集が組まれたり、フリコレにも様々な単体作品やゲーム用のグラフィック画像の制作に使われていたものだが、悲しいことにFM TOWNSそのものが忘却の彼方に追いやられている御時世、EASTRAYもまたネットを調べた限り1サイトだけ制作物をまとめたサイトが残っていただけでほぼ資料が残っていない状態となっている(※:他に記事が書かれたblogがかつて一件だけあったものの消えてしまっている)。

今更なんでこんなソフトの記事を書いたかというと、自身が幼少期に影響を受けたコンピュータの歴史がこんなにも簡単に消えてしまうのはやるせない気持ちになり、誰もやってくれないので一人虚しくまとめていくしかないからなんですね。知りたくもない、知る需要がないから誰もまとめないのかもしれないですが。

 

Epic Games ストア版「ファイナルファンタジー7 リメイク」のファイル/フォルダからSteam版を思わせる構成が見つかる

Epic Games ストア(EGS)より12月16日から配信が開始されたPC版「ファイナルファンタジー7 リメイク」

Steamや他ストアでの発売などはアナウンスされておらず、PS4/PS5独占だったタイトルのPC版なのにEGS独占となっている状態で落胆しているPCゲーマーは多いかと思うが、いつものように時限独占で半年~1年後に他ストアでも配信される可能性が高い。

www.pcgamer.com

PC Gamerの記事によるとEGS版FF7Rゲームフォルダ内のEngine/Binaries/ThirdPartyフォルダ内にSteamworksフォルダが存在し、更にSteamクライアントのAPIを読み出すファイルsteam_api64.dllも置かれている状態だという。

また、ファイルWindowsEngine.ini内の記述を参照していくと[OnlineSubsystemSteam]という項目が存在しSteamのデータベースにもこの中で記載されているAppIDのデータが作成されているとのこと。

SteamDB - AppID 1462040 (非公式だが得られた情報からSteamDBスタッフがFF7Rとコメント)

 

現在、EGS版FF7RではPC版特有のグラフィック設定が殆ど用意されておらず、負荷に応じて解像度を変更する動的解像度設定が強制的にかかる影響なのか画質がPS5版よりも悪かったり、フレームレートが極端に低下するといった技術的な問題も存在する。

(レビュー爆撃のおかげでSteam版もアップデートされたが)ニーア:オートマタで既にやらかしているスクエニの事だ、もしかしたら今後アップデートで修正される、そして修正されるまで待っていたら他ストア配信が開始されるというお約束すぎるパターンも十分に考えられるので今すぐに遊びたいという人を除いて待ってみるのも得策だ。

Steam版「Call of Juarez: Gunslinger」が12月15日午前3時まで無料配布中。

ポーランドのゲームスタジオTechlandの創立30周年記念に合わせてSteamにてTechlandパブリッシャーセールが実施されており、セール以外にも西部開拓時代を舞台にしたFPSCall of Juarez: Gunslinger」が12月10日午前三時から12月15日午前三時までの期間限定で無料配布キャンペーンが実施中。

爽快な射撃音、敵が被弾した際のモーションや血しぶきといった反応の良さ、スピーディーなテンポの良さと、単純に気持ちのいいシューティングとしてSteamレビューでも高い支持を得ているタイトル。

無料期間中にSteamアカウントにゲームを追加すれば配布期間が過ぎても再ダウンロード&プレイ可能となっているので、後から遊ぼうと思っている人も忘れないよう今すぐ追加しておこう。

www.youtube.com

 

レトロゲーム/レトロPCコミュニティが好きになれない

自分はレトロなゲーム/PC自体は好きな方なんだけど、そういう物に執着しているクラスタコミュニティの方々がどうも好きになれない。

全ての人じゃないが、「代わりとなるものを探そうとしない、新しい物は無条件で否定してくる」価値観が合わない。

 

「無料ゲームは実際には課金しないと遊べない。その点、レトロゲームはソフトだけ買えばまるごと遊べる」とか言ってる人がいたが、今時レトロゲームなんかちょっとでもレアだったり知名度出たタイトルは業者が価格釣り上げて面白いかどうとか関係なく万越えが当たり前、しかもそういうタイトルはコピー品が市場に流れている物の8割方になっていそうな状況。ソフトもそうだが、それを動かすハードも経年劣化で故障してきて自分で直すなりどこかに頼むしかない。また手間や金がかかる。

バトルパスも買わず黙々と遊ぶApexの方が圧倒的に面白かったわ。

そもそも何故に無料ゲームに限定する?今でも有料タイトルは出続けているし、それも二~三千円のものとかまであってファミコンソフト定価の半額以下で一度買えばずっと遊べるでしょ。

 

「基礎が大事」だとか言って子供にワンボードマイコン機械語MSXでBASICを学ばせようとするよくわからない場所を見かけたが、自分の経験では子供の頃に他人と変わった物が欲しくてマイコンキットを買ってもらったものの結局物にならず、メモリアドレスやC言語のポインタを正確に理解できるようになったのはPC上で動いているエミュレータのCPUレジスタやメモリの値をそのまま可視化できるようになったおかげだし、FM TOWNSで行番号入りのF-BASIC 386によるプログラミングが基準だったためにその後オブジェクト指向&構造化プログラミングを学ぶ際に躓き自分よりも年齢が高くなってからプログラミングを学んだ世代の方が学習が早かったなんてことがある。基礎は大事だがそれを学ぶのにもっと効率的な方法はいくらでもあるし、日本語を学びたい外国人に標準語ではなく訛りが強すぎる方言を教えてしまうような事例だってある。

今時CPUは高速化のため実行時に命令を並び替えたりしていて人間が直接機械語を弄ってもなんともならず、それを学ぶことがどうプログラミングの基礎となるのか。基礎じゃなくてあくまでもコンピュータの動作原理を学んでいるだけでしょ。

 

もっと今時の物に触れてくれ。実際には古いものは滅んでおらず代用品が出たりそれ以外に新しく出たものも使えるという選択肢が増えただけにすぎず昔ながらの物が良いという人でもそれらを選択すればいいのに、それでもなお昔の物に執着するってのは脳が老化してるだけなんだって。

PlayStation独占だった「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」のSteamストアページが公開。発売は2022年

海洋冒険家フランシス・ドレイク卿の子孫を名乗るトレジャーハンター「ネイサン・ドレイク」となり、世界を駆け巡る冒険へと繰り出すアクションアドベンチャーシリーズの4作目とそのスピンオフ作品がセットとなった「アンチャーテッド トレジャーハンターコレクション」のSteamストアページが公開されている。

発売予定日は2022年となっており、ストアページの対応言語一覧にも表記されているがもちろん日本語音声・字幕ともに対応。

トレジャーハンターを引退し、エレナとともに平穏な日々を過ごしていたネイサン・ドレイクのもとに、死別したと思われていた兄サムが訪れる。サムからの頼みを聞いたネイサンは海賊王「ヘンリー・エイブリー」の秘宝を求め、再び冒険へと出かけるシリーズ4作目『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝
シリーズ二・三作目で登場した男勝りの女性トレジャーハンター「クロエ・フライザー」となり傭兵ナディーン・ロスをパートナーにして、秘宝「ガネーシャの牙」を求めて西ガーツの大地を巡る『アンチャーテッド 古代神の秘宝

この二作品が収録されており、長らくPlayStation独占タイトルとなっていたシリーズだったが今回で初となるPC向けのリリースとなる。

1作目「エルドラドの秘宝」・2作目「黄金刀と消えた船団」・3作目「砂漠に眠るアトランティス」はリリースされずいきなり4作目からのスタートとなってしまうのは残念ではあるが、PSコンソールでしか遊べなかったタイトルがPCでも遊べるようになるのはありがたいことである。

男なら拳ひとつで勝負せんかい!!2022年1月30日、千葉県銚子で餓狼伝説スペシャル大会が開催予定

2022年1月30日、千葉県銚子にある地域の逸品を販売する施設「銚子セレクト市場」にてSNKが1993年にリリースした格闘ゲーム餓狼伝説スペシャル」を用いたトーナメント大会が開催されるとのこと。

大会ルールは以下の通りとなっている。

PS4アーケードアーカイブスNEOGEO餓狼伝説SPECIAL使用
・2先シングルトーナメント形式(最大32名)
PS4対応アーケードスティックコントローラー及びパッド持ち込み使用可(運営でRAP.V HAYABUSAの貸し出しもあります)
・毎試合ごとにキャラクター変更可能

 

・優勝
メダル、賞状、NEOGEOアーケードスティックPro、SNKeスポーツサポートプログラム協賛品、東洋水産(株)協賛品
・準優勝
メダル、賞状、SNKeスポーツサポートプログラム協賛品、東洋水産(株)協賛品
・第三位
メダル、賞状、SNKeスポーツサポートプログラム協賛品、東洋水産(株)協賛品
・第四位
東洋水産(株)協賛品
・大会参加者全員に記念品プレゼント
当日までのお楽しみ!

 

・開催日 
2022年1月30日(日)
・会場  
銚子セレクト市場内観光案内所(千葉県銚子市双葉町3-6)
・時間  
開場10:00    大会開始13:00~
・大会参加方法  
事前エントリー(予定人数に満たない、またはキャンセルが出た場合は当日エントリーあり)
・料金      
大会参加、フリー対戦、観覧、全て無料
感染症対策   
本イベントにつきましては、会場の消毒など感染症予防の取り組みを実施した上で開催を致します。ご来場の皆様におかれましても、感染症の予防と防止の為、必ずマスク着用をお願い致します。
・その他     
大会開催時間以外は、終日フリー対戦可
・お問い合わせ  kimurafarm1716アットgmail.com
・大会最新情報及びトーナメント表の発表はTwitter『@kimurafarm831』にて掲載します。

 

大会へのエントリーは以下のURLから12月1日(水)0:00~1月10日(日)23:59までの期間受付が行われており、定員32名に達した時点で募集が終了することとなっている。

狼は眠らない...餓狼伝説SPECIALトーナメント大会2022in銚子エントリーフォーム

 

世界最強の者達(キング・オブ・ファイターズ)よ・・・銚子という岬のさき(ボンボン餓狼ネタ)に集え!!!