ポケットモンスターは「行きて帰りし物語」である

枯れた知識の水平思考

ポケットモンスターは、マップデザインと最小限のイベントのみで、「行きて帰りし物語」という物語構造を、ゲーム内に構築している。このゲームは、プレイヤーが、ゲーム中のキャラクターをゲーム進行に沿って主人公キャラクターを移動させているだけで、知らず知らずの内にそれとはなく物語を体験することが出来るようになっている。ドラゴンクエストに勝るとも劣らない形で、純ゲーム的なストーリーテリングの在り方を、ポケットモンスターは提示しているのだ。

プレイしていた当時は全く意識していなかったけど、指摘されて初めて気づく。