FMV BIBLO NB10Aアップグレード

前にお客さんからもらってきたノートPC「FMV BIBLO NB10A」だけど、流石に古いノートということで使っていてストレスが溜まってくるのでアップグレードしてました。
とりあえずアップグレード箇所はCPU、メモリ、HDDの三点。
分解、交換方法などはこちらのサイトを参考にしてください。


メモリは標準の256MBから上限の768MBまでアップ。手元にあったPC-133 512MBを装着。
HDDはこちらも手元にあったWD1200BEVE(120GB)に交換。
この二つのアップグレードはノートではかなり効果的。
やはりメモリは積めるだけ積んじゃえばOSやソフトのモッサリ感が無くなるし、元のHDDが遅いのでソフトの立ち上がりがかなり高速になった。


ノートPCのアップグレードではCPUの交換はあまり少ないが、マザーボード着付じゃないタイプのCPUならデスクトップと同じように交換ができる。
ただし、モバイル専用のCPUしか使えずデスクトップ用のCPUでは交換できないので注意。
とりあえずMobile Celeron 1.06GHzからMobile Celeron 1.33GHzに交換。
オークションで入手して、お値段の方は送料込みで500円程度。
あと、商品届いた後に気づいたんですけど、これ「2個セット」品落札してたみたいです。
欲しい人いたら100円(+ 送料)であげます。


まず最初に最初から搭載されている1.06GHz品のデータ


CPU-Zの読みと、CrystalMark2004のベンチマークスコア
1.06GHz動作でスコア20456


お次は1.33GHz品


無事に1.33GHz動作になって、スコアも22923にアップ。HDD回りは当たり前だが改善されていないが、CPUはクロック分スコアが上がっているし、グラフィック回りも若干ながら上がった。
実際の用途でも、1.06GHzだとYoutubeの再生でCPU使用率80〜100%でたまにカクッとなる事があったが、1.33GHzなら使用率70〜80%でほぼコマ落ちが無くなった。
全体的にもいくらか軽くなったのが実感できた。
ただクロックが上がった分発熱も増えたようで、少し負荷かけるだけでも前よりCPUファンが全力回転することが増えてしまった。


更に上のCPUを狙うならMobile Pentium3-M 1.33GHzがあるが、L2キャッシュが2倍の512kbになったところでベンチマークが5〜10%程度改善されるだけだろうし、値段も2000円以上かかってしまうのでコストパフォーマンス的に全く合わない。
またNB10AがSpeedStep(ノートの環境によって自動的にクロック下げる機能)に対応していなかったら、常に800MHz起動になってしまって逆に遅くなる可能性もある。