アニメ漫画表現規制派と意見言い合って思ったこと

mixi日記にこのblogのことが貼られていた。
案の定、俺のTo LOVEる記事やら少女漫画記事を貼って「こんな漫画が野放しになっていて何とも思わないのか!だから東京都は規制するんだ。」と喚き散らしている。
少女漫画はともかく、To LOVEるは「異性に興味を持つ良い漫画」だと思っている自分には黙っちゃいられないのでコメントしてみたけど・・・
向こうは「色んな価値観があるというのを理解していない人種」なんだなぁ、と改めて思った。


それと、俺の他に日記内容に反応したある人が「その話は違うんじゃないですか」と言ったら、「ハンドルネームから見て、お前は中二病だろ」と罵倒するし(しかもその人本名なのに)、更に俺が「相手の名前だけ見て中二病扱いとか、相手に対して大変失礼。あなたの方がよっぽど中二病じゃないですか?」と指摘したら、(ネットの中だけど)初対面の相手なのに他の規制派が「お前バカじゃないの?」と罵倒してくるし。
こんなんじゃ議論も何もできたもんじゃない。
石原都知事同様、差別することを快感にしているとしか思えない。


どちらも結論ありきなので議論できないし、また見てもイラっとするだけなのでmixiの日記を開くのは止めたが、お前らにはとっては「過激な漫画」なのかもしれないが、読み手によっては「非常に良い漫画」だと思っていることを忘れるんじゃない。
創作物において何が悪いか、何が良いかなんていう基準は人、時代によって価値観が変わってくる。
それを第三者であるはずの行政が、細かい説明もなしに勝手に名乗り出て決めようとしているから反発が起きるんだ。
悪いことだと思うなら、何故悪いことなのか教えればいい。見せたくないと思えば、親が取り上げて見せなければいい。買わせたくないなら、小遣いを減らせばいい。
子どもに見せない権利は、当然親が持っている。
おおっぴらなセックス表現が市民権を得られるとは俺も到底思わない、けど「教育上良くない」というが、その漫画を見た子供が非行に走ったり何か犯罪を起こした割合はどのくらいだというんだ?
わざわざ規制を設けたところで、それで何も成果が得られないというのなら税金の無駄遣いだろう。
そもそも異性に対して欲求が出てくるのは思春期を迎えた多くの子供が持つ悩みだろう。その捌け口がアニメや漫画などの創作物だというのに、それを否定するのか?
そして何故にアニメと漫画「だけ」なのか?AVや実写のエロ本は子供が見てもいいと?
アニメ漫画を規制する前に他にやることがあるだろう。


ゲゲゲの女房作中で貸本が「こんな下品で低俗な漫画、子供たちの教育によくありません」と罵倒されているシーンがある。
アンパンマンですら「顔を食べさせるなんて残酷」「こんなもの、子供たちは喜ばない」と出た当時は罵倒された。
また同じことを繰り返すのか?