Steam版「Saints Row: The Third Remastered」配信から半年も経ってようやく致命的な不具合を修正するアップデートがなされる

Grand Theft AutoライクなオープンワールドクライムアクションゲームSaints Row: The Third」を、現行世代のマシンスペック向けにモデル・ライティング等グラフィックを強化し別売りだったDLCも収録したリマスター「Saints Row: The Third Remastered」

PC版は1年間Epic Games ストア時限独占販売となっていて、いざ独占販売が解けSteamでも配信されたと思ったら日本語フォントが別の漢字が割り当てられていて読めたものじゃなく、PC版はカットシーンでフレームレートが22fpsまでしか出ないという致命的なバグが存在していたとSteam配信になってようやく明るみになるというとんでもない代物だったが、2021年10月25日付のアップデートでようやくこれらのバグが修正された模様。Deep Silver Volitionよ、EGS版が2020年5月22日配信、Steam版が2021年5月22日配信なんだがこの半年以上もの間何してたんだ?

Steam版で数十分程度序盤をプレイして確認した限りではカットシーン中はちゃんと60fps出るようになっており、明らかにおかしかった漢字表記も発生していない。

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バグが生じていなかった無印版もリマスター発売後もまだSteamでは売られ続けているとはいえ日本語非対応だったが、このリマスター版は(今度こそちゃんと読める形で)日本語対応でなおかつPS4版に存在する性/暴力表現規制もない完璧なゲーム体験ができるようにようやくなった。

ブラックフライデー期間に合わせ「Steamオータムセール」が開催。

PCゲーム配信サイト「Steam」にてブラックフライデー期間恒例の大規模セール「Steamオータムセール」が日本時間11月25日から12月2日の1週間の間開催されている。

Steamストアページトップ

何千ものタイトルがセール対象となっているが、いつものように数が多すぎて取り上げきれないので今年Steamで配信が開始されたタイトルにのみ絞って一例をあげると、永遠と一日が繰り返されるタイムループに囚われた暗殺者が一日が終わる前にターゲットを暗殺するFPS「DEATHLOOP」が50%テイルズシリーズ最新作となるRPG「テイルズオブアライズ」が25%オフ娘を誘拐された主人公イーサンが獣人たちが徘徊する不気味な村を探索するバイオハザードシリーズ最新作「バイオハザード ヴィレッジ」が35%オフファンタジー小説ロードス島戦記を原作に見知らぬ場所で目覚めたディードリットがこの場所・そして何故ここで眠っていたのかを明らかにしていく2D散策型アクション(メトロイドヴァニア)「ロードス島戦記ディードリット・イン・ワンダーラビリンスー」が20%オフトレイラームービーの珍妙なセリフ回しがネットで話題を呼びオリジナル発売から10年の月日を経てSteamでも配信が開始された「エルシャダイ」が20%オフ(デラックスエディションは51%オフ)最新作Forza Horizon 5も配信が開始されたもののまだ配信直後ということもあって今作の車種の多さや四季が大きく移り変わるイギリスの大地を縦横無尽に駆け巡る最新作にないコンテンツ量は今でも健在な「Forza Horizon 4」が67%オフ世界が滅び悪魔が徘徊するトウキョウで悪魔の力を得た主人公が真相を探るべくこの世界を探索するPS2RPGのリマスター「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」が40%オフマーベル・コミック「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」原作のアクションアドベンチャー「Marvel's Guardians of the Galaxy」が35%オフセル画アニメのようなグラフィックも特徴的な人気格闘ゲームシリーズ最新作「GUILTY GEAR -STRIVE-」が35%オフ社会現象にまでなった大人気漫画・アニメを原作とした「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」が30%オフ、などとなっている。

またこちらも恒例となる今年の10項目にわたりSteamで配信されたタイトルから優秀作品をユーザーが決める「Steamアワード」のノミネート作品を決める投票「Steamアワード選考委員会」も開始されている。投票の多かったタイトルから更に選別され、年末のSteamホリデーセールで発表と更にその中から優秀作品を投票という流れとなる。

Steam オータムセール - Steamアワード選考委員会

投票したSteamユーザーには1項目エントリー・全項目エントリー・エントリーしたゲームをレビュー・エントリーしたゲームをプレイと段階を踏んで経験値が上がっていくSteamバッジが貰える。

10項目あるが、長年コンテンツを継続的に追加したりアップデートを行ってきたタイトルに送る「愛の為せる業賞」以外は今年配信が開始されたタイトルのみしかエントリーできないようになっているので注意

とりあえず、自分は以下のように投票してみた。

Steamアワード BCCの投票

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オープンワールドドライビングレースゲーム「Forza Horizon 5」がプレミアムエディション購入者向けに早期プレイ開始。今度はメキシコの大地を(痛車で)駆け巡れ

通常版は11月9日解禁予定のオープンワールドのドライビングレースゲーム「Forza Horizon 5」がプレミアムエディション購入者向けに11月5日より早期アクセスプレイが実施されている。Steam PC版・Xbox版・MSストア PC版(ゲームパス対応)で配信されているが、自分はいつものようにゲームライブラリの管理面で迷わずSteam版を購入。

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初代がアメリコロラド州、2がフランス・イタリア、3がオーストラリア、4がイギリスときて、今回の5ではメキシコの大地が舞台となり、マヤ文明アステカ文明時代の遺跡、火山地帯や新要素となる視界が数メートル先しか見えなくなる砂嵐(ダストストーム)という天候変化が存在するが、まあ良くも悪くもForza Horizonシリーズと言うべきか。新たなマップ、登場する車種の変更があっても結局やることはいつものFHシリーズと何一つ変わらず、1~5までシリーズ作をやってきてドライブというゲーム内の行為自体に新鮮味がなくなってきている自分には4の拡張パック程度の内容に見えてしまう。

もちろん、FH4がSteamで配信されたため初めて触りまだ物足りないという人や、車好きでこのシリーズを始めてプレイするという人は広大な大地を自由気ままに散策できるタイトルでここまで完成度の高い作品はそうそうないので絶対お勧めしておきたい。

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Core i7 4790K・メモリ16GB・GeForce RTX 3060 Tiの環境では1080p・MSAA 4x・その他設定は上限まで上げて(プリセットの"最高"は上限設定ではないので注意)、最低fpsは75fpsと60fps以上を維持出来ている。古いCPUでもあまりボトルネックにはならないようだがGPU性能はそれなりに要求され、消費メモリが12GB程度となっているので裏で何かプログラムを起動させておく人は32GB程度積んでおいたほうがいいかもしれない。また、おそらくプリセットの"最高"設定はXbox Series S/X相当のグラフィックとなるかと思う。

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前作では4K最高設定でも60fps以上だったのが今作では最高設定時は1080pでないと60fpsは維持できないが、その代わり画質そのものは前作よりも上がった印象で、特に細かい地形描写が立体的に見えるよう改良されている。残念なのがレイトレーシングへの対応が限定的でForza Vista(ショールーム)内で車の外見を見る際にしか適用されないようになっている。通常走行時にも車体に映り込んでいない物体があることが稀に視認できてしまうのでパフォーマンスの問題やXbox Series版との兼ね合いもあるかもしれないが、ゲーム中でも適用できるようにしてほしかった。

 

恒例のカスタムバイナル(車体のデザイン)機能は今作でももちろん健在で、前作で制作したものをインポートすることが可能となっているので、既に存在する様々なユーザー製作のバイナルが引き継いで上げられており、簡単にデザインをダウンロードすることができる。

メキシコを痛車で縦断!マヤ文明と萌え文明の融合だ!!!

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PlayStation独占タイトルだった「God of War」のPC版が2022年1月15日発売予定。日本語対応、4K解像度、無制限フレームレート

PlayStation独占タイトルとして発売されていたGod of Warシリーズ4作目「God of War」のPC版発売が発表され、Steamストアページの開設ならびに予約が開始されている。

定価は4,900円、発売予定日は2022年1月15日となっており、もちろん日本語対応、先に発売されているPS4版と同じ内容であれば海外版との表現の差異は発生しないと思われる。

PC版の特徴としては4K解像度への対応や無制限フレームフレームレートのみならず、影や反射表現の改善、GTAOやSSDOによるアンビエントオクルージョン、GeForce RTXシリーズユーザーには機械学習型のアンチエイリアス「DLAA」の適用、更に21:9のウルトラワイドモニターへの対応が謳われている。

またPC版には、2019年冬期限定で無料配布されていた
・追悼の防具セット
・石工の巨人の盾(シールドスキン)
・闇のエルフの盾(シールドスキン)
・光のエルフの盾(シールドスキン)
・鍛冶師の盾(シールドスキン)
の5つのスキンセットも付属する模様。

 

主人公クレイトスとなりギリシア神話の神々との戦いを描いた旧三部作からストーリー・ゲームシステムが一新され、固定視点で一直線型のステージを進んでいくアクションゲームだったGoW3までとは違い、今作ではバックビューで視点を上下左右に操作が行えるようになりマップも自由に行き来することが出来るようになっており、物語に関しても北欧神話の世界観をベースとして完全に一新されているので旧作を未プレイという人でも問題なく遊べる。

Steam版アイドルマスター スターリットシーズン 発売開始 - 4K解像度・高フレームレートのみならずレイトレーシング描写にも対応

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アイドル育成シミュレーションシリーズの最新作「アイドルマスター スターリットシーズン」がPCゲームサイトSteamにて配信が開始された。

ゲーム本編のみの通常版が定価9,020円、デラックスエディションが定価13,750円となっている。初代アイマスからのDLC商法が何かと話題を呼んだタイトルで流石にゲーム自体が高いので流石のバンナムも反省(?)をしてプロデューサーさんからの搾取をやめる・・・わけもなく今作でも大量のDLC群は健在だ。一応個別に分かれているメール・舞台演出セットのパックも売られているが、それが1個6,980円だ。DLCがである。結局ゲーム一本の価格、少しは自重しろ。

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765プロオールスターズ(13名)の他に、『アイドルマスター シンデレラガールズ』『アイドルマスター ミリオンライブ!』『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の3タイトルから各5名、更にスタマスオリジナルアイドル「奥空心白」の計29名をアイドルとしてプロデュースしていくゲームとなっており、過去作では一週間単位で行動を決めていたが今作では日時毎に、歌・ダンス・表現といったレッスンを行いパラメータを上げたり、営業活動やライブ練習で新たなファンを獲得していき、四季の移り変わりまでにアイドルユニットのファン人数等の課題をクリアして最終的にアイドル選抜イベント「スターリットシーズン」のステージに立つことを目標とする。

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Steam(PC)版の特徴としてはもちろん4K解像度や240fpsまでの高フレームレート表示への対応もあるが、今作ではなんと影や反射表現がレイトレーシング方法を採用したより正確な描画を行う設定が用意されている。オプションから「グラフィック」を選択して「シャドウ品質」及び「リフレクション」を「レイトレース」に変更することで設定できる(DirectXバージョンがDirectX12の場合のみ有効)。

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静止画での比較でもよいが、動画でレイトレーシングを有効・無効にして同じ条件のライブを再生した動画を載せておく。

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動画最初がシャドウ品質とリフレクションを「レイトレース」にしてレイトレーシングを有効にしたもの、動画2分30秒から同じ設定を「高」に切り替えてレイトレーシングを無効にしたもの。

床などが材質によって反射しアイドル達の姿を照らされるようになる。

Battlefield 2042 オープンベータがSteamからダウンロード可能。予約していなくても2日間遊べる。

広大なマップで歩兵としてのみならず車両・戦闘機・戦車にも跨り戦闘を繰り広げるマルチプレイFPSBattleField」シリーズ最新作「Battlefield 2042」のオープンベータが10月8日・9日の二日間実施されており、Steamストアページからもベータ版がダウンロード可能となっている。先行ベータとは違い、オープンベータではBF2042本編を予約購入していなくてもプレイ可能。

参加方法はバトルフィールド 2042 Steamストアページを開いて、各エディションのカート追加ボタン一番下にある「Battlefield 2042 Open Betaに参加」の項目の「アクセスをリクエスト」を押して、参加可能なアカウントであれば表記が緑色の物に代わるので「今すぐプレイ」を押すことでダウンロードできる。

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なお、ゲームデータのダウンロード及びオープンベータプログラムのライブラリ追加はSteamで行われるものの、起動時にはOriginクライアントが立ち上がる二重起動仕様になっているので注意。最初からOriginでダウンロードしてもよくね?と思うかもしれないが、Steamライブラリでゲームをまとめておきたい人向けだ。

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Steam版「まいてつ Last Run!!」が密かに日本語対応

鉄道車輌を制御する人型モジュール・レイルロオド「ハチロク」とともに8620形蒸気機関車の復活に臨むノベルゲーム「まいてつ」に、各ヒロインのアフターストーリーや新シナリオ「ニイロク」「仲国」などを追加した「まいてつ Last Run!!」

その「まいてつ Last Run!!」には日本版と同時にSteamでも配信が開始されていたのだが、Steamでは対応言語については音声のみ日本語で字幕やメニューは中国語しか収録されていないという中国版しかないという状況が続いていたが、実は2021年9月25日付のアップデートで待望の日本語字幕が密かに追加されていたようだ。

公式アナウンスなどは無いので詳細は不明だが、とりあえずタイトルメニューより中央にあるボタン「システム設定」から「言語選択」を「日本語」、ウィンドウのメニュー中央にある「テキスト言語」からメイン・サブ共に「日本語」にすれば一部メニューが中国語のままとなっているが日本語字幕が表示されることを確認。

※追記9月29日のアナウンスで日本語追加が告知されていた。中国語だったので気づかなかった。

デフォルト言語設定だと中国語のままなので設定箇所が分かりにくいと思うので、下のスクリーンショットで確認してもらいたい。

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なお、本家日本版Last Run!!でも無印版から微エロシーンがカットされており(その後パッチである程度緩和)、Steam版は完全にエロシーンが削除の全年齢版仕様となっているので注意。入浴シーンで背中だけは見えるカットはあるもののもちろん前部分は一切表示されず、立ち絵もバスタオルを体に巻いたままの姿となっているのでそういったものは期待するな。

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