Steamのゲームライブラリ、新たなデザインを試せるオープンベータが配信開始

SteamクライアントのゲームライブラリUIを一新する新デザインを誰もが試すことができるオープンベータが9月17日より開始された。

参加方法はSteamクライアントのウィンドウ左上にある「Steam」の項目を選択し「設定」を選択、「アカウント」タブ内で「ベータへの参加」項目内にある「変更...」を開き「Steam Beta Update」に切り替えてSteamクライアントを再起動すれば完了となる。元の正式版クライアントに戻す場合は「なし - どのベータにも参加しない」に変更する。

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新デザインのライブラリトップ

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左側に所有しているゲームの一覧とタイトル検索バーが出るのは従来と一緒だが、新デザインでは所有しているゲームの最新アップデート情報やニュース、最近プレイしたり購入したゲームの、最近プレイしたゲームで遊んだフレンドやフレンド内で人気となっているゲームの一覧が中央スペースに表示されるようになっている。更にスクロールするとグラフィカルな所有ゲーム一覧が表示される。

 

左側の所有ゲームからタイトルを選んだ際の表示切替

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まず目につくのが今までタイトル名を右クリックしないと出てこなかった項目類がゲームを選択するとすぐさま出るようにデザインされるようになった。Steamクライアントの機能で個別にゲームのコントローラ設定が行えるのだが、右クリックしないといけないのでSteamの機能を解説しているサイトなり色々弄ってみた人でないと知らないという人も珍しくなかったと思うが、これでコントローラ設定周りで対処方法が分からないという人も自力で気づくかもしれない。

これだけでなくスクロールして表示項目を切り替えると、フレンドのゲームプレイ状況を確認することが出来るアクティビティ欄も、従来は「フレンドアクティビティ」で全ゲームが無造作に流れてくるのを閲覧するほかなかったが、新デザインでは選択したゲームに絞ってフレンドが達成した実績や共有したスクリーンショットなどの作品やレビューを表示することが可能となった。

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また作成したプロフィール用バッジや所有済みのトレーディングカードもこのライブラリ上から直接閲覧できるようになり、わざわざプロフィール欄でバッジ一覧ページを開いて新たなバッジクラフトや必要なトレーディングカードを確認する必要も無くなり手間が大分軽減されている。

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従来のデザインでも「タグ」機能でライブラリ内のゲームを整理することは可能ではあったが、新デザインではこれが「コレクション」という名称に変わり、ただのフォルダ分け機能としてだけじゃなくグラフィカルなゲームタイトル画像でそのコレクションだけに絞って表示して可視性を高めるようになっている。

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「コレクション」機能の使用方法はゲームタイトルを右クリックして「追加」→「新規コレクション」を選択するか、「ライブラリホーム」と記載された場所のすぐ右にある4つの四角形が並んだボタンをクリックしてコレクション一覧画面を開いて「新しいコレクションを作成」を選択する。

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コレクション名を入力して「コレクションを作成」ボタンを押すことで新たなコレクション一覧が作られ、このコレクションスペースに左側のゲームタイトルをドラッグして引っ張ってくるか右クリックして「追加」で作成したコレクション名を選択することでコレクションにゲームが追加される。ShiftキーやCtrlキーを押しながらの複数ゲームを選択し同時に追加することにももちろん対応している。

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また、手動でコレクションを追加するだけじゃなく設定したゲームジャンルやストアタグに合ったゲームを自動的にコレクション内に登録する「動的コレクション」というものも用意されている。

タイトル検索バー右横のスライドボタンをクリックしてジャンルやタグを選んで「動的コレクションとして保存」を押すか、先ほどの新規コレクション作成画面で「動的コレクションを作成」の項目を選択することで条件に合ったゲームのコレクションが作成される。

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ただ、この機能はかなり改善の余地あり、というか抜本から変更しないとダメかと感じる。

トレーディングカード対応ゲームを自動的に登録してくれることも可能だが、既にレベル上限までバッジを作成済みのゲームまで登録されるのでバッジ未作成のゲームを確認したいという用途には使えない。

コントローラサポートの項目も「フルサポート」と「部分的サポート」の違いがハッキリとせず「部分的」と表記したゲームでも完全にコントローラで遊べたり、ジャンル項目も細かく絞られておらず、ストアタグも時折ゲームに合っていないと思われるものが登録されていて余計なものが追加されるケースが多い(例:「メトロイドヴァニア」で保存するとBatman: Arkhamシリーズが登録される)。

そもそもSteamストアのカテゴリ設定があまり細かくなかったり、曖昧な表現が多くて中途半端なのだ。

正直、「プレイ状況」のプレイ済み・未プレイで作成して、積みゲー確認位の用途しか思いつかない。

 

 

なお、「未プレイ」にのみチェックを入れて「積みゲー」という動的コレクション作ったら現時点で7,262本ありましたとさ。

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アカン