Steam英語版「RAGE 2」が配信開始、現時点で欠損表現の規制はなし

小惑星が地球に衝突しルール無用のウェイストランドと化した世界を旅する、オープンワールドFPS「RAGE 2」のSteam版が配信開始された。

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Steamでは日本語版が6月6日にアンロックされることになっており現時点では英語(かEU圏言語)でしかプレイすることができないが、日本コンソール(PS4 / Xbox One)版は人間を殺害した際の欠損表現がカットされることが発表されているが、日本語版が配信されていない現時点のSteam版では欠損表現の規制は一切なく、頭部両手足が吹っ飛んだり上半身と下半身が分断されるようになっている。

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※参考:Bethesda日本公式Twitterアカウントが発表した規制情報

 

最近SteamでリリースされているBethesdaゲーは先に英語版を配信して日本コンソール版に合わせて日本語言語を追加するという形を取っているものの、サイコブレイク2(The Evil Within 2)が無規制Wolfenstein 2が規制あり、とコンソール版と同じ表現規制が入るかはタイトルごとに異なっていたが、規制があったWolfenstein 2は英語版の段階で規制が入っていたのでRAGE 2はサイコブレイク2と同様に日本版でも規制が入らない可能性がある(あくまでも可能性なので確定ではない)。

 

動作はかなり軽い。

Core i5 4670K、メモリ16GB、GeForce GTX 1070、Windows 10の環境で解像度1080p、可変解像度は無効、画質設定はウルトラ(最高設定)にして80~88fps、画面いっぱいに爆発エフェクトやパーティクルが広がるような重たいシーンでも70fpsを切ることがなく、表現規制以外にPC版の最適化不足が心配だったがその点についても全く問題なし。

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Steam版「龍が如く 極2」が配信開始。日本語対応、バーチャ2・バーチャロンも完全収録。

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PS2で発売された「龍が如く2」を「龍が如く6」で使用されたドラゴンエンジンでリメイクした「龍が如く 極2」がSteamで配信開始。価格は定価3,288円。

Steamストアでのタイトルは「Yakuza KiwamiI 2」と海外タイトル表記となっているが、既にSteamで配信されている「龍が如く0」や「龍が如く 極」と同様に日本語音声・日本語字幕の完全日本語版となっているので安心(?)して欲しい。

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もちろんミニゲームとして「バーチャファイター2」や「電脳戦機バーチャロン」も収録されているので、公式にPC上で遊べる初めてのアーケード版完全移植となる。

もうSteamで売ってるメガドライブ版バーチャファイター2で「これはバーチャ2なんだ!2Dだしリオンと舜帝がいないしなんか別物だけど絶対バーチャ2だ!」なんて自分をマインドコントロールしなくてもよいのだ!

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PS3とのマルチタイトルだった0や極と違い、PS4世代で初採用されたドラゴンエンジンということでPCの要求スペックはかなり上がっているが、Core i5 4670K・メモリ16GB・GeForce GTX 1070・Windows 10の自分の環境では1080p・最高設定でほとんどのシーンで60~70fpsを維持、一部イベントシーンで一瞬50~55fpsに落ち込む程度となっている。

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極2はPS4でやっていないのでPS4版との違いは正確に比較できないが、同じくドラゴンエンジンを採用している「ジャッジアイズ」(キムタクが如く)をSteam版極2が配信される前にクリアまで遊んだのでそれとの比較。ジャッジアイズをプレイしていて気になったジャギーや細かいチラつきが目立たず体感的に20fpsで動いているかのような動作のモッサリ感が全くなくヌルヌルして遊べるのはかなり気持ちいい。ロード時間もSSDを搭載したPS4スリムでも7~8秒くらいと微妙に長い間があったが、PC版極2はHDDへのインストールでも短いイベントシーンならそもそもロード自体が発生せず、長い場所でも3~5秒程度で終わる。

 

気になるのが何故かデフォルトのカメラ視点移動の設定が上下左右共に「」入力になっている。ゲームを開始して右スティックを右に倒したらカメラが左に旋回し始めたときは何が起きたのか一瞬わからず硬直してしまった。

カメラ視点移動の設定は「ゲーム設定」を開いて「(主観モード)視点操作」をすべて「」にする。「入力設定」の方にはカメラ視点の操作方向を決める設定はないので勘違いしないように。

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突然死したHDDの買い替え

ゲームインストール/データバックアップ用に使っていた4TB HDD「WD4003FZEX」が何の予兆もなく突然死してしまった。

突然パーティーションが消失してHDDを接続した状態だとWindowsが立ち上がらず、何度かPCを再起動していたらディスクチェックが始まって一時的に表示されるようになったものの、再度認識しない状態となった。「復旧天使」というクラッシュしたHDDからのサルベージに比較的成功しやすいソフトも使ってみたのだが、これでもフォルダ内容までは確認できたものの、データのコピーに失敗して吸い出すことは無理だった。

バックアップ用と言っても外付けHDDに二重にバックアップを取って、容量の少ないファイルに関してはクラウドストレージに保存しているので、失ったものといえばここ2年くらいに取り貯めていた工学メディアのレトロゲーム機のゲームディスクイメージくらいだし、まだオリジナルのメディアが読み出せる状態なのでまた取り直せばいいし、OS自体はSSDにインストールしているのでPCもそのまま使えてダメージは少なくて済んだ。

WD製のHDDは購入から5年保証と謳っているけど、シリアルナンバーから保証期間を調べるとなんとわずか半月前に保証期間が切れているという。なんというタイミングの良さ。まあ保証期間だとしてもすぐ代替品が届くわけじゃないと思うし、ゲームのインストール用にも使っていたのでこのままではPCでゲームができず、Steam版「龍が如く2 極」や「RAGE2」の発売も近いということで早速新しいHDDを注文。

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今度もまたWD製の4TB HDD「WD4005FZBX」価格は約2万2千円で、約5年前に買った「WD4003FZEX」とほぼ一緒。同じ4TBの容量、7200rpmの回転数だが、キャッシュメモリが64MBから256MBに上がっているのがカタログスペック上から読み取れた進化点。

SSDに速度で劣ると言ってもまだまだ容量が必要な場面があってHDDを選んだが、SSDの進化が激しい昨今では次回ストレージの寿命で買う大容量ドライブはSSDでも手に入る価格になっている可能性が高いので最後の個人的に使うHDDになりそう。

実容量約3.8GBを半分づつにパーティーションを区切って作成。速度的には元のHDDと同等以上であればそれでいいんだけど、念のためCrystalDiskMarkベンチマークを計測

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シーケンシャルで約250MB/sec、ランダムアクセスでも読み込みが約2.8MB/secで書き込みが約5.7MB/secとHDDにしてはかなり高速な速度。

Steamで「ゴールデンウイークセール」が実施、和ゲーだけでなく日本風ゲームもセール対象

Steam ストアページ - ゴールデンウィークセール特集ページ

日本のゴールデンウィーク到来に合わせてSteamにおいて、スクウェアエニックススパイクチュンソフトバンダイナムココーエーテクモカプコンコナミ・プレイズム・デジカなどといった日本メーカーや日本風のゲームなどがセール対象となる「ゴールデンウイークセール」が開始された。セール期間は5月7日までの一週間。

対象タイトルの関係でどうしてもアニメ調の絵柄のタイトルが多いセールとなっていて、その手のタイトルに興味がないもしくは苦手という人にはあまり熱心に確認するセールではないかもしれないが、ゴールデンウィーク中にSteamで国産ゲームが遊びたい人にはいい機会になるだろう。

ぶっちゃけ純粋な和ゲー以外にもアニメ調だったら日本以外のタイトルもセールに入っていたり、セールトップページのタイトル一覧以外にもセール対象となっているタイトルは実は多いのでよく確認しておいた方がいい。

以下はトップページに載っていないタイトルの一例

 

  • 塊魂 アンコール (40%オフの2,073円)

 

 

 

 

  • SNKヒロインズ Tag Team Frenzy (50%オフの2,490円)

 

store.steampowered.com


  • カプコンベルトアクション コレクション (40%オフの1,980円)

 

 

  • 428 ~封鎖された渋谷で~ (70%オフの1,188円)

 

  • まいてつ (30%オフの1,064円)

 

  • 獣王(パチスロシミュレーター。90%オフの80円)

「サムライスピリッツ零SPECIAL」令和カウントダウントーナメント大会が2019年4月30日22時より千葉県銚子で開催

平成の終わりまで残すところあと2日
令和・・・レイワ・・・レイ・・・0・・・ゼロ・・・零・・・

和・・・和風・・・侍魂・・・サムライスピリッツ・・・
新しい年号の始まり・・・おめでたい日・・・スペシャル・・・
つまり!「サムライスピリッツ零SPECIAL」である!

 

千葉県銚子にある商業施設「銚子セレクト市場」のテナント内で4月30日22時より、「サムライスピリッツ零SPECIAL」の令和カウントダウントーナメント大会が開かれることとなった

会場:銚子セレクト市場内テナント(無料駐車場有り)
開場:4月30日22時
終了:5月1日02時ごろ
参加費:無料
18歳未満参加禁止

使用機種:Switch版アケアカ
エントリー受付:4月30日22時~22時20分
試合開始:4月30日22時30分
試合形式:個人トーナメント/2先
使用コントローラ:運営側で用意するSwitch版RAP
トーナメント以外の時間帯はフリー対戦会開催


SNKe-Sports Support Program」のサポートによる公式グッズや令和にちなんだ何かも上位3位までの入賞者にプレゼント予定とのことなので、我こそはという腕に覚えのある剣客達よ、千葉の秘境に集結だ!

メガCD修理に挑戦・・・が失敗、コンデンサ以外で電源回路の故障原因

※追記:その後、これとは別に二台のメガCDを修理する

メガCDの修理にリベンジ・・・今度は成功 - 人生に疲れた男のblog

メガCD 起動時のロゴマークが化けて表示される・完全に表示されない場合の修理 - 人生に疲れた男のblog

 

ジャンクでメガCD(メガドライブの拡張機器)を買ったものの電源が入らないという人が身近にいたので、興味本位で修理を引き受けてみました。

ゲーム機修理のblogでもよく取り上げられている、よくあるコンデンサの経年劣化による電源不良でコンデンサの入れ替えだけで直るものだろうと高を括っていたものの、家に持ち帰り中を開けてびっくり。コンデンサ全体の8~9割近くの周りにおそらく液漏れと思われるベタツキが確認でき、何故か電源レギュレータ周りのコンデンサが3本、電源/オーディオ基板(通称サブボード)やCDドライブとカスタムIC/CPU/メモリなどが搭載されたメインボードを繋ぐ二本のフラットケーブル、CDドライブのディスクトレイを稼働させるベルト、更にはBIOS-ROMが抜き取られていたりとジャンクと言っても部品取りに使われた可能性が高いものだった。

 

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本体を開けた直後、メインボードの空いたROMソケットとフラットケーブル差込口

 

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サブボード写真。C25・C26・C27のコンデンサがそもそも無い。

 

そら、メインボードそのものに電源が供給されないんだから絶対電源は入らないし、BIOSが無いんだからブートもしないわ、と思ったがコンデンサを総入れ替えしてフラットケーブルやBIOS-ROMの代用品を取り付ければまだ直るんじゃと希望を取り戻して修理を開始。

アルコールを染み込ませた綿棒で基板を綺麗に拭き、フラットケーブルは1.25mmピッチのものを適当な大きさにカットして形成、BIOS-ROMは27C1024にバックアップで取っておいた別のメガCD1のBIOSを書き込んで差し込み、コンデンサもメインボード・コネクターボード・サブボードにあるものは電解・表面実装コンデンサを問わずすべて交換、CDドライブも新しいベルトを張って、後述するスイッチ用のトランジスタも交換。

 

 

結果は・・・直りませんでした。電源を入れても相変わらず画面は真っ黒なまま。基板をむき出しのままメインボード・サブボード・コネクタボードをメガドライブに差し込んで電源を入れてみると各ICには+5Vの電圧は供給されていて、CDドライブのピックアップを奥に移動させてから電源を入れると手前側まで移動しているので電源周りは問題ないと思われるが、液漏れしたコンデンサが基板を腐食させてたかICそのものがダメになっているっぽい。おそらく元の所有者も電源部分のコンデンサだけ交換してみて動くかやってみたものの、結局立ち上がらず取り付けたばかりのコンデンサをまた取り外したり、他の部品も別のメガCD補修用の部品としてストックしたのだろう。そう考えると納得がいく。

メガCDはネット上にセガで使われていたと思われる修理用のサービスマニュアルが流出していて、回路図がそのまま見れるようになっているので、基板の腐食だけなら回路図を見ながらテスターで通電しているか一つ一つ回路を確認していくのも手かもしれないけど、そこまでしても直る保証はないし、直ったとしてもまだCDドライブやオーディオ回路が正常かどうかすらもわからない状況ではくたびれもうけに終わる可能性があるのでやめておいた。

 

 

これだけじゃ意味のない記事になってしまうが、コンデンサの劣化以外で電源回路の故障要因になりそうなところを発見したので該当する人がいれば参考になるかもしれないので記載しておく。「Sega CD TR4」で検索すると海外掲示板で何件か報告があるものの日本語サイトでは具体例が上がってない故障例で、サブボードのDCジャック付近にあるTR4と基板に記載された緑色のトランジスタが故障して電源が入らないというもの。このトランジスタ、最悪の場合燃える。自分もテストでACアダプタを接続して通電していたら、微かに煙が立ち込めたので急いで電源を抜いて基板を見てみたらトランジスタの周りが焦げ茶色に変色していた。

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このトランジスタはPNP エピタキシャル形 ダーリントン接続 トランジスタ「2SB963-Z」というもので、メガドライブ本体から流れてきた+9~10Vの電源がTR3トランジスタのベースに流れてコレクタ-エミッタ間が通電状態となり、その手前に接続されたTR4ベースへの電流が弱まって今度はTR4コレクタ-エミッタ間が通電状態になってCDドライブへの12~13V供給とレギュレータを通して各ICに5Vを供給するようになっている。

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同じ型のトランジスタがすぐ入手できなかったので自分は秋月電子で売られていた「TTB1067B」というもので代用。使用して安全か、動作に支障がないか保証はできないのでお勧めはしないが、これでメガCDにACアダプタを差しただけではレギュレータやCDドライブ用の電源回路に電気が流れず、メガドライブ側のスイッチがオンになった時だけ電源が流れることまでは確認。

同じような特性のPNP ダーリントントランジスタでCEBの接続さえ間違えなければ使えるかもしれない。

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Steam版「Cuphead」に日本語対応アップデートが配信開始

1930年代風のカートゥーングラフィックを実現するため鉛筆・インク・水彩絵具を利用しすべて手書きによるグラフィックスと、何百回と死ぬこと必須な激ムズ難易度が特徴の横スクロールアクションゲーム「Cuphead」

日本語に対応したNintendo Switch版が4月18日配信され、アナウンスではSwitch版の配信同日に他機種でも多言語対応されるとのことだったものの結局丸一日遅れとなってしまったが、先に発売されていたXbox One / PC(Steam)版においても日本語の他に多言語対応のアップデートが配信され日本語で遊べるようになった。

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英語設定で起動している場合はゲームタイトルメニューの「OPTIONS」から「LANGUAGE」を選択し、「ENGLISH」を「日本語」に切り替えれば日本語表示となる。

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フォントもちゃんと雰囲気に合ったものを選別されているというのはもちろんのこと、普通のフォントでは表現できないような文字は新規に手書きで書いて表現しているようで、ローカライズのクオリティはこれ以上なく良いと言える。

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