なぜ、オカンはデマを真に受けるのだろう

kobeniの日記

もちろん、うちのオカン個人の問題もあると思います。ですが今回、私と同じような経験をしたアラサーが多いと感じています。私たちの世代とオカンの世代のリテラシーに差をつけるものは何か?最も大きな要因として考えられるのは、、やっぱり「インターネット」の存在です。ネットを使わないと、情報源が圧倒的に少ないです。TVと新聞と雑誌だけ。人によっては、週刊誌とワイドショーだけ。TVや新聞や雑誌は、基本的に一方通行なので、いったん受け取った情報に疑問を感じても、そのまま何となくうやむやになります。「今、仕入れた情報を、リアルタイムで別角度から検証する」ということができません。

これはどうかなぁ。
俺にはインターネットをやっている人間(10〜30代の若い世代)も、政府とか信用していないし、デマに踊らされて情報を拡散したり、更に新たなるデマ情報を作り出しているようにしか見えないんだが。
Twitterなんか特にそう。「そんな情報RTしたところで何になんの?」
俺は尖閣諸島や都条例の際に、普通に考えればすぐ気付くようなデマがRTされているのを見て、このTwitterの気持ち悪さに気付いてTwitterを辞めることにした。
だって、これ以上やっていたところで何にも変わるわけないし、下手すりゃ自分がデマ発生器や拡散器になる。
そして想像した通り、緊急事態が発生した時にTwitterは、メディアとして役に立たなくなった。
「今、仕入れた情報を、リアルタイムで別角度から検証する」なんてテレビで仕入れた、インターネットで仕入れたなんか関わらず、やる人間はやる、やらない人間はやらない、だけじゃない。
Twitterなんか、流れてきたTLを条件反射でRTしている奴がいっぱいいるじゃないか。

誰が発信元であろうと、間違った情報が流れた場合、webを見ていればリアルタイムで「デマでは?」→「デマでした」と訂正されていくことを知っているため、最終的には正しい情報だけが残るだろうと思っている。

デマ情報を信じた人間が「デマでした」情報を絶対に見るという保証がない。
それよりも、人間は自分が信じたいものだけを信じ込む傾向があるから、その「デマでした」という情報すら疑って信じないかもしれないし、デマ情報の拡散の方が訂正情報よりも遥かに素早い。


ちなみに、自分の親は両方とも50〜60代、ネットで情報を仕入れない主要メディアはテレビ、だが「茨城県産のほうれん草食ったよ、って職場のネタにするか」「原発で作業員が被ばくとか、さも緊急事態のように報道するとかおかしい」などと暢気である。
親父の方が東電の下請けの人間だというのもあるが、冷静に判断しているし(原発関連は放射線よりも今後の電力事情の方が心配そうだった)、母親は対して知識がないが俺に一応聞いてきて、半減期とかガンになる確率とかも理解しているようだし。