Steam版ニーア:オートマタ、高画質テクスチャパック

2019年2月21日にゲーム本体とDLCをすべて収録したPS4「NieR:Automata Game of the YoRHa Edition」、同年2月27日にSteamにおいても同様のセット版が発売されることが発表されたプラチナゲームズ開発・スクウェア・エニックス販売のアクションゲーム「NieR: Automata」

退廃的な世界観、様々な言語をベースにした造語で歌われるサントラ、引き込まれるストーリーテリング、と非常に印象深い作品ではあるが、やたらとボヤけて見えるテクスチャが多く画質はほかのゲームと比べて良いとは言い難いものがあった(あとPC版は結局Mod頼みとなってしまったグラフィックバグの未修正も減点)。

今回紹介するハイレゾテクスチャModはこのボヤけたテクスチャを改善するもので、巷によくある高画質テクスチャModとは違い、元のテクスチャを単純に鮮明化させたような色調とデザインとなっておりヴァニラの雰囲気を保ったまま高画質化が行えるようになっている。

Youtubeにある画質比較動画

 


導入方法は基本的にはSteamコミュニティのガイドを参照すればいいが、英語がわからない人に要点だけを解説していく。 

 

  • FAR(Fix Automata Resolution)の導入

フルスクリーン時の黒枠が表示される問題の修正(ボーダーレスウィンドウ化)、テクスチャ/ストリーミングデータのキャッシュ、ゲーム内オプションでは設定できないグローバルライティングの質やSSAOとブルーム効果の高画質化、60fpsフレームレート上限の撤廃などを行うMod。カスタムテクスチャやシェーダーを読み込む機能があるのでこれを利用してハイレゾテクスチャを導入するのだが、ハイレゾテクスチャを導入しない場合でも、PC版の大きな問題点である黒枠表示やフレームレートの向上、PS4版以上の高画質化を行うことができるので、無条件で入れておいたほうがいい。

Release FixAutomataRes - v 0.7.0 · Kaldaien/FAR · GitHub

上記のリンク先より最新のFARをダウンロード(この記事を書いている時点でバージョン0.7.0.23、ファイル名で言うとFAR_0_7_0_23.7z)して、WinRARなどを使って圧縮ファイルを解凍、中に入っているすべてのファイルとフォルダをNieRAutomata.exeがあるゲームフォルダと同じフォルダ内にコピーする。

ゲームフォルダを開くにはSteamクライアントでゲームライブラリ内の「NieR:Automata」を右クリックし、「プロパティ」を開いて「ローカルファイル」タブ内の「ローカルファイルを閲覧」ボタンを押せばすぐ開いてくれる。

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FAR内のファイルを上のスクリーンショットのようにコピーできていれば導入完了。

一度ゲームを起動してみて、起動時に画面上側にメッセージが表示されれば問題なく適用されていることになる。

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テクスチャの高解像度化以外にFARの機能でポストプロセスエフェクトの高画質化が行えるので、これもやっておいてもいい。

キーボードのCtrl + Shift + BackSpaceキーを押すとメニュー画面が開くのでマウスで操作し、「NieR: Automata」→「Post-Processing」の項目の「Native Bloom Res」と「Native AO Resolution」に〇がつくように選び、もう一度先ほどのキーボードの3つのキーを押した後にゲームを再起動する。一度設定すれば保存されるのでFARが導入されている限りは再度設定などを行わずとも高画質化されたままとなる。デフォルトだと光の溢れ効果や物体の細かい影がザラザラしたような画質だが、これで滑らかな表示になる。少なくともGeForce GTX 1070なら1080p最高設定でこの二つの項目も変更したとしても60fpsは維持できる(ただしマップ移動時のデータ読み込みによるフレームレートのふらつきは別)。

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この記事を書いている時点でバージョン0.75となっており、2BとA2のテクスチャ、203枚程度のマップテクスチャが高解像度化される。まだまだ製作中のModなので今後さらに高解像度化されていくと思われる。

Ver0.75ダウンロード先

ダウンロードして解凍した圧縮ファイル内のFAR_ResフォルダをそのままNieRAutomata.exeやFARのファイル一式があるフォルダと同じ場所にコピーするだけでもテクスチャが適用されるのだが、これだとゲームデータとテクスチャデータのストリーミングが同じディスク内で読み込む影響で、マップ移動時のカクツキが大幅に増大する可能性がある。

カクツキを抑制するためには、FAR_Resフォルダをゲームデータがあるドライブとは別の場所にコピーして、dinput8.iniの書き換えが必要となる。

例えば、FAR_ResフォルダをCドライブの直下にコピーした場合は、

dinput8.ini内の[Textures.General]の項目にある

ResourceRoot=Far_Res

という項目を

ResourceRoot=C:\Far_Res\

という風に書き換え、

FAR_ResフォルダをEドライブのDataフォルダ内にコピーした場合などは

ResourceRoot=E:\Data\Far_Res\

という風に書き換えて保存する。

ただし、カクツキを抑制するといっても同一ディスク内入れた場合よりはマシというくらいで、ハイレゾテクスチャをSSD、ゲームデータをHDDに入れてテストしてみたが、それでも0.5秒近くもゲームが停止する場面などがあり、正直快適というにはほど遠い。

 

現状ではスクリーンショットを高画質に取りたいという用途としての面が強いModのようになっているが、今後改善される可能性もあるので注目しておきたい。