Amnesia: The Dark Descent クリア

Steamストアページ - Amnesia: The Dark Descent



ホラーアドベンチャーゲームAmnesia: The Dark Descent」をクリアしました。3種類のエンディング達成済み。
ストーリーは1830年代のプロイセン王国、主人公ダニエルがある城で記憶を失っている状態で目を覚ますところから始まる。過去の自分からの手紙には、ある「事実」に耐え切れず自ら記憶喪失になったこと、そしてアレキサンダーという人物を殺せと命令される。


ゲームシステムは同じ開発元の「Penumbra」シリーズと大体一緒。
マウスをドラッグして置いてあるオブジェクトを動かしたり拾ったり、また拾ったアイテムを組み合わせて特定の場所で使ったり。


城にはモンスターがうろついているが、主人公は武器を持てないので逃げるか隠れるしかない。物を動かして障害物にしたりして逃亡までの時間稼ぎをしたり、暗闇でモンスターが通り過ぎるのをじっと耐えるしかない。
だが、暗闇に長く留まり続けたり、モンスターを凝視してしまうとダニエルは正気度が減っていって視覚、聴覚、移動速度が落ちてしまう。。
ストーリーや謎解き重視のゲームなので、ステルスゲームが苦手な人でも、1回モンスターに殺されるとモンスターの反応が鈍くなる、更に2回目に殺されるとモンスターそのものがその場所には登場しなくなる親切なゲームシステムになっている。
しかし、あまりに簡単になりすぎるので、わざとゲームオーバーになって難易度を下げてしまった方がゲームを進められるので、ちょっとこのシステムは改善の余地があるかもしれん。
自動難易度低下機能のON/OFFくらいオプションに用意してもらいたかった。


「Penumbra」シリーズよりも断然雰囲気は良いし(というかPenumbraは続編からおかしな方向に進む)、
グラフィックもインディー系開発にしてはメジャータイトルと比べても争えるレベル。


PCゲームのホラーゲームとしてはトップクラスの完成度を誇っているし、
日本語化MODもあるので、(クトゥルー系)ホラーが好きな人にはかなりお勧めするタイトル

怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。
お前が深淵を覗くならば、深淵もまたおまえを見返すのだ。


フリードリヒ・ニーチェ善悪の彼岸』146節より引用