Steam版バイオハザード RE:4 が配信開始。海外キーも問題なく登録可能。D3D 12エラー落ちする場合は画質設定を下げること

2005年に発売された名作サバイバルホラーTPSを現代にリメイクした「バイオハザード RE:4」がPCゲーム配信サイト「Steam」で開始されている。

表現内容や購入者の年齢層によってCERO D・Zと2バージョンを別々に発売していた過去作とは違い、今作では18歳以上向けとなるCERO Zオンリーとして海外版と表現の差異を極力無くすようにされているが、それでもなお細かい差が発生しており、海外版といっても日本語音声・日本語字幕ともに収録されているのでできれば海外版を購入しておきたいところ。

発売直前まで日本からの海外Steamキー登録は行えないようになっていたが、体験版(Chainsaw Demo)配信に合わせてこのリージョンロックが解除され、Gamers Planetで予約して配信日に届いた北米リージョンのSteamキーも問題なく日本から登録が行えるようになっているのを確認。

タイトル画面は海外版の「RESIDENT EVIL 4」表記となっており、日本語音声・日本語字幕あり、肝心の表現規制もないことを確認(最初の警官が生きたまま焼かれる、ガナードの体が真っ二つとなる、レオンが干草フォークで刺されて首ちょんぱする)。

 

直前に遊んだ「Dead Space」「ホグワーツ・レガシー」ではGeForce RTX 3060 TiでもDLSSといったアップスケーラによる負荷軽減機能が必要だったが、「バイオハザード RE:4」はPC版の最適化がかなり良い感じでネイティブ1080p・画質設定もそこそこ上げていても乱戦するようなシーンでも60fpsを維持できている。

ただ、グラフィック設定で表示されているVRAM消費量には注意が必要。

VRAM 8GBのビデオカードではシステムが使う容量から1GB引いた約7GBが使えるようになっているようだが、画質をこの使用可能なVRAM以上消費する設定にしゲームを開始してしばらくすると、VRAMが確保できなくなるのかD3D 12エラーのポップアップが表示されて強制終了する。

特にレイトレーシング・テクスチャ品質・影設定はVRAM消費量が大きいので、エラー落ちに悩まされる人はこれらの設定を下げておこう。

自分は1080p・アップスケーラオフ・レイトレーシングオフ・テクスチャ 高(2GB)・その他は全て最高設定にしてVRAM消費量6.59GBとなり、村長の家まで一気に進めても一切エラーなく進めることができた。

 

バイオハザード RE:4 体験版 Chainsow Demo 隠し武器「TMP」入手方法


バイオハザード RE:4 体験版 「Chainsow Demo)」にて隠し武器「TMP」の入手方法。
村に入る大きな扉の前に来たらアタッシュケース内にある持っているアイテムを全て捨てる。村までくる道中で武器や回復アイテムを使用していても問題はない。
何も持っていない状態で村に入ると、本来は開いていないはずの井戸が解錠されており、中にはTMP(サブマシンガン)・TMPの弾薬・キッチンナイフなどが置かれている。
二週目以降は最初からTMPを持った状態でゲームが開始される。

バイオハザード RE:4の体験版が配信開始。Steam版海外キーのリージョンロックが解除されたものの、日本版でも表現規制は大きな違いは無し?

名作TPS「バイオハザード4」のリメイク版「バイオハザード RE:4」の体験版「Chainsow Demo」が配信された。

Steamではストアページを開き「BIOHAZARD RE:4 Chainsaw Demoをダウンロード」の項目にある「ダウンロード」ボタンを押せば入手できる。

体験版ではゲーム冒頭から村に付いた直後の襲撃、教会の鐘がなり襲撃が収まるシーンまでのプレイ時間で10~20分程度の内容となっている。

なお、Xboxコントローラを使っていても初期設定だとボタン表記がPSコントローラ基準(〇×□△)になっており、最初に起動したときにXボタンと書かれているのに押しても無反応で戸惑う人は多い事だろう。自分がそうだ。

そんな時はメインメニューから「OPTIONS」を開いて「CONTROLS」タブの「ボタンアイコンタイプ」をType Bに切り替えよう。これでABXYのXboxコントローラ基準になるはずだ。

 

従来のバイオハザードシリーズCERO D・CERO Zとレーティングによって2バージョン別々に発売しているにもかかわらずCERO Z版でも表現がマイルドになったバージョンという問題があり、気になる人は海外版のSteamキーを外部サイトで購入して登録すればよかったものの、前作ヴィレッジのDLC発売時に海外版バイオハザード RE:4のSteamキーにリージョン規制がつけられて購入不可能となっていたが、この体験版発売に合わせてその規制も解除された模様だ。

ただし、前作において海外版のゲーム本体と日本版のDLCを組み合わせると不具合が発生する問題が生じたためかGamersplanetでは「Please note that this product is not guaranteed to work if purchased with a Japanese account or if you use a combination of the main game and additional DLC from different regions.」(日本アカウントからの購入、もしくは本編とは異なる地域で購入したDLCの組み合わせについては、動作保証はいたしません)という注意書きが追記されているので注意。自己責任の下で購入しよう。

・・・が日本Steamから直接購入しても大きな問題は生じ無さそうだ。というのもこの体験版をプレイした限りでは日本版と海外版でゴア表現に大きな差を確認できていない日本版体験版でも敵のガナードは部位欠損は生じているし、道中の動物は赤いままの内臓を露出している、警官の死体やレオンのチェーンソー一撃死シーンに違和感があったものの海外版の動画と比較してもこれで正常のようだ。

※追記:最初の村人は海外版だと切断面が見える、更に確認したところ村で燃やされる警官は海外版だと生きたまま、という違いを確認。

CERO Zのみでの発売にしたり、オプションから部位欠損のオンオフを切り替えられるようにしたりして審査を説得したのか?

規制は不安だが購入時にトラブルが発生するのは避けたい、という人は日本Steamサイトから直接購入してもいいだろう。体験版と製品版で仕様に差があるとかいうオチだったら嫌だけど。

 

AI技術によるアップスケーラーでブラウザ上でのYoutubeなどの動画視聴を高画質化するGeForceドライバ・・・のはずなのだが。

GeForce RTX 30/40シリーズ向けのビデオドライバ「531.18」において、Microsoft EdgeGoogle Chrome上の動画再生(ハードウェア動画再生を行っているコンテンツであればYoutubeNetflix等は問わない)を機械学習を利用してノイズリダクションやアップスケーラを行い高画質化する機能「RTX Video Super Resolution」が追加されている。

NVIDIA ドライバダウンロードページ

利用方法は対応したビデオカードを備えたPCなら、ビデオドライバ、Webブラウザを最新版に更新を行い、NVIDIAコントロールパネルを開いて「ビデオイメージ設定の調整」→RTX ビデオ強調の「スーパー解像度」にチェック、、またアップスケーラということでビデオカード・ソフトウェアの更新だけでなく元の動画よりも高い解像度が表示可能なディスプレイ(例として1080p動画を再生するなら1440p以上)も必要となってくる。


・・・と簡単に動画が高画質化出来て神機能かと思いきや、何故か自分の環境では動画の画質に変化がみられない。画面解像度を4K設定になっていることを確認してRTX ビデオ強調の項目にあるクオリティの項目の値を変更してみても変化なし。

調べた限り、自分以外にも変化が見受けられないという報告が何件も上がっているので、特定環境下で有効にならない不具合でもあるのか。いやちゃんと適用されている人の比較画像見てみるとシャープネスをちょっと上げて表示した程度の変化なので、動画によってはあまりにも差異が少なくて有効になっているかどうかわからないのが正直なところか。

※追記:変化がみられないというのは勘違いだったようでやはり一応は適応されている様だ。ただ1080pの動画だと元からある程度画質が保たれているので向上しても差異が少ない、480pなどの低解像度の動画なら目に見えるほど変化が起きるが、セル風(アニメやCG)ならともかく実写だと色階調がマシュマロのような質感となってしまい元の質感を大きく損なう可能性もある。現状では、ちょっと使いどころが難しい機能か。

Steam版「ネコぱら Extra」所有者向けにOVA「ネコぱら」が無料DLCにて配布

ケーキ屋『ラ・ソレイユ』を舞台に擬人化された猫たちとの生活を描くノベルゲーム「ネコぱら」のOVA版「ネコぱら OVA」及び「ネコぱら OVA Extra」が、Steam版「ネコぱら Extra」所有者向けに無料DLCという形で配布が開始された。

過去、SteamにてOVAは単体販売されていたもののSteamでの動画配信サービスの終了に伴い新規購入が不可能となってしまったため、その対応として今回の配布方式となったようだ。

導入してネコぱら Extraをインストールするとゲームフォルダに「DLC」というフォルダがある(Steamクライアントでゲーム一覧からNEKOPARA Extraを右クリック→プロパティ→ローカルファイル→参照で開ける)のでその中の「NEKOPARA OVA」「NEKOPARA OVA EXtra」を開くとmp4形式の動画が入っている。字幕は動画に埋め込まれた形となっていた表示/非標示に切り替えられない、字幕の言語はゲームの言語設定に依存、OVAのみ視聴したい場合でもゲームそのもののダウンロードが必要といった難点はあるが、無料での公開は良対応といえよう。

Steam版Dead Space (2023 リメイク) 日本語字幕対応・もちろん無規制

2008年に発売されたホラーサバイバルアクションゲームをリメイクした「Dead Space」が日本時間2023年1月28日午前1時よりSteam及び各PCゲーム配信サイトでアンロックされた。通常版は定価8,700円、見た目が変わる(性能は変化なし)スーツアイテムが収録されたデラックス版は9,700円。

CERO レーティングが通らずPS5 / Xbox版は公式には日本での発売はされていない(ただし海外版にも日本語字幕収録)ものの、レーティング審査が不要なPC版においては公式発売となっておりおま国にならず日本リージョンで購入可能、レーティングの影響を受けていないのでもちろん表現規制はされておらず、更にオリジナル版ではModでしか日本語字幕が無かったが今作では最初から日本語字幕が収録されている。

初起動時に「建築シェーダー」(おそらくシェーダーコンパイルの事だと思う)というメッセージが出てきてローカライズ品質にいきなり不安になってくるが、変な箇所はここのみでゲーム内の字幕やテキストログの日本語については全く問題ない

ゲーム内容については大筋のストーリーこそオリジナルの通りだが、Dead Space 2からの要素である無口だった主人公のアイザック・クラークが喋り、船内にも数名の新たな生存者が追加、無重力空間では自由に浮遊して移動できるようになっており、また区画ごとにクリアしていくステージ型で一度終えるとストーリー以外では戻ってこれなくなるゲーム進行だったが、今作ではIshimura内を通路からでも各区画を自由に行き来することが可能でオリジナルではステージ毎のスタート/ゴール地点だったトラムはファーストトラベルの乗り物となったのが大きく違う要素で、これに関連して一部進行やボス戦・イベントなどが異なった展開となるものがある。

ゲームバランスについてもよりサバイバル要素の強い調整が行われており、プラズマカッターとパルスライフルさえあればあとの武器は不要、弾薬や回復アイテムも余りやすかったオリジナル版とは違い、武器については購入する必要が無くなり道中で強制的に取得するか部屋に落ちているものを拾うようになり、どの武器についても慢性的に弾薬不足になりやすい出現頻度なのでどんどん武器を切り替えながら節約していかなければならず、ゲームクリアまでに見ることも使うこともない武器が出てくるということも無くなっている。

オリジナル版では追い打ちか小さい敵を燃やすくらいしか効果がなく使い勝手の悪かった火炎放射機もメインのネクロモーフ相手でも十分に使えるほどにパワーアップ、単純に燃やして動きを遅くしながらダメージも与え続けることができるようになっただけでなく、セカンダリの火炎グレネードも中距離からの足止め&一掃用に効果抜群となっている。ただ、燃焼には酸素が必要なんで相変わらず宇宙空間では使用不可となる欠点はそのままだ。

 

PC版の最適化具合については自分の環境ではゲームプレイに支障はなし。そこそこのPCスペック(Core i5 12600、メモリ32GB、GeForce RTX 3060 Ti、PCI-E 4.0 SSDインストール)というのもあるが、1080p・最高設定でDLSSを品質にして常時60fpsとなっている。環境によってはスタッターが目立つようだけど、自分は高速SSDインストールしているおかげかそこまで頻発することもない。フリーズといったことも一切発生していない。

でも、DLSSのおかげで60fpsで遊べているが、アンチエイリアス設定をTAAに変えたりすると途端に40-50fpsに落ちてしまう。Forspokenの時もそうだったが、現世代(PS5 / Xbox Series)向けタイトルってDLSSとかFSRとかのアップスケーラ使わないとまともにフレームレートでないな。いくら機械学習でそれ相当の解像度となる言ったところで実際見てみると実ゲーム中でもややボケていたり動きのあるシーンでノイズのようなものがあってシャープさに欠けてしまう。PS2PS3世代やPS3PS4世代といった今までのPC・ゲーム機のハードウェアスペック向上と違い、昨今のハードウェア事情は性能は確かに上がってはいるんだけどその向上率が今までと比べると差異が小さくなっているんで、どうしても求められるリッチな表現を実現するために何かを端折る必要性があるのは仕方ないにしてもDLSSなしでありと同じような軽さにならないものか。

Steam版FORSPOKEN (フォースポークン) デモ版プレイ

スクウェア・エニックスの新作オープンワールドアクションRPG「FORSPOKEN (フォースポークン) 」

Steam版は1月25日より配信が開始され、製品版配信と同日にPS5で先行リリースされていたゲームの一エリアを自由に遊ぶことができるデモ版もSteamでダウンロード可能となった。

Steam版発売前の公式放送では推奨PCスペックがGPUGeForce RTX 3070と比較的ハイエンドなGPUを要求されるにもかかわらず、そのスペックに対する想定動作が1440p・30fpsという、解像度設定で最多と思われる1080pではない、最低限快適と思われるフレームレートの60fpsの半分しか満たない推定が示されたせいで、仮に推奨スペックを満たしていても自分のPCで動かせるか不安だった人には購入前にテストできるのは喜ばしい。ってか発売前に出しとけ。

実際に自分のCore i5 12600、メモリ 32GB、PCI-E 4.0 SSD、そしてGPUはRTX 3060 TiとPCスペックはGPUだけが満たしていないという環境で試してみたところ、解像度1080p・最高設定(もちろんレイトレーシング設定もオン)でもNVIDIA DLSS設定さえ有効にすればほとんどのシーンで60fps、激しい戦闘を繰り広げた際に40fpsに低下する程度とゲームをまともに遊べる。公式が示したスペック指標はかなりいい加減で、実際のところはDLSSさえ有効にしておけばそれなりに動くようだ。

PS5版がパフォーマンスモードだとなんと解像度720p・レイトレもオフになっているにもかかわらず60fpsを維持できていないシーンが多発するようなので、もちろん画質もフレームレートも両方良好なSteam版で遊んだほうがよい。

思っていたよりは動作は問題なかったものの、それにしても画質に対して要求スペックは高すぎる印象。1世代前のPS4 / Xbox Oneのゲームどころか、事前情報もなく2世代前のPS3 / Xbox 360時代に出たゲームと言われたらすぐ信じてしまうくらい。

なんでこの画質でPS5版が720p、Steam版もDLSSとかでごまかしてようやく60fpsに到達できるレベルなんだ。このゲーム、PS3エミュレータかなんかで動かしてるのか?

草原に入れば草が生い茂りそこそこ見れた画になるものの、ちょっとでも高台から見下ろすと植物はすぐ簡略化された描画に切り替わって地面が露出してくるし、ライティングが酷くて陰影がしっかりついていないせいか建物にしろ岩肌にしろ立体的な物体ですらノッペリとした印象を受ける。レイトレーシングは影やアンビエントオクルージョンに適用されるようだけど、旧来のシャドウバッファやSSAOを使う他のオープンワールドゲームの方が世界に奥行きが感じられる。

同じゲーム、同じ対象物(草木)を見ているはずなのに場所によってそのクオリティは相当大きく変化するのも見た目の印象を悪くしている要因。


ロード時間はかなり快適な部類。というかPCでリリースした他のゲームでも珍しいくらいの短さだ。PCI-E 4.0 SSDにインストールしているという条件もあるだろうが、ゲームの起動から各社ロゴ表示ムービーなどが流れる箇所を除けばタイトル画面に移るまで4~5秒程度、タイトル画面でコンテニューボタンを押してセーブデータをロードしてゲーム画面に移行するまで数秒しかかからない印象で、

実際にどれだけ短いか動画を録画してみたが、離れた場所へのファーストトラベルが1秒にも満たないロード時間で終了しほぼ一瞬と言っていいくらい。PS5版とちゃんと比較したわけではないがコンマ何秒長かったとしても人間の感覚では誤差にしかならないだろう。

ロードを一瞬で終わらせられるこの技術力を持っていながら、何故にその画質に対して比例しない重さなのかはよくわからない。いや、グラフィックがショボいからこそ実データは少なく済みロードを短縮できたのかもしれないか。

※追記:どうもPCでPS5の様な爆速ロードを実現するAPI「DirectStorage」を初採用したタイトルのようだ。効果、採用して害がないことを実ゲームで立証されることとなり今後も採用タイトルが続くことが期待できるが、こんなタイトルが新技術の初出になろうとは。

 

それと率直に、主人公なんなのこれ?モブキャラ?

有色人種、極端に不細工ではないが美形ではない、流行りのポリコレというやつ?グラフィックだけじゃなく世界市場意識したと思われる設定を出してくるところもカイガイ病と揶揄されたタイトルを出していたPS3 / Xbox 360時代のゲームみたいだ・・・。単に主人公を特別な存在にしないことでプレイヤーとの一体感を出そうとする意図したキャラクター設定かもしれないか。それにしても変な魔法の腕輪とのやり取りも面白くないし、見ていても親近感が一切湧かないキャラクターだ。

どうせ一般人が異世界に転送されて活躍するとかいう話なら、歌舞伎町のイケメンホストが突然この世に舞い降りた堕天使の悪戯で異世界に飛ばされる、その異世界も中世の世界観なのに現代チックしかも日本ローカルな道具が点在する(何故そんなものが存在するかはゲームをクリアしても謎のまま)とかいう物語が、あまりにもベタでマンネリ感満載だろうが全世界がスクエニに対して求めていることだろう。