MVS基板改造

アーケード基板「MV-1A」のBIOSをUNIVERSE BIOS 2.2に変更、基板の金属板に直付けされているバックアップ用ボタン電池を取替えできるようにしてみました。

今回改造したMV-1AとMVSカートリッジ「ビューポイント」


UNIVERSE BIOSはリージョン変更(日本、アメリカ、ヨーロッパ)、家庭用(NEOGEO)モードと業務用(MVS)モードの切り替え、改造コード使用可能、デバック用スイッチ切り替え可能、ゲームBGMの試聴と機能が至れり尽くせり詰まっているBIOS
UNIVERSE BIOS公式サイトから無料配布バージョン(現時点で2.2が最新)のROMファイルをダウンロードしてきて、uni-bios.romを27C1024互換のEPROMに書き込めばいいんだけど、EPROMもROMライターも持っていなかったので業者に頼んでROMと書き込みサービスを注文してもらいました。今回頼んだ業者はGRID。サイトには「bin形式のファイルを送ってきてください」と記述されていたので、念の為拡張子をromからbinに変更しておきました。そして数日中に発送。
届いたROMの足が外側に反っていて、ROMソケットに刺さらなかったのでピンを折らないように注意しながら曲げていき、無事ソケットに装着、正常に画面が表示されることを確認。これでUNIVERSE BIOS化は完了。NEOGEO買わなくても家庭用で動くので、トレーニングモードやオマケで遊べるようになりました。

写真中央のソケットに刺さっているのがUNIVERSE BIOS書き込み済みのEPROM、下にあるのが純正BIOS ROM


この基板製造年月が1995年と基板裏に記載されていて、既に十年以上も経っていることもありバックアップ用のボタン電池が劣化(表面に白い点点が浮き出ている)していて、精神的に不安なので簡単にボタン電池が交換できるようにホルダーを取り付けました。

分かりにくいけど、写真中央辺りにあるのが今回取り付けたボタン電池ホルダー
元のボタン電池が直付けされていた金属板を基板から取り外し、代わりに電池ホルダーを取り付ける。ホルダーは秋月電子通商に売られていた50円のCR2032用ホルダーを使用。元から付いていたボタン電池はCR2430で、容量が違うので寿命などに不安を感じる部分もあるけど、2032電池の方が入手しやすいのとそもそもホルダーが2032用しか売ってなかったので2032を取り付けました。

携帯電話のカメラ画像なので分かりにくいけど、赤く丸で囲っているのがハンダ付けした箇所。ちょっとハンダ付けがヘタだったので耐久性に不安を感じる。
数日しか動かしていないけど、正常にバックアップ機能が働いているので良しとしましょうか。