ファミコン(後期型)改造、AV出力・MicroUSB電源供給・モバイルバッテリー駆動

ハードオフに540円で売られているファミコンを見ていて、意味もなく無性に改造したくなったのでつい魔が差して購入してきた。

使いもしない物を買っちゃうことってよくありますよね?ね?ね???

今更説明不要だと思うが、ファミコンは1983年に任天堂が発売したゲーム機なのだが、テレビに出力するのにアナログアンテナ線にRFアダプタをかませないといけなかったりして最近のデジタル放送用のテレビではそもそも映せない、程よい大きさのACアダプタによる電源でコンセントが邪魔になったりと、今から遊ぶのには煩わしかったりするが、コンポジット(黄色ケーブル)で映像を出力するようにしたり、スマホ充電用に使っているMicroUSBから電源を供給できるようにしてモバイルバッテリー駆動も行える改造を施してみようと思う。

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購入したファミコン

日焼けで本体が真っ黄ん黄んで正直汚ねぇ・・・

このファミコンは正面にFFマークの書かれている俗に後期型と呼ばれるもので、電磁波対策でRFモジュールの変更とカセットスロットが金属でシールドされていたり、内部的にはビデオ信号が増強されているものなのだが、初期型ファミコンだとビデオ信号トランジスタやアンプで増強させないといけないのだが、後期型はカップリング用コンデンサと抵抗をかますだけで問題なくテレビに出力できるようになっており、今回の改造が楽になるのであえてこの機種を選んだ。

 

まずは分解。本体を裏側にひっくり返せば6本の+ネジが見えるのでそれをすべて外すとケースが上下に外れる。

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基板が見えたら、本体正面側にある緑色のメイン基板を固定している2本のネジ、青いカセットスロットを固定する樹脂にある2本のネジ、金属板で覆われたRFモジュールにある2本のネジを外していき、持ち上げればケースのみとなる。コントローラは基板にコネクタで接続されてるが、外すと壊れそうなので基板に取り付けたままにしておこう。

 

まずは黄ばんだ本体ケースの漂白。

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キッチンハイターを溶かした水をタライなどに張ってケース全体が漬かるようにし紫外線(日光)が当たる場所に暫く放置しておく。自分は一週間ほどこの状態で野ざらしにしておいたが、途中天候が悪い日などもあって十分に紫外線に当たらなかったのか完璧には白くならなかった。それでも、購入時に比べればだいぶマシになったはず。

 

次は本題の改造。

まずはメイン基板とハンダ付けで固定されている金属板で覆われたRFモジュールを、ハンダごてとハンダ吸い取り線でハンダを十分吸って分離させてしまう。

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わざわざこんなことしなくても空中配線や空いたスペースにビデオ・オーディオ・電源回路を作ってもいいのだが、空いたRFモジュールのスペースに組み込んだほうが作りやすいし見栄え重視でやってみた。

次はビデオ・オーディオ・電源回路作り。と言っても先ほど言った通り後期型なら質素すぎる回路で

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ビデオ回路はカップリングコンデンサ1個と抵抗1個のみ、オーディオ回路もカップリングコンデンサ1個のみ、電源回路はデカップリングコンデンサを3個配置したがそもそも無くても(ノイズが気にならなければ)動くようになっている。本体側のパワースイッチを電源部分の根本に引き回しスイッチが配線されていたメイン基板の部分を短絡させているが、これも電源ON/OFF時の連続スイッチによるカセットセーブの消失対策にやっているので、絶対に引き回さなくてはいけないわけじゃない。

47×90mmにカットしたユニバーサル基板を取り外したRFモジュールに押し当ててネジ穴や固定用の穴の位置を確認し、固定用2mm・ネジ穴3mmドリルで穴を開ける。開けた後は従来のRFモジュールにあった位置にぴったり収まるか確認しておいたほうがいい。

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このユニバーサル基板に上記の回路図通りにパーツを配置していって半田付け。

部品は秋葉原秋月電子通商で購入。コンデンサも抵抗も数字さえ合えばどれでもいいのだが、コネクタは基板に直付けできるようRCAジャックDIP化キット(黄)RCAジャックDIP化キット(白)電源用マイクロUSBコネクタDIP化キットというものを使用してみた。

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完成した基板と取り外したRFモジュール

次にこの完成した基板を本体側のメイン基板に配線。

後期型はメイン基板とRFモジュールが4つの穴と横長な4つの穴、計8つで配線されていたが、

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横長な4つの穴はすべてGND(上の写真で黒丸)、本体正面を下にして基板を裏返し一番左側がビデオ信号(上の写真で黄丸)、その隣がオーディオ信号(上の写真で紫丸)、一番右端が+5V電源(上の写真で赤丸)となる。

 

ついでに、ファミコンをコンポジット出力した際に目立つ縦縞ノイズ対策。

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上の写真の赤丸で囲った部分のように2~4.7uF程度の容量のセラミックコンデンサかましておく。これでかなり軽減されるはず。

 

ハンダ付け作業が終わったらあとは元通りになるように基板を戻していきネジ止めして完成。

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黄ばみは完全に落ちたわけではないが買った当初に比べると気にならないレベルにまで色落ちした。

 

新設したコネクタ部分のある裏側

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ドリルでRCAプラグ用の穴を開けようとしたらケースの方片が割れてしまいそうだったので、チマチマとヤスリを使って穴を大きくしていったが、正直いびつな大きさになってしまった。

 

動作も問題なし。所詮コンポジットだし30年前のゲーム機なのでノイズ対策をしたところで滲みが目立つがコンポジット端子さえあれば最近の液晶テレビでも問題なく映るし、試しにモバイルバッテリーをMicroUSBに刺して電源を入れてみたら問題なく起動してくれた。従来のファミコンは消費電力4W程度なのだが、7805レギュレータを使って9V→5Vに降下させて電源を供給していた分が無くなったので消費電力も軽減され、おそらく0.6A供給が最低限行えるモバイルバッテリーであればいけるはず。

 

でも今更ファミコンで遊ぶ気なんてサラサラないし、そもそもモバイルバッテリーで動いて何が嬉しいというのか。外でもファミコンを遊ぶのか?遊べたとしても携帯機で遊んだほうが遥かに快適だろう。

じゃあなんで買った!?と思われるかもしれないが、最初に言っただろう!

使いもしない物を買っちゃうことってよくありますよね?ね?ね???

Steam版「SEKIRO (隻狼)」コントローラが認識や反応がしない・PS4コントローラでカーソルが勝手に動く・サウンド出力がコントローラ側になる場合の設定方法


Steamで3月22日に配信が開始されたフロムソフトウェア期待の最新作「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | 隻狼」

配信直後、ゲームが起動しないという報告はあったもののPCやSteamクライアントの再起動で直り、現在は新規にダウンロードする分なら起動するように修正されたが、他にもトラブル報告で多いのがコントローラを使用できないという類の問題が多く上がっている。

解決方法の一例としては、Steamのゲームライブラリから「SEKIRO : Shadows Die Twice」を右クリックしてメニューの「プロパティ」を開き、「一般」タブ項目内の下の方にある「Steam入力をゲーム毎に設定する」を「強制オン」にすると認識するようになる。

※参考:Steam版メルブラのSteam入力設定記事(メルブラは「強制オフ」にしないと認識しないが、SEKIROは逆に「強制オン」にすると認識するので注意)

またPS4コントローラで遊んでいると勝手にカーソルが動くという問題もある。

この場合は先ほどと同じようにライブラリ一覧からSEKIROを右クリックして、今度は「Steamコントローラの設定を編集」(メニューに収まりきらず「Steamコントローラの設定を編...」となっている可能性あり)を左クリックして、コントローラ表記中央下の「マウス」となっている箇所を選択して「入力スタイル」を「なし」に変更する。

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デフォルト設定だとPS4コントローラのジャイロ機能がマウスに割り当てられていて、コントローラが傾くたびに動いてしまう。

 

更にPS4コントローラを接続するとWindowsそのもののサウンド出力デバイスPS4コントローラのヘッドホン側になってしまうせいで、いつものサウンド機器から音が出ないという問題も発生する。

Windows10環境での設定方法だと以下のとおり

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まずデスクトップ画面右下のタスクバーからスピーカーアイコンを右クリック

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メニューから「サウンド設定を開く」をクリック

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最後にサウンドの出力デバイスが「ヘッドセットイヤフォン(Wireless Controller)」となっているので、別の出力デバイスに変更して音が出るかを確認。

マイクもPS4コントローラから取り込みたくない場合は入力デバイスから変更する。

 

Humble Storeでレースゲーム「GRID2」が無料配布中、Steamで「ヴァンキッシュ」や「ベヨネッタ」が75%オフの547円・ドリキャスコレクションが466円でセール中、DOA6の無料版「Core Fighters」配信など

Humble Storeでレースゲーム「GRID2」が無料配布中

Codemastersが2013年に発売したオンロードレースゲームの「GRID 2」とDLCpa-Francorchamps Track Pack」「Bathurst Track Pack」がHumble Storeにおいて日本時間3月18日午前2時までの期間限定で無料配布が実施されている。要Humble・Steamアカウント。

日本語音声・字幕ともに対応、配布はSteamキーでSteamアカウントに登録さえすれば半永久的にインストール&遊ぶことができる。

 

SNSなどで話題を集めファンやスポンサーを獲得していき新たな車種や参加できるイベントを増やしていくキャリアモード、国内外の様々な車種が収録されておりもちろんカスタマイズも可能で、クラッシュしても数秒間レース展開を巻き戻してその時点から再開することができる"フラッシュバック"機能、コースも市街地・山道・サーキットと多岐にわたっているのが特徴的なレースゲームとなっている。

 

ゲーム本体の他、コース「スパ・フランコルシャン・サーキット」と車種「Aston Martin V12 Zagato (N24)」「BMW Z4 GT3」を追加するDLCSpa-Francorchamps Track Pack」と、コース「モーターレーシングサーキットバサースト」と車種「Nissan Skyline GT-R Group A (R32)」「Ford Sierra RS500」「Ford Racing Ute」を追加するDLCBathurst Track Pack」も同時にSteam登録用のキーが無料で手に入り、Steamストアページではデストラクションダービーを追加するDLCDemolition Derby Pack」が配信されているのでこれらも忘れずに登録しておこう。

 

 Steamでドリキャスコレクションが466円でセール中

 

 

SteamストアではSEGAパブリッシャーウィークエンドセールが3月22日までの期間実施されており、Steamで配信されている様々なセガのタイトルがセールとなっている。

PS4に移植されていない「ヴァンキッシュ」や「ベヨネッタ」が75%オフの547円なのも魅力的だが、セールの中で注目しておきたいのが、もう何度もこのblogでも取り上げている「ドリームキャストコレクション」

ソニックアドベンチャー」「スペースチャンネル5 パート2」「ゲットバス」「クレイジータクシー」「ナイツ」「ジェットセットラジオ」の全6タイトルの詰め合わせで定価3,112円のところ85%オフの466円となっているが、実は本来ならこれらすべておま国のはずなのにセット版なら日本で購入できるようになっている。

元々日本向けに発売しているタイトルではないので、日本語対応なのは「ソニックアドベンチャー」(ゲーム内オプションから変更)と「ナイツ」(起動時のランチャーから変更)のみで、その他のタイトルはレジストリを直接弄らないといけない、ジェットセットラジオは日本語無しなのは残念だが、それが気にならない人なら購入する価値あり


DOA6の無料版「Core Fighters」配信 

 

コスチュームの入手に何度もランクマッチをしなくてはならず時間がかかったり、運営や売り方に批判的な意見が集まっている人気3D格闘ゲームの最新作「DEAD OR ALIVE6」に、かすみ・ヒトミ・ディエゴ・バースの4人のみが使用可能な無料版「Core Fighters」が配信された。Steam版もあり、Steamアカウントにログインしてストアページで「DEAD OR ALIVE 6 - Core Fighters をプレイ」の項目にある「ゲームをインストール」ボタンをクリックすればアカウントに追加される。

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PC版「HALO: The Master Chief Collection」の発売が発表、Steamでも発売予定。HALO:ReachもDLCで蘇る

 
宇宙進出を果たした人類とその人類が初めて遭遇した知的生命体「コヴナント」との間で起きている戦争に、対コヴナント部隊「スパルタン」の一人「マスターチーフ」が謎のリング状の惑星「ヘイロー」を巡って戦いを繰り広げるFPS「HALO」シリーズの1・2・3・4、更に外伝に当たる「HALO 3: ODST」がDLCとして配信されたXbox One用に発売されたシリーズリマスター版「HALO: The Master Chief Collection」(以下HALO:TMCC)が、日本時間3月13日のInside Xboxの放送においてPC版が2019年後半に発売されることが発表された。

PC版のHALOシリーズが発売されるのはWindows VistaやGame for Windows Liveの販売促進を目的として発売された「HALO2」以来となりそれだけでも注目に値するが、マイクロソフトのファーストタイトルということでMicrosoft ストア専販になるかと思いきや、なんとSteamでも発売されることも同時に発表され、既にストアページが開設されている。

Steam版においてもXbox Liveへの接続とアカウントが必要になってくるシステムとなっている。
ただ、必要PCスペックの項目がx64 CPU・OSという表記のみで具体的なCPU・メモリ・GPUといったスペックの告知はなく、また対応言語も5か国語のみで日本語の対応表記が含まれていない状況になっている。

オリジナルのXbox・360版から全シリーズ日本語音声と日本語字幕が収録されておりXbox One版HALO:TMCCも完全日本語対応となっていたのでPC版にも収録されていておかしくないはずなので、ストアが仮開設の段階で必要スペックの項目とあわせて今後変更される可能性は十二分にあるので注意しておきたい。

 

更に、人類の大きな植民地であり軍の最終防衛線となっている惑星リーチを舞台に、リーチの防衛を任せられたスパルタン部隊「ノーブルチーム」の惨劇を描いたHALO1の前日談にあたる「HALO:Reach」がDLCとして配信されることも同時に発表された。

Xbox OneではXbox 360互換機能を利用して360版Reachが遊べるようになっていたものの360版そのままの内容で720p/30fpsという、1080p or 4K / 60fpsでリマスターされているHALOシリーズとのグラフィックの差が激しくてXbox Oneで改めて遊ぶ気がなかなか起きなかったが、ついに繊細な画質で名作が蘇ることとなる。

個人的な意見ではあるけど、流石に初代Xbox時代のゲーム内容で古臭いしインドアの構造が延々と同じような光景が目立つHALO1・2、街並みやBGMに小雨がしとしとと降りそそぐような寂しさが感じられ何とも言えない印象だがあまりにも淡々としていて盛り上がる場面の無いODST、敵に無機質感があって撃っている感覚が薄く物語も結末のトンボ切れな印象がぬぐい切れないHALO4、あらためて今からギリギリ遊べるのはHALO3のみでそれも佳作という評価に終わってしまいそうだが、HALO:Reachストーリーテリングや待ち受ける絶望的な展開には今見ても感情を揺さぶられるのでPC版を発売を機に新規にHALOシリーズを遊ぶというプレイヤーには一番お勧めである。

Steam版「龍が如く0 誓いの場所」Windowsのユーザー名に日本語が含まれる場合の不具合修正やFOVスライダーを追加するアップデートが配信開始

Steamで配信中のPC版「龍が如く0 誓いの場所」(英題:Yakuza 0)に、様々な不具合の修正や新機能の実装を行うパッチ3.2が昨日からアップデートが開始された。

公式での更新内容の案内は英語のみで和訳されていないので、翻訳してみた

  • ライティング/皮膚の色に影響するシェーダーとシャドウレンダリングの問題を修正(6章終わりのイベントシーンが顕著)
  • 特定のパーティクルエフェクトが表示されていなかった問題を修正(大筒のような特定の武器を使用する時にもっとも顕著)
  • ウルトラワイドスクリーンのサポートを向上
  • グラフィック設定の詳細設定に視野角(FOV)スライダを追加
  • 16:9以外のディスプレイでプレイ中、アスペクト比が固定の場面ではアートワークの表示を追加
  • サウンド設定にバックグラウンドサウンド音量スライダを追加
  • 設定メニューに「UIの非表示」(ボタン・キー操作の入力があるまで、ユーザーインターフェースを非表示)を追加
  • グラフィック設定にマルチモニター環境用の表示モニター選択オプションを追加
  • "QWERTZ"と"AZERTY"のキーボードレイアウトをサポート
  • 会話中にコントローラーを切断するとソフトロックが発生する問題を修正
  • メニュー内でマウスカーソルがアプリケーションウィンドウ内に限定される問題を修正
  • 魚釣りのミニゲームをプレイ中に強制終了する問題を修正
  • インストールフォルダ名にドットが含まれているとゲームが強制終了する問題を修正
  • RAW Mouse Inputを使ってマウスでプレイ中のカメラ移動を改善
  • マウススクロールホイールの動作を改善
  • Alt + Tab を押した際の動作を改善
  • バトル中に視野角(FOV)スライダがズームし過ぎてしまう問題を修正
  • 任意のボタンを押した後に「UIの非表示」が戻ってしまう問題を修正
  • 武器のエフェクトが消えてしまう問題を修正
  • 老鬼の音声の問題を修正
  • マウス感度が高DPIマウスに正しく適用されなかった問題を修正
  • Windowsのユーザー名に非ANSI文字(英数字以外)が含まれている場合、バトルのリトライ時にゲームが強制終了する問題を修正

かなり細かく改善点が挙げられているが注目したいところは、配信直後からトラブル報告で多かったWindowsのユーザー名に日本語が含まれていたためにゲーム中に強制終了するという問題がようやく改善され、またSteamコミュニティで通知を出していたベータ版では実装されていたイベントシーンを除くゲーム中の視野角を調整することが可能になるFOVスライダーがこのパッチで遂に正式実装となった。

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未だにSteamで続くワイフホロコースト(二次元キャラクター迫害審査)

こういう話題の度に「ああすればいいでしょ~」とか「仕方ないんじゃ~」とか文章読めない人が必ずと言って現れるので本文より先に箇条書きしておく

  • 先に「すべての表現を受け入れる」と言い出したのはValve。
  • 具体的に何が問題かとは絶対に開示しない。
  • 何が原因で規制されるかValveの関係者以外にはわからず、BANされた事例から憶測で同じく該当すると思われたタイトルが普通に発売できたり、逆に該当しないと思われたタイトルがBANされたりする。
  • 一度BANされて再販できたタイトルは自分が覚えている限り確認できていない。表現を変えたり、全年齢版で再登録してもダメ。
  • 100ドル支払ってSteamへの登録、事務、審査、実績や各種特有機能の実装を金と手間かけてやったとしても、本当に発売できるかどうかはその時になってみないと分からない。
  • 仮にValve社員にこの件を直接問いただしたとしても絶対に返答はない。
  • 表現の自由が~、とかそんな話じゃなくて、できないものは事前に告知して理由を説明して先に断るのが筋、できもしないことをできると言ってその場限りの嘘をついて誤魔化すな。

約1年前、PCゲーム販売&コミュニティサイトの最大大手「Steam」で俗に「Anime Titty Holocaust(アニメおっぱいホロコースト)」もしくは「Waifu Holocaust(二次嫁ホロコースト)」事件と騒がれた事件があった。
それまで直接の性描写を含まないソフトエッチな表現や、外部パッチによる性描写のあるシーンの開放を容認していたSteamの運営元Valveが方針を突然転換し、MangaGamerがSteamで既に配信していた「その花びらにくちづけを ミカエルの乙女たち 英語版」、Henteko Doujinより配信予定だった「いえのかぎ」を発売前に削除と複数のタイトルをSteamからBAN、更にその数か月後「HuniePop」「Tropical Liquor」「屋上の百合霊さん」「DEEP SPACE WAIFU」「VRカノジョ」といった配信中だった数十タイトルの開発元に対し、「Steamのポルノコンテンツガイドラインに違反しており、2週間以内にコンテンツを修正しなければストアから削除する」という警告のメールがValveから送られてきた。The Witcher 3やGTAVといった同じくポルノコンテンツが含まれていると言っていいゲームには何の警告も出さず、アニメ絵のゲームだけを狙い撃ちしたかのような行動に、HuniePopの開発元は「It's an anime titty holocaust.」とツイート。具体的にどこが該当する箇所かは明示せず、そもそも審査の段階でコンテンツ内容に問題ないという評価をValve自身が出したからこそストアでリリースできている、仮に該当するシーンがわかったとしても2週間で直すことができるのか、など様々な問題点を該当の開発元のみならずゲーム系メディアやコミュニティからも指摘され総叩きとなりストア削除の決定を一旦保留しその後削除の撤回、遂には「違法なものやいたずら目的な物を除いてすべての表現を受け入れる」との声明を正式に発表することとなった。

 

そして、めでたく外部パッチを用いずとも直接の性描写を含む「Negligee: Love Stories」(おま国)が発売、NekoNyanSoftから「サノバウィッチ」(ゲーム本体は日本から買えるがR18パッチはおま国)が外部パッチ及びSteamから直接R18シーンを解禁するDLCをダウンロードできるようになり、話はめでたしめでたし・・・とは全然ならなかった。むしろ、Waifu Holocaust事件の前よりも混乱が生じている印象すらある。
「児童搾取」もしくは「法的にグレー」と説明してSteamストアページを削除(BAN)したり、削除こそしないものの何カ月も審査を無視し質問を投げても返答を行わない、という事例が何件も発生しているのだ。
記事が長くなるのですべての事例は記述しないが、以下はその一例。

  • Hello, Goodbye


上記で記載した「サノバウィッチ」と同じNekoNyanSoftがSteamで配信しようとした作品。
「サノバウィッチ」と同様に全年齢版のゲーム本体とR18版にする外部パッチの配信方式にしようとしたものの、全年齢版であるはずのゲーム本体すら「児童搾取」を理由にBANされる。
具体的にどのシーンが「児童搾取」に該当するのか、どの法律に違反するかなどは返答無し。
制服姿のキャラクターがいるから未成年と認定しているのかもしれないが、なのに同じパブリッシャーが配信している「サノバウィッチ」は制服姿のキャラクターによる性描写があるにも関わらずBANされていない

 

  • Imolicious


兄のワタルと妹の加奈子が共同生活を送ることとなるノベルゲーム。
キャラクター説明には18歳以上という表記をしていたものの、「児童搾取」を理由にBAN。近親相姦描写を含んだタイトルのようなのでそれが理由でBANされた可能性もあるが、あくまでもValveの説明だと児童搾取。ただし、どのシーンが児童搾取になるのかは返答無し

 

  • 筑盛計画_Victory Project


性描写を題材にした作品ではないものの、「法律的にグレーゾーンだから」というこれまた曖昧にもほどがある理由でBANされる。

あまりにも曖昧な理由に「ネコぱら」の開発元、NEKO WORKsの公式Twitterアカウントもこのニュースに反応しネコぱらVol.4がSteamでリリースできるか危惧

 Valveの審査はヴィジュアルノベルタイトルに対して曖昧な承認を行うガイドラインに変更されています。率直に言うと、ネコぱら Vol.4のリリースがこの一貫性のない決定に翻弄されることを非常に心配しています。

 


データベースには登録されていたものの、Steamストアページができる前に削除
なお、前作である「殻ノ少女」(おま国)はSteamでR18版が配信済み、カルタグラは制服キャラクターは登場しない

 

  • Niplheim's Hunter - Branded Azel(ニプルヘイムの狩人 -Branded Azel-)

サークル「黒電車」のRPGゲーム「ニプルヘイムの狩人」の英語ローカライズ版。R18 DLCもSteamで無料配信されている。
「クエスト受注を行う受付のピンク髪のキャラクターを消せ(存在そのものかイベントCGのみかは不明)」という訳の分からない難癖をつけられて1カ月近く配信延期。その後、Valveが「決定は謝りだった」と謝罪し無事配信される。ただし、何故その誤りが発生したのか、何故特定のキャラクターを消さないと配信できないと決定したのか、という疑問には回答せず

 

  • Moe Reversi

制服や先生キャラクターとのオセロゲーム。制服破壊表現のある脱衣オセロゲームだが全年齢向け。一度BANされ、制服破壊表現の無いバージョンになったようだが、1月に申請した審査を無視され続け未だに配信されず。

※3月14日追記:制服破壊なし版もSteamからBAN

 

 

  • 食用系少女 Food Girls

台湾グルメを擬人化した経営シミュレーションゲーム。全年齢向け。ストアページは開設されており削除されていないが、発売予定が2018年12月14日と既に約3カ月近く経とうとしているのに未だに発売される兆しなし審査を申し込んでも何の説明もなくリジェクトされ、理由を質問しても返答をよこさないため現時点でSteam版の配信は無期限延期となっている。
幼く見えるキャラクターに過剰に光線規制をかけたバージョンを提出してもリジェクト
なお同じSimon Creativeが手掛け、同じように食品を擬人化するというコンセプトで食用系少女のキャラクターよりも幼くも見える「東津萌米」に関してはSteamで問題なく発売されている

 

事実関係を正確に確認していないので取り上げるべきではないかもしれないが念のため。
Re:ゼロから始める異世界生活」に登場するレムやエミリアと膝枕や添寝が体験できるVRアプリ。全年齢向け(VRなので正確には違うか)。スマホPSVR等では既に配信されており、Steam版は2018年12月にストアページが開設され、2月2日の配信予定日となっているにも関わらず未だに審査中のままで配信されていない。

 

 

で、これで全部が全部お色気要素や危ない描写のあるシーンがSteamで規制されているかと言えばそういうわけじゃない。逆に最近Steamで発売されているタイトル群の一例をあげる。

 

  • PANTY SLIDE VR

セーラー服やメイド姿の女の子のスカートを中身を下から滑り込んで覗き込むことができるVR。それだけ

 

  • NekoMiko

R18要素は外部パッチなものの、通常版でもちょっとHな要素がある。猫の擬人化、ストアページに18歳以上設定の注意書きがあるものの、胸の小さいかえでは人によっては未成年に見えてもおかしくないにもかかわらず、ストアページのスクリーンショットからでもお風呂シーンが確認できる。

 

制服が破れ裸体になる描写あり。キャラクター設定も未成年。海外PS4版は更衣室でのおさわり要素がカットされてしまったが、Steam版はおさわり要素も検閲されずに入っている

 

  • ものべの HAPPY END

日本語・中国語対応版。全年齢版なので乳首や性描写こそないものの、幼く見えるキャラクターが風呂場で男性の背中を洗い流すシーンあり

 

  • Under One Wing

制服姿のキャラクターが主人公と69体制になったり、着替え中に部屋に入られるシーンあり。

 

R18版のみならず全年齢版でもBANもしくは発売が許可されない、制服キャラクターがいるから必ずBANというわけでもないし、登場人物は18歳以上ですと表記してもお守り程度、幼く見えるからと言っても該当しそうなキャラクターのいるゲームも近年でも発売されている、行為が問題なのかと言われたら制服キャラクターが脱衣したりお触りがあっても発売できたりする、BANされるされないの境界線がもはやなんなのかわからん。いや、マジで誰か教えて!?
もうあれだろ、ゲイブが「これ以上人雇うのメンドクセェし、ゲームの審査なんて機械学習でなんとかなるだろ」とか言って流れた映像と文章を元に合否出してるんでしょ?流石時代を先行く企業Valve、やることが最先端すぎるわ。

事例でも書いた通り個別に何が問題なのか質問しても無視し続けているし、この件に関してValveが正式に声明を出したことは一切ない

初期のBANが発生した当時、ゲイブ・ニューウェルへのメールフォーラムがあるんだから直接連絡してみようという書き込みがあって、おそらく何人かはメールを送信していると思うが、その後ゲイブからメールの返信があったという報告は自分が確認した限り見かけない。

自分もSteamフレンドになっているValve社員にこの件に関してチャットを送ると決まって完全黙秘される。チャットを送ったのに気づいてないから・・・多分そうなんだ・・・と淡い期待で、先にSteamのバグ報告や機能についての質問をしてすぐ返答がくることを確認し確実にデスクにいることを把握した上で「審査が通らないので性描写のガイドラインを示してあげられませんか?」という文章を送るとその後返信が来なくなる。「私は担当者じゃないので知りません」とか「その質問には答えられません」とかすら来ない、完全黙秘

一部の審査担当者が選り好みしているとも言われているけど、それにしても様々なValveの関係者に連絡を取ろうとしても黙秘と対応が決まっている、ある程度騒がれているのだから仮に数人の担当者の暴走だったのなら事実確認をするはずなのに未だに何の変化もない。

一応、Valveに買収されたCampo Santoのアーティストメンバーがワシントン州の州法に沿って審査していて、わいせつ罪は性描写のみならず行為そのものも対象となる、という説明はしているがあくまでもアーティスト担当で直接の責任者ではなく、それならば何故今でも問題になりそうな描写があるゲームをSteamで配信し続けていているのか、最初に「すべての表現を容認する」と声明を出した際にワシントン州の州法に沿って審査するとの説明を過去にも今でも、一社員の見解ではなく会社としての正式な声明として出すことはしていない。

未成年関係のみならず近親相姦や獣姦描写といったValveが首を縦に振ったところで他の要因でどうしてもストアでは取り扱うことが難しいコンテンツもあるはずだ。無理なものは無理、と素直に説明してある程度細かいガイドラインを示すのがプラットフォームとしての責任じゃないのか。そうすればSteamストアに登録する前に多少なりとも納得して諦めがつくし、Steamで販売するために労力と金を注いだというのに何も得るものが無いなんていうバカらしい結末を迎えることもなくなるだろう。

電気とキセノンガスを利用した架空の車によるレースゲーム「Xenon Racer」のオープンベータがSteamで実施中

電気とキセノンガスを利用した架空の車によるレースゲーム「Xenon Racer」のオープンベータがSteamにおいて3月7日午前2時までの期間限定で実施されている。
このオープンベータ版ではクイックレースとオンラインプレイが無料で遊ぶことが可能で、Steamアカウントさえあれば誰でも遊べるようになっていて、Steamにログインしてストアページから「ゲームをインストール」ボタンを押すだけでアカウントに追加される。f:id:BCC:20190228204511p:plain

日本語にも対応していることを確認。

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アーケード感覚のレースゲームで、カーブ直前で減速しハンドルを切ることで即ドリフト走行となり、コース上にある青いバーの上を通過することでゲージを貯めてキセノンガスを噴出してブーストするシステムとなっている。
ただドリフト走行がタイヤ4本全部が左右に切って車体全体が傾いて曲がるというよりも、車の前方タイヤだけ切ってそれに引っ張られて曲がる感じである程度減速してないとカーブを曲がり切れないこともありどうにも豪快さや爽快感に欠けるし、グラフィックもUnreal Engine 4を使用しているが他のレースゲームに比べてチープさが否めない。

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無料でオープンベータを実施しているにもかかわらず、オンラインのロビーも8人部屋が一つようやく埋まる程度しか集まらず、オープンベータが実施されているという認知がゲーマーに殆ど伝わっていない模様。なお部屋の人数分来なくても、AIで埋めてゲームを開始することもできる。
オープンベータ初日で製品版ではどうなるかはわからないものの、リアル寄りではないアーケード寄りの挙動やシステムならもっと思い切った操作感覚にして、広報活動も積極的にしていかないと厳しい印象を受ける。

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