Windows ストア版グランドセフトオート サンアンドレアス


今更PS3版とかいう記事を見かけて、そういやAndroid/iOS版仕様のGTASAをWindowsマシンで遊べないか調べてみたら、北米のWindowsストアになら発売されているようだったので購入してみることに。日本のWindowsストアからは表示されないものの、ストアの地域設定を変更するだけで表示されるようにできる。Windows 10での設定方法はスタートメニューを開き「設定」→「時刻と言語」→「地域と言語」タブで「北米」を選択するだけでストア地域が北米へと変更される。あとは通常通りいつも使っているマイクロソフトアカウントのまま北米ストアを開き、検索から「Grand Theft Auto San Andreas」と入力しストアページを開いて価格(現在$6.99)が書かれた購入ボタンをクリック、日本住所での決算方法を保存している場合はいったん削除し北米住所に変更するだけで購入可能でした。


このWindowsストア版はAndroid/iOS仕様とほぼ同じで、Rockstarソーシャルクラブ経由でのクラウドセーブ、車の反射がリアルタイムで映り込んだり影の描写が細かくなっていたり、日本語字幕にも対応、更にXbox 360コントローラも(ボタン配置・表記ともに)標準で対応しており、Android版GTASAも買っては見たもののタッチ操作でのアクションが馴染めなかった自分でも快適に遊べるようになった。設定やメニュー画面などもスマホ版と全く一緒でした。
※追記:キーボード&マウスでの操作にも対応




ただそのほかも含めてすべてスマホ版と同じ仕様なので、容量節約やスマホの性能のためか一部テクスチャ解像度や音声の音質が劣化していたり、最大設定にしても描写距離やLOD切り替えの低さ、日本語フォントにジャギーが目立ち、アンチエイリアス設定やアニソトロピックフィルタリング設定が無くてジャギーや地面のボケが目立ってしまっているのが難点。後述の設定に関してはビデオドライバ側で設定を変えられるとはいえ、アンチエイリアスはMSAAやSSAAだと適用されないようでFXAA(もしくはMLAA)等のポストプロセス型のアンチエイリアスしか適用できませんでした。
またCore i 5 4670K、メモリ16GB、GeForce GTX 960と余裕があるはずの自分の環境でフレームレートが妙にガクつき、設定でフレームリミッターをOFFにして30fpsやっとといった感じ、フルスクリーン表示にすると操作不可能になったり、ボタン配置設定の画面にいくと重複キーがあるというエラーが出てゲームに戻れなくなったり、安定性という面でも少々残念な出来。元々Windows 8時代に出たものでWindows Phoneやタブレット向けのタイトルなのでWindows 10デスクトップ環境でやるのが間違いなのかもしれないが。