Darkest of Days クリア

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南北戦争第一次世界大戦第二次世界大戦などの時代を行き来するタイムトラベル物のFPSゲーム
主人公はリトルビッグホーンの戦いに参加していた軍人だが、インディアン(ネイティブアメリカン)の襲撃にあい負傷、殺される寸でのところで未来から来た組織の一員から助けてもらうことから物語は始まる。
この組織は歴史上、死亡扱いしている人間を拉致(と言っても拉致されなければそのまま死亡しているんだが)してきて組織の一員とし、タイムスリップして歴史の「歪み」を修正する活動をしているとか。
参加を拒否すれば、そのまま殺される寸前の時間までまた戻されるだけなので、否応なしにも協力することに。


メタスコア51点のゲームだけど、意外と楽しめた。
南北戦争物のFPSは自分が知っている限り、ほとんどないので、1発1発弾を詰めなおさないといけないマスケット銃で、無駄玉を出さないようによく狙って狙撃していくのは他のFPSではなかなか味わえない感覚。

自社製ゲームエンジンの特徴である、大人数の表示とあいまって当時の戦場の臨場感が出ていると思う。
ただ、AIが棒立ちになったり、マップは一応オープンフィールドだけど「見えない壁」が至る所に設定されてたり、いきなり目の前に人間が湧いたりするのが致命的だが。


Gears of Warでお馴染みとなったクイックリロードシステムが採用されている。

回転する○ゲージでタイミングよくリロードボタンを押せば短時間で再装填され、逆に外すと余計時間がかかるようになっている。


ただ、タイムトラベル物を題材にしたのはいいんだけど、色々と無理がありすぎるような。
1850〜60年代の人間が、タイムスリップしても特に驚きもせずその時代に溶け込んでたり、300年以上も未来の武器を何の説明もなしに使いこなしたり、とご都合主義が多すぎる。
あるミッションでは、過去の時代で未来の武器を使用できるステージもあるが、

周りの人間はチート武器使っている人間がいるにもかかわらず、何事もなく戦闘を繰り広げている様に違和感を覚える。
ストーリー的にも、正直タイムトラベル物にする必要ないな、と思う程度の出来だし、エンディングもよくある「これ以上開発伸ばせないから終わりにしました」的な終わり方ですっきりしない。


デフォルトで日本語字幕にも対応しているのはいいが、

解像度低いと文字が潰れたり、改行前の文字が表示されない。一部表記もおかしい点があるのが難点。


個人的には60〜70点くらいかな。
無理にタイムトラベル物にしないで、南北戦争を題材に絞って、AIやマップの問題点を解消すれば良作になったと思うんだが。