初代アローン・イン・ザ・ダーク 攻略方法

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昔、Webサイトで1992年発売の3Dアドベンチャーゲーム「アローン・イン・ザ・ダーク」の攻略ページを作ったことがあるが、そのサイトがまだ残っているもののそのサイトの管理者パスワードを忘れた、メールアドレスも変更しているために修正も行えず、またレガシーなWebサイトサービスがいつまで残り続けるのかもわからないのでこちらにもその時の攻略記事を一部記述修正を行って転載しておくことにする。

FM TOWNS版で攻略を行いアイテム表記の日本語訳はTOWNS版を元に書いているが、もちろんオリジナルのIBM PC版・PC-98版・家庭用ゲーム機としては唯一の移植となる3DO版の他機種でも以下の攻略は全く一緒なので参考になるはずだ。

固定第三者視点によるカメラアングル、仕掛けを解き明かし怪物の巣くう館を探索し事件の背景を探っていくゲーム性など、どう見てもカプコンバイオハザードはこのゲームの影響を多大に受けたと思われるゲーム史に残る作品なのだが、カプコン公式的には自社のスウィートホームが元となっているということにしていたり、3Dゲーム発展途上期のゲームということもあって操作性やゲームシステム(何か手順を見逃すと即クリア不可能となる、不要なアイテムが手元に残り続ける等)に難を抱えていてバイオハザードのような大ヒットとはいかず、知名度の影響もあってか現ゲーム環境には移植などは行われておらず上記版以外を入手する以外、現在SteamやGOGで発売されているIBM PC英語版をDOSBOX(エミュレータ)で動かしているものしか入手方法やプレイ環境がないのが残念。

ゲームは英語版ではあるが、ゲーム内の文章はSteamコミュニティにて翻訳文を掲載している方がいたのでリンクを貼っておく。

steamcommunity.com

 

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攻略目次

以下ネタバレなので、これからプレイする予定で自力で攻略したいという変人な方は見ないように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  • ゲームスタート:屋敷 屋根裏部屋

  1. スタートしたらインベントリ画面を開き主人公の行動選択で「押す」コマンドを選び、タンスを窓のところ、木箱を柱の位置まで動かす(下の画像参考)。窓からモンスター、床からゾンビ(グール)が出てくるのを防げる。f:id:BCC:20220327121837p:plain
  2. 「開く/探す」コマンドでタンスを調べると「インディアンの古い毛布」、木箱には「ライフル」、ピアノの右横を調べてみると「手紙(ジェレミーの手紙)」が見つかる。
  3. ピアノの向かい側部屋にある小さい本棚から「本(黄金の羊毛神話について)」が見つかり、謎解きのヒントになる。
  4. スタート地点近くの机の上に「ランプ」があるので取る。
  5. 木馬近くの階段を下りる。

 

  • 屋敷 3階

  1. 階段を下りた先の物置では戸棚横に「」、戸棚を調べると「オイル缶」があるので取る。
  2. ドアを開けると廊下に出るが真っ直ぐ進むと即死トラップなので、画面から見て右側の扉を開ける。
  3. 部屋に入ると勝手にドアが閉まるが気にしない。机を調べると「鍵(タンスの鍵)」、箱で先ほどの「タンスの鍵」を使うと開くので中から「古いサーベル
  4. 閉まったドアを開くとグール出現。「戦闘」コマンドを選択し、アクションボタンを押しながら上下左右キーで攻撃を繰り出して倒す。「古いサーベル」を装備して戦うのもあり(攻撃が何度かヒットすると折れるがリーチが短くなるだけ)。部屋を出る際に戦いたくない場合は部屋に入る際壁伝いに机、箱に向かえば扉が閉まらない。

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  5. 部屋を出て反対側の部屋に入ったら「閉じる」コマンドで入った部屋の入り口扉を閉める。別のゾンビが来るが開けられずに立往生してくれる。
  6. この部屋から次の部屋に進み、ベット横の「花瓶」を入手。すると窓を破ってモンスターが登場するので、「古いサーベル」(折れてても良い)で応戦する。
  7. 一度攻撃がヒットすれば怯むので、そこを近づいて攻撃する。
  8. 「花瓶」を投げて中から「鍵(ドレッサーの鍵)」を入手。テディベアがあるタンスで「ドレッサーの鍵」を使用して、中から「小さな鏡」2枚を入手。このアイテムは攻撃を食らうと割れることがあるので注意(その時点でクリア不可能となる)
  9. ドアを開け廊下に出たら、前方のドアを開けるとバスルーム。左横の大きな戸棚に「救急箱」があり、中から「」を入手、これを飲むと体力が10上がるので飲んでおく。このゲームは初期体力が20となっているが上限が存在せず、攻撃を食らって体力が減ってから飲んでても面倒なので先に飲んでおこう。ここから先の回復アイテムも同様。
  10. ここら辺でアイテム整理。「割れた花瓶」「空の救急箱」「空の瓶」「タンスの鍵」等、使用した「鍵」「本」「箱」類は使用したら不要なので捨てていく。
  11. 廊下に戻り突き当りの扉を開けると階段踊り場だが、階段前にモンスター(ナイトゴーント)が2体いる。通常攻撃では殺すことができず、近づくと攻撃される。先ほどの「小さな鏡」2枚を悪魔の近くに置いてある小さな像2体に掲げる。そうするとナイトゴーントが苦しみだし消えるので、階段を下りる。

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  • 屋敷 2階

  1. 部屋には椅子に座っている幽霊がいるが触ると丸くなって襲ってくる(永遠と追いかけられ触ると即死するので実質ゲームオーバー)。触らないように後ろを回りながら、「蓄音機」「マッチ」を入手。「火かき棒」は不要。机にはジェレミーと姪(エミリー)の写真がある。タンスには「弾薬箱」(ライフルに8弾装填する)がある。
  2. 部屋出て今度は反対側の扉を開けると通路に出る。目の前の部屋に入り、暖炉の上にある「ノート(ジェレミーの日記)」を入手した瞬間、後ろからモンスターがくるので応戦する。

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  3. 隣の部屋に行くと、バスタブに怪物がいるが倒せない。すぐに戸棚から「救急箱」(この中の「瓶」は体力20上げる)と横の「水差し」を取って逃げる。
  4. 次の部屋に進むと、部屋の中は真っ暗なので「オイル缶」「マッチ」「ランプ」を使用して明かりを灯す。 「ランプ」は持っている必要はなく床に置いておき、部屋を出る際に回収する。机の上に「本(旅の記録)」「重い小象」、ベット横の棚に「弾丸」(リボルバー用)がある。「空のオイル缶」は不要なので捨てる。
  5. 階段の場所まで戻り鎧に向かって「重い小象」を投げると倒せる。「」を入手。
  6. 階段を下りる。

 

  • 屋敷 1階~2階

  1. 左側のドアを開け、中央の銅像を調べる。「」3本が手に入り、頭上から蜘蛛が降ってくるので直ぐ逃げる。
  2. また階段を登り、先ほどの部屋があった通路を抜けた先に行くのだがこのまま進むと何の前触れもなく突然斧や矢が飛んでくる糞理不尽トラップが作動する。斧を持った男の絵に「インディアンの古い毛布」を被せる。これで一つ目の斧トラップを回避できる。
  3. 今度は弓を装備して通路奥の絵に向かって矢を放つ。うまくヒットすれば雷のような効果音が鳴る。これで矢トラップは排除完了。
  4. 通路奥のドアを開け、中に入ると机の上に「本(偽の本)」、柱時計を動かして後ろ側に「鍵(ジェレミーの書斎の鍵)」「羊皮紙(夜の怪物たち)」がある。
  5. 通路中央付近のドアを開けると図書室だが、真っ暗なのでランプを装備。
  6. 左側から謎の化け物が来るので、無視して右側にいき「何か、仕掛けが・・・」と出る本棚に「偽の本」を置くと隠し通路が開く。

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  7. 中の机の上に「刻印石」、戸棚に「短剣」3本「羊皮紙(サインと儀式)」「羊皮紙(いけにえ用の短剣)」「本(言葉の力について)」「本(神秘の虫)」がある。「神秘の虫」は魔方陣の上で読まないと即死するので注意。
  8. 図書館内にいた謎の化け物を波型の刃を持つ「短剣」で切りつければ一撃で倒せる。ちなみにこの図書室には「プランテーション物語」「未踏の地」「太陽と影の子供たち」「アブドゥルの書の断章(読むとダメージ5)」が置いてある。
  9. 再び1階に戻る。

 

  • 屋敷 1階

  1. 右側のドアを開け台所に行く。入ったらすぐ横のドアを開け、「鍵(地下室の鍵)」と棚の中に「ビスケット箱」(体力5回復)を入手。
  2. 「矢」が置いてあった銅像の方に行き、鍵で閉まっているドアに先ほどの「地下室の鍵」使用。
  3. 地下に下りたら机の上に「弾丸」、奥のほうに「くさび」で固定された樽があるので、「くさび」を取って転がすのだがすぐ横にいると押し潰されてダメージか即死になるので注意。ちなみに、この作業を行っていないと最後に地下道から抜け出せなくなりゲームがクリアできなくなるので注意。どこまで理不尽なんだ・・・

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  4. 再び台所へ。流し台前のドアを開けると小さい部屋だが、中に入ると後ろからグールが襲ってくるので「剣」を振り回して倒す。
  5. 水の入った樽に「水差し」を使用し水を入れる(アイテムが「水を満たした水差し」と変化)。横に「オイル缶」と黒い塊に「靴箱」中には「リボルバー」が隠されている。
  6. 炉にある「スープ」(人肉らしい)を入手。また、流し台隣の戸棚に「ナイフ」2本、炉側の戸棚に「マッチ」があるが使わないようであれば無視してもかまわない。
  7. グールが5体いる部屋に行き、テーブルに「スープ」を置くと静かに椅子に座ってくれる。(下の画面に映っている鍋の位置が参考)。

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  8. 左横の扉を開き灰皿から煙が出ている部屋に行く。煙を吸うとダメージ5も食らうので、灰皿に「水を満たした水差し」を使用して消す。「ライター」を入手。棚に「レコード(遺作69の1)」と「本(忘備録より抜粋)」があるが取らなくてもかまわない。
  9. 「ジェレミーの書斎の鍵」を使用して鍵のかかったドアを開けたら、棚の「レコード(死の舞踏)」「本(ノートン大尉の物語)」を入手。
  10. 壁にかけてある剣と盾に「古びたサーベル(もしくは折れたサーベルと刃)」を置く。地下道への階段が現れるが、まだ下りず部屋を出る。
  11. 灰皿があった部屋を抜け、玄関のドアを開けず(開けると謎の巨大化け物に吸い込まれる即死トラップあり)に左側のドアを開ける。剣を振り回す海賊がいるが、こちらも剣で応戦。「カーン」と効果音が鳴って、相手が怯んで後退りしたらすぐ一歩前に前進し、それを繰り返していって壁際まで追い詰める。後は攻撃が当たるまでラッシュ。
  12. 海賊を倒すと「鍵(舞踏室の鍵)」を入手。ドア近くに「本(悪魔のパン)」も落ちているので暇なら読んでみる。
  13. 鍵のかかったドアに「舞踏室の鍵」を使用。舞踏室に入ったら、暖炉の前に幽霊達がいてアイテムが取れないので、レコード「死の舞踏」を鳴らす。幽霊達が動くが触れないように注意して「鍵(海賊の宝箱の鍵)」を入手。なお、この幽霊たちに触るとやっぱり即死する。
    使用した「蓄音機」と「死の舞踏」、また「レコード(美しき青きドナウ)」があるが無視。

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  14. 先ほどサーベルで開けた書斎の階段から地下道に行く。

 

  • エンディング:地下道

  1. アイテムの取り忘れなどがあったら最悪なので、ここで別スロットにセーブしておいた方がよい。見るからに渡ったら崩れそうな橋があるが、そう崩れるのである。崩れたら最後、館内に地下で使う必須アイテムがあってももう戻れないし、急いで渡らないと奈落に落ちてゲームオーバーとなる。ダッシュ(上キー2回押し)で抜ける。

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  2. 先の通路もダッシュで走っていく。途中で馬鹿でかい怪物(クトーニアン)が後ろからくるので追いつかれないようにする(少しでも触れると即死)。横道に入ったらモンスターがいるのでライフルで応戦。

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  3. 少し進むと今度は前方から怪物が襲ってくる。すぐにUターンして引き返していき、怪物が壊した壁を進む。
  4. 水場の足場を進むと色が変っている箇所がある。上を歩くと崩れて水に落ちてしまう(ライフル使用不可、マッチ使用不可、ランプが消える)。行動に「ジャンプ」が追加されているので、ジャンプして進む。落ちた場合は落ちた足場の先の箇所まで行けばよじ登れる。
  5. 壁をよじ登ると、四つん這いの変な化け物がいるのでライフルなどで倒す。
  6. 更に進むと石柱が並んだ広場に出る。鳥が飛んでいるのでライフルで倒しておく。「ジャンプ」で石柱を飛び越えていく。落ちると先ほどの水場まで戻らないといけないので、 セーブ&ロードを繰り返して進むのがいい。
  7. 石柱広場を抜けると分かれ道があるので、上に進んでいく。下は穴がありそこから蜘蛛がどんどん出てくる。
  8. 立体交差している足場を歩く。歩き方は画面から左側の通路を進み、壁をよじ登り前方の通路を進み下に下りる、すぐ近くにある上の足場に上るといった具合。途中に鳥がいるので倒す。
  9. 箱まで到達したら「海賊の宝箱の鍵」を使用して開ける。「貴石」「本(海賊の航海日誌)」を入手。
  10. 岩を横に押して先に進む。
  11. 暗闇迷路で「ランプ」を装備(火が消えている場合は「ライター」で再点火)。迷路を進む(進み方は下の画像を参考)。扉の前まできたら「貴石」を使用。

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  12. ラストバトル。水に入り大木の近くまで突き進む。火炎弾とモンスターが襲ってくるので、攻撃を食らわないように迂回しながら近づく。祭壇まできたら「フック」を入手して、祭壇に「刻印石」を置く。「ライター」で「ランプ」に再点火して大木に投げつける。大木が燃えて上から落石が振ってくる。当たると大ダメージなので注意。左側の足場を上りその先の岩の扉で「フック」を使用。f:id:BCC:20220327142454p:plain
  13. 暗闇迷路まで戻るが、明るくなっている。上の石扉を開けると一気に水場まで戻れる。
  14. 最初に巨大化け物が出てきた場所まで行き、奥まで進むと屋敷の地下室まで行ける(樽を退けていない場合はクリア不可能)
  15. 玄関のドアを開けるとエンディング。

ポケコン、ゲットだぜ!!!「PC-G850V」を入手

ヤフオクを見ていたらマイコンBASICマガジンの投稿作品や学生時代に工業高校出身の友人が持っていて存在を知り憧れていたポケコンのジャンク品が、送料込みでも数千円で入手できるようだったので落札してみた。

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落札したものは数あるポケコンの中で最終モデルに近いシャープ製の「PC-G850V」

電池の液漏れにより電池ケースに乾いた電解液の汚れや、電池接触端子に錆があったがある程度ふき取っただけで問題なく動いてくれた。

なおこのポケコンは2002年発売である。最終モデルに近いと言っておきながら20年も前の製品なのか、と突っ込まれそうだが細かいことは後述する。

知らない人も多いと思うので先にポケコンについて説明しておくと、正式名ポケットコンピュータは筆箱サイズの携帯性と乾電池4本だけで何日も動かし続けられる電源の持ちの良さ、OSなど存在せず電源を入れれば一秒も経たず直接BASICやアセンブラなどオールドなプログラミング言語が起動してプログラミング学習が行えたり関数電卓代わりになることを特徴としたその名の通りの小型コンピュータである。

価格にしても数万円と非常に安価で、学生の学習用途としては最適ということで工業高校では決まってこれを購入させられることとなっていたのだが、まあ今更BASICやアセンブラなんて学んだところで業務で活用できるかといえば疑問でしかない、値段が安い分流石に機能が少なすぎて液晶の解像度もかなり低く一度に数行しか文字が表示できない、プログラムしたものすら本体のメモリ内かレコーダ方式でカセットテープに保存、パソコンとのデータ通信もシリアルポート経由ということで段々の廃れていき、最終的に2015年に生産終了となってしまっている。自分が入手したPC-G850Vにしても次のバージョンアップ機種は2009年のPC-G850VSと型番からもわかる通りマイナーアップにすぎず、2000年代初頭からほとんど進化しないまま生産され続けたのだ。

でも、小型ながら割と頑丈(駆動部がないしリチウム電池じゃないので発火の心配もない)、ネットにも繋げられず組み込まれたプログラミング言語しか起動しないのでウイルスやアップデートによる不具合の心配もないことから、小学生にもプログラミング学習をさせようとする今のGIGAスクール構成とかいうのに最適な機械だとは思うんだよね。

大きさや電池駆動という特徴はそのままに、液晶をもうちょっとだけ解像度上げて、PythonやScratch言語を組み込んだ新商品を文教専用で出してもよさそう。

 

雑学は置いといて、憧れのポケコンを入手したので何かプログラムを組んでみよう。

ふと思いついたのが映画「ターミネーター2」でジョン・コナーがパームトップコンピュータ「Atari Portfolio」を弄ってATMをハッキングして現金を引き出しているシーン


劇中ではケーブルの繋がったカードをATMに差し込んで、PIN IDENTIFICATION PROGRAMなるプログラムを起動するとカードのPIN 4桁をハッキングできるというものだが、この映っているプログラムタイトルと数字が流れるシーンをポケコン上で再現してみたい。

この表示プログラムを真似た人は既にいてコードも公開されているが、このままポケコンのBASICに移植しようとしても、

  • 文字を表示する「PRINT」文は変数を表示させると必ず最後に「.」が入ってしまい(内部変数はすべて倍精度浮動小数点で処理されている模様)、数字列しか表示されていない映画のプログラム再現できない。
  • USINGでPRINT文の変数表示の桁数指定をすれば「.」は消えるが、桁数は数値よりも一桁文多く入力しておかないとエラーとなる。今度は数字前に空白ができてしまう。
  • Atari Portfolio」は8行40桁文字を表示できているが、ポケコン「PC-G850V」の文字出力は6行24桁表示。縮めたり文字の配置を工夫しないといけない。
  • そもそもポケコンBASICの処理速度が遅い。ポケコンのCPUがZ80 8MHzと非力で、分岐命令を入れていると文字一文字出力で処理するとパラパラと文字が表示されてしまう。

ということでちょっと改良。一文字づつ表示させず先に決めておいた3文字の文字列となっている数字を10通り分用意しておいて乱数でどれを表示するか決め、3文字づつ表示されるので5行表示された際の桁減算数はそのまま3桁とした。

これがサラ・コナー直伝、PC-G850V用ATM(なんちゃって)ハッキングプログラムだ!!

10 WAIT 3
20 PRINT "PPP   III  N  N"
30 PRINT "P  P   I   NN N IDENTIFI"
40 PRINT "PPP    I   N NN CATION"
50 PRINT "P     III  N  N PROGRAM"
60 PRINT ""
70 WAIT
80 PRINT "Strike a key when ready."
90 WAIT 6
100 PRINT ""
110 PRINT ""
120 WAIT 0
130 FOR I=0 TO 11 STEP 1
140 PRINT "1";
150 PRINT "2";
160 PRINT "3";
170 PRINT "4";
180 PRINT "5";
190 PRINT "6";
200 PRINT "7";
210 PRINT "8";
220 PRINT "9";
230 PRINT "0";
240 NEXT
250 A=0:B=-6:C=24
260 WHILE C>4
270 ON RND (10) GOTO 280,290,300,310,320,330,340,350,360,370
280 PRINT "900";:GOTO 380
290 PRINT "184";:GOTO 380
300 PRINT "236";:GOTO 380
310 PRINT "395";:GOTO 380
320 PRINT "476";:GOTO 380
330 PRINT "510";:GOTO 380
340 PRINT "693";:GOTO 380
350 PRINT "735";:GOTO 380
360 PRINT "801";:GOTO 380
370 PRINT "003";
380 A=A+3
390 IF A=24 THEN
400 A=0:B=B+1
410 ELSEIF A=C THEN
420 A=0:B=B+1
430 PRINT ""
440 ELSE 270
450 ENDIF
460 IF B=5 THEN
470 B=0:C=C-3
480 ENDIF
490 WEND
500 WAIT 1
510 FOR I=0 TO 10 STEP 1
520 PRINT "9";
530 PRINT "0";
540 PRINT "0";
550 PRINT "3"
560 NEXT
570 PRINT ""
580 PRINT "PIN NUMBER: 9003"
590 PRINT ""
600 END

実際に上記のBASICソースを起動した動画

まだ微妙に遅いけどなんかそれっぽくなったぞ。Easy Money

圧電ブザーを取り付ければビープ音も鳴るようなので、劇中で微かになっているビィビィという音も再現すればさらにそれっぽくなるか。

 

 

ちなみに、このジャンク品のほかに電源が入らないというジャンク品も先に購入していたのだが、そちらのほうはかなり電池液漏れによる劣化が酷くて、電池端子とキーボードの液漏れ跡をふき取ったところ電源は入ったものの、40ピン拡張端子のプラス電源端子を断線、液晶ケーブルの隙間にも浸透していたため液晶ライン抜けが治らずじまいだった。

ポケコンは消費電力がかなり低いのが特徴だが、その低さゆえと、更に内部メモリのデータ保持のため液晶を映っていない状態でもスタンバイ状態にしている関係で、電池を入れたままにしていると過放電状態になりやすいようだ。入手したジャンク品二台とも液漏れしているところから、まず100%液漏れすると思っていたほうがいい。そして液漏れすると最悪修理が難しい。ある程度使った電池、もしくは長期間電源を入れなくなるようならすぐに外しておくのをお勧めしておく。

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修理不可だったPC-G850V

 

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電池ケース真下や液晶ケーブル左端に電解液が浸み込んでいて絶縁層が剥がれたりビアに電解液に付着したまま

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キーボードのランドに電解液跡が付着して導体を絶縁させてしまい、右上端の電源オンボタンの通電を妨害していたようだった。

 

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中性洗剤と水を含ませた布→アルコールで拭いてある程度綺麗にしたところ電源は入ったものの、液晶ライン抜けは治らず。

ライン抜けの修復方法として液晶ケーブルをコテで加熱して基板と再接着する(接着剤で固定されているようで、熱を加えて溶かしなおす)方法があるが、試したところ浸透していた電解液が蒸発して焦げて余計症状が悪化してしまった。

Vampire Survivors 死神サバイバル

早期アクセスタイトルとして発売されたもののまったく注目されず、発売約一か月後になってからYoutuberの紹介から突如としてバズったゲーム「Vampire Survicors」

300円という低価格、移動とレベルアップ時のパワーアップアイテムの選択だけという単純操作ながら画面中を覆いつくす敵を一掃する爽快感を気軽に得られるということで好評を博しているが、ゲームを開始して30分経過すると永久防止のために登場するボス「死神」が存在する。

ほぼ即死になる攻撃力と無敵としか思えない耐久力、仮に生き残れても1分毎に新たな死神が1体づつ登場するようになっており、このキャラが出てきたらもう終わりかと思われそうだが、実は倒せる(HPは655350×キャラLv)。

・・・のだが、今回は死神の倒し方を解説するわけじゃない。どうやって長い時間生き残れるかだ。それも安全地帯のないマップMad Forest、死んでも所有していれば復活できるアイテム「Tiragisu」を所有せずにだ。

こちとら金出してゲーム買ったのに30分しか遊べないとはどういうことだ!1分でも長い時間遊ばせろ!(謎ギレ)ということで、みんなも1分2分でも長く生き残れるか無駄あがきをしよう。

 

Vampire Survivors 攻略Wikiなどでも何秒生き残れるのかといった情報はなさそうだった(そういうゲームじゃないから)ので現時点で自分で分かった範囲の攻略方法などをまとめておいた。

2月6日配信のPatch 0.2.11時点でのアイテム性能・サバイバル方法。アップデートによってアイテム性能や死神の挙動が変わることにより、下記の攻略方法が使えなくなることももちろんある。

あまりうまいプレイとは言えないが、死神が5体まで出てくる34分13秒まで生き残れた動画。

 

必要な武器:時計回りに敵を凍らせるビームを照射する「Clock Lancet」とシールドを張る「Laurel」。「Runetracer」は「Clock Lancet」のビームが視認しにくくなるので取らないほうがいい。

必要なアイテム:武器のクールダウン短縮「Empty Tome」(赤茶色の辞書)、武器効果時間向上「Spell Binder」、移動速度向上「Wings」

 

  • 視界の敵を一掃する取得アイテム「Rosary」(ロザリオ)は死神には無力だが、時を止める「Orologion」(懐中時計)は有効なので見つけてピンチの時は使おう。
  • 「Clock Lancet」は時計回りに回りながら発射されているので、発射されている方向に合うよう死神の周りを回っていれば一体目は完璧に動きを封じられる。
  • 「Clock Lancet」と「Spell Binder」を最高レベルに上げたフリーズビームは大体12秒くらい死神の動きを封じられる。死神が動き始める際、フリーズビームの照射位置に合うよう移動することを心がけよう。死神がフリーズ中にまたビームを当ててもフリーズは延長されない。
  • 「Laurel」と「Empty Tome」最高レベルに上げたバリアを持っていれば死神に触れても数秒間は即死しない。バリアも何秒かに復活する。二体目以降が出てきて捕まっても、バリアが破壊される前にフリーズビームを当てられれば逃げ切れる。
  • ここが重要で死神に捕まって逃げる際は下もしくは左右方向に向かうまたビームが下方向に照射されているタイミングで捕まる状態はできる限り作ってはダメ。死神が重なると死神のY座標は自機よりも上になっている状態で、ビームが下向きの際は死神に当たらないため。

新たにコンビニで取り扱われ始めた新Steamプリペイドカード

3,000円・5,000円相当のSteamプリペイドカードが販売終了ということでえ!?と思っていたら、家電量販店等で取り扱いされていた10,000円相当、もしくは金額を500~20,000円から1円単位で自由に指定可能なSteamプリペイドカードの2種類にコンビニのカード売り場で置き換えられてきた。

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金額が決まっていて半端に残高がSteamウォレットに残ることになることが殆ど旧カードとは違い、金額が決められるようになったおかげで1本ゲームを買いたいだけなのに余分に多く支払わなくてもよくなり、また16桁の英数字を入力する必要があったのが新カードでは10桁の数字のみになったので入力も楽になった。カードの使い方はレジで会計する際希望の金額を伝える以外は以前のSteamカードと同じで、決済時にデジカのサイトを経由して金額と番号を入力するのみ。

 

旧カード取扱停止でクレカ未所有者のSteam利用は今後どうなるか心配だったが、今回のカード変更でむしろ利便性は相当向上しており積みゲーしやすくなったのは喜ばしい(?)。

FM TOWNSプログラミングにおける0.5ドットスクロール & アスペクト比変更テクニック

全国2~3人くらい(自分含む)の現役FM TOWNSプログラマーの皆様、お待たせいたしました。
令和初というかインターネットにあるデータでは初かもしれない富士通が1989年に発売したパソコン「FM TOWNS」におけるCRTCを直接操作してのグラフィックプログラミングテクニックの一例、0.5ドットスクロールやアスペクト比の変更方法をご紹介いたします。これでTOWNSでゲームが作れるぞ!(作るとは言ってない)


なんでこんな需要ゼロな記事を書くかというと、FM TOWNS用横スクロールシューティング「ライザンバー」(データウエスト社発売)が当時「0.5ドットスクロール」という摩訶不思議な宣伝文句を言っていて、あれはスプライト面と背景面で解像度が違うからなんだとかいう話が某所であったものの、そもそもFM TOWNSはスプライト画面を表示できる画面モードは解像度256*256(240)のみに制限されてしまうという制約があり、スプライト有効時はビットマップ面側は横512ドット表示ができないので倍表示論なんて無理でしょ、検索して調べた限りCRTCを直接操作すると細かい解像度単位で位置を指定できるようになるっぽいからそれでは?と思ってたんですけど、その操作方法もわからずあやふやなまま知ったかぶっても自称TOWNSユーザーの名が廃る、あと不適切な解説が後世までそれが正史かのように残り続けるのは歯がゆい、ということで調べてみました。この記事自体に誤った情報が載っているかもしれませんが、その時は許して。
今までHigh Cコンパイラ付属の関数解説に載っていたTBIOS(TownsOSの各API)経由でのグラフィック画面設定しかやっていなくてCRTCの直接操作の方法がわからなかったが、当時のフリーソフトの説明ファイルを調べていたら「参考:Oh! FM 1991年1月号 君にもできる0.5ドットスクロール」という文を見つけたのでこれだと思い、ちょうどタイミングよくヤフオクにその該当記事が載っているOh! FM 1991年1月号が出品していたので入手。これで勝つる!!!

※追記:後で確認したところフリコレ4にもテキストファイルで該当記事の大まかな説明とサンプルプログラムが収録されていることを確認。

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はてさて0.5ドットスクロールなんていう細かいスクロールを実現した方法とはいかに!?ここで解説している内容は上記の「Oh! FM 1991年1月号 君にもできる0.5ドットスクロール」(p.150)を参考としているが、そのまま記事内容を引用してもわかりにくいと思うので自分が読んだ際にわかりやすいと思う文にまとめておきました。

 

いきなり本題に入る前にFM TOWNSのスプライト機能について簡単に解説。
FM TOWNSのスプライト機能は解像度256*256のフレームバッファ上に16*16サイズのスプライトを最大1024枚表示するもので、スプライトは32768色中16色か32768色ダイレクト指定・上下左右反転と90度回転・縦横独立で1/2に縮小表示する機能を持っている。一般的なラインバッファ方式ではないフレームバッファ方式ということで、当時は疑似スプライトと揶揄されていたが、当時のセガ製アーケード基板(TOWNSローンチタイトルだったアフターバーナー2のXボードもフレームバッファ方式)やセガサターンでも同じ方式が採用されたスプライトの定義(画面上に独立したキャラクタを高速に表示させる)に沿ったものだ。俺たちのセガはまがい物を出していたってのか!?

ただ、90度なんていう中途半端な回転やこれまた中途半端に8ドットサイズのみにしか縮小できないとか、自由な変形機能も実現可能とするフレームバッファ方式のスプライトの利点が出ておらず、転送速度の問題で60fpsを維持して表示できるスプライトの枚数は初代機で約220枚・後期の白TOWNSでも約280枚程度という制約がある。
この60fpsを維持して表示できる枚数制限なんだけど、High C コンパイラ付属の説明書のスプライトの項目やTownsエミュレータ津軽」の情報から読み解くと、初代機においてはスプライトを表示しているレイヤを全消去するのにVSync開始時から約32マイクロ秒後に、スプライト1個を表示するのに約75(白TOWNSは57)マイクロ秒かかるようなので、32 + (75 * 220) = で約16.6ミリ秒、つまり1フレームあたりの時間ってことで導き出せる。1024個まで表示するスプライトを指定できるものの、転送が1フレーム時間を超す場合は次以降のフレームも使って残りのスプライトを転送し続ける。指定された枚数分のスプライトを転送中かどうかはスプライトコントローラにあるレジスタのフラグが立つので、これでスプライトの描画が終わったかどうかソフトウェア側から確認できる。

※追記:その後入手したoh! FM TOWNS 1991年12月号 p.134「謎のスプライト個数制限を追う」を参照すると、垂直同期周期が変わる関係で画面モードによっても微妙に転送枚数が異なってくるようだ。

何から何まで中途半端な仕様だが、それでも最大128枚表示(なおソフトウェアの改良で抜かれる)のX68000よりは表示枚数も多く、グラフィックパターンの定義数も論理上は最大896枚(16色の場合。スプライト表示数やパレット数を削って増やす方法も実はあるが今回は省略)、32768色中16色指定のパレット数も256個と他のスプライト機能を持つコンピュータよりは表示性能はよさそうなもの。

問題なのはここから。スプライトを表示する転送先のフレームバッファはレイヤ2枚だけある表示画面を丸々1枚を消費、もう一枚の画面は4096色中16色かダイレクト32768色指定のビットマップ面しか指定できないというとんでもない仕様。FM TOWNSには640*480 1667万色中256色という画面モードがあるが、これを指定してしまうとこの256色 レイヤ1枚しか表示できなくなる。ここがFM TOWNSアーケードゲーム作りに向いていない部分の一つとなる。背景面が1枚しかないので多重スクロールするにはスプライトも併用しないといけなくなるし、背景面を描画するにしても16色のビットマップは色数が少なくて地味な画面となるか、32768色だとスプライト面と同じ色数・解像度で馴染むものの書き換えに必要なデータ量が多くてあまり動きが激しい描画が行えない。

表示の優先順位もドット・ライン毎に変更といったこともできず、必ずビットマップ面・スプライト面のどちらかが全域上になるので枠のないステータス表示とかもしたかったらこれらもスプライトで描かないといけない。

 

スプライト専用のフレームバッファRAMを搭載して独立したレイヤ表示が行えたり、VRAMを全SRAM化してスプライトの転送可能枚数を増やしセガYボードやNEOGEOのようにスプライトをBGのように扱えればよかったものの、当時既に30~40万円近くしていたFM TOWNSをさらにコストアップするような仕様強化は行えなかったのだろう。せめて、ビットマップ面に仮想画面512*512の1667色中256色画面を作ることができなかったのか。

 

※追記:スプライト表示のデモ・ベンチマークソフトを作成してみた

実行ファイルとソースコード

FM TOWNSのスプライト最大表示数の1024枚までのボールを画面上に表示させ、表示枚数を1~1024枚まで自由に変更と画面モードの切り替えが行え、現在のフレームレートを表示させる。60fpsを維持できるスプライト数やフレームレートを低下させてそれ以上の枚数だと実際にどのように画面が動かせたか実際の動きで確認できる。

FM TOWNSエミュレータ津軽」及び実機FM TOWNS マーティーで動作確認。エミュレータ「うんづ」では正常に動作しないが、マーティーで正常に動くので津軽の方で試すのが正解。

 

 

  • 0.5ドットスクロールの正体

さて、またまた本題の0.5ドットスクロールに入る前に一つ質問。そもそもFM TOWNSで横1ドットスクロールってどうやれば実現できるんでしょう?常識的に考えてできないと思います。
何を頓珍漢なことを言っているんだ。VRAMの表示位置指定を1ドット単位で指定できないのか、と突っ込まれそうですがそうです、できないんです。
というのもレイヤ0・レイヤ1とそれぞれの画面左上表示開始のVRAMアドレスを指定するレジスタFA0(レジスタ番号17)・FA1(レジスタ番号21)は65536(16ビット)の値範囲、たいして仮想画面の大きさは最大で16色2画面・256色1画面時に1024*512ドットの524288、最小の32768色2画面時でも256*512ドットの131072となっており、524288/65536=8・131072/65536=2となるのでレジスタを最小の1づつ増減させても2~8ドットづつ横に移動していくだけのスクロールしか実現できない(縦スクロールは横ドット/2~8分増減させれば1ドットづつスクロールできるので問題ない)。TBIOSでやってもそう。

ならもう0.5ドットスクロールは何かアブナイクスリをキメた際の幻覚だったのでは?と一瞬悩んでしまうが、実は水平アジェストレジスタHAJ0(レジスタ番号18)・HAJ1(レジスタ番号22)の値を1減算するとドットクロック分表示が右にズレる、逆に1増算すると左にズレて表示されるのです。そしてこのドットクロック分の表示ズレはハイスキャン(31.47KHz)表示の画面モードで0.5ドット、ロースキャン(15.73KHz)表示の画面モードで0.25ドット、インターレース表示の画面モードで0.2ドットとなる。
偶数分のスクロール位置はFAで指定してVRAMの表示位置を決め、奇数・小数点のスクロール位置はHAJで表示そのものをズラして実現する、これこそが本来TOWNSでは無理なはずの1ドットスクロールも、そして大半の他機種でも実現が難しい「0.5ドットスクロール」をも実現させる正体なのだ。

はい正直、ドットクロック分ズラして表示させるより普通に1ドット単位でVRAM表示位置指定できるようになっててくれたほうがメンドクサくなくて嬉しいです。
宣伝文句ではあったけど、厳密には画面のスクロールを表現するための用途ではないものまで使わないとスムーススクロールが行えないCRTCの不自由な制約をどうにかして解決するための苦肉の策でしかなかったんですね。


なお、横スクロールするゲームを作るうえでかなり重要なテクニックなのに、FM TOWNSのハードウェアレジスタに関する細かい内容を記載している「FM TOWNSテクニカルデータブック」(通称赤本)にはこのことは一切かかれていないようだし、当時の一部ソフトメーカーの認識を確認したところTOWNSでは頑張って書き換えないとスクロールは無理と思っていた会社があった模様。
なんでデータウエストはこの仕様を知ってたんだよ・・・。

 

FM TOWNSのスプライト機能の解説で解像度256*256と記載したが、このまま表示するとドット縦横1:1のアスペクトとなる正方形の画面のまま表示される。ドット比率的には間違っていないのだが、当時の4:3アスペクトのディスプレイでは何も表示されない領域ができてしまうのでこれを引き延ばしたい。
方法は二つ。ハイスキャン表示の画面モードではCRTCには25.175MHzのクロックが与えられているが、CRTCのレジスタを操作することで21.0525MHzのクロックに変えられ、こうすると表示が横長となるのだ。もう一つの方法は、ロースキャン・インターレース表示の画面モードではCRTCの機能としてある画面を縦横独立して整数倍に拡大表示する機能が標準では横4倍・縦1倍となっているのでこれを横5倍に変えるだけでいい。元表示解像度は256*240なので横が1.25倍(4→5)伸びて320*240相当、つまりちょうど画面と同じ4:3比率となる。

 

というわけで該当記事内やHigh C付属のサンプルプログラムを元にしてドットクロック分ズラすことによる左右横スクロールとTBIOSの画面モード5(256*256 32768色)でCRTCレジスタを弄ってアスペクト比4:3と正方形を切り替えて表示するプログラムを組んでみました。ライザンバーはスプライト面画面モード5、背景面は仮想画面に1画面分横領域がある画面モード10を使用しているようだが、スプライト・背景が同じ画面モードでも独立して0.5ドットスクロールできることを証明するためこの設定にしています。

Googleドライブ - FM TOWNS 0.5ドットスクロール & アスペクト比変更デモプログラム

ソースコードCRTC.CがCRTCレジスタ操作やスプライトの使える画面モード5~8をレイヤ0,1両方に設定およびアスペクト比の切り替えを行う関数が記述、SCROLL.C内のScroll関数でスクロール操作を行っています。

表示する画像をSCROLL.EXPと同じディレクトリ内にSCROLL.TIFという名前のTIFF画像を256*240 32768色形式(解像度や色数が違うと動かないようになっています)で入れてEXPを実行、画像をパッドの左右でスクロール、上下で1ドットクロック分少しづつスクロール、Aボタンでアスペクト比変更、キーボードのどれかキーを押すことで終了する。

FM TOWNSの実行環境がない、デモを動かす気力がわかないという人のために動画も用意しときました。

なんとなく横スクロールといったら「グラディウス」だろって用意してみたけど、デモに使うにはわかりにくい画像だった。でも1ピクセルしか表示されないはずの星々があるのでいいか。

エミュレータ津軽」では正方形表示時にドットクロック分ズレても1ドット単位でのズレで表示されてしまうようだが、4:3時なら小数点以下の表現ができているようで1ピクセルの星々が画面右端に差し掛かった際にいきなり消えず何単位かに分かれて消えていくのがわかるだろう。

 

PS5 / Xbox Series X越えの性能を持つゲーミングPCを自作する

自分はCore i7 4790KのPCを改造UEFIなどを駆使してM2 SSDブート化したりなどして延命してきて、電源オフからの起動も数秒足らずだしゲームをやってても性能不足感を感じるシーンは極端になかったが、それでも「アイドルマスター スターリットシーズン」の最高設定(レイトレーシングオン)など一部のタイトルで一瞬だけフレームレートが60fps以下になる状況があったりともうちょっと安定して動いてほしいという不満が出てきたのと、Intelの新しいCPUアーキテクチャ「Alder Lake」世代の安価なシリーズも発売したこともあってそろそろPCの交換時期かなと思って新PCを組み立てることにした。

 

パーツ構成を考えてみたが、よくネタで言われる「PCを買うには時期が悪い」のご時世感は否めないな。CPU・メモリ・SSD・その他小物類は従来と同じ価格帯かそれ以下の水準だけど、Alder Lake世代のマザーボードだとPCI Express 5.0対応による配線の製造費や高消費電力を要求されるKシリーズ向けのVRM構成のためかミドルレンジCPUはお手頃価格なのにマザーボード込みだとハイエンド価格帯になってしまうし、GPUはマイニング需要が落ち着いても去年から価格は4~5割も上乗せされているという。1年前にGeForce RTX 3060 Tiを5.5万円(税込み)で買っておいて大正解だった。

あとPS5 / Xbox Series Xが発売したこともPC価格帯を押し上げる要因になっていると思う。旧世代の上位機種であるPS4 Pro / Xbox One Xあたりなら10~15万円クラスのPCでも上になる構成が狙えそうだが、現世代のゲーム機だとGPUの価格向上もあって20万円クラスのPCでないと全パーツにおいてゲーム機より上と確実に言える構成にできない。

PCはあくまでも多目的で使える道具であってゲーム機ではない、自分の用途もゲーム用途以外で使うことも多いのでゲーミングPCと自称するのはあまり好きじゃないんだけど、せっかく高い機械を買うのだから安い機械よりも快適に動くものじゃないと納得がいかないので今回はPS5 / Xbox Series Xの性能を超えつつそこそこの値段(安いという意味ではない)のする構成のゲーミングPCを狙った。そして選んだパーツ構成がこれ

  • CPU: Core i5 12600 (6コア12スレッド 全4.4GHz駆動) 3.2万円
  • CPUクーラー: 虎徹 Mark II + LGA1700用リテンションキット 4,000円
  • メモリ: DDR4-3200 32GB 1.4万円
  • マザーボードIntel B660搭載品(ASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4) 2.2万円
  • GPUMSI GeForce RTX 3060 Ti Twin (旧PCから引き継ぎ) 1年前に買ったときは5.5万円
  • SSD: Sumsung 980 PRO PCI Express 4.0 M2 Slot 1TB + 2TB (ヒートシンク付き) 2.2万円と3.9万円
  • OS: Windows 10 Pro (後でWindows 11に無償アップグレード可能) 1.8万円
  • ケース:Versa H18 3,000円
  • 電源:Corsair RM 750 (750W) 1万円
  • ケースファン:背面NF-A12x25(12cmファン)、前面NF-A14 PWM(14cm ファン)2個 7,000円

合計約22.6万円(税込)となった。

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完成写真

 

PS5 / Xbox Series X越えではあるが、冷却性能や静穏性を重視しすぎたり、ゲームを何十本もインストールする癖があってSSDを2本攻勢にしたりと、ちょっと盛った構成にしているので、CPUをCore i5 12400Fに変更、マザーボードを1.5万円のものにする、SSDを1TBにだけにしてヒートシンクなしを選ぶ、OSをWindows 10 Homeにする、背面ファンはケース付属の物を使い前面14cmファンは1,500円程度の物に抑える、といった節約をすれば6万円は安くできるはずだ。価格が高騰しているGPU代を考えてもギリ税込20万以下が狙える。

 

組んだ感想としては、新PC環境は大満足な結果となった。

旧PCも8年以上前の構成、PCI Express 2.0接続とはいえM2 SSDなのでWindowsの立ち上げも数秒程度しかかからず、最新PCにしたところでゲーム以外では差は感じないだろうと思っていたが、数秒から一瞬程度に起動時間が短くなってもなんだかんだで体感で分かる差だし、CPUの差なのかHDDに入れている非インストール型のアプリですら起動が一瞬にして立ち上がる。

もちろん不満だったゲーム類で瞬間的に60fps以下になることもなくなりフレームレートの安定性は大幅に向上、Core i7 4790Kでは33~40MHz程度が実用的な設定だったFM TOWNSエミュレータ「津軽」に関しても66MHz設定にしていてもまだ動作に余裕がある速度で動く。

冷却・静穏性に関しても、旧PCのATXケースはいかんせん設計が古くて12cmファンしかつけられずストレージの取り付け位置がちょうどケースファン横でGPUへの送風の妨げとなったりケーブルの配線がむき出しでエアフローに問題があったが、新PCのケースではMicroATXとサイズが一回り小さくなっても14cmファン2個での送風となり、ストレージの取り付けやケーブルも裏面を通して行えエアフローが大きく改善された結果、負荷をかけてもあまりGPUファンの回転数が最大まで上がりにくくなった印象で静かになっている。

 

なお、ゲーミングPCの要(?)であるピカピカ光る要素は、静穏性・冷却重視でLEDなしのファンを選んだ関係上、マザーボードの右上端にあるRGBランプが虹色に光るくらいで前面の排気口やケース横のアクリル板を除いたときに申し訳程度にあるのみだ。といってもケースの装飾として全面右端を青いLEDランプバーが点灯するものがあるので、派手さはないもののちょっとだけだけどスタイリッシュ感はあるぞ。

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以下は何の参考にもならない組み立て時の一部画像

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まだCore i5 12600やIntel B660マザーボードが発売される前からケース・ファン・電源といった小物類から先に購入していったので組み立てられる範囲で組み立て。意外と前面ファンの取り付けは、エアフローを考慮して丁度よい高さと思われる位置に調整しなければならず時間が食うので先に組んでおけば時間の節約になる。

 

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マザーボードにCPU、SSDを取り付け。ストレージ上のデータを直接GPUに転送してロード時間を短縮するという新技術「DirectStorage」が登場した際、ちょっとパフォーマンスがよくなるかなと思って、ゲームインストール用に用意した2TB SSDはCPU側のPCI Expressになる上側、OSや汎用アプリインストール用の1TB SSDチップセット側のPCI Expressとなる下側に差し込んだ。なおこのマザーボードSSDヒートシンクが組み込まれていてヒートシンク付きSSD買ってしまったのでわざわざそれを取り外して取り付けることとなってしまった。ヒートシンク付きSSD買った意味が薄い。

DDR4メモリはマザーボードをケースに入れてCPUクーラーを取り付けた後のほうが安全(CPUクーラーを取り付ける際に出っ張ったメモリに接触する恐れがある)。

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3,000円程度で売られている虎徹 Mark IIにはLGA1700リテンションキットが付属せず、取り付けが行えないので注意。別パーツで出ているものを注文するか価格が上がる新リビジョンの物を購入しないといけない。

 

SATA SSD 2TBとHDD 4TBも旧PCから流用したが、Versa H18への取り付け方がわかりにくいのでちょっと解説しておく。

f:id:BCC:20220106130008j:plain2.5インチサイズのストレージなら、PCケースマザーボード取り付けパネルの前側(配線をケース背面に通すための穴が開いている箇所横)に上下に四か所づつフラスコ型の穴が開いている箇所があり、一か所だけ凸になっているので確認。ケース付属品の穴が開いたゴムマウンタにネジを通して先ほどのフラスコ型の穴と対になるようストレージ下部3か所のネジ穴に固定しておく。

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今度はケース背面からフラスコ型の穴にストレージのゴムマウンタを差し込んで、前側にスライドさせてゴムマウンタが窪みにはまるようにして固定。

ケース前側から先ほどの凸となっていた一か所にネジを差し込んでまた固定するようになる。

 

3,5インチも同じ要領で電源ユニットがあるケース下部にフラスコ型の穴があるので同じようにマウンタを取り付けてスライド、ケース下部裏面からネジを差し込んで固定という形となる。

 

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全パーツを組み込んだ完成写真。

 

あとは、ASUSのサポートサイトから念のため最新UEFIをダウンロードしてバージョンアップ、USBメモリに書き込んでおいたWindows 10最新バージョンを1TB SSD側にインストール、これもASUSのサポートサイトからダウンロードしておいたIntel B660チップセットGeForceのドライバを一通りインストールすれば設定も完了。

 

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一応、価格や安定性も考慮してOC品ではない純正のDDR4-3200メモリを購入したのだが、SPD上でも定格で3200MHz書き込みが行われているのに、自動設定だと2133MHz駆動にしかならなかったのでXMP読み込みを指定してみたら問題なく3200MHz駆動となった。パフォーマンスにそれなりに影響すると思われるので、PCを組んでみて思ったよりも速度が出ないと感じたら見直してみたほうが良いかもしれない。

 

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ついでに、CPUからGPUへの巨大データ転送を効率化するResizable BAR機能も有効化できることを確認。現状では極一部のゲーム(Forza Horizonシリーズ、Red Dead Redemption 2などのオープンワールド系)でしか働かないが、気分的にはマシン環境がアップグレードされたと感じるので新PCにする際は絶対に有効にしておこうと思ったので満足。

既にGeForce RTX 3060 TiはResizable BAR対応BIOSというものにアップデート済みだったので、マザーボードASUS TUF GAMING B660M-PLUS D4」のUEFI画面上部にある「Resize BAR」という項目を開いてそれをONにするだけで有効化した。他のマザーボードでは設定項目が別の場所に用意されていたり、「Above 4G Decoding」という設定も有効化しないといけない場合があるが、このマザーボードでは4G Decodingに関しては初期設定で有効なので問題なかった。

Steam版アイドルマスター スターリットシーズン Mod導入方法

Steamウィンターセール 2021で25%オフセールとなっているSteam版「アイドルマスター スターリットシーズン」(スタマス)

PS4版とは違い、高解像度・高フレーム対応の他にレイトレーシング法による影・反射表現でステージ上のアイドル達の姿を華やかに映す圧倒的なグラフィックで、NVIDIAの革ジャンおじさんも「GeForce RTXユーザーならマストバイだ」とは言っていないとかなんとか。

綺麗なグラフィックでアイドル達の姿を堪能できるのはPC版の特徴の一つなのはもちろんだが、非公式なもののModを導入して通常では遊ぶことができないゲーム体験も行えるのもPCゲーム環境ならでは、ということで今回はSteam版スタマスのMod導入方法及び一部Modを簡単に解説。

 

まずはMod統合サイト「GameBanana」のアイドルマスタースターリットシーズンのハブを開こう。

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サイトをスクロールして気になったModを見つけたらクリックして開き、「Files」の項目にある「Manual Download」を押してまた新たなページに切り替わるので再度「Download」を押すことでそのModのファイルをダウンロードすることができる。

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ダウンロードした圧縮ファイルを(7-Zipなどのソフトを用いて)解凍、今度はSteamクライアントで自分のゲームライブラリ一覧から「アイドルマスター スターリットシーズン」のタイトルを右クリックして「管理」→「ローカルファイルを閲覧」を左クリック。

ゲームデータが保存されているフォルダが開くので、「StarlitSeason」→「Content」→「Paks」を開いていき、複数のpak・sigファイルが入っているそのフォルダ内で「~mod」というフォルダを新規作成し、先ほどダウンロードした圧縮ファイル内のpak・sigファイルをその「~mod」フォルダに入れていく。ゲーム元の「Paks」フォルダにコピーしても読み込まれないので注意。

もちろん非公式なものなので導入すると不具合が発生したり、ゲームがバージョンアップした際(特にDLCでキャラクター・衣装・曲が追加された時)には定義ファイルデータの差異が生じるため、Mod側のバージョンが古いとDLCを購入しているのにDLC曲や衣装が選択できない・「破損データを検出しました。インストール状態を確認してください。」というメッセージが表示、競合するModを複数入れていると「Fatal Error」と表示されてゲームが起動しない場合があるので注意。Modがアップデートされていないか、導入するModを少なくして動くか確認しておこう。

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不具合が生じたり導入したModを無効化したい場合は、今度はその対象のModファイルを削除すればいい。

なお、このMod導入方法は同じくUnreal Engine 4を使用しているゲーム全般で有効なので、他ゲームのModでもpak・sigファイルだった場合はUE4の可能性大、「~mod」フォルダを作ってそこに入れるという作業をすることを忘れないようにしておこう。

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オーソドックスに衣装やステージを既存の物から別の物に入れ替えるというデフォルトとDLCだけでは物足りないプロデューサーさん向けのModはもちろんのこと、

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こういうご時世なので全員にマスクを装着させるとか秋月律子の眼鏡を外すとか如月千早に胸パッドを入れるとかのネタ的Modまで存在する。

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更にはスタマス未登場アイドル達も出す事ができちゃうのだ。

ステージ・衣装系・キャラは数が多すぎるのと権利的に問題がないのかわからないので、直接紹介するのは避けるが、ここではちょっとした改善系のModを何点か紹介しておく。

 

 

  • 起動時のロゴスキップ

ゲーム起動時に表示される各会社のロゴマークをスキップするMod

PC環境にもよるが、立ち上げてから5秒も経たずにゲームが遊べるようになるのはかなりのストレスフリーになるのでお勧め。

 

ライブ時にXboxコントローラではビューボタン・キーボードではAltキーを押すと切り替わるフォトモードで、カメラアングルも含め360度カメラを移動可能にしズームイン・ズームアウトの上限も大幅緩和するMod。

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ステージだけでなく3D空間表示なら自由に視点移動可能にするフリーカメラModの方が自由度は圧倒的に高いが、導入が他のModと同様に2ファイルをコピーするだけで使えるので簡単なのが利点。

 

  • 髪の物理挙動変更

ヴァニラ時よりも髪先の動きがふわふわとした動きになりやすくなるMod。ちょっと固い動きに違和感を覚えていたプロデューサーさん向け。

 

  • 髪の光沢に毛を意識した線を入れる

静止画の立ち絵イラスト絵を再現するためか楕円形だった髪の光沢を、ブラーのかかった線を入れてより毛が反射しているかのように見せるMod。

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ヴァニラ時

 

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Glossy hair mod導入時

 

頭が立体的に見えるようになる利点はあるものの、もちろんヴァニラのデザインの方が立ち絵の雰囲気が再現されているのでもしかしたら好みが分かれるかもしれない。

 

 

  • あずさ・伊織・美希クラシックヘアースタイル

アイドルマスター2からショートヘアとなってしまった三浦あずさをロングに戻す、同じく髪型変更になった水瀬伊織をストレートに伸ばす、両サイドのボリュームが増えた星井美希もカットを行う髪型Mod類。

 

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ヴァニラ時

 

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クラシックヘアースタイル

アイマス2以降のデザインがどうしても受け入れがたいという古参プロデューサーさんなら導入必須だ。

Glossy hair modと三名のクラシックヘアースタイルModを導入した際のライブ動画

 

  • DualShock3(PS3)コントローラ・Switchプロコン ボタン表記

Steam版スタマスはXboxコントローラ及びPS4コントローラ(Steamコントローラサポート無効時)に対応しているが、Steamコントローラサポート機能を使ってDualShock3(PS3)コントローラやSwitchプロコンをXboxコントローラと認識させて遊ぶ際に問題となるXbox表記のままのボタン表示をそれぞれのコントローラにあったボタン表示に変更するMod。

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  • 詩花が「ToP!!!!!!!!!!!!!」を歌うようになる

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通常「ToP!!!!!!!!!!!!!」の歌唱メンバーに詩花を入れると別の765プロメンバーの歌声に置き換わってしまうが、詩花自身の声で歌えるようにするMod。前作ステラステージで歌っており、その時の音声データがスタマスでもそのまま使われているにもかかわらず有効化フラグが無効になっているために選択できなくなっているようだ。

GameBananaに同じModが既に存在するのだが、DLCが配信されてから全く更新されていない関係でModを導入するとDLC曲が選択できなくなってしまう不具合が存在するのでDLC05まで配信されたVer1.61のデータファイルを元にしたModをこちらで作っておいた。

Google ドライブ - スタマス「ToP!!!!!!!!!!!!!」詩花歌唱Mod

曲選択画面で歌唱可能メンバー一覧に切り替えた際、詩花にもチェックが入っていれば導入成功。

スタマス版詩花「ToP!!!!!!!!!!!!!」歌唱例

 

  • 乳揺れ発生

レーティングがCERO Bとなっている関係かアイドル達の胸が揺れない残念仕様になっているが、動くたびにわずかに揺れるようにするMod。過剰な揺れが発生せず下品な感じもなく、バランスのよい揺れ方(?)をするので安心だ。