Steam版HELLDIVERS 2、今後のアップデートでPSNアカウント必須になるとのことで低評価爆撃、110カ国くらいでおま国化&返金対応

※追記:コミュニティからの反発を受けアカウント必須アップデートを行わないと告知される。以下は当時の記事。

 

 

エリート部隊「ヘルダイバー」となって4名のチームを構成しエイリアンをせん滅していく協力TPS「HELLDIVERS 2」

ソニーパブリッシャでSteam版でもPS5版とのクロスプレイにも対応しているタイトルだが、ゲーム内でPlayStationのオンラインサービス向けアカウント「PSNアカウント」へのログインは今まで任意となっており必須とはなっていなかった。

だが、5月3日に公式から「5月30日からのアップデートで必須となり、6月4日までにSteamアカウントとPSNアカウントをリンクしておく必要がある」というアナウンスがあって大炎上、「非常に好評」を保っていたSteamレビューは最近のレビューでは「やや不評」、全期間でも「賛否両論」にまで低下している(今後のアップデートやレビュートピックズレ検出で変化する可能性あり)。

PSNアカウントを作成すること自体は数分でできるのに何故にここまで炎上してるんだ?とPSユーザーも多い日本では意味が分からないかもしれないが、実はPSNアカウントを作成できる国は少ない。69カ国位と言われている(PSNはセキュリティが心配、これ以上ゲーム用アカウントを作成したくない、という意見もあるが今回は排除)。

Steamで配信されているゲームでSteam以外のアカウントが必須となるタイトルは「HELLDIVERS 2」だけじゃない。マイクロソフトタイトルはMicrosoft(Xbox)アカウントが必須だし、Rocksterタイトル(GTA5やRed Dead Redemption 2)もそう、UBIタイトルも評判が良くないとはいえアカウント以外にクライアントまで要求される。だが、これらはPSNよりは作成できる国籍が多かったり(Windowsを販売している国=Microsoftアカウントを作成できる可能性が高い)、元からおま国化、後から必須にせず発売当初からだったので問題にならなかった。例外はEpicアカウントくらいか、これは必須だとレビューが本当に赤になる。

 

PSNアカウントを作成できない国籍の人から「アップデート後はプレイできるのか?」という苦情も当たり前のように出て5月5日、その該当の約110カ国(中東、東南アジア、アフリカ等)で「HELLDIVERS 2」がSteamから購入不可能(おま国化)となり、通常はプレイ2時間以内でしか受け付けていない返金対応もそれ以上超えていても可能だったという報告が上がった。

SteamDB「HELLDIVERS 2」更新履歴 - 購入不可能国追加

 

マジで何がしたいのかわからない。そもそもソニーファーストタイトルでPS版だけじゃなくPC版も売り出すのはPS持ってない層向けにも収益を出したりブランドの浸透を狙いにしていて、PS売ってない国だからPC版を買ったっていう人は多いだろうに突然遊んでいたゲームを一方的に取り上げるのではブランドの低下にしかならないだろ。