PC版「Red Dead Redemption」が遂に配信、4K解像度・144fpsの高フレームレート・描写距離の大幅向上を実現

2010年にPS3 / Xbox 360用ソフトで発売されたものの長らくPC版が発売されてこなかったRockstar Gamesオープンワールドゲーム「Red Dead Redemption」が遂に待望のPC版が10月29日から配信が開始された。日本語字幕対応。

本編だけでなくDLC「アンデッド・ナイトメア」(マルチプレイ部分はカット)も収録して価格は定価6,820円。14年前のゲームにこの価格は正直高い。

 

既にPC版が発売されていた「Red Dead Redemption 2」(RDR2)よりも後の時代設定で、初代がPCで発売されてこなかったので先に2から始めたという人でも物語的には続きを見る感覚で遊べる。

元ダッチギャングの一員だったジョン・マースティンは犯罪から足を洗い家族と共に牧場を営んでいたものの政府の人間に家族を人質を取られ、ダッチギャングの残党やボスであるダッチの始末を命じられ、アメリカ西部・メキシコの大地を駆け巡ることとなる。

RDR2では一つ一つ細かい動作を操作できるようになっている関係で、どうしてもモッサリとした挙動や長押しを多用する複雑な操作性となってしまっていたが、このRDR1ではやれることが少ない代わりにボタンを押せばすぐ乗馬やアイテムの取得といった行動が取れるようになっている。リアル性よりもゲーム寄りの挙動で、RDR2の慣性に慣れなかった人やアクションを楽しみたいという人には打ってつけだ。

 

グラフィック面ではテクスチャ/ジオメトリ/ライティングと全ての面で流石に旧世代向けのゲームだと否めない質ではあるものの、その分動作は相当に軽く、またPCならではの特徴として4K解像度・144fpsまでの高フレームレート・FSR3やDLSS(DLAA)といった超解像技術・影の解像度の向上やソフトシャドウの改善・描写距離の向上等が行われている。

GeForce RTX 3060 Tiの環境で4K解像度・DLAA・その他設定を最高にしても90~100fpsを維持できている。

 

PC版よりも一足先にPS4(PS5)・Switchにも移植済みではあるが、それらコンソール版はXbox 360版とあまり変わらない描写距離だったり、解像度こそ上がっているもののフレームレートはPS5でようやく60fpsだったり(PS4・Switchでは30fps)と大きな画質の向上はなかったが、PC版の特徴である描写距離の向上は遠くに写る生い茂った草木や精密な岩肌によってかなり景色の印象が変わる。

このゲームのためだけにかつてXbox One Sを買ったこともあるが、比較しなくとも明らかにその当時に遊んだ光景が違うのが実感できる。

描写距離を最低(おそらくXbox 360・Switch・PS4・PS5版相当)と最高にした場合の比較画像を載せておく。

 

比較1 最低設定

比較1 最高設定

 

比較2 最低設定

比較2 最高設定