Dead Space 2 チャプター10まで進める






Dead Space 2、チャプター10まで終了。とりあえずここまでの感想。
ゲーム自体は良くも悪くも「Dead Space 1そのまま」という感じか。
前作のUSGイシムラから離れて、巨大都市に舞台は移ったとはいえ、基本的に無機質な壁で覆われた廊下を歩くことが多い。こんな宇宙都市なんだから有機質なものを人は恋しがるはずだから、人工的に作った緑のある公園や植物園も舞台に追加しても良かったはず。その方が都市の生活感にも説得力が出て、そして狂気の世界に変貌したって感じがより一層出てくる。
酸を遠距離から吐きだしてくる奴や、攻撃したり接近されると爆発するネクロモーフ化した赤ん坊、物陰に隠れながら距離を縮めて一気に飛びかかってくる敵などが新規に追加されているが、基本的にはDS1からのお馴染みの敵が多く、武器も追加されているとはいえ基本的な戦法が全く変わっていない(敵の手足を切断)ので、拡張パックをやらされている感じを受けるかも。
ただ、つまんないって訳じゃなく、逆を言えばDS1の良かった点をそのまま引き継いでいるので、DS1ファンなら間違いなく楽しめるはず。


難易度はかなり簡単かも。ノーマルでやっているが、覚えゲー要素の即死トラップ1箇所以外で死んだ事は今のところない。
マウスAimが前作よりも滑らかになっていることと、前作プレイ済みだから慣れているっていうのも大きいだろうし、ゲーム途中で難易度変更も今作では可能になっているので、ゲーム中難関と感じる場面はほとんど無いかも。
やり応えが無いと感じたら、元々最適化されているインターフェースであるXbox360コントローラでプレイするか、難易度を変更してみたほうがよい。


変更点で賛否両論ありそうなのが、主人公のアイザック・クラークが話すようになったこと。
前作では攻撃時、ダメージ時しか叫ばなかった男が、今作では信じられないくらいにペラペラと会話を続け、更に敵への踏み付け攻撃を連打していると「マザーファッカー!」「ファック!ファック!」などと熱くなる。
個人的にはクラークさんには無口でいたかった・・・いくらニコールの幻覚を見ているからといって、あまりにもキャラクター性が変わりすぎている。主人公を変えたってよかったんじゃなかったのか?


DS2で確実に進化したと言える箇所は無重力地帯の移動方法。

DS1では壁に向かってジャンプすることしかできなかったが、DS2ではスラスターを使用して360度自由自在に無重力地帯を移動でき、障害物を避けたり浮遊したまま武器を構えて戦闘を繰り広げることが可能になり、アクション性の向上と操作する面白さを得られている。


Dead Spaceの特徴ともなった、死体欠損等の暴力表現は今作でも相変わらず。
至る所に散らばっている骨や皮膚の下が見えて血だらけの死体、そして踏み付けなどによってグチャという音と共にバラバラになっていく。
石原都知事なんかに見せたら「百害あって一利なし!」とヒステリックを起こすこと間違いなし。
というか、日本の一般的なゲーマーに見せてもドン引きされる。


でも子供部屋や学校があるのに、人間の姿をした子供の死体は一切ないのが不自然になっちゃってる。

だが、ネクロモーフ化した赤ん坊は平気で出てくるんだから変である。
ちなみに、上記のシーンの母親はネクロモーフ化した赤ん坊を抱きしめた後・・・


GTAでも子供が出なかったし、やっぱり子供をそのまま出しちゃうとESRB(アメリカのゲームレーティング制度)でAO(アダルトオンリー。18禁)指定になってしまうんだろうな。
仮にAO指定免れても、流石に論理的に問題になりそうだから開発者側で自主規制するだろうけど。


グラフィックは影の解像度が上がってジャギーが減った以外、特にDS1から進化していない。影の解像度が上がった分、ゲームの重さは多少上がっているかもしれないが、それでもGeForce9800GTで解像度1360×768、最高設定で大体のシーンで60fps以上のフレームレートが出ているので軽い部類に入るゲームだと思う。