Xbox One独占タイトルだった「サンセットオーバードライブ」のPC版が配信開始

store.steampowered.com

「スパイロ・ザ・ドラゴン」や「ラチェット&クランク」シリーズ、最近ではPS4専用ソフト「Marvel's SPIDER-MAN」の開発元であるInsomniac Gamesが開発し2014年にXbox One独占タイトルとしてマイクロソフトから発売されたオープンワールドシューター「サンセットオーバードライブ」のPC版がSteamおよびMicrosoftストアから発売された。価格は定価2,050円。日本語に対応しており、Steamストアページでは対応言語一覧で音声にもチェックが入っているが、Xbox One版と同じく英語音声・日本語字幕となっている。デフォルトでは字幕表示がオフになっているのでゲームを起動したら、「オプション」→「ゲーム」の項目から「字幕」をオンにすること。

f:id:BCC:20181117232934j:plain

f:id:BCC:20181117232950j:plain

アメリカにある架空の大都市サンセットシティが舞台に、大企業フィジコ社が発売するエナジードリンクを飲んだ人間が副作用で次々とクリーチャーと化し、主人公やその仲間たちが事件隠蔽のためにフィジコ社が丸ごと隔離した都市から脱出を図るとかいうストーリー・・・でもハッキリ言ってどうでもいい。ストーリーだけ聞くとアポカリプス系かと思いきや、ギラギラと輝くサンセットシティの雰囲気はカラッカラに明るく、パロディネタ、メタなアナウンスやイベントがそこらかしこに散りばめられていたり、スマホスラングを使ったメッセでやり取りを行う無気力な大学生達・ボーイスカウトの格好で日本かぶれのモノノフ集団・TRPGの世界にのめり込んでいるナード達といった個性豊か過ぎる住人たちが出てくるぶっ飛んだ設定。

f:id:BCC:20181117233102j:plain

f:id:BCC:20181117233107j:plain

f:id:BCC:20181117233113j:plain

主人公はなんの特殊能力も持たず訓練も積んでいないただの清掃員だったはずなのに、ガードレールや電線を次々とグライドしてスピーディーに街を駆け巡り、車や木の上をトランポリンのように跳ね回って障害物を飛び越えたりと、人間技とは思えないバルクールのハチャメチャなアクションを繰り出せる。武器も単なる銃器の枠にとらわれず、爆弾をくくりつけたティディベアや酸をまき散らすスプリンクラー、反射するレコード盤を発射する銃などデッドライジングシリーズやセインツロウ3&4にも通ずるような武器が登場し、グライドで半自動的に動き回りながら次々とクリーチャー達や暴徒を灰と化していくド派手で爽快感溢れるシューティングとなっている。

f:id:BCC:20181117233139j:plain

f:id:BCC:20181117233143j:plain

Xbox One版では900p/30fpsとなっていたが、今回のPC版ではもちろんこの制約が撤回されており、解像度は最高5K設定、フレームレートも無制限に変更可能となっている。

自分はXbox One版は既にプレイ済みだったものの、このフレームレートの向上はゲームのプレイ感覚に相当大きな影響を与えており、グライド中のスピード感が増したように感じられる。

補足として解像度・アンチエイリアス・垂直同期設定はオプションの「ビデオ」、フレームレートの上限とその他エフェクトのオンオフの設定は「ビデオ(上級)」と分かれていたり、解像度の設定も「項目を変更」ボタンで適用されるのではなく「閉じる」ボタンを押したときの色代わりの項目が選択されるようになっていたり、やや紛らわしい設定となっている。残念なのがシャドウマップの解像度設定が用意されておらず、Xbox One版と同じ解像度のままのようで影にジャギーが出ていたり、テクスチャもXbox One版オリジナルのものをそのまま流用されていてこちらも解像度の低さが目立っていたり、解像度とフレームレートは向上したものの裏を返せばそれ以外は全く違いが無い。

 

現バージョンだとマウス操作にも難があり、しっくりこない加速設定が適用されていて、少し動かすだけでは視点があまり動かず、逆に大きく動かすと今度は動き過ぎて狙った方向よりも飛ぶような操作感となっている。

元がコンソールタイトルで、敵の方を向いて攻撃ボタンを押すだけで当たってくれる大雑把なオートエイムが実装されていて、正確なエイムを求められるゲームではないので素直にコントローラを使って遊んだほうがいい。

 

またPC版は発売された2種類のシナリオDLCはデフォルトで収録されているが、マルチプレイモードの「カオス自警団」は削除されており、シングルプレイ専用ゲームとなっている。自分がXbox One版をプレイした時もカオス自警団は海外エリアも含めても全くマッチングしなかったし、Coopモードというよりスコアを競うような対戦型のモードだというレビューを読んだので、Xbox One版の段階であまり人気が無くPC版で実装しても結局誰も遊ばずサーバーの維持費や移植費が無駄になる可能性があるので削除された可能性がある。

Steam版killer7配信開始

store.steampowered.com

グラスホッパー・マニファクチュア開発、カプコンより2005年に発売されたスミスの姓を持つ多層人格の殺し屋集団「killer7」が、魔人クン・ランとその配下の集団「笑う顔」との戦いを描くアクションアドベンチャーゲームkiller7」のSteam版が配信された。価格は定価2,480円、11月23日まで10%オフのセールで2,232円。

須田剛一作品に共通する独特の世界観やトゥーンレンダリングが特徴となっており、ボタン一つのみで移動し道中襲い掛かる敵をファーストパーソンモードに切り替えて倒していくシステムとなっている。

f:id:BCC:20181117020750j:plain

移植元となったkiller7ゲームキューブ(GC)版とPlayStation2(PS2)版が同時発売されており、このうちPS2版は性表現やグロ表現が抑えられていたが、PC移植のベースとなったのはゲームキューブ(GC)版で表現規制などは問題ない。

f:id:BCC:20181117020829j:plain

f:id:BCC:20181117020843j:plain

移植にあたって高解像度化、16:9表示化、ロードの大幅な短縮などが施されているとのことだけど、ベタ移植感が拭い切れないと感じた。グラフィック設定はフルスクリーン切り替え・アンチエイリアスのオンオフ・16:9のオンオフのみで解像度設定はなし、UIやフォントも荒く感じられ、Steam実績には非対応、セーブ画面で10箇所セーブスロットが用意されているのにそれとは別に最初にスロットABと2箇所に分かれて選ぶ。率直に言うとゲームキューブエミュレータで遊んでいるような感覚そのものなので、そこを割り切れるかどうか。

f:id:BCC:20181117020901j:plain

また各種設定は独立した設定ツールを起動して行うが、ゲーム初回起動時この設定ツールが強制的に起動するのに、ゲームを起動させる「適用」ボタンを押すのに何かしら設定箇所を弄らないとならず、ここで戸惑う人がいるかもしれない。実際に設定を変更する必要はないので、最初に出てくるフルスクリーンの切り替えチェックを外した後また入れなおすだけでいい。

f:id:BCC:20181117020600p:plain

 

流石にゲームキューブ時代のゲームということで動作自体は相当軽い。

メインのPC(Core i5 4670K・GeForce GTX 1070)はともかく、職場で使っているCore i5 3340M・Intel HD 4000・メモリ8GB程度のノートPCでも常時60fpsで動かせるし、Intel Atom Z8700・メモリ4GBのGPD WIN 1でもアンチエイリアスオフで40-60fpsくらいは出る。

f:id:BCC:20181116165344j:plain

Steam版HITMAN 2、日本語字幕収録を確認

store.steampowered.com

後頭部にバーコードが掘られたハゲの暗殺者が潜入・隠密・変装をしてターゲットに近づき暗殺を行うステルスアクションゲーム「HITMAN 2」

日本ではWB GamesよりPS4Xbox One版が発売されることがアナウンスされているが、PC版についてはなんのアナウンスもなく、既に予約が開始されているSteam版についても対応言語で日本語にチェックが入っていない状態だが、11月13日の正式リリース日を前に先行してプレイすることができる早期アクセス版が収録されたゴールドエディションを予約して確認したところ、PC版にも日本語字幕が収録されていることを確認

起動後の「TEXT LANGAGE」の項目を「JAPANESE」に切り替えることで日本語字幕となる。

f:id:BCC:20181109214251j:plain

f:id:BCC:20181109214301j:plain

f:id:BCC:20181109214314j:plain

f:id:BCC:20181109214320j:plain

f:id:BCC:20181109214327j:plain

ただし、確認したのは早期ゴールドエディション版で、繰り返すがSteamストアページの対応言語にはチェックは入っていないし、PC版特有のグラフィック設定の項目でテキストそのものが収録されていない(テキストIDが表示される)箇所があり、今後発売される通常版や現時点で収録されているバージョンでもアップデートで日本語が無くなる可能性もあるので注意。

Steam版「英雄伝説 閃の軌跡 1&2」日本語音声追加を含むアップデートが配信

日本ファルコム制作、Steam版はXSEEDが発売を担当するRPG英雄伝説 閃の軌跡」「英雄伝説 閃の軌跡II」のPC版(Steam/GOG.com/Humble発売)に日本語音声追加を含むアップデートが配信された。

1&2で共有するアップデート内容は以下の通り

  • 設定ツールから「日本語音声」を選択可能
  • Steamランキングを追加。
  • 高解像度フォントの切り替え設定を設定ツールに追加
  • テクスチャModに対応

また、アップデートに合わせて11月13日までの期間セールも実施されており、閃の軌跡が40%オフの2,388円、閃の軌跡IIが30%オフの2,786円となっている。

 

日本語字幕は発売当初から収録されていたが、声優との契約上の問題からか音声が英語のみとなっており、ゲーム自体の質やグラフィックの高画質化・倍速モード・最適化こそ大好評ではあったものの、日本語音声が収録されていない点は唯一国内外のプレイヤー問わず不評で、非公式音声ファイルまで出回っていたものの、これで公式に遊べるようになった。

 

日本語への設定方法はSteamライブラリより「The Legend of Heroes: Trails of Cold Steel」及び「The Legend of Heroes: Trails of Cold Steel II」を右クリックして、「設定ツールを起動」をクリック、「Language」(言語)と「Voice Language」(音声言語)の項目を「Japanese」(日本語)に切り替えれば日本語となる。

f:id:BCC:20181106205706p:plain

ただし、いくつかの音声は英語版発売の際に新規収録されているようで、該当する音声箇所については日本語ではなく英語が流れるようになっている。

Steam版「コープスパーティー Book of Shadows」が配信開始、日本語対応

PC98用ソフトのRPGツクール「Dante98」でホラーアドベンチャーゲームとして制作され人気を博し、その後Windows版やコンソールでシリーズ化された「コープスパーティー」シリーズ、2011年にPSP用タイトルとして発売された「コープスパーティー Book of Shadows」のSteam移植版が配信された。価格は定価1,520円、11月6日まで10%オフの1,362円となっている。

Steamストアページの対応言語には日本語UI・音声のみにチェックが入っていて字幕だけチェックが入っていないが、確認してみた限り字幕も日本語表記で完全に日本語版となっている。

コープスパーティーWindows移植版にあたる「コープスパーティー BloodCovered」の前日譚及び後日譚から成り立つ7つのエピソードを収録したもので、カーソルを移動して画面の気になるところを調べたり、マス目になっているマップを選択して移動、値が増える毎に幻聴幻覚が発生し最大値まで到達するとゲームオーバーとなる精神汚染度システムから構成されたホラーアドベンチャーゲームとなっている。

f:id:BCC:20181031014819j:plain

f:id:BCC:20181031014828j:plain

f:id:BCC:20181031014835j:plain

「アラン、起きた」 楽曲ライセンス切れで配信終了していたPC版Alan Wakeが再配信開始、80%オフセールも実施

使用されていた楽曲のライセンスが切れていたためにダウンロード版の配信が終了となっていたXbox 360/PC用アクションサイコスリラーゲーム「Alan Wake」が、Xbox 360版のパブリッシャーであるマイクロソフトの協力のもとライセンスを再取得し、PC版の再配信が今日から開始された。

SteamGOG.comでそれぞれ配信されており、価格は定価1,520円/14.99ドル、再配信記念として80%オフのセールも実施されており11月2日まで304円/2.99ドルで購入できる。

日本語音声/日本語字幕ともに完備された完全日本語版となっている。

 

スランプに陥った売れっ子作家アラン・ウェイクが妻と共に休暇のために田舎町を訪れるが妻が失踪、アランは一人ライトを片手に暗闇の中を探し求めることにするが、闇に覆われた謎の人々に襲われる。道中、自身の書いた小説の切れ端を見つけるが、その内容はこれから起きる出来事だった・・・。

 

闇に覆われた敵に光を当てて闇を取り払ってから攻撃するシステムとなっており、主人公は小説家なので大型武器は登場せずリボルバー・ライフル・ショットガン・フレアガン等、移動や敵から逃げるためのダッシュもすぐにスタミナが切れるので短距離しか使えない。その代り、敵の接近攻撃直前にボタンを押すことで回避行動を取ることが可能。
TPSゲームというよりアドベンチャーゲーム寄りという感じで、エピソード毎にエンディング曲が流れたりエピソード開始時に「これまでのアラン・ウェイク」と称したあらすじが流れるなど超常現象系の海外ドラマをかなり意識した演出となっている。

Steam版エンド オブ エタニティ、メニュー内にゲーム終了ボタン追加 & 仮想メモリ不足による起動不可の問題を解消するアップデートが配信

10月18日にPS4 / Steamで配信が開始された、銃撃による戦闘シーンが特徴のRPGエンド オブ エタニティ

Steam版においては、ゲーム内にゲーム終了ボタンが用意されていなかったり、仮想メモリを無効にしていると起動しないという不具合が存在していたが、これらの問題を解消するアップデートが10月24日に配信された。

修正内容は以下の通り

・メモリ(RAM)の動作に関する症状を改善しました。
・ショップ、合成、分解におけるメニューの挙動を改善しました。
・タイトルおよびポーズメニューに"ゲームを終了する"コマンドを追加しました。

f:id:BCC:20181024235839j:plain