Steam版「龍が如く6 命の詩。(英題:Yakuza 6: The Song of Life)」が配信開始。海外タイトルだが日本語完全対応

龍が如く」シリーズのナンバリングタイトル(0も含めて)7作目にあたる「龍が如く6 命の詩。」がPCゲーム配信サイトSteamで発売が開始された。

海外タイトルの「Yakuza 6: The Song of Life」表記となっているが、既に配信済みのシリーズタイトルと同様に日本語音声・日本語字幕を収録しておりゲームそのものは日本語版と同様だ。

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内容自体には差異はない(しいていえばニューセレナ屋上のパスコードが違う)にもかかわらず、価格は税込2,180円と現在日本で発売中のPS4新価格版(税抜3,490円)よりも安い

ちなみに、龍が如くシリーズは実在の俳優などをモデル化した人物が登場する任侠物のストーリーとなるのだが、実世界でその筋の人と関わりを持ってしまった例のあの人は消されていないので安心して欲しい(?)。

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1から続く主人公桐生一馬の物語としては最終作となる作品。新作7からは新主人公の春日一番へとバトンタッチされる。

ストーリーは5からの続き。桐生一馬に育てられたことを世間に公表しアイドルを引退した澤村遥。桐生が4年の刑務を終えた後は共に暮らすことを夢描いて沖縄の児童養護施設アサガオで生活を送っていたが、自分に向けられる世間の目によって養護施設の子供たちに迷惑がかかると思い桐生が出所する前に施設からいなくなってしまう。

出所した桐生は遥を探すのだったが、いなくなっていた遥は神室町でひき逃げにあい意識不明の重体、更に遥の子供であるハルトが誕生していたことを知る。残された手がかりから、遥が施設を出てから立ち寄っていた広島尾道へと向かいハルトの父親捜しを行うこととなる。

シリーズ恒例の神室町が舞台の他、今作では新たな舞台となる広島尾道での探索を繰り広げられる。

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Steam版「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」は韓国だけ特別仕様になっている

2003年に真・女神転生シリーズのナンバリングタイトルとして発売された「真・女神転生III-NOCTURNE」をHDリマスター化やボイスの追加を施し現行機種に移植した「真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER」のSteam版が発表および予約の開始が3月20日よりなされた。

このHDリマスター版では、追加要素が加えられた「真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス」及びそのマニアクス版から一部データを変更した「クロニクルエディション」という限定的に発売されていたバージョンも、デジタル豪華版にそれぞれ「ゲーム拡張:マニアクスモード追加」「ゲーム拡張:クロニクルモード追加」というDLCで付属している。

 だが、実はこのデジタル豪華版がとある地域でコンテンツ内容に差異が生じているのだ。

それが韓国版。なんとDLC「ゲーム拡張:クロニクルモード追加」だけが付属せず、専用バージョンのバンドル版が作られている。

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SteamDBの情報を閲覧すると「Degital Deluxe Edition (KR)」というものがあることが確認できる。

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ストアページのデジタルデラックスエディション説明欄。右下に小さく「*一部の地域では配信されません。」と表記されている。

 

クロニクルモードでは女神転生の開発元アトラスの自社タイトル「デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団」より葛葉ライドウがキャラクターとして登場するのだが、このライドウの格好が大正時代の学生を連想させるということで「大正浪漫」という表現に過剰な反応を示す韓国に配慮した結果こうなったのだろう。

なお、一時は韓国のみならず日本を除くアジア圏全域でライドウが削除されるとSEGAアジアからアナウンスされていたのだが、確認した限りではSteam版で特別仕様となっているのは韓国版のみだ。

台湾のゲーマーがchange.org上でアジア版においても日本版と同様に葛葉ライドウの実装を行ってほしいとオンライン署名活動を行っていたが、訴えが通じたのか台湾・中国・東南アジア諸国リージョンは全地域向け版で統一されている。

オープンワールドレースゲーム「Forza Horizon 4」がSteamで配信開始

Xbox / MSストア(Windows 10)独占タイトルとなっていたオープンワールドレースゲーム「Forza Horizon 4」が3月10日、PCゲーム配信サイトSteamにおいても配信が開始された。

他プラットフォームでは二年以上前に発売されたタイトルだが、ゲーム本編のみのスタンダード版でも定価7,452円、カーパックや拡張パックなどを収録したデラックス版・アルティメット版においてはそれぞれ8,900円、11,772円とフルプライス設定のままでSteam版発売記念のセールといったものもなし

ゲームのプレイにはXbox Liveアカウントが必須Xbox / MSストア版とのクロスプレイに対応しておりオンラインは無料Xbox Live会員でも行える、Xbox / MSストア版からの既存プレイヤーはリーダーボードなどの情報は共有されるが、セーブデータだけはSteam版専用となりゲームを最初からやり直すことになるので注意。

日本語字幕に対応しているが音声は英語のまま、またXbox / MSストア版からの難点だった直訳丸出しだったり変な改行がなされる字幕もそのままだ。

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Steamレビューではオープニングムービーが表示された後に起動しないという不具合報告が数多く上がっているが、自分の環境(OSはWindows 10で最新バージョンの20H2を適用)では起動は問題なく行えることを確認。動かない人は念のためWindows 10・ビデオドライバの更新、常駐ソフトの無効化、インストールデータの整合性チェックを行ってみよう。

 

夏・秋・冬・夏と四季が移り変わるイギリスのスコットランド北部からイングランド北西部の大地を、600台以上も収録された実在車に乗って縦横無尽に駆け巡り、数々のレースイベントに参加し自身のドライブテクニックをライバルに見せつけるもよし、または一人でも仲間と集まって行く当てもなく優雅にドライブするもよし、はたまた綺麗な背景をバックに愛車を様々な角度から撮影するもよし、楽しみ方は自分次第のドライブ生活を満喫することが出来る。

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MSストア版に比べてSteam版はパフォーマンスは向上している印象。

Core i7 4790K・GeForce RTX 3060 Tiという環境で、4K解像度・画質は最高のエクストリーム設定・MSAA 4Xにしてベンチマークを計測すると平均68~70fpsと60fps越えとなる。

4K解像度・最高設定の環境で楽しみたい人は RTX 2080 Ti・3060 Ti以上のビデオカードがあれば問題ないだろう。

ただ、大きめのデータを読み込むシーン(例えば走行中にいきなり別の場面に画面が切り替わる)などにおいて一瞬フリーズするような現象が発生する。

半年前にプレイしたMSストア版ではそのような現象は発生していなかった記憶があり、おま感によるものなのか最近のForza Horizon 4のアップデートによるものなのか、それともSteam版特有のバグなのかは定かではないが修正して欲しいところ。

3月19日のアップデートでスタッター現象が無くなったことを確認。

Steam版「龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル」が配信開始。

龍が如く」シリーズ最新作「龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル」が2月26日午前2時よりSteamにおいて日本地域から配信が開始された。

海外では去年の11月から配信していたにもかかわらずおま国状態だったが、公式配信に合わせて日本語音声&日本語字幕に対応し、また既にSteamで配信されている龍が如くシリーズは海外タイトルの「Yakuza」表記とは違いこの「龍が如く7」は日本タイトルのままとなっている。「インターナショナル」という副題が新たに付けられているが、無印版との違いは日本語音声以外に英語音声が選択可能なのと「PRENIUM NEWGAME」と「スーパー・ファイナルミレニアムタワー」を追加する有料DLCが最初から収録されている点。

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従来のアクションゲームだった龍が如くシリーズから主人公・舞台・ゲームシステムをすべて一新し、ターン制RPGに大きく生まれ変わったシリーズ最新作。

恩師の後を追って極道の道に入り、他人を助けるために殺人の罪を被る、出所すると環境が一変していた、という初代龍が如くのストーリーをなぞるかのような展開だが、冷静沈着・伝説と龍とまで呼ばれたほどの名声・実力も持ち合わせていた旧作の主人公である桐生一馬とは違い、新たなる主人公春日一番は地位も力も持ち合わせておらず、性格も感情的でがむしゃらに前に突き進むのみ。容姿だって正直第一印象では主人公の風貌が無い。

だが、仲間に助けてもらい時には人に手を差し伸べながら懸命に成り上がろうとするその姿が見る者の心を揺さぶってくる。

大きなモデルチェンジから不安視されていた前評判を覆して「どん底から這い上がる」という物語のテーマをゲームの評判でも成し遂げた快作。

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PC版の特徴に関してはもちろんグラフィックの大幅な強化。

4K解像度・無制限フレームレートに対応しており、モデル・テクスチャこそオリジナルのPS4版と同じなものの、PS4版のレンダリング解像度がおそらく720~900p相当だったためかなりザラザラしたような質感だったのに対して1080p以上の解像度に設定できるPC版はクリアな表示となり、また描写距離の向上で歩いていると遠方のオブジェクトがポツポツと湧き出てくることも無くなり、テクスチャフィルタリングも改善されたため建物や道路のシャープさも上がっている。

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 ※追記:おま国となっていた無料のパチスロDLCも配信開始。全コンテンツが遊べる状態となる。

残念な点はゲーム本編はおま国が解除されたものの、ゲーム内のミニコンテンツであるパチスロが遊べないという点。パチスロを遊ぶには無料のDLCを導入する必要があるのだが、版権の問題なのかこれが現在でもおま国となっていて日本Steamアカウントには追加不可能。

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ゲーム内でパチンコ屋に行きパチスロ台を選ぶとストアページが表示されるはずが何も表示されず、タイトル画面に別途パチスロの項目があるが台を選んでも画面がブラックアウトしたままとなって遊べない。

もちろん、ゲーム本編やこの他のミニゲームに関しては問題なく遊べるようになっているのでパチスロ目的ではない人には影響しないものの、パチスロが遊びたかった人には致命的で何か一つコンテンツが欠けても他機種より冷遇されているとも感じさせられてしまうので、なんとかして欲しいというのが率直な感想。

 

マイクロソフト公式サイトから削除されていたDirectX 9.0c ランタイムが復活。Windows 10で少し古いゲームをプレイする際の必須プログラム

マイクロソフトのOS「Windows」でゲーム関係のAPIを受け持つ「DirectX

最新のWindows 10にはDirectX 11.4と12が最初から組み込まれているものの、旧世代のDirectX 9に関しては組み込まれておらず、画面表示以外にも音声やコントローラ入力なども総合的にサポートする関係で古いゲームのみならず比較的最近のゲームタイトルでもインストールが必須なのだが、今年一月下旬からマイクロソフト公式サイトでダウンロードが不可能となってしまい困った事態となっていたが、再びマイクロソフト公式サイトより再ダウンロードが可能となった。

マイクロソフト公式サイト - DirectX End-User Runtime Web Installer

現時点では英語サイトしか用意されていないがインストーラをダウンロードして実行したところ日本語表記で、Windows 10 20H2環境でも更新されていないもしくは取得されていないDirectX API群のDLLが存在する場合はアップデートが行えることを確認。

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インストールプログラム自体は旧バージョンと全く差がない(不必要なBingインストーラもそのままだ)ものとなっているが、プログラムファイルの出所元を証明するデジタル証明アルゴリズムがSHA-256に変更され2021年2月18日のタイムスタンプが埋め込まれている。

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海賊となり大航海に繰り出すオンラインアクションアドベンチャー「Sea of Thieves」が日本語字幕対応アップデートを配信

海賊となり財宝探しや他の海賊の船を襲いお宝を盗むといった冒険を繰り広げる最大4人まで協力プレイが可能なオンラインアクションアドベンチャーゲーム「Sea of Thieves」が2月19日のアップデートで待望の日本語UI/日本語字幕への対応がなされた。

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Xbox / PC (Windows ストア / Steam)全機種で対応しているようで、自分もSteam版においてもゲームのプロパティで言語が日本語に設定されていれば日本語化することを確認。

簡単なチュートリアルや指示はともかくとして、一部ミッションにおいて謎解き要素があり母国語以外では分かりにくかったというプレイヤーもいたかと思うので、大変うれしいアップデートであろう。

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Steam版「ぎゃる☆がん りたーんず」が配信開始。4K・60fps表示対応の初代「ぎゃるがん」が楽しめる

2011年にXbox 360版、2012年にPS3版が発売された眼(ガン)シューティングゲームぎゃる☆がん」を現行プラットフォームでリマスターした「ぎゃる☆がん りたーんず」のSteam版が2月12日より配信が開始された。もちろん日本語音声・日本語字幕対応。定価は6,380円となっており、発売から2月20日までの一週間限定で10%オフの5,742円。

このリマスター版は「ドキドキカーニバル」「スコアアタック」「更衣室」という新モードと新キャラクターの追加、一部グラフィックの強化、後述の規制が緩和されたPS3版をベースに、タイアップ物を除くDLCが最初から収録、新規イベントイラスト、解像度の向上が施されたものとなっている。

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ドジな見習い天使「ぱたこ」が主人公「茂手杉 天造(もてすぎ てんぞう)」に恋の矢を撃ちすぎてしまい、天造は一日限定でモテ男になってしまうがその日のうちに恋が実らないと一生誰からも好かれない状態となってしまう。恋の矢の効果で天造に迫ってくる女の子たちを眼(ガン)力で昇天させながら、4人いるヒロインのうち1人に愛の告白を行うというレールシューターゲーム。

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昨今何かと五月蠅いご時世となり、このゲームが発売された当初でもXbox 360版ではカメラアングルやUIに変更がなされ女の子のパンツが見れなくという改善ならぬ劣化アップデートが配信されたり、このリマスター版についても本来であればSwitch /Xbox One/PCの三ハードでのリリースを予定されていたものの、全プラットフォームで一貫したのプレイ体験を確保できないということでXbox One版だけ急遽発売中止になったという経歴があり、Steam版は無事リリースされたとはいえ日本人口の半数近くの方が心配で夜も眠れない日々を過ごされたと思うが、女の子を昇天させた時にスカートが舞ったり、とあるイベントでパンツが丸見えの状態になったりとゲームをやれば百発百中パンツァー砲が発射される。

うおおおおおおおおおおおおーーーっっっぱんつみせろやーーーーーーーぁぁぁ!!!

ダブルピースを決めたり、制服そのものを脱がしたり、VRで女の子が間近に迫ってくるといったその後のシリーズ作品に比べるとパンツいやパンチに欠けるが、当時のプレイ体験をそのまま再現できたことは大変喜ばしい。

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先週開催されていたSteamゲームフェスティバルでは期間限定体験版が配信されており、その時のバージョンでは1080p・30fps上限という残念な仕様で規制以外にPC版の最適化も不安要素ではあったが、製品版では4K表示対応・60fps化(ただしシューティング・ドキドキパートのみで会話シーンや一部イベントは30fpsのまま)が施されており、この点についても心配ご無用。

先に発売されたSwitch版ではロード時間の長さが短所だったが、もちろんPC版ではロード時間も数秒で終わるほど短く快適なゲームプレイとなっている。

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