Steam版イース8 発売1か月にしてようやく内部解像度設定オプションが追加される。

※追記:前回のアップデートから1年以上も経って、グラフィックの改善・安定性向上・ローカルCo-opへの対応を行う大型アップデートが配信開始

イースシリーズ最新作、更にSteamで発売されているイースシリーズでは日本語音声も完備ということで注目を集めていたものの、度重なる延期、発売後も最適化不足で不評レビューを集めていたSteam版「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」

発売初日からアップデートが何度も繰り返し配信され、特にレビューで多数指摘されていた一部シーンでのフレームレートの低下、ランダムなクラッシュは大分軽減され、垂直同期が有効にならなかったりアナログスティックで移動速度を調整できないといった問題が徐々に解決されていったが、発売から約1か月経った今日のアップデートによって遂に内部解像度が変更可能となり、PS4版以上の高解像度表示によってPCならではの高画質な画面で遊ぶことが可能となった。

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内部解像度の変更方法はオプションから「画面」タブ内にある「レンダリング」の項目で軽量・通常・高解像度・超高解像度の4段階から選択が可能となっている。設定を切り替えた後はゲーム自体を再起動する必要がある。おそらくそれぞれ540p・720p・1080p・4K相当の解像度に変更されると思うが、確かに超高解像度設定で画面解像度を4K設定にした際に初期バージョンとは違い画面がボケたような印象は無くなった。ただし輪郭がザラザラしたような画質の独特のアンチエイリアスや、被写界深度がかかっているシーンが多いのと、UIの解像度には変更がないようなので差異が分かりにくい。

発売初日は「ほぼ不評」と荒れ放題だったストアレビューも「賛否両論」レベルまでようやく持ち直したとはいえ、最初からあと2~3か月延期して今日までのアップデートレベルにまで仕上げたうえで発売さえできていれば、どれだけよかったことか・・・。

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Steam版「リトルウィッチアカデミア 時の魔法と七不思議」

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アニメ「リトルウィッチアカデミア」を原作にしたゲーム「リトルウィッチアカデミア 時の魔法と七不思議」のSteam版。日本語音声・字幕も収録されてはいるが、US価格が$39.99のところ日本Steamストアだと8,208円というおま国価格なので目玉が飛び出そうになるが、Indiegalaや外部キー販売サイトでは$30~39程度(3~4,000円)で売られており、今のところSteamへのキー登録も日本IPのまま登録可能で日本語も完備されているのでSteamストアから直接買わなくてもいい。

Indiegala - リトルウィッチアカデミア ストアページ

 

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幼いころ、シャイニィシャリオの魔法ショーを見て魔女に憧れ、ルーナノヴァ魔法学校に入学した主人公の日本人アツコ・カガリ。夏休み前日、図書室の整理を先生から命じられ、本を整理している最中に地下に隠された部屋を見つけ謎のダンジョンを探索するが、1日が終わるとまた前日に時間が戻ってしまう。このループを抜け出すために、この謎の部屋の秘密を解き明かすというストーリー。

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学校内を自由に歩き回りサブイベントの攻略やアイテムの調達・強化を行えるアドベンチャーパート、ダンジョンを攻略しアイテムなどを見つけながら奥にいるボスを撃退していく戦闘パートから構成されている。トゥーンレンダリングによるキャラクター描写が特徴のグラフィックで、会話シーンはもちろんのことアドベンチャーパートの移動時や戦闘パートでもアニメのように動き回ることが可能となっている。メインキャラクターだけでなくモブキャラクターとの会話もフルボイスで収録されており、中途半端に音声が流れなくて会話シーンで違和感を覚えることがある和ゲーも珍しくない中では評価できる。ただこのアドベンチャーパートのサブクエスト攻略は面倒にも感じられる。学校内が広いのは探索し甲斐があっていいのだが、逆を言えば移動に時間がかかってしまうのが難点で、サブクエストの発生が特定時刻のみだったりしてマップを見てクエストが始まっているのを確認して移動してたらもう終了していたということも発生する。

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戦闘パートは大味。3人チームで操作キャラ1人にAI2人でダンジョンに乗り込むが、味方AIの動きがかなりいい加減で、トラップに自分から突っ込んでいってダメージを食らったり、設定した魔法を使ってくれない、ちゃんと自キャラについてこなくて画面に引っかかって移動できないなど。また多人数戦ということで同時に発生する攻撃エフェクトのせいで画面がごちゃごちゃしたような印象で、何が起きているのか画面をパッと見てわからない状況が発生することがある。まだ序盤だからかもしれないが、適当にレベルアップしながら装備を強化していけば基本ボタンガチャで何とかなってしまいアクションゲームとしての面白さがない。

先に発売されていたPS4版ではこの戦闘パートが極端にフレームレートが低下するというレビューもあったが、Steam版ではもちろん余りあるPCのスペックによって最高設定でも常時60fpsで遊ぶことができる。まあ、フレームレートが安定しているからといって面白くなるわけではないのだが。

正直なところ、よくある原作ゲー止まり。アニメのように滑らかなトゥーンレンダリングやフルボイスによる会話パートはアニメ原作ゲーとしてよくできた部分で、原作好きが喜ぶのはもちろんのこと原作アニメを知らない人にもアニメの雰囲気を掴みやすく作りとなっているが、戦闘パートや怠い移動シーンがゲームとして足を引っ張っている。中途半端にアクションを入れないで、アドベンチャーパートにだけ絞った作りの方が評価が良かったかもしれない。

獣人アクションRPG「Stories: The Path of Destinies」がSteamにおいて週末限定で無料配布中

※配布終了

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浮遊島を舞台にキツネ獣人が冒険を繰り広げる見下ろし方視点のアクションRPG「Stories: The Path of Destinies」が、同じ開発元Spearhead Gamesの新作「Omensight」が5月16日に発売されるのを記念して、Steamにおいて無料配布が実施されている。配布期間は5月14日(正確な終了時刻は不明)までとなっており、期間一度入手すれば半永久的にアカウントに追加される。

入手方法はSteamにログインして、Steamストアページから「ゲームをインストール」ボタンをクリックするのみ。

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公式には日本語に対応しておらず、日本語化Modも確認した限りでは現時点では存在しないようだが、入手しておいて損はないはず。

また同時に「Omensight」をSteam上でウィッシュリストに入れてそのスクリーンショットを送ることで、「Stories: The Path of Destinies」のコレクターズエディションや、「Omensight」のデジタルサントラ・アートブックがもらえ、更に「Omensight」のSteam登録用のゲームキーが抽選で当選する「Wishlist Quest」という企画も開始されているようである。

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Steam版「STEINS ; GATE 0」が配信開始

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現在アニメ版も放送中の想定科学ADV「STEINS;GATE 0」Steam版が5月9日より配信が開始された。

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前作はMAGES.がセルフパブリッシュを行っていたものの、今作からはスパイクチュンソフトがパブリッシュ担当に切り替わっている。
パブリッシュ元が変わったからといって、おま国やおま値が発生しているかと言えばもちろんそんなことはなく、音声も字幕も日本語を収録しており、価格も定価3,480円・前作とのバンドル版なら5,814円となっており、ダウンロード版の定価が7,560(PS Vita版は6,480円)円のPS4/PS3版と比べてもかなりお買い得となっている。

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Steam版「バレットウィッチ」発売

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今は亡きキャビア(現在はマーベラスAQLに権利移行)開発のXbox 360専用タイトルだったTPSゲーム「バレットウィッチ」のSteam版がリリースされた。価格は定価1,520円で発売1週間は10%オフの1,368円という大変リーズナブルな設定になっている。

日本語字幕には対応しているものの、音声に関しては英語のみの収録。無料配信されていたミッションやコスチューム類のDLCはすべて最初から収録されている。

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PC版ならではの要素としては4K解像度や上限無制限フレームレートへの対応は行われているものの、基本的にXbox 360版からのベタ移植。確かに解像度やフレームレートの向上はしているもののUIは720pのままで粗く表示され、プリレンダムービーも同様に720pかつ20fps程度の画質のもの、銃撃戦の中平然と横切る一般人や設置物を貫通する主人公アリシア、撃たれても反応が薄い敵や違う意味で殺風景に感じられる廃れた街並み、当時から見ても粗さが目立っていたであろう部分はそのままとなっている。メニュー画面はマウスカーソルで選択できないのはもちろん、キーコンフィグすら用意されておらず、設定されているマウス&キーボードでの魔法召喚の操作方法にしてもしっくりこないボタン配置となっていて、マウスホイールクリックで魔法メニュー呼び出し、マウスホイール回転で魔法切り替え、魔法選択だけはキーボードのZXCキーと全く統一感がない。

ただし、即死ゲーとして有名だったゲームバランスはある程度は調整されており緩和されている模様。

元が10年以上前のゲームということだけあってPCのスペックもあまり要求されず、自分のGeForce GTX 1070なら4K解像度で常時60fps以上、Steamレビューを見るとGTX 1050 Tiでも4K解像度で最低でも40fps以上は出るようなので、ゲーミングPCと言えるようなPCでなくてもおそらく遊ぶことができるだろう。

 

マウス&キーボードへの対応がイマイチだったり、PC版特有の要素は薄いものの、今更バレットウィッチをプレイするためにXbox 360を引っ張りだしてくる手間をかけずに遊ぶことができるのは喜ばしいことだろう。どうしてもキーボードがしっくりこないならコントローラでやれば済むし、フレームレートやバランス調整の利点を考えれば360で遊ぶよりは圧倒的に快適ではある。

とりあえず、みんなも女子校生アリシアを操作してパンツや透けブラをじっくり堪能しよう。

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Steam版イースVIII

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※更に追記:前回のアップデートから1年以上経って大型アップデートが配信される

※追記:ここに記載されているバグや問題点は発売1カ月後のアップデートで大体修正済み。フリーズの軽減やアナログスティック移動、内部解像度の変更など行えるようになっている。

去年9月に発売するはずがPC版特有の最適化問題や先に発売された海外PS4版のローカライズ品質の低さから急遽販売が延期され、その後も一向に発売する気配が無いまま7か月を過ぎようとした今年4月、突如配信が決定し4月17日から発売が開始されたSteam版イースVIII。

ここまで延期しているにも関わらず何故か発売することへのアナウンスが消極的に感じられたり、今年1月にプログラムのコアな部分から修正する必要があると説明していたのにそれからわずか3か月足らずで発売と、急に販売を開始するので何かおかしいとは思ったら、案の定PC版の最適化はうまくいっておらず、フリーズやフレームレートの不安定さなどの技術的な問題が数多くSteamレビューで報告され、レビューやSteamフォーラムは大荒れとなってしまっている。

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とはいえ自分の環境(Core i5 4670K、メモリ16GB、GeForce GTX 1070、WIndows 10、Xbox Oneコントローラ使用)では報告されている音割れやフレームレートのカクツキは発生しておらず、プロローグ中もフリーズといった問題は起きなかった(ただし島上陸後の会話シーンで一度だけ発生)。

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ただし内部解像度が720p固定のよう4K解像度設定にしてもスクリーンショットを見るとジャギーがかなり目立つ。画質面でPC版特有の優位性は今のところ一切ない

発売直後はV-Syncが有効にならないという問題が発生していてちょっとカメラを動かすたびにティアリングが発生して見れたものじゃなかったが、発売初日に早速配信されたパッチで解決し、画面が途切れることなく滑らかに動かせるようになった。散々延期したんだからこの程度の問題は最初から発生しない状態で発売するのが当たり前なんじゃ?っていうツッコミはアリだ。

ボタン表記に関しても手抜き感があり、ゲーム中やメニューではXboxボタン表記なのにヒント画面ではPSボタン表記のままというチグハグさが目立つ。1枚画像をそのまま表示しているにしか過ぎないから仕方ないにしてもどうにかならなかったのか。

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強いて評価できる点はもちろん日本語完全対応という点。今まで配信されてきたSteam版イースシリーズでは初となる字幕のみならず音声も日本語で収録されており、英語字幕/音声とも自由に切り替えが可能となっている。

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ここだけは本当に評価できる点(これもまた和ゲーなんだから対応しているのが当たり前だろって突っ込まれたらおしまいだけど)だし、これで日本でのPC版イースシリーズ売上が持ち直してくれたらよかったのだが、最適化不足が完全に水を差す形になってしまっている。

Steam版FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION、発売1カ月足らずで33%オフセール

「・・・オレな」
「覚悟して定価買いしたんだよ」
「けど」
「なんか こうして」
「1カ月足らずでセールになってるの見たら」
「悪い やっぱ辛えわ」

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「しんど」