1930年代アメリカ、タクシー運転手トミー・アンジェロがひょんなことからマフィアとなりファミリーの命令に従うが良心の葛藤に苛まれていく名作「MAFIA」
第二次世界大戦下、傷を癒すためアメリカに一時帰国していたシチリア出身のヴィト・スカレッタが親友ジョーに誘われるがままマフィアの世界へと足を踏み入れる「MAFIA II」
人種差別が色濃く残る60年代アメリカ、仲間に裏切られファミリーを殺されたベトナム帰りの黒人リンカーン・クレイを主人公とした「MAFIA III」
このクライムアクションゲーム「MAFIA」シリーズ3作品を、現世代機(PC / PS4 / Xbox One)にトリロジーとして再リリースした「マフィア トリロジーパック」の詳細が発表された。
3作品セットになったトリロジーパックが7,480円で発売中だが、単体購入も可能。
オリジナル版が2002年に発売された初代「MAFIA」はフルリメイク作品となり、「MAFIA III」の開発元Hanger 13によってグラフィック・ゲームプレイを一新したものとなる。新たな車両としてバイクといった新要素も追加されている。
既にSteamストアページも開設されており、単体価格は4,950円。ページ開設当初、日本語対応にチェックが入っていなかったが、その後2K Japanからの発売発表公式アナウンスに合わせて日本語字幕・UI対応にチェックが入った。
発売予定日は8月29日。
2010年に発売された「MAFIA II」は「マフィアII コンプリート・エディション」(英語名Mafia II: Definitive Edition)となり、DLCだった追加シナリオ3つと追加車両・服装6DLCは最初から収録済み。ただし、追加車両・服装系は2Kアカウントにログインしないと使用できない。
既にアンロックされており、オリジナル版MAFIA IIをSteamで所有していたユーザーは無償でアカウントで追加される(元のオリジナル版は「MAFIA II(Classic)」という名前で残る)。
更に、オリジナルでは日本語版が発売終了となっており新規ユーザーが日本語で楽しめないという状況が続いていたが、このコンプリート・エディションでは最初から日本語字幕に対応している。起動時のランチャーから「ゲームオプション」を開き、「字幕」をオン、「言語」を「日本語」にすれば日本語字幕で楽しめる。道中で拾えるプレイボーイのピンナップに規制がかかっているが、英語設定にすると規制が解除される。
グラフィック的には、一部のライティングやテクスチャが変更されたほか、オリジナル版が画面全体をぼやかすだけのアンチエイリアスが改善され、MSAAとFXAA・SMAAのポストAAの併用によってシャープかつジャギーもオリジナルよりも少なくなった印象。
その代わり、物理演算エンジンPhysXを利用した壁や車両の破壊表現、服装の布が揺れ動く描写はなくなった。
また、初期設定だとフレームレート上限設定が設けられており30fpsとなっているので、グラフィックオプションから「制限なし」に変更しておこう。
2016年に発売された「MAFIA III」に関しては、最近のタイトルで現世代機 PS4 / Xbox Oneで発売されていたものとあって、DLCが全て収録済みとなった以外は変更点はない模様。
元から日本語に対応しており、引き続き日本語対応。
MAFIA IIと同様、Steamユーザーは無償アップグレードされるのでDLC未購入の人には良いかもしれないが、全て購入済みの場合はアップグレードされてもメリットはない。