第二次世界大戦下の北アフリカを舞台にしたスナイピング・ステルス主体のTPSゲーム「Sniper Elite 3」のSteam版が10月1日のアップデートにて公式に日本語字幕対応となった。
有志による日本語化Modは存在しているものの今回のアップデートで導入の手間を省け、2014年にスパイク・チュンソフトより発売予定だったPS4日本語版が中止となってしまい、ようやくSwitchで今年12月に日本語パッケージ版が発売予定となっていたが、一足先にSteamの方で公式による日本語版で遊べる。
1996年にエルフからPC-9801用アダルトゲームとして発売され、セガサターン版が1997年、Windows移植版が2000年、更にグラフィックやUIを一新したリメイク版がPS4/Vitaで2017年、Switchには2019年に発売されたアドベンチャーゲーム「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のSteam版が配信された。
価格は定価5,480円で10月9日の一週間限定で10%オフの4,932円、更に早期購入特典として56ページのデジタルアートブック(英語)が付属する。
死んだと思われていた考古学者の父親から丸い鏡とガラス玉がはまった謎の装置が届いた主人公・有馬たくや。
添えられていた手紙の指示通りに装置を持って剣ノ岬に向かうが、そこには裸の女性が倒れており、女性を介抱していると突如として姿が消滅してしまう。更にたくやの義母・亜由美やたくやの通う学園の学長・龍蔵寺、謎の転校生である神奈も現れるが、突如として地響きとともに閃光に包まれ、気が付くとたくやを除く3人の姿は剣ノ岬から忽然と消えていた。
「A.D.M.S」と呼ばれる分岐マップシステムが特徴のゲームシステムで、現時点の分岐マップポイントで装置にはめられた「宝玉」を使用すると時間が経過したり別の並列世界に移動しても別の並列世界で入手したアイテムをそのまま持ち越してその場所から再開することができるセーブポイントを作成でき、先に進んで別の並列世界へのルートに必要なアイテムを入手してから宝玉を使った場所まで戻るということが可能となっている。
分岐があってもあくまでも別のシナリオを見るだけの行為で他の分岐には一切影響しない既存のアドベンチャーゲームとは違い、分岐することによって別の分岐を攻略する糸口になっていたりとアドベンチャー特有の分岐するシナリオとゲームシステムをうまく融合させることに成功させ、並列世界やタイムリープを題材にしたその後発売されたアドベンチャー・ノベルゲームにも大きな影響を与えている。
今回のSteam版はリメイクのSwitch版ベースの移植で、グラフィックが一から書き直されておりBGMはリメイク版とオリジナル版の二種から選択可能になっていて、コンソールで発売されたものなのでR18シーンなどは存在しない。またSwitchで移植された際に追加された、移動可能な場所やイベントが発生する場面が画面左右両端表示されるミニマップやヒントなどの攻略補助機能も備わっている。
「ひぐらし」「うみねこ」に続く竜騎士07原作・07th Expansion制作のノベルゲーム「なく頃に」シリーズ最新作「キコニアのなく頃に phase1 代わりのいる君たちへ」のSteamストアページが開設が開設されている。
配信予定日は10月4日でパッケージ版と同日となっており、パブリッシャーは既にSteamで「ひぐらしのなく頃に」「うみねこひぐらしのなく頃に」など「なく頃に」シリーズを配信しているMangaGamerが務め、もちろん今までのシリーズと同様に日本語にも対応。
日本では「カーネルおじさん」の愛称でケンタッキーフライドチキン(KFC)店舗の店先にも立像が設置されているKFC創業者「カーネル・サンダース」を題材にした恋愛シミュレーションゲーム「I Love You, Colonel Sanders! A Finger Lickin’ Good Dating Simulator」が9月24日よりSteamで配信が開始された。ファンゲームとかジョークとかの類じゃなく公式で制作されたものです。
無料タイトルだが、対応言語は英語のみ。
舞台は1学期の期間が三日のみという料理学校。主人公のクラスメイトとなったお馴染みカーネルおじさんとの親交を深めていく恋愛シミュレーションゲームだが、もちろん題材を聞くだけでもバカゲーの類だというのは判断できるが、カーネルおじさんが白髪で髭を生やしているお馴染みの風貌にも関わらず物凄いハンサムでスタイリッシュな体系だったり、変な星形ヘアースタイルで上半身に黒ジャンと裸エプロンのようなものを羽織った大男やクラスの先生でフライ返しを咥えた犬などのこれでもかと個性を主張し過ぎている登場人物、会話でところどころ出てくるカーネル・サンダースの格言や伏字になっているケンタッキーのレシピなどのネタなど、正直ツッコミどころが追い付かない。
なお、KFCがこのような奇妙奇天烈な広報活動を行うのは今回のゲームが初めてではなく、公式Youtubeチャンネルでもどういう判断で広報費をこの動画に費やしたのか常人には理解しがたい動画を時折上げている。脂ぎったケンタッキーの食い過ぎで、脳にまで脂肪が溜まっちゃったのかな?
とりあえず、カーネルおじさんが日本でどれくらい愛されているか世界のみんなに伝えるために、「大半の日本人はクリスマスにケンタッキーを食べるんだよ。僕たちはカーネル・サンダースを愛してる!」とSteamでレビューを書いておいた。
※ケンタッキーは海外ではジャンクフードです。海外から見るとお祝いの日にジャンクフードを食って過ごすイカれた日本人
Kickstarterでクラウドファンディングを実施し開発費を募っていたが、発売直前になってEpic Gamesからの融資を受けてその融資条件として当初予定していたSteamでの配信ではなくEpic Games ストア(EGS)時限独占となった「シェンムー3」。
ただたんに皆が出資時に期待していたSteamでの配信を延期という仕様変更を土壇場で行っただけでなく、返金対応はしないとメールで返答、ストレッチゴールで約束した仕様を撤回、EGSがディスクからのゲームインストール機能を備えていなかったために「PC版の物理メディアにシェンムー3のインストールデータが収録されず、Epic Gamesランチャーのインストールプログラムのみ収録」というそもそもファン向けのコレクターズアイテムとして致命的な内容があったのにも関わらず、これらの事をEGS独占だと発表した時ではなく支援者から個別に問い合わせされてからようやく事後報告して大炎上となり、結局しないといっていた返金を希望者向けに行う方針に変更、時限独占が切れる1年後にはSteamキーを配布するとアナウンスされ、そして今日9月20日に返金受付とSteamキーに関しての続報が発表された。
シェンムー3 - PS4版のリージョン変更及び、返金(Refund)のためのサーベイ実施のご案内
以前のUpdateにて、PC版(Epic Games Store)を選択された方の中で希望される方については1年後のSteamキーの配布をお知らせしておりましたが、現時点でValve社との交渉が継続しており、確約をいたしかねる状況です。
サーベイでは希望の受付を行いますが、Valve社との交渉の結果によっては配布できない可能性があることをご了承いただけますと幸いです。
はあ、そうですか。できるかどうかも確約できないのに1年後の配布をお知らせしたんですか。
ほんと、その場限りの嘘をついてどうにもならなくなったらできましぇ~んとか言うことしかできねぇ小学生並みの連中だな。
自分たちがシェンムー3のSteamストアページとSteamコミュニティーページを作成したっていう記憶はまだあるのかな?このページの管理や運営って誰が行ってるの?ストアで販売もせず、一銭にもならないサイト残してもValveの負担になるだけだよね。
で、1年後にキーを配布したとしてもタダでゲームデータダウンロードされるだけだし、そもそもその頃には商品価値なんて大きく下がっているからキー登録ではなくストアから直接買う人間なんて今年中に発売した場合よりも圧倒的に少ないよね。
キーの発行を拒否られたとしても文句言える立場にないのに、なんでValve社との交渉が~とか言ってんの?
まあ、こんな噓八百で塗り固めることしかできない開発元やパブリッシャーとはさっさと縁を切るのが衛生的によろしい。
返金方法はFangamerのバッカー管理ページから「サーベイ回答を変更する」を開いて、希望のプラットフォーム選択で「返金(REFUND)」を選んで「次へ」を押せば返金への同意画面が開き、同意すると返金先に指定するPayPalアカウントもしくはSoftbank Paymentを選んで20営業日~最大3か月営業日で返金されてくるとのこと。
返金ならびに希望プラットフォーム変更の受付期間が10月3日23時59分とゲームの発売まで余裕がないために二週間程度とかなり短いので早めに済ませておこう。
もし返金同意画面で戻るを押すと、またプラットフォーム変更で「返金」を選んでも返金先の指定画面まで進めなく不具合(?)があるが、その場合は別のプラットフォーム選択を行ってからまた返金を選択すれば元に戻せる。
出資時は1ドル=120円程度で、その頃よりも円高になっている今日では多少損することとなってしまったが、出資した250ドルと物理アイテムの送料代10ドルが戻ってきてくれた。
実際に振り込まれたらSteamでゲームを買おうかな。
返金出来て、あー、よかった、よかった。よかったよ。
スーパーロボット大戦25周年記念作品第二弾としてPS4 & PS Vitaで発売された「スーパーロボット大戦V」のSteamストアページが開設されている。
配信予定日は10月3日となっており、価格は税込8,208円で現在予約受付中。念のために言っておくがもちろん日本語対応。
ザンボット・ダイターン・ガンダム・ナデシコ・マジンガー・エヴァンゲリオンといった計26作品のロボットアニメがゲームオリジナルストーリーで共演するシミュレーションRPGで、スパロボシリーズでは初となるSteam版の発売となる。
先に発売されていたPS4 & PS Vita版では別売りとなっていた20話に及ぶボーナスシナリオDLCがSteam版では最初から収録されている状態での発売で、また10月30日までの早期購入特典としてプレゼントシナリオ「スペシャルスターター・パック」・「ラブリー・プレゼントV」・オリジナルロボット「グルンガスト」&「ヒュッケバイン」が序盤から使用可能という特典が付く。
なお、この手のSteamで売られる版権物はよく権利関係でおま国になるケースが多かったりするが、このスーパーロボット大戦Vは中国を除いた日本を含むアジア圏限定でのみ発売で欧米・中東・アフリカ地域ではおま国という珍しいリージョン規制がかかっている。
SteamDB スーパーロボット大戦V 情報 - 地域ごとの価格一覧
SteamクライアントのゲームライブラリUIを一新する新デザインを誰もが試すことができるオープンベータが9月17日より開始された。
参加方法はSteamクライアントのウィンドウ左上にある「Steam」の項目を選択し「設定」を選択、「アカウント」タブ内で「ベータへの参加」項目内にある「変更...」を開き「Steam Beta Update」に切り替えてSteamクライアントを再起動すれば完了となる。元の正式版クライアントに戻す場合は「なし - どのベータにも参加しない」に変更する。
新デザインのライブラリトップ
左側に所有しているゲームの一覧とタイトル検索バーが出るのは従来と一緒だが、新デザインでは所有しているゲームの最新アップデート情報やニュース、最近プレイしたり購入したゲームの、最近プレイしたゲームで遊んだフレンドやフレンド内で人気となっているゲームの一覧が中央スペースに表示されるようになっている。更にスクロールするとグラフィカルな所有ゲーム一覧が表示される。
左側の所有ゲームからタイトルを選んだ際の表示切替
まず目につくのが今までタイトル名を右クリックしないと出てこなかった項目類がゲームを選択するとすぐさま出るようにデザインされるようになった。Steamクライアントの機能で個別にゲームのコントローラ設定が行えるのだが、右クリックしないといけないのでSteamの機能を解説しているサイトなり色々弄ってみた人でないと知らないという人も珍しくなかったと思うが、これでコントローラ設定周りで対処方法が分からないという人も自力で気づくかもしれない。
これだけでなくスクロールして表示項目を切り替えると、フレンドのゲームプレイ状況を確認することが出来るアクティビティ欄も、従来は「フレンドアクティビティ」で全ゲームが無造作に流れてくるのを閲覧するほかなかったが、新デザインでは選択したゲームに絞ってフレンドが達成した実績や共有したスクリーンショットなどの作品やレビューを表示することが可能となった。
また作成したプロフィール用バッジや所有済みのトレーディングカードもこのライブラリ上から直接閲覧できるようになり、わざわざプロフィール欄でバッジ一覧ページを開いて新たなバッジクラフトや必要なトレーディングカードを確認する必要も無くなり手間が大分軽減されている。
従来のデザインでも「タグ」機能でライブラリ内のゲームを整理することは可能ではあったが、新デザインではこれが「コレクション」という名称に変わり、ただのフォルダ分け機能としてだけじゃなくグラフィカルなゲームタイトル画像でそのコレクションだけに絞って表示して可視性を高めるようになっている。
「コレクション」機能の使用方法はゲームタイトルを右クリックして「追加」→「新規コレクション」を選択するか、「ライブラリホーム」と記載された場所のすぐ右にある4つの四角形が並んだボタンをクリックしてコレクション一覧画面を開いて「新しいコレクションを作成」を選択する。
コレクション名を入力して「コレクションを作成」ボタンを押すことで新たなコレクション一覧が作られ、このコレクションスペースに左側のゲームタイトルをドラッグして引っ張ってくるか右クリックして「追加」で作成したコレクション名を選択することでコレクションにゲームが追加される。ShiftキーやCtrlキーを押しながらの複数ゲームを選択し同時に追加することにももちろん対応している。
また、手動でコレクションを追加するだけじゃなく設定したゲームジャンルやストアタグに合ったゲームを自動的にコレクション内に登録する「動的コレクション」というものも用意されている。
タイトル検索バー右横のスライドボタンをクリックしてジャンルやタグを選んで「動的コレクションとして保存」を押すか、先ほどの新規コレクション作成画面で「動的コレクションを作成」の項目を選択することで条件に合ったゲームのコレクションが作成される。
ただ、この機能はかなり改善の余地あり、というか抜本から変更しないとダメかと感じる。
トレーディングカード対応ゲームを自動的に登録してくれることも可能だが、既にレベル上限までバッジを作成済みのゲームまで登録されるのでバッジ未作成のゲームを確認したいという用途には使えない。
コントローラサポートの項目も「フルサポート」と「部分的サポート」の違いがハッキリとせず「部分的」と表記したゲームでも完全にコントローラで遊べたり、ジャンル項目も細かく絞られておらず、ストアタグも時折ゲームに合っていないと思われるものが登録されていて余計なものが追加されるケースが多い(例:「メトロイドヴァニア」で保存するとBatman: Arkhamシリーズが登録される)。
そもそもSteamストアのカテゴリ設定があまり細かくなかったり、曖昧な表現が多くて中途半端なのだ。
正直、「プレイ状況」のプレイ済み・未プレイで作成して、積みゲー確認位の用途しか思いつかない。
なお、「未プレイ」にのみチェックを入れて「積みゲー」という動的コレクション作ったら現時点で7,262本ありましたとさ。
アカン