Steam(PC)版「天穂のサクナヒメ」が配信開始。

同人サークル「えーでるわいす」開発の和風アクションゲーム「天穂のサクナヒメ」のSteam(PC)版が、11月12日に発売予定のSwitch・PS4版よりも約1日ほど早い11月11日午前三時から配信が開始された。

ゲーム単体の通常版が定価5,478円、全42曲のデジタルサントラとアートブックを収録したデラックス版は8,100円、日本語吹き替え・日本語音声ももちろん対応

f:id:BCC:20201111045402j:plain

f:id:BCC:20201111045644j:plain

f:id:BCC:20201111045702j:plain

ゲームの主人公サクナヒメは武神タケリビと豊穣神トヨハナの間に生まれた上級神であったが堕落した生活を送っていた。だが、神界に迷い込んできた人間たちが倉の米を盗み食いをし、止めようとしたサクナヒメは過って倉を燃やしてしまう。

罰としてカムヒツキはサクナヒメと人間たちに鬼が支配するというヒノエ島(鬼島)の調査を命じ、サクナたちは自給自足の生活をしながら島を冒険していくというストーリー。

f:id:BCC:20201111045740j:plain

f:id:BCC:20201111045821j:plain

f:id:BCC:20201111045834j:plain

横スクロールアクションの探索パートでは道中の敵を倒しながら料理の食材や農具を作り素材を集めていくオーソドックスなゲームスタイルではあるが、他に類を見ないこのゲームならではの要素として「米作り」を行っていくのが最大の特徴となっている。

良質な米を育て収穫することでサクナのパラメータが向上するシステムとなっており、敵との戦闘を有利に進められる、というより米を育てないと殆どダメージが入らないので米作りが必須だ。

コマンドを数か所選択するだけで簡単に田植えが行えるようにはなっておらず(他人に任せることで自動的にもできるが質が悪くなる)、実際にサクナを操作して適度な間隔を開けつつ田に苗を植えたり、水路を開けて田に流す水の量を調整、雑草取り、稲刈り後は脱穀や籾摺りなどを全て自分の手で行わなくてはならない。

f:id:BCC:20201111045540j:plain

f:id:BCC:20201111045554j:plain

f:id:BCC:20201111045625j:plain

 

動作自体は非常に軽い。SteamストアページのPC推奨スペックではCore i5 7500・GeForce GTX 1060となっているが、実際にはこのスペックなら4K解像度表示・最高設定でも60fps以上出てしまう。スペックが満たしていなくても設定さえ下げれば問題ないはず。妙に動作が重たい場合はCPU内蔵GPUで動いている可能性もあるので設定を見直しておこう。

なお自分のPC環境のせいなのか、垂直同期設定をオフにしているとフレームレート上限が40fpsとなる不具合が発生したが、垂直同期をオンにすることで常時60fps動作となった。同じようにフレームレートが安定しない、60fps以下となってしまう場合は垂直同期設定を見直してみよう。

f:id:BCC:20201111050221j:plain

 

海外配信から6年を経て遂にSteam版「ファイナルファンタジー4」がおま国解除&日本語対応で配信開始

1991年にスーパーファミコン(SFC)用ソフトとしてスクウェアから発売されたRPGファイナルファンタジー4」(FF4)のリメイク版がSteamで配信が開始された。

定価は1,980円で、11月9日までの期間限定の50%オフとなる990円でセール中。

日本語音声・日本語字幕にも対応

f:id:BCC:20201106201036j:plain

f:id:BCC:20201106201056j:plain

Steam版そのものは2014年9月18日と6年以上前から配信されていたものの、おま国タイトルとなっていて日本からは(正規の方法では)入手不可能だったのだが、突如として公式に日本リージョンのSteamから直接購入可能となった形だ。

 

今回配信されているSteam版はオリジナルのSFC版FF4を直接移植した物ではなく、3Dポリゴンで完全リメイクしたニンテンドーDS版・スマートフォン版ベースとなっており、コントローラやディスプレイアスペクト比21:9への対応が施され、日本語を含む5か国語へのローカライズが追加、ノーマルとハードの二つの難易度、中断セーブやオートセーブなどのセーブ機能の強化などがなされたのが特徴。

ただし基本的にはDS版からのベタ移植のようで、解像度が高くなっている点を除いてテクスチャフィルタリングがない仕様まで一緒のグラフィック、マップ移動時は30fpsで戦闘時においては15fpsまで低下するフレームレートなどはほぼ同等の内容。

f:id:BCC:20201106201126j:plain

f:id:BCC:20201106201253j:plain

f:id:BCC:20201106201312j:plain

f:id:BCC:20201106201348j:plain

 

Steam版「Apex Legends」が配信開始、EAアカウントやOriginクライアントなしでプレイ可能

EAのバトルロイヤルFPSゲーム「Apex Legends」がシーズン7配信に合わせて、Steamからの配信が開始された。基本プレイ無料タイトルで日本語音声・字幕対応。

f:id:BCC:20201105195450j:plain

f:id:BCC:20201105195502j:plain

今までPC版ApexはEAの自社クライアントであるOrigin経由でしか遊ぶことが出来なかったが、このSteam版ではEAクライアントへのログインや別途Originの起動を行わなくてもプレイすることが可能となっている。このゲームのためだけにOriginクライアントをインストールや起動を行っていたプレイヤーも少なくないと思われるので統一されたのは喜ばしいことだろう。

また、Steam配信を記念してSteam版経由でプレイするとPotatOS・ヘッドクラブランナー・有線コンパニオンの三つのガンチャームが貰えるキャンペーンが期間限定(終了時期不明)で実施されているので欲しい人は早めに入手しておこう。

f:id:BCC:20201105195527j:plain

f:id:BCC:20201105195538j:plain

f:id:BCC:20201105195606j:plain

 

Steam版「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」体験版配信開始。製品版へのセーブデータ引き継ぎあり

f:id:BCC:20201103200922j:plain

ファイナルファンタジー」シリーズと並びJRPGの代表格として知名度の高い「ドラゴンクエスト」シリーズのナンバリングタイトル最新作で12月5日にSteam版が発売予定の「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」(以下ドラクエ11S)のSteam/PS4/Xbox One向け体験版が配信された。

Steam版のプレイ方法はドラクエ11SのSteamストアページを開き、「『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』“たっぷり遊べる体験版” をダウンロード」の項目にある「ダウンロード」ボタンを押すことでダウンロードが開始される。

f:id:BCC:20201103200637p:plain

なお、製品版については日本リージョンのSteamストアから直接購入するか外部サイトを利用する場合は日本向けのキーを登録すれば日本語版となるものの、海外リージョンや海外向けキーには日本語が収録されていないようなので注意。

f:id:BCC:20201103200844j:plain

f:id:BCC:20201103201014j:plain

f:id:BCC:20201103201038j:plain

f:id:BCC:20201103201108j:plain

この体験版では勇者の生まれ変わりである主人公が育った村から旅発つゲーム開始から3人の仲間と会うまでの約10時間程度のプレイボリュームが用意されている。体験版でプレイしたセーブデータは製品版に引き継ぐことが可能で、クリア特典として「スキルのたね」三つが入手することが出来る。

PS4ドラクエ11からのバージョンアップ版にあたるSwitchで発売されたドラクエ11Sとなっており、追加要素として新ストーリーの追加、オーケストラサウンドキャラクターボイスの追加、クラシックな16bitゲーム機風の2D見下ろし方モードが製品版では用意されているが、残念ながら体験版で試せるのは3Dモードのみ。

また、Switch版ベースなのでグラフィックに関してはPS4版に比べてモデル・ライティングが弱まってしまっているのが難。

その代わり、PC版では4K解像度への対応や無制限フレームレートの設定が用意されているので、滑らかさだけなら全機種中一番となっている。

f:id:BCC:20201103201225j:plain

f:id:BCC:20201103201326j:plain

f:id:BCC:20201103201404j:plain

 

Steam版「ドラえもん のび太の牧場物語」がおま国解除&日本語対応でリリース。日本語設定時にフリーズする場合の対処方法

f:id:BCC:20201029221746j:plain

人気漫画アニメ「ドラえもん」とシミュレーションゲーム牧場物語」がコラボしたゲーム「ドラえもん のび太牧場物語」のSteam版が今日10月29日になっておま国が解除され日本語対応で正式リリースが開始された。

ドラえもんのび太達一行が不思議な種を植えたところ大樹が生えるが、突如として風が吹きどこか見知らぬ異世界へと吹き飛ばされてしまう。ドラえもんの秘密道具も無くしてしまい、元の世界に戻る方法が見つかるまで荒れ果てた牧場を借りて生活を送るというゲーム。

土地を耕し作物や家畜を育て出荷、町の人々との交流といった牧場物語のシステムはもちろんのこと、ドラえもんを題材にしているということで無くした秘密道具の数々を見つけそれらを活用しながらゲーム・物語を進行させていく。

 

日本語対応となっているが、そのまま起動してタイトルメニューの「Language Setting」から「日本語」を選択すると何故かゲームがフリーズする不具合が現在のバージョンで発生することを確認。

解決方法は、Steamクライアントのゲーム言語プロパティを開いて言語を「English (英語)」に切り替えてから起動し、また「Language Setting」から「日本語」を選択すれば問題なく日本語起動が可能となる。

f:id:BCC:20201029221845p:plain

f:id:BCC:20201029221858j:plain

f:id:BCC:20201029221751j:plain

ノベルゲーム「Christmas Tina -泡沫冬景-」Steam版が日本語対応アップデートを配信開始

「ラムネ」シリーズ・「ナルキッソス」シリーズ等を手掛けた片岡ともがシナリオを担当し中国ブランド「Nekoday」が制作したノベルゲーム「Christmas Tina -泡沫冬景-」のSteam版が10月24日のアップデートで日本語対応となった。

今までSteam版は中国語オンリータイトルで、単体日本語版は各種日本のゲームDLサイトにて先週から発売が開始されていたが、Steamでゲームを管理&購入したいユーザーには朗報である。

ゲームを起動しても中国語のままとなる場合はSteamクライアント側のゲームプロパティから「言語」タブを開いて「日本語 (Japanese)」に切り替えよう。個別に対応言語毎のゲームプログラム・データを丸々ダウンロードする仕様となっており、ゲーム内からは字幕の切り替えは不可能。

f:id:BCC:20201024215049j:plain

f:id:BCC:20201024215109j:plain

f:id:BCC:20201024215205j:plain

バブル期の日本、噂話が広まるのが早い田舎で交通事故に遭い居た堪れなくなる櫻井栞奈と、受験に失敗し希望通りではない仕事に就いていた中国人の景、バブル好景気の噂を聞きつけた二人は逃げるようにしてそれぞれ東京へとやってくる。

そこで見つけた時給は安いものの古い駅舎に住むだけで給料が貰えるという求人。東京にやってきたばかりで住む場所もないため早速応募するが、定員1人のバイトに対してダブルブッキングとなる。

雇い主の計らいで二人ともバイトは引き受けられることとなったが、言葉も通じず生活文化も違う二人の共同生活が始まる。

龍が如くとベアナックルが合体した無料のミニゲーム「Streets of Kamurocho」が期間限定で配布中

Steamにて開催されているセガ設立60周年記念セールの一環として、メガドライブで発売されたベルトアクションゲームベアナックル2」のゲームシステムをベースにしてセガの人気アクションゲーム「龍が如く」の世界観を合体させた無料のミニゲーム「Streets of Kamurocho」が日本時間10月20日午前二時までの期間限定で配布されている。一度Steamアカウントに登録すれば半永久的に遊べると思うが、配布期間を逃すと今後入手できるかは不明なので欲しい人はお早めに。

※追記:配布終了

f:id:BCC:20201018212305j:plain

f:id:BCC:20201018212318j:plain

f:id:BCC:20201018212332j:plain

龍が如くの主人公である桐生一馬や真島吾郎、更に一定条件で解放される隠しキャラとして龍が如く7の主人公春日一番の三人からプレイヤーキャラを選び、神室町を一角を進みながら道中で襲い掛かってくるヤクザやチャイニーズマフィアを蹴散らし、最後に待ち構える錦山彰を倒すというベルトアクションゲームとなっている。

ゲームのステージ構成はベアナックル2のステージ1のみ、操作感やキャラクター性能もベアナックル2のアクセルそのもの。

収録されているステージは一つのみでステージ2以降は敵の性能や出現数が向上して高難易度となったものが永久ループするだけ、3人の中からプレイヤーキャラが選べるはずなのにどれ選んでもグラフィックが違うだけで全員技やボイスがアクセル、とあくまでも宣伝企画のミニゲームなので過度の期待は禁物ではあるが、二人同時プレイにも対応しており、ちゃんと龍が如く神室町の雰囲気が再現されているドット絵や、全プレイヤーもしくはSteamフレンド間でハイスコアが競えるオンラインリーダーボードまで完備されているなど、細かいところが作りこまれている。

この妙なところに力を入れていて、かかった労力を別のところに注いだほうが良かったんじゃね?と思わせてくれるのが往年のセガらしさだ。ゲームの出来はともかく、心意気だけはセガ60周年記念に相応しい。

 

1周目最後までのプレイ動画