Steam(PC)版「天穂のサクナヒメ」が配信開始。

同人サークル「えーでるわいす」開発の和風アクションゲーム「天穂のサクナヒメ」のSteam(PC)版が、11月12日に発売予定のSwitch・PS4版よりも約1日ほど早い11月11日午前三時から配信が開始された。

ゲーム単体の通常版が定価5,478円、全42曲のデジタルサントラとアートブックを収録したデラックス版は8,100円、日本語吹き替え・日本語音声ももちろん対応

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ゲームの主人公サクナヒメは武神タケリビと豊穣神トヨハナの間に生まれた上級神であったが堕落した生活を送っていた。だが、神界に迷い込んできた人間たちが倉の米を盗み食いをし、止めようとしたサクナヒメは過って倉を燃やしてしまう。

罰としてカムヒツキはサクナヒメと人間たちに鬼が支配するというヒノエ島(鬼島)の調査を命じ、サクナたちは自給自足の生活をしながら島を冒険していくというストーリー。

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横スクロールアクションの探索パートでは道中の敵を倒しながら料理の食材や農具を作り素材を集めていくオーソドックスなゲームスタイルではあるが、他に類を見ないこのゲームならではの要素として「米作り」を行っていくのが最大の特徴となっている。

良質な米を育て収穫することでサクナのパラメータが向上するシステムとなっており、敵との戦闘を有利に進められる、というより米を育てないと殆どダメージが入らないので米作りが必須だ。

コマンドを数か所選択するだけで簡単に田植えが行えるようにはなっておらず(他人に任せることで自動的にもできるが質が悪くなる)、実際にサクナを操作して適度な間隔を開けつつ田に苗を植えたり、水路を開けて田に流す水の量を調整、雑草取り、稲刈り後は脱穀や籾摺りなどを全て自分の手で行わなくてはならない。

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動作自体は非常に軽い。SteamストアページのPC推奨スペックではCore i5 7500・GeForce GTX 1060となっているが、実際にはこのスペックなら4K解像度表示・最高設定でも60fps以上出てしまう。スペックが満たしていなくても設定さえ下げれば問題ないはず。妙に動作が重たい場合はCPU内蔵GPUで動いている可能性もあるので設定を見直しておこう。

なお自分のPC環境のせいなのか、垂直同期設定をオフにしているとフレームレート上限が40fpsとなる不具合が発生したが、垂直同期をオンにすることで常時60fps動作となった。同じようにフレームレートが安定しない、60fps以下となってしまう場合は垂直同期設定を見直してみよう。

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