宇宙進出を果たした人類とその人類が初めて遭遇した知的生命体「コヴナント」との間で起きている戦争に、対コヴナント部隊「スパルタン」の一人「マスターチーフ」が謎のリング状の惑星「ヘイロー」を巡って戦いを繰り広げるFPS「HALO」シリーズの1・2・3・4、更に外伝に当たる「HALO 3: ODST」がDLCとして配信されたXbox One用に発売されたシリーズリマスター版「HALO: The Master Chief Collection」(以下HALO:TMCC)が、日本時間3月13日のInside Xboxの放送においてPC版が2019年後半に発売されることが発表された。
PC版のHALOシリーズが発売されるのはWindows VistaやGame for Windows Liveの販売促進を目的として発売された「HALO2」以来となりそれだけでも注目に値するが、マイクロソフトのファーストタイトルということでMicrosoft ストア専販になるかと思いきや、なんとSteamでも発売されることも同時に発表され、既にストアページが開設されている。
Steam版においてもXbox Liveへの接続とアカウントが必要になってくるシステムとなっている。
ただ、必要PCスペックの項目がx64 CPU・OSという表記のみで具体的なCPU・メモリ・GPUといったスペックの告知はなく、また対応言語も5か国語のみで日本語の対応表記が含まれていない状況になっている。
オリジナルのXbox・360版から全シリーズ日本語音声と日本語字幕が収録されておりXbox One版HALO:TMCCも完全日本語対応となっていたのでPC版にも収録されていておかしくないはずなので、ストアが仮開設の段階で必要スペックの項目とあわせて今後変更される可能性は十二分にあるので注意しておきたい。
更に、人類の大きな植民地であり軍の最終防衛線となっている惑星リーチを舞台に、リーチの防衛を任せられたスパルタン部隊「ノーブルチーム」の惨劇を描いたHALO1の前日談にあたる「HALO:Reach」がDLCとして配信されることも同時に発表された。
Xbox OneではXbox 360互換機能を利用して360版Reachが遊べるようになっていたものの360版そのままの内容で720p/30fpsという、1080p or 4K / 60fpsでリマスターされているHALOシリーズとのグラフィックの差が激しくてXbox Oneで改めて遊ぶ気がなかなか起きなかったが、ついに繊細な画質で名作が蘇ることとなる。
個人的な意見ではあるけど、流石に初代Xbox時代のゲーム内容で古臭いしインドアの構造が延々と同じような光景が目立つHALO1・2、街並みやBGMに小雨がしとしとと降りそそぐような寂しさが感じられ何とも言えない印象だがあまりにも淡々としていて盛り上がる場面の無いODST、敵に無機質感があって撃っている感覚が薄く物語も結末のトンボ切れな印象がぬぐい切れないHALO4、あらためて今からギリギリ遊べるのはHALO3のみでそれも佳作という評価に終わってしまいそうだが、HALO:Reachはストーリーテリングや待ち受ける絶望的な展開には今見ても感情を揺さぶられるのでPC版を発売を機に新規にHALOシリーズを遊ぶというプレイヤーには一番お勧めである。