Steam版「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」が配信開始。PS4/Vita/Switchで出たリメイク仕様で、Switch版で追加された攻略補助機能付き

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1996年にエルフからPC-9801用アダルトゲームとして発売され、セガサターン版が1997年、Windows移植版が2000年、更にグラフィックやUIを一新したリメイク版がPS4/Vitaで2017年、Switchには2019年に発売されたアドベンチャーゲームこの世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のSteam版が配信された。
価格は定価5,480円で10月9日の一週間限定で10%オフの4,932円、更に早期購入特典として56ページのデジタルアートブック(英語)が付属する。

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死んだと思われていた考古学者の父親から丸い鏡とガラス玉がはまった謎の装置が届いた主人公・有馬たくや。
添えられていた手紙の指示通りに装置を持って剣ノ岬に向かうが、そこには裸の女性が倒れており、女性を介抱していると突如として姿が消滅してしまう。更にたくやの義母・亜由美やたくやの通う学園の学長・龍蔵寺、謎の転校生である神奈も現れるが、突如として地響きとともに閃光に包まれ、気が付くとたくやを除く3人の姿は剣ノ岬から忽然と消えていた。

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「A.D.M.S」と呼ばれる分岐マップシステムが特徴のゲームシステムで、現時点の分岐マップポイントで装置にはめられた「宝玉」を使用すると時間が経過したり別の並列世界に移動しても別の並列世界で入手したアイテムをそのまま持ち越してその場所から再開することができるセーブポイントを作成でき、先に進んで別の並列世界へのルートに必要なアイテムを入手してから宝玉を使った場所まで戻るということが可能となっている。
分岐があってもあくまでも別のシナリオを見るだけの行為で他の分岐には一切影響しない既存のアドベンチャーゲームとは違い、分岐することによって別の分岐を攻略する糸口になっていたりとアドベンチャー特有の分岐するシナリオとゲームシステムをうまく融合させることに成功させ、並列世界タイムリープを題材にしたその後発売されたアドベンチャー・ノベルゲームにも大きな影響を与えている。

 

今回のSteam版はリメイクのSwitch版ベースの移植で、グラフィックが一から書き直されておりBGMはリメイク版とオリジナル版の二種から選択可能になっていて、コンソールで発売されたものなのでR18シーンなどは存在しない。またSwitchで移植された際に追加された、移動可能な場所やイベントが発生する場面が画面左右両端表示されるミニマップやヒントなどの攻略補助機能も備わっている。

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