NEC Lavie LL750/DのCPUを交換・換装

お客さんから不要となったNECのノートPC、Lavie LL750/D(型番PC-LL750DD)をタダで引き取ったのだが、このノートの載っているCPUはCeleronM 360(1.4GHz)と今となっては心細い代物なので、電源が入らなくなったノートPCに載っていたPentiumM 740(1.73GHz)と交換してみる事にした。
リモコン付きのLL770/D(PC-LL770DD)でも同じように交換できるはず。

  • 分解方法



液晶ヒンジ部分裏側に窪みがあるので両サイドとも小さなマイナスドライバなどを使って持ち上げてツメを外す。


操作パネル取り外し

液晶を開き、今度はキーボード上のパネル部分を外していく。電源ボタンがある右側で写真の赤い斜め線で記したところにマイナスドライバを差し込み、持ち上げればこちらも簡単にツメが外れる。
電源部分下にフラットケーブルがあるので、パネルを外す際は勢いよく持ち上げず、先にフラットケーブルを抜いてからパネルを取り外すこと。


キーボード取り外し

キーボードはパネルを外した状態で上側から持ち上げれば簡単に外れる。こちらも、下側にフラットケーブルが接続されているので外す際は注意。


冷却ファン上のシールド板取り外し

赤い丸で囲った5箇所のネジを取り外し開ける。


ヒートシンク取り外し

左側のCPUを抑えているネジを取り外していく。左上は普通のネジだが、右上と下側はボルトなので注意。ラジオペンチなどで少しずつボルトを回していけばいいが、ちゃんと掴まないとボルトがなめてしまうので慎重に行う事。
3箇所とも外せればそのまま持ち上げればいいのだが、右側のヒートシンクチップセットが熱伝導シートにがっちりくっついてしまっていると思うので、ヒートシンクを持ち上げる際はかなりの力が必要になる。ヒートパイプなどを曲げないようにすること。
ヒートシンクが外れればCPUソケットとチップセットが見えるので、CPUソケットの黒いネジをマイナスドライバで回してCPUを取り外す。


交換に使用したPentiumM

SL7SA、1.73GHz駆動、L2キャッシュ2MB、FSB533MHz
元からついていたCeleronMは1.4GHz駆動、L2キャッシュ1MB、FSB400MHzなので
実クロックで約1.24倍、L2キャッシュは2倍、FSBは1.33倍となる。
取り付ける際はシリコングリスを塗り忘れないように。


交換後

BIOSでも問題なく認識

FMV DESKPOWER T90Kの電源ボックス修理

電源が全く入らないというFMV T90Kを預かったので修理。検索してみると、どうやら電源ユニット(API4PC30)のコンデンサが破裂する事例が何件も報告されているので、これが原因だろうと電源を外してみた。
電源ユニットの取り外し方を取り上げているサイトを見つけたけど、このサイトだと電源ユニットを本体から切り離すまででマザーボードやテレビと液晶用の電源コネクタを外しておらず、PC本体から引きはがさないでこのまま作業をするのは面倒なので、電源ケーブルを抜くためにシールドも取り外す。
マザ−ボード側のシールド

○で囲った部分以外に矢印の下側にもネジがある。
すべてのネジを取り外したらシールド板を上側にスライドする。


テレビ・液晶ボード側のシールド

こちらも、○で囲った部分以外に矢印の下側にもネジがある。
黒いプラスチック板も爪で固定されているのでうまく押して取り外す。チューナーに取り付けられたテレビの同軸ケーブルを両方側ともに抜き、AVケーブルとディスプレイケーブルがテレビ・液晶ボードと取り付けられているので先にコネクタを抜いておく。そうしないとシールドがスライドできない。すべて取り外したらシールド板を右横にスライドする。



案の定、6個もコンデンサが膨らんで破裂している。メーカー製でもショップブランドでもコスト削減のためにまずするのがカタログスペックや見た目に影響しない電源を安物にするっていう傾向、どうにかなんないもんかね。いくら性能がいいモノでもすぐ壊れるようじゃそんなもんはただのガラクタである。
話はおいといて、早速コンデンサの交換。破裂していない同じメーカーのコンデンサも念のため交換。


交換後

早速FMV T90Kに取り付けてみると正常に電源が入るようになった。やはり電源のコンデンサがダメになっていたのが故障の原因のようだ。
ちなみに、今回交換した元のコンデンサ11個の耐圧と容量
10V 1000μF 4個
10V 2200μF 1個
10V 3300μF 1個
16v 1000μF 1個
16V 2200μF 1個
25V 2200μF 1個
35V 330μF 1個
35V 680μF 1個
購入は三栄電波の「パソコン用アルミ電解コンデンサ」より、日本ケミコン製の低インピーダンス品を使用。35V 330μF品が無かったので、このコンデンサだけ50V 330μFを買った。

ThinkPad A21e(2655モデル)


あるお客から起動しないという事で廃棄物として預かり、仕事場の物置場に長い事放置されていたThinkPad A21e。
先日、放置していた事を思い出してなんとなく電源を入れてみたら、前までは全く起動しなかったのに今回はなんとか立ち上がることができた。だが、起動してもエラーが出て止まってしまう。F1キー(BIOSに入る)やF12キー(ブートデバイス選択)を押してもダメ。
エラー内容は
ERROR0270:Real time clock error
ERROR0251:System CMOS checksum bad-default configuration used
ERROR0188:Invalid RFID Serialization Area or Bad crc2
エラー0270と0251の内容はCMOSバッテリー切れによるものだとすぐ判断できたが、0188エラーというのが分からなかったので調べてみると、BIOSの設定ファイルが完全に壊れているのでバッテリー交換だけじゃなくフロッピーディスク経由でBIOSを更新する必要がある(この状態でもFDDさえセットしておけば読み込んでくれるらしい)とのこと。フロッピーディスクドライブとか付属してないし買うのもなぁ、と思いながら適当に電源をオンオフを繰り返してF1キーを連打していたら、何故かBIOS画面に入ることに成功し、デフォルト設定を呼び出したら0188エラーは出なくなった。
残るは0270エラーと0251エラー。当たり前だが時計設定やBIOS設定をしても、電源を切ると再びエラー表示になり設定が消えてしまう。本体裏側のバッテリーを外すと黄色いビニールに覆われたボタン電池が見えるので、ケースから取り外し黄色いビニールを剥いでボタン電池と金属板をペンチなどで無理やり引き離す。そして金属板と新しいボタン電池をテープなどで貼り付けて、再びケースに戻せば完了。これで時計設定やBIOS設定も保存されるようになった。
とりあえず、BIOSを一番新しい1.07に更新して余っていたメモリを追加して256MB実装にしたけど、どうしようか。Celeron 700MHz、ATI Rage Mobility-M 4MB、HDDは速度がDMA33が上限、だから今の時代に使うのはかなり無理がある。

LGA2011ソケットは「プッシュピン」→「ネジ止め式」 Sandy Bridge-E対応マザーが展示開始

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これは良改良。
プッシュピンやフック式だとちゃんと入ってるか分かり難いし、振動とかでグラつきそうだから嫌なんだよね。
ただ、デカいクーラー付けるときが厄介そうだけど。

HDDの価格がとうとう「時価」に どこの高級寿司だよwwwwwwwww

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やべぇ、HDDの価格が高騰してる。安いうちに買っとかなきゃ。

在庫無くなる

更に高騰

数か月後、他の工場で増産

価格暴落


これが目に見えてる。

AMD FXシリーズに深刻な問題か、特定のプログラムでブルースクリーンエラー発生

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いくつかのレビューサイトによると、Total War: Shogun 2というゲームが同シリーズ上ではBSODが発生して動作しないという。各レビューサイトの異なるハードウェア構成で同じエラーが発生していることから、マザーボードやメモリの問題とは考えにくく、プロセッサの問題、いわゆるエラッタである可能性が高い。マイクロソフトのエラーコードの解説によると、マルチプロセッシングの協調動作に問題が発生し、デッドロックが起こった際に発生するエラーのようだ。

低パフォーマンス、高消費電力、爆熱、しまいには特定のゲームでBSOD(ブルースクリーン)発生とか、満場一致で良いところが全く無い奇跡のBulldozerアーキテクチャのCPU「AMD FX」
会社自体をブルドーザーにかけちまいそうな勢いだな。
悪名高きPrescottの再来(それ以上かも)といってもいいけど、プレスコIntelだったからゴリ押しで売ることが可能だったけど、体力が弱っているAMDがこんな産廃品を売り切るのは相当無理があるだろ。