Windows 10でPC版セガラリー2



Windows 95/98時代に発売されたセガラリー2。Windows 7や8でも時折他の人の動作報告で上がっていたものの、自分のWindows 7 x64環境では何故かディスプレイアダプタが認識しないトラブルでプレイできなかったけど、Windows 10 x64環境に移行してから試しにやってみたら問題なく動いてくれました。基本的にWindows 7Windows 8環境でよく上がる動作報告と同じ方法で動かしていて他のサイトでも解説されているけど、自分のblogでも(自分用メモの意味も込めて)書いておく。

  • インストール


インストールプログラムがOSにWindows 95/98を使用しているかチェックを行うので互換モードを使って誤魔化す必要あり。インストールディスクのSETUP.EXEを右クリックしてプロパティを開き、「互換性」のタブから「互換モードでこのプログラムを実行」にチェックを入れて「Windows 98 / Windows Me」を選択。
あとは実行すれば問題なくゲームのインストールが実施されるが、インストール最後のDirectX 6.1のインストールは念のため×ボタンを押してインストールしないようにしておこう。

  • パッチ当て

セガの公式サイトにあるパッチ配布サイトから最新版にあたる2.5パッチをダウンロードしてくる。すでにセガラリー2をインストールしている環境ならそのまま実行すれば自動的にパッチが適用されるはず。自分の環境ではこれを当てないとXbox 360コントローラを接続した際に、メニューが勝手に下方向に入力される不具合があったのでかならず適用させておいたほうがいい。
また、プレイディスクから実行できるディスプレイ設定プログラムを実行してもうまく設定が行えないようなら、パッチ一覧から修正版のDisplaySettings.exeをダウンロードしてきて任意の場所において実行しよう。
BGMのCD-DAがならない問題はWindows 10環境でも_inmm.dllを使えば修正可能。
_inmmcnf.exeを実行して、「パッチ」タブのグループから「SEGA」を選択し「Sega Rally 2」を選んで「実行」ボタンを押せばパッチが適用される。
_inmmパッチが適用できたら、_inmm.dllをSEGA RALLY 2.exeと同じフォルダにコピーし、さらに同じフォルダに_inmm.iniを新規に作成して
CDから直接CD-DAを再生したい場合は_inmm.iniの中身を

*2
*3
*4
*5
*6
*7
*8
*9
*10
*11
*12
*13
*14

(全角入力にしてあるけど*は半角入力で)
テキストエディタなどで記述し、セガラリー2のプレイディスクからCD-DAをWAVEファイルとして取り込んだ場合や任意の音楽ファイルを再生したい場合は

.\BGM\01.wav
.\BGM\02.wav
.\BGM\03.wav
.\BGM\04.wav
.\BGM\05.wav
.\BGM\06.wav
.\BGM\07.wav
.\BGM\08.wav
.\BGM\09.wav
.\BGM\10.wav
.\BGM\11.wav
.\BGM\12.wav
.\BGM\13.wav

(ゲームフォルダ内に新規にBGMフォルダを作成して、その中にWAVEファイルを入れた例)
と記述する。

  • 設定

インストールプログラムと同様にSEGA RALLY 2.exeも互換モードを使ってWindows 98 / Meモードに設定しておく必要あり。これで起動しないとミキサー音量がミュートになって効果音がならなくなる問題などが発生する可能性がある。
またコントローラ設定だが「Controller Settings」を管理者権限で実行しないと設定が保存されないようである。Windowsボタンを押して「すべてのアプリ」から「SEGA Rally 2」内にある「Controller Settings」を右クリックして「ファイルの場所を開く」を左クリックし、エクスプローラ画面で「Controller Settings」を右クリックして「管理者権限で実行」を左クリックする。

Xbox 360コントローラでテストしたけど、ステアリングもアナログスティックに割り振られ、左右トリガーでそれぞれアクセルとブレーキをアナログ入力で行えるのを確認。


Windows 10環境でも基本的にゲーム中は問題なく動作するけど、ひとつ大きな問題点はゲーム終了時にエラーを吐いて終了することが頻繁に発生すること。強制終了ダイアログが出れば強制終了ボタンを押すだけで問題なく元の解像度のWindows画面に戻れるけど、時折その強制終了ダイアログが出ずに低解像度画面のままWindows画面に戻ってしまって実質操作不可能となるケースがある。その場合はCtrl + Alt + Deleteでサインアウトして一旦Windows自体を閉じないといけなくなる。