北米PS2ソフト「Bully」

とりあえずメインミッションが全クリアできたのでレビュー。
発売元はGTAシリーズでお馴染みロックスター(開発チームが違うけど)。Grand Theft Autoは「壮大な自動車窃盗」、MANHUNTは「人間狩り」、そしてBullyは「いじめっこ」と相変わらず直訳からして過激な感じを醸し出している。舞台はとある町の学園で、不良少年ジミー・ホプキンスが両親に置き去りにされることから始まる。そして、ガキ大将として君臨するまでの物語。
ゲーム内容は「学園版GTA」といった感じ。好きなときにミッションを引き受けクリアしていき、徐々に次のエリアやシステムがアンロックされていくタイプ。もちろん自由度も高く、校舎の警報機を鳴らして学園中をパニックにしたり教師の後ろに忍び寄って「Kick Me」等と張り紙を張ったりと悪戯し放題。
主人公が子供ということで銃や重火器は使えないし車も運転できないが、代わりに爆竹やビー玉やパチンコ銃といった玩具が武器で、乗り物はスケボー、チャリンコ、スクーター、ゴーカートとどれも面白いものばかり。
欠点といえばロード時間が長すぎること。ゲーム開始時に40秒以上、建物入ったときやミッション開始時に5〜10秒、服装などの着替えで一箇所着替えるだけでも1〜2秒掛かる。GTAシリーズ同様、PC版も出て欲しかったがホットコーヒー事件以降ロックスターはPCに消極的になっているので無理な願いか。
GTAシリーズと似ているとはいえ、全体的にGTAよりも更に軽い感じのゲームなので、GTAが好きな人嫌いな人がこれも同じ評価をするかどうかは微妙なところ。ある程度自由度があるとはいえ、GTAシリーズには無い制限もある(夜中になると主人公が眠くなってくる、子供なので警察に力負けしやすい)。
ただ、社会人ゲーマーの人はこのゲームをやると「学校時代の懐かしい思い出」が甦ってくるはず。


日本での発売の可能性は(内容が内容なだけに)低いし、仮に発売しても遊園地の「見世物小屋」やらいろいろと削除されそうな要素もあるので、北米版がお勧め。中学英語レベルでは会話シーン理解するのは難しいけど、ミッションクリアするだけなら問題ないはず。
Wii版やXbox360版も来年発売される予定なので機会があったら遊んでみてね。


公式サイト