東京ゲームショー 2014 に行ってきた

Alienware Alphaとか見てみたり、機会があればサイコブレイクが遊べないものかと思って最終日である日曜日に東京ゲームショーに行ってきました。

主にAlienware、マイクロソフト、インディー、ゲーム学校ブースで背中にValveのゆるキャラが描かれた黒地のTシャツが目撃されてたら、それは俺です。
そして、この機会に初めてSteamフレンドの人とリアルで会う機会があった。

まあとりあえず一番先にいったマイクロソフトブースから
プレイしたのはバイオハザード リベレーションズ2Borderlands: The Pre-Sequel。これ以外のタイトルは、この二本プレイした段階ですべて90〜180分待ちが当たり前のような状態になってしまってプレイすることが不可能となってしまった。


バイオリベ2に関しては監獄のような廃墟をクレアとモイラを一人で切り替えながら進むシーンを15分間試遊することができた。最初はクレア視点で操作することになり、クレアの場合は主に攻撃担当、途中ボタン(Yボタン)を押してプレイヤーキャラをモイラに切り替えて怪しい場所にライトを当てらせ隠れているアイテムを見つけてもらうというシステムになっていた。


ただ、この試遊をプレイした限りではこのシステムに意味があるのかわからなかった。対人でのCo-opプレイなら最適かもしれないが、バイオハザード5の味方の欠点と同様にあまりにもシングルプレイに適していない。1ボタンでできるとはいえ、わざわざ場面に応じてキャラクターを交替しなくてはならず、アイテムを一つ探すだけでクレア→モイラ→クレアの切り替えが必要でテンポを損ねているし(片手が空いてるんだからクレアが銃とライトを装備すればいいじゃないの!)、AIもお決まりのように自分で考えることができない電脳馬鹿なので、クレアはまともに戦ってくれないし、モイラはまともに逃げてくれず、パートナーではなくゲームの難易度を上げてくるために障害物となってプレイヤーの前に立ちふさがってくる。お前が「戦わないで逃げた方が良さそう」的なこと言うから逃げたんだよ・・・自分から敵につっこんでいかないでおくれモイラ・・・。
製品版でもこのゲーム進行だったらシングルプレイでやった時に、「この電脳馬鹿が!」とブチギレて家族に白い目で見られたバイオハザード5事件の再来になる可能性がある。
前作のリベから回避行動のやり方が変わり、攻撃を食らう直前に前方キーを押すのではなく、Bボタンと方向キーを押せば好きな時に好きな方向に回避行動がとれるようになっていた。この操作方法に関してはかなりの改善点。
まだ開発途中版だったからなのかフレームレートが不安定でエイムするのにも苦労したのと、アンチエイリアスがかかっておらず縦マルチタイトルなのもあるのか画質的にはあまり綺麗なように感じられなかったのが残念。製品版でどの程度改善されるのか。


お次はBorderlands: The Pre-Sequel。Xbox 360版展示という触れ込みだったはずなのだが、試遊台に置かれているゲーム機はXbox One、コントローラはXbox 360コントローラ、机の下から見える小型扇風機から風を受けているタワーPCが見えてて、PC版でのプレイというのが丸わかりだった。まあXbox 360コントローラを使用するので操作性に関しては360版と全く一緒だから問題ないのかもしれないが、何故にXbox Oneの本体を天井に置く。Borderlands: The Pre-SequelのXbox One版が出たのかと勘違いしたぞ。
開発途中版だったからPCでの試遊となってしまったのだろうけど、わざとらしく「あれー?Xbox 360版だって聞いて来たんだけどなー?Xbox One版なのかなー?でも違うなー?このPCはなんなんだろうなー?」と大きな声でMS社員や周りのファンに聞こえるように独り言になってない独り言でも言おうかと思ったけど、ちょっとカメラ止めろ的な放送事故に繋がりかねないので流石にやめておいた。
キャラクターは全3人+1体から選べたけど、クラップトラップを使用。アクションスキルを使用するのを忘れてしまったが、UIやプレイ感覚は前作と全く一緒。拡張版かDLCかのような印象も受けるが、低重力での浮遊を生かして足場を飛び移りながらの戦闘や、ゆっくり落ちながら戦えるMUSASHI-GUN道-(死語)ライクな戦闘も行えるようになっていたのが印象的。
それはそうと、試遊列に並んでいたサイココスプレの人が完全にサイコそのものだった。


一旦マイクロソフトブースを離れて、再びブースに戻って120分待ちのサイコブレイクの列に並ぼうとしたけど、既に入場規制がかかってしまっていてプレイすることができなかった。

  • Alienwareブース

話題の次世代コンソール機「Alienware Alpha」


Wiiくらいの大きさのようでかなりコンパクトなボディとなっているし、全体の消費電力が130Wと他のコンソール機と比べても小さく発熱量もかなり抑えられているとスタッフさんも話していた。実際に本体を触ってみたけど、天板はほんのり暖かい程度で心配していた発熱に関しては問題なさそう。サイズに関しては本体側は確かに小さいがACアダプタ側がどの程度の大きさなのか見てなかったので何とも言えない。おそらく130W品のDELL製ACアダプタと同じに可能性が高いだろうが。
発表通り中身はまんまPCなので、Steam専用ゲーム機と名乗っているけど実際にはSteam以外から配信されてるゲームはWindowsソフトなら何でもプレイ可能、Modは自由に入れられるし、各人自分の思いのままにカスタマイズやツールを使用することが可能な模様。メンテナンス中のAlienware Alphaを見てみたけど、Windows 8.1のデスクトップがそのまま出てきて、ゲームの起動もSteamをBig Pictureモードで起動して立ち上げているだけだった。
GPUGeForce GTX 860Mのカスタム品との事だけど、5〜10%程度のクロップアップが施されているとのことなので、実質GeForce GTX 750 Tiと同等の性能があるといってもいいかも。

試遊してみたBioShock Infiniteはグラフィックプリセット「高」の解像度1920×1080、Borderlands 2はPhysXがオフになっているのを除いてすべて高の解像度1920×1080、ストライダー飛龍は最高設定の解像度1920×1080だったが、どれも50〜60fpsは出ていたのかカクツキなどは全く感じられず、文字通りぬるぬる動いており操作性も快適といえた。ただ、GRID Autosportだけは解像度1920×1080でフレームレートは目視での判定だけど30fps程度しか出ていないように感じられた。詳細な設定を確認していなかったが、見た限りジャギーなども発生していてNORMAL〜HIGHレベルのようで、GeForce GTX 750Ti相当とはいえもう少々フレームレートが高くてもいいはず。
スタッフさんに聞くと展示されているAlienware Alphaはすべてスタンダードモデルということだったので、GRIDの場合はCPU側がボトルネック(Codemasters製のレースゲームエンジンはコア数でFPSがかなり変わる)でフレームレートが低くなっている可能性も考えられる。メモリの容量に余裕を持たせたいのも考えると、もし購入するならCore i5とメモリ8GB積んだプレミアムモデルからが安心かと思う。
Alienware Alpha程度のスペックでもハイレゾテクスチャを導入したSkyrimで50〜60fpsは出るので、Skyrimで手軽にModを入れて遊んでみたいとか、PCゲームをプレイしてみたいけどどれを購入していいかわからない・デスクトップは置き場所がない、といったニーズもあるはずだけど、果たしてどこまで日本で広まるだろうか。
むしろ、これはあれだ。ハードなPCゲーマーがリビングで積みゲー崩すとか、友人宅に持ってってPCゲームを広めるために使うんだ。中途半端な性能かと思われるけど、一昔前のゲームや軽いインディーゲームはこれで十分すぎるほどの性能を持ってるし、性能が足らないようなゲームが出てきたらSteamホームストリーミングでメインPCで転送してくればいいんだ。何のためのホームストリーミング機能なんだ、こんな機会にSteamの機能を使わなきゃ自称Steamゲーム機のお里が知れるぞ。それにPCゲームの素晴らしさをコンソールしかプレイしていない人間に知らせるのによいマシンだ。小さくてテレビに繋げられる、友人宅でSkyrimのエロModを大画面で見せびらかしてPCゲームの圧倒的な優位性を思い知らしめる、うむ完璧だ。

  • インディーブース


La-Mulana 2とかLa-Mulana 2とかLa-Mulana 2とかあったけど(前作買いましたって言ったら3つくらいグッズいただきました)

それ以外にも我らがToki Tori 2+が日本に上陸したのだ!黒船ならぬ鳥船だ!


ちなみに、インディーブースやゲーム学校ブースにもOculus Rift関係の出展物があるのだが、2〜3時間待ちがデフォの他のブースに比べても空いていたのでVRをそれほど並ばずに(それでも30分〜1時間待ちだが)体験することができた。ただし、インディーブースで使用されていたのが主にDK2だったのに対し、学校ブースはDK1が主流のようだったように見受けられた。

上の写真に撮ったのは、自分も体験した「水没都市 〜Drop City〜」というタイトルのVR。水没した都市を舞台に、頭を向けた方向に視点が動きパッドのボタンを連打すると泳ぐシステム。水上のブイの下にある水中のアイテムを三つ集めればクリアというゲーム。





最後はMGS5のブースを見て、Steamのフレンドさんとも合流し、今回のTGS2014は終了。
疲れて帰宅して殴り書きで書いたけど、あまり写真の画質が良くなかったな。スマホのカメラで撮影したのがアレだけど、露出調整がままならなくて暗いシーンが潰れてしまってるし、省電力モードのまま撮影しちゃったのでさらにノイズが増えてしまっている。