Xboxを代表するFPS「Halo」シリーズの6タイトルを一つにまとめたコレクション「Halo: The Master Chief Collection」(Halo:TMCC)のPC版に最後のタイトル「Halo 4」が11月17日より配信が開始された。はずだったものの、なんとPC版を遊ぶのに購入先として選ぶ人が多いであろうSteam配信のバージョンにおいて英語以外の言語データがアップロードされておらず英語以外ではプレイ不可能という状況が続いていた。
だが配信から3日経った今日になって、足りなかったデータがようやく追加される修正アップデートが入り、日本語を含む多言語でHalo 4を遊ぶことができるようになった。
日本語音声・日本語字幕の両方に対応している。
またXbox実績に対応、Xbox One版Halo:TMCCからの進捗状況も引継がれるが、マルチプレイはクロスプレイに非対応。
今までのシリーズタイトルと同様に、ゲーム本体とは別に追加言語データをダウンロードする必要があり、Steamクライアントのライブラリより「Halo: The Master Chief Collection」を右クリックして「プロパティ」→「DLC」タブを開くか、右ウィンドウの項目をスクロールして「DLC の管理」ボタンをクリックし、「Halo 4」と「MCC - H4: Extended Language Pack」の項目にチェックを入れれば追加のダウンロードが開始される。
ゲームは「Halo 3」のラストでコールドスリープに入っていたマスターチーフとAIのコルタナが乗っている船をコブナント達が襲撃し目を覚ますところから始まる。幸いにも襲撃から脱出するものの、謎に満ちた惑星「レクイエム」へとマスターチーフは降り立ち、新たなる敵種族「プロメシアン」との戦いに挑むというストーリー。
元はXbox 360末期となる2012年に発売されたタイトルで、次世代機のXbox One世代初期タイトルと言われても不思議ではないくらい当時としては高画質なグラフィックだったのが特徴。
オリジナル版は30fps/720p、Xbox One版Halo:TMCCでは60fps/1080pとなり、更に今回のPC版では4K解像度/無制限フレームレート/描写距離や影の解像度、テクスチャフィルタリングなどが改良され、流石にごく最近のタイトルと比べると劣るかもしれないが、一定水準の画質となっている。同じくHalo:TMCCで配信されている2008年製のHalo 3とその改良エンジンと思われるHalo 3: ODSTとHalo: Reachを比較してみると、進化具合が分かるだろう。
PC版の最適化も問題なく行われており、Core i7 4790K/メモリ16GB/GeForce GTX 1070の環境で4K解像度・最高設定にして常時60fpsで遊ぶことができた。
また、今までのPC版Halo:TMCCのグラフィック設定は大雑把に3つのプリセットから選ぶ形しか用意されていなかったが、Halo 4配信(その前からもしれないが未確認)に合わせてプリセット選択以外に個別にアンチエイリアス・ディティール・影品質・テクスチャフィルタリングといった項目毎に設定を変更することが可能になった。
なお、このアップデートの影響か操作のキー割り当ての一部に割り当てられてないキーが出てきているので、設定から操作タブを開きキー配置で「初期設定に戻す」ボタンを押して一度初期化しておこう。