汚い靴下をオマケにしていたスカルガールズとかいうゲーム

本当はSteamサマーセールが終わったくらいにまとめて記事にしようと思っていたのだが、何か感情が抑えられない話が出てきたので今書いておく。

 

スカルガールズ」(Skullgirls)というゲームをご存じだろうか?Steam版は2013年に発売されたカートゥーン調のグラフィックでムチムチな女の子(一部例外有り)達がチーム戦で戦う格闘ゲームで、かつて「Lab Zero Games」という会社が開発していたもののそこの代表者Mike Zaimont(Mike Z)氏がセクハラや人種差別発言などの不祥事を起こして会社が解散、Lab Zero Gamesに在籍していた他のメンバー達は「スカルガールズ モバイル」というスマホゲーを作っている「Hidden Variable Studios」という会社に移っていきスカルガールズ本体の開発もそこで開発が継続されていたのだが、今年6月27日に突然Steam/コンソール/モバイル版共通で今後のゲーム展開のために昨今の現実世界の情勢を反映してゲーム内の表現内容を変えるというアップデートが実施される。

元々ムチムチな女の子たちが戦うという特徴があるので対戦中にもパンチラのあるモーションがあったのだがそれらもパンツの色を黒くしたりしてズボン化、ストーリーモードなどでナチスを連想させるような軍服のキャラクターデザインを変更、集団リンチシーンのカットなど、更にはDLCとして売っていたデジタルアートブックのコンセプトの一部の修正およびファンアートの削除、もう一点アナウンスボイス(詳しくは後述)の削除を行ってきた。しかも、これらの決定は異議を申し立てる者がいても変更しないというのだ。

10年以上も何の問題もなく売ってきたのに突然問題視するのは何故か、十分な告知もせず購入したコンテンツの内容を削られるのはどういうことだ、と案の定炎上しSteamレビューはアップデート前は「圧倒的に好評」(95%以上がおすすめに投票)の評価だったのが、この記事を書いている時点で「やや好評」(同80%未満)まで落ち込んでしまった。(現在はトピックズレ検出が行われている)

一応断っておくと、このゲームで表現内容がアップデートで変わったのは初めてのケースではなく、パンチラが抑えられるアップデートが実施されてきたことがある。だがその時は話題にはなったもののここまで炎上するほどではなかった。今回のアップデートはストーリーの視聴で意味が分かりにくいシーンが出てくる、代金を支払ったはずのものが勝手に消される、とか完全に購入者に害にしかなってない。わざわざその宣伝までしていた規制シーンが無いというPC版GTA5を買ったはずなのに突然中身をコンソール版と同等の内容に変えられたようなものである。

 

おそらく格闘ゲーム大会「EVO」においてメインタイトルとして採用され懸賞金も出るので世間体の為に汚いものは排除しようという考えに陥ったのだろうが(追記:メインタイトルじゃなくてコミュニティトーナメントだった。)今更10年前のゲームをテコ入れしたところで10年以上もやりこんだ修羅勢に勝てるわけもないんだから新規層なんかくるわけもなく、現在サマーセールで90%オフという破格な価格付けをやっているにも関わらずプレイヤー数は一日500人未満というありさま(サマーセールが終わればおそらく300人未満となる)。レビューも見てみればわかるが批判してるやつも援護してるやつも過去二週間のプレイ時間は0時間が8~9割で占めている。誰もゲームそのものは古臭すぎて飽きて遊んでないのである。

そもそも大手格ゲータイトルのストリートファイター6はキャミィのハイレグ&プリケツは健在、モータルコンバットなんて血がドバドバ出て体が粉々に吹き飛んでくぞ。それらより古臭いタイトルにも関わらず表現緩めて何になる。

 

 

アップデートから一週間、大量の不評レビューが投じられ好評レビューにしても「私が気に入らなかったコンテンツを消してくれてありがとう。次はゲームそのものを消してくれるのかな?」とか「ゲームは面白いんで絶対に遊ぶべき。ただ購入するな(意味は分かるよね?)」とか大喜利状態になっていたのだが、7月3日~4日から突然不自然な好評レビューが付き初めその内容にしても「ペドやナチスの人生負け組連中が未成年のパンティが見れなくなったことに発狂して素晴らしいゲームを壊している」だの批判者を罵倒する内容が目立ち始めてきた。

一体どこから湧いて来たんだ?と調べてみたら、Steamフォーラムで載っていたのだが

どうやらEvan Hashimotoとかいう格ゲー大会司会者がTwitterで「未成年の性表現やナチスを削除したことに激怒する気持ち悪い連中に攻撃される筋合いはない」とか言ってサポートを呼びかけていたようなのだ。

その未成年キャラクター(注:現実の人物ではありません)がパンツ見せびらかして、問題表現のあるゲームをつい先週まで何も問題視してこなかったのは誰なのでしょうね?この方もレビューで批判者を子馬鹿にしている大馬鹿共も、もちろんオツムが良いからこのアップデートがある何年も前から「このゲームは未成年搾取ゲーだ!」とか現実と妄想の区別がついてない頭がイッちゃってることを言ってきたんですよね。

そして同じSteamフォーラムで話が大きくなっていたのがこれにSkullgirls公式アカウントがいいねを押しているというのである。証拠画像も載っていたものの「流石にコラだよね?」と思って実際にSkullgirls公式アカウントのいいね履歴タブを開いてみたらこのツイートが表示された。

成程、通りで「これに反対するものはペドかナチスの気持ち悪い連中」と公式は思っていたから批判の声は一切無視してたんですね。ふざけんじゃねぇぞクソ野郎。

 

 

このゲームクラウドファンディングでお金集めて新キャラクターDLCを実装するってことをやったんですよね。

で、その時にストレッチゴールの一つとしてロシアアナウンスボイスって物が用意されてたんですよね。今回のアップデートでこれも消されている。

このボイスの担当者は実は件のMike Z。削除した理由はわかりますね。でも、これも不快だから消してくれなんて言っていた外野がどれほどいたのか謎だし、クラファンに少額(30ドル)なりとも入れた自分には全く面白くないんだけど。

ジャッジアイズでもピエール瀧が不祥事起こして消えたけど、ピエール瀧版購入者はアップデートで強制的に改訂版になるとかなかったぞ。

いくらMike Zが屑だろうが、人と約束して金貰って提出したものを後から消すとかただの詐欺師のすることなんだから、テメェらはさっさとブタ箱行って臭い飯食ってこい。

 

 

話はこれだけに終わらず、スカルガールズのアーティストメンバーAtroxChobatsu氏のDiscordでの今回の騒動についての会話が漏れたのだが、その内容がこちら。

"like, there's a dirty sock in the corner that's just been there for years, and we only just had time to get it out of the way now"

(長年部屋の隅に放置してあった汚い靴下を、今になって片付ける時間ができたようなもの)

成程、自分らの売っているものは内心汚い靴下だと思いながら、こんなもの喜んで買っちゃうゲーマー共はクセェ連中だなーとか外部の人間から提供してもらったファンアートの類も汚ねぇ絵だなぁ、とか思ってたってことですね。

なんだ、長年放置していた汚い靴下から放出した菌で脳ミソにでも水虫が繁殖しちゃったのかな?

なお、これも偽造かと疑って当たり前かと思われるが、この件を画像付きに本人のアカウントにつきだしても一切無視。そういうことですね。

 

 

支援してきた人たちをペドだのポルノ中毒者だの見下すとんでもねぇ害虫だってのはわかって、普通の人ならさっさと見限って関わらないようにするんだろうけど、まだ怒りが収まらないし瞬間接着剤な自分はとりあえずあと1か月は粘着していこうと思う。

1か月後の8月4日~6日にEVOの大会があって、どうせこの騒動もその頃には終息してるでしょ、すぐ嫁とかいう気持ち悪いもんが変わる飽きやすいオタクくん🤮共のことだもんねぇ~、とかむこうは思っているだろうが、そんなことはさせねぇぞ(やっぱり気持ち悪いやつだと実証)。