AI技術によるアップスケーラーでブラウザ上でのYoutubeなどの動画視聴を高画質化するGeForceドライバ・・・のはずなのだが。

GeForce RTX 30/40シリーズ向けのビデオドライバ「531.18」において、Microsoft EdgeGoogle Chrome上の動画再生(ハードウェア動画再生を行っているコンテンツであればYoutubeNetflix等は問わない)を機械学習を利用してノイズリダクションやアップスケーラを行い高画質化する機能「RTX Video Super Resolution」が追加されている。

NVIDIA ドライバダウンロードページ

利用方法は対応したビデオカードを備えたPCなら、ビデオドライバ、Webブラウザを最新版に更新を行い、NVIDIAコントロールパネルを開いて「ビデオイメージ設定の調整」→RTX ビデオ強調の「スーパー解像度」にチェック、、またアップスケーラということでビデオカード・ソフトウェアの更新だけでなく元の動画よりも高い解像度が表示可能なディスプレイ(例として1080p動画を再生するなら1440p以上)も必要となってくる。


・・・と簡単に動画が高画質化出来て神機能かと思いきや、何故か自分の環境では動画の画質に変化がみられない。画面解像度を4K設定になっていることを確認してRTX ビデオ強調の項目にあるクオリティの項目の値を変更してみても変化なし。

調べた限り、自分以外にも変化が見受けられないという報告が何件も上がっているので、特定環境下で有効にならない不具合でもあるのか。いやちゃんと適用されている人の比較画像見てみるとシャープネスをちょっと上げて表示した程度の変化なので、動画によってはあまりにも差異が少なくて有効になっているかどうかわからないのが正直なところか。

※追記:変化がみられないというのは勘違いだったようでやはり一応は適応されている様だ。ただ1080pの動画だと元からある程度画質が保たれているので向上しても差異が少ない、480pなどの低解像度の動画なら目に見えるほど変化が起きるが、セル風(アニメやCG)ならともかく実写だと色階調がマシュマロのような質感となってしまい元の質感を大きく損なう可能性もある。現状では、ちょっと使いどころが難しい機能か。