核戦争によって地表は汚染されクリーチャーが出没するモスクワで、地下鉄駅に逃げ込み生き延びた人類の戦いを描くポストアポカリプスFPS「Metro」シリーズの最新作「Metro Exodus」のPC版が日本時間2月15日に配信された。
PC版は直前までSteamで発売されることとなっていたのだが、発売二週間前になって突如としてUnreal EngineやFortniteの開発元で知られるEpic Gamesが運営する「Epic Games ストア」の時限独占タイトルとなり、Steam版の予約が打ち切られる形となってしまったが、既にSteam版を予約していた人はEpic Games ストア版と同様に今日から遊ぶことができる。
時限独占期間は1年ということなので、Steamで再版されるようになるのは2020年2月15日となる。こんなことしてどれだけの人がEpic Games ストアに定着するのか、Metroコミュニティで大炎上しているし、他ゲームも独占されないか不安がられて逆にヘイト稼ぎまくりになっているのは気のせいではないだろう。
Steamのストアページは英語の説明文だし、対応言語一覧にも日本語にチェックが入っていないが、実は字幕も音声も両方とも日本語に対応している。14日にスパイクチュンソフトより発売された日本PS4 / Xbox One版と同様のものである。
自分は予約していたSteam版で日本語が入っているのを確認。Epic ストア版も入っているという情報はある。
配信直後はレビューで最適化不足やクラッシュの報告が絶えなかったが、アップデートがあったのかややレビューの評価も改善され、自分も遊んだ限りでは特に問題は発生しなかった。Core i5 4670K、メモリ16GB、GeForce GTX 1070、Windows 10の環境で1080p ウルトラ設定で60~90fps、エキストリーム設定で45fpsくらいは出せる。
本当に不満点はEpic Games ストア時限独占って点。美しいグラフィックに見惚れてスクリーンショットを何枚も取りたくなるゲームだし、何よりフォトモードも用意されているというのにクライアントの機能で撮影することは行えないし、公開するコミュニティも用意されていない不便なストアを強いられる。