PC版Mirror's Edge


あの「西洋から見た古典的なアジア顔」が話題になったゲーム。
ジャンルはFPS(ファーストパーソンシューティング)ではなくFPA(ファーストパーソンアクションアドベンチャー)といった感じ。
小奇麗に管理された近未来の街を走ったり跳んだりしてとにかく進んでいくといった内容。
動画で見ると分かりやすいので公式トレイラームービー

次に行くドアや梯子等の場所は赤く表示され、またヒントボタンを押すことで目標地点に自動的に視点が移動するという親切な設計で、極端に詰まったり迷ったりすることは無いはず。
ゲームバランスは「死んで覚えるゲーム」ではあるものの、(PC版は)ロードが一瞬で終わってくれるので、何度もやり直すこととなってもそれほどストレスにはならない。ただし、クイックセーブが無くチェックポイント制(間隔は比較的短いものの)なので特定の場所で死ぬとちょっと前の場所まで戻されてしまう。
一応格闘術で相手から銃を奪い取れば使用できるものの、銃撃戦を行っている暇はないし、撃っても爽快感が極端に無いので、シューティングを楽しみたい人は合わないかも。

PC版の特徴として、PhysXアクセラレータやnVidiaビデオカード(8x00以降)を搭載しているPCならPhysXによる物理計算処理が使用でき、道に落ちているゴミや割れたガラスが散らばる表現がリアルになる。

ただし、ゲーム性には全く影響しないしゴミが無いほうが管理された街っていう印象が強いので、正直要らない機能である。
ちなみにアクセラレータやGeForceを使用しているにもかかわらず、フレームレートが大幅に低下してしまう人はPhysXドライバが正常にインストールされているか確認してみること。
グラフィックは単色を強調したようなデザインで、良く言うとシンプル、悪く言うと変化に乏しい。
その代わりそれほど動作は重くない(Core 2 Duo E6850、GeForce8600GTで1024*768、テクスチャとグラフィック最高設定、AA2Xで30fps位)。
気になったのが影の表現。人間や建物の焼きこみ以外には影の表示が無いのである。

鉄棒にぶら下がっている状態なのだが、鉄棒の影が無いので宙に浮いているような印象になってしまっている。
また、強制的にアスペクト比が16:9なので、4:3の解像度で遊ぶと上下に黒帯が出てしまう。
起動時にネット認証が必要ではあるもののディスクレスで遊べるのは良い。
それと、案の定このゲームにも意味不明な感じやカタカナが点在する。


期待していなかったが、単調ではあるもののビル郡を駆け抜けてゆく気持ちよさは面白く、なかなかの良作だと思う。


自分が買ったのは日本語版で音声も字幕もローカライズされているが、英語版でも字幕ファイル(テキスト形式)を書き換えれば日本語字幕を作成することが出来る模様。
ただ、2chのスレでも検証されていたようだが、よく分からない人間のせいで職人が逃げてしまったらしい。
日本語版の入手が困難(って今も悪いけど)になったら自分がやってみようかな。

ミラーズエッジ

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