The Darkness2 クリア

前の記事で暴力表現が規制されていないと報告しておいたけど、売春宿においてもセックスシーンやフェラシーンがあることを確認(性器そのものは見えないし、服もズボンだけ降ろしているだけ)。
海外レビューで書かれていた通り、確かにボリュームは少なく4〜5時間程度でクリアできると思う。
ダークネスを利用して敵を切り裂いたり物ぶつけたりして体を真っ二つにするのは確かに爽快感があったけど、ダークネスは暗闇でしか使用できない上に明るい場所に出ると画面全体が真っ白になる仕様で、後半戦に進むと明るい場所やライトを持った敵が増えてきて、ウリであるはずのダークネスを使う機会がどんどん減っていってしまう。
影となっている箇所も意外と明るい場所が多かったりするので、移動していたら気付かないうちに明るい所に出ていた、なんてこともある。
クリアまでに何度かゲームオーバーとなったが、その要因が間違えて明るい場所に飛び出したりライト攻撃をモロに受けてしまい、視界が真っ白になってしまい反撃できぬまま死ぬというケースが殆どだった。訳が分からず死ぬっていうのはゲームにおいてストレスが溜まる要因なのだから、ダークネスが使えなくなってしまうのは仕方ないとしても、視界だけはそのままの明るさ(色調だけ変わるとか)にして、暗闇と明りの場所の判別ももっと分かりやすくしてほしかった。
デモの時も感じたが、敵を掴んでからの処刑は実行中は移動できなくなってゲームのテンポが悪くなるのと、体力が上がった後半の敵には結構な量の弾薬を食らわせてからダメージ覚悟で近づかないと掴めないので、体力や弾薬回復の効果があっても結局その前に体力と弾薬を消費することとなるのであまり活用しようとは思えない。
画質設定の少なさやFOVの狭さはデモ版と変わらず。非常に視野が狭いので、移動や視点操作を繰り返していたら酔いそうになった。

爽快感があって30ドルくらいで購入するなら大満足なんだけど、ボリュームの少なさや後半戦はダークネスの使い勝手が悪くなるのが難点で、これをフルプライスで買うのは全くお勧めできない。
更にいえば、その爽快感も今後発売される日本語PS3・Xbox360版では表現規制でカットされてしまうので、長所を完全に失ってしまうと思う。

ダークネス2

ダークネス2