PC版「DOOM Eternal」が発売開始、日本語対応。更にNINTENDO 64で発売された「DOOM 64」も初移植で登場

FPSの金字塔「DOOM」シリーズの最新作「DOOM Eternal」のPC(Steam)版が3月20日より発売が開始された。価格は通常版が8,618円、リリース予定の追加キャンペーンやスキン・サウンドパックなどのDLCを収録したデラックス版が12,312円。

PS4/Xbox One日本語版は3月26日発売予定で、ベゼスダソフトワークスのPCタイトルは英語版を先行アンロックしてコンソール日本語版発売に合わせて日本語化されるという対応が最近発売されたタイトルではとられていたが、今回のDoom Eternalでは日本でのアンロック当日から日本語音声/日本語字幕対応となっている。表現規制もなされておらず欠損表現や肉体の切断面もそのまま。

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ストーリーは、地獄からやってきたデーモン達によって侵略され地獄と化した地球を舞台にプレイヤー「ドゥームスレイヤー」が立ち上がる、といった内容だがぶっちゃけオールドスクールFPSにとってあってないようなものだ。細かいことは気にせず道中にいる敵を肉骨粉にしていこう。

敵に瀕死のダメージを与えると体が光り、近接攻撃で仕留めれば体力回復アイテムがドロップする「グローリーキル」は今作でも健在だが、前作ではステージ上に置かれた回復アイテムも多数存在し、回復用途よりも弾薬節約やキルの簡略化目的の面も強かったが、今作のデーモン達の攻撃は激しさが一層増しており、なおかつ回復アイテムも少なくなっているので、瀕死の重傷を負ったピンチを切り抜ける切り札として前作に比べてこの要素が更に重要となっている。

新たな装備としては通常の爆風と凍結効果のグレネードが2種類、一定時間の間近距離に放射可能な火炎放射のサブウェポンの要素が追加されている。この火炎放射が特に重要で敵を燃やすと与えるダメージこそ少ないが燃えている最中はアーマーがドロップしてなおかつ攻撃を加えると更にドロップするという優れもの。回復アイテム同様、道中に転がっているアーマーもさほど多くないので、敵の攻撃を食らいアーマーを消費してしまったら有効に活用していきたい。ただし前述のとおり放射時間や射程距離に制限がかかっていて、更に攻撃を食らう恐れもあることを承知の上で敵に近づいて燃やさなくてはいけないなどリスクとリターンが付きまとう。

他にも新要素としてステップダッシュが追加されており、徒歩でも空中でも自由自在かつ瞬時にスライド移動を繰り出せ、道中でこれを活用したアスレチックや、敵の攻撃を避けるのに大いに役立つが、連続使用制限や再び使用できるまでに一旦待たないといけないのでむやみやたらに用いることはできず、その場の状況を把握して瞬時に使いどころを判断しなくてはならない。

ゲームエンジン「id Tech 7」により、攻撃した部位の肉が徐々にそぎ落とされていく表現「Destructible Demons」がなされており、また体に武器を装着した敵はその部位を破壊することで弱体化させることが可能。敵の武器はどれもこれも強力な遠距離攻撃のため、素早く破壊しておくことがゲームを攻略するうえで重要になっており、大雑把に敵に向かって銃撃するだけにならず、正確で俊敏なエイムも求められる。

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前作のロケーションは火星に建設されたUAC施設と見渡す限り赤茶色の地形が広がる施設外、血みどろの地獄だけでステージによって大きく見た目が異なる機会は火星と地獄を行き来する場面くらいしかなく変化に乏しかったが、今作では前作に似た地獄のような拠点や、崩れた建物を巨大なデーモンが覆う市街地、海に流氷が漂う極寒の地に建てられた基地、など1ステージ毎に舞台を次々と移動して大きく見た目が変わっていく。

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前作はやや体力や弾薬が余り気味になるシーンがあったり、ゲームプレイ中の変化の無さなど若干欠点であったが、今作はそれらの欠点を無くし、攻撃することによって回復となるグローリーキルの重要性が増したことや火炎放射などのサブウェポンによるリスクとリターン性の向上、追加アクション・追加システムにより瞬発的に戦略を求められるシーンも増え、より一層スピーディーかつアグレッシブな戦闘が楽しめるDOOM(2016)の正統進化を果たした印象。

 

ゲームエンジンが変わり、詳細な部位欠損新システムなどの新たな表現も導入、開けたアウトドアステージのシーンが増加されているということで、前作と比べると多少ではあるものの動作は重くなった印象。

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Core i7 4790K・メモリ16GB・GeForce GTX 1070の環境で前作では1440p・最高設定でもフレームレート80-100fpsほど出ていたが、今作は1080p・可変解像度オフ・最高設定(ウルトラナイトメア)にした状態でVRAM使用量6766MB、フレームレートは60-70fpsと一ランク下がっている。

なお、GeForceシリーズを使用している場合はビデオドライバ442.72バージョン以降へのアップデートが必須なので注意。ドライバのバージョンが低いとゲーム起動時に警告メッセージが表示されて遊ぶことが出来ない。

 

 

更に今作の発売に合わせてNINTENDO 64で1997年に発売された「DOOM 64」が22年の時を経て他機種への初移植がなされた。

DOOM Eternal」予約者には無料配布、単体で購入する場合はSteamで580円となっている。

このDOOM 64は単にクラシックDOOMを64向けに移植したものではなく、収録された全32レベルは新規に作られたマップ、グラフィックやサウンドを一新、武器やモンスターの追加などの独自要素が多数存在する64専用のオリジナル作品で、この移植版では解像度の向上、フレームレートの向上(64版は上限30fps)、FOV調整などの他、本編終了後にオリジナルにはなかったマップが登場するアップグレード版となっている。

また、日本版DOOM 64は規制の関係で敵の血の色が緑色になっていたが、移植版は海外版ベースなので赤色のまま。

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アクションRPG「聖剣伝説3」を3Dリメイクした「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」体験版が配信

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スーパーファミコンアクションRPG聖剣伝説3」を3DリメイクしたSteam(PC)/PS4/Switch用「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」の体験版が配信されている。

Steam向け体験版はストアページを開いて「Trials of Mana Demo をダウンロード」の項目にある「ダウンロード」ボタンを押すことでダウンロードできる。


配信された体験版では6人のうちから選んだ主人公キャラクターのオープニング、旅の道中で2人の仲間との合流、最初のボス「フルメタルハガー」戦まで遊ぶことが可能で、体験版のセーブデータを製品版に引き継ぐことも可能。

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Steam版は解像度4K・フレームレート120fpsまで対応していることを確認。GeForce GTX 1070のPCなら4K解像度でもフレームレート70~80fpsを維持したまま遊べるほど動作軽い。

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ただし、画面設定がフルスクリーン切り替え・解像度・フレームレート上限のみで細かいグラフィック設定や垂直同期のオンオフも用意されていない。プレイするとティアリングが発生するシーンが存在し、垂直同期オフがデフォルトになっていることを確認。

 

2Dだったオリジナルからリメイク版では完全3Dとなり、通常攻撃と技だけでなく回避行動やジャンプ移動で空中にいる敵に攻撃を繰り出したり高低差のある地形を移動するといったアクションが追加されている。

ストーリー展開はオリジナル版のSFC版とほぼ同様でイベントシーンではボイスが付いたものの、2Dドット絵で展開されたストーリーイベントをキャラクターの反応もセリフも変えずほぼそのまま3D化して語られるので、会話が妙にあっさりしていたり、微動だにせず立ち尽くしたまま相手にやられてしまうシーンがあったりと、グラフィックの向上に対して動きの無さに違和感を受けてしまうのが残念。

Steam版「Terminator: Resistance」が日本語字幕対応アップデートを配信、スカイネットと人類が戦う未来を舞台にしたゲームオリジナルストーリーが展開

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映画「ターミネーター」シリーズを原作としたFPS「Terminator: Resistance」のSteam版が3月13日付のアップデートで日本語字幕に対応した。

アップデートに合わせて、3月27日まで25%オフの3,225円で買えるセールも実施中。

 

言語切り替え方法はタイトルメニューで「Option(オプション)」を開き「Gameplay(ゲームプレイ)」内にある「Language(言語)」の項目を「Japanese(日本語)」に切り替えることで日本語化される。

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軍事コンピュータ「スカイネット」が自我に目覚め全世界に核ミサイルを発射(審判の日)、生き残った人類はスカイネットの率いる兵器との戦争を繰り広げる未来を舞台に、抵抗軍の一員であるジェイコブ・リバーズとなり、謎のターミネーターに執拗に命を狙われながらもスカイネットとの戦いを描くゲームオリジナルのストーリーとなっている。

小規模の大きさのマップを自由に歩き回りミッションをこなして次のステージに集めていく面クリア型のFPSで、素材を集めてアイテムを作成したり、スキルポイントを振り当てて能力の強化、鍵のかかったドアをSkyrim風のピッキングで開けたり、オールドゲーム「フロッガー」のようなハッキングゲームでタレットなどをハックし味方につけるといった要素もあり。

スパイダー型や球体型などのロボットそのものな敵の他、お馴染みの人型であるT-800型ターミネーターとの戦闘も用意されているが、映画と同様に耐久力が非常に高く一撃被弾するだけでも大ダメージを食らうプラズマガンを装備した凶敵のため、時にはスニークで戦闘を避けたり、遮蔽物をうまく使ったりパイプ爆弾などの爆発物で一気に奇襲をかけないといけない。

 

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メトロイドヴァニア「ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-」がSteamにて早期アクセスリリース

ファンタジー小説ロードス島戦記」を題材にしたメトロイドヴァニア(横スクロールの探索アクション)スタイルのゲーム「ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-」が早期アクセスとしてSteamで配信開始。価格は1,320円となっており、3月20日までの配信開始から一週間は10%オフの1,188円、正式リリース後は1.5倍から2倍程度に価格が上がるとのこと。

現時点では全6ステージのうちの1ステージ目が遊べて、1ステージクリアまでにかかる時間は30分から1時間程度、4か月程度の開発期間を目標に正式版をリリース予定。

 

気が付くと意識を失い見知らぬ場所に倒れていたハイエルフのディードリット。ここはどこなのか、何故ここにいるのかを探るため探索に出るというストーリー。

基本的なゲームシステムはメトロイドヴァニア世襲しており、迷路状になっているマップを歩き回って探索し、道中にある新たな武器やスキルを獲得して自身を強化していき、待ち構えるボスキャラと対決していく。破壊できる壁などのシークレットももちろん用意されている。

特徴的なシステムとして、放てる矢は遠距離攻撃に使えるのはもちろんのこと矢は金属壁跳ね返るようになっており、跳ね返りで通常では届かない場所に矢を放ってロープを切ったりやスイッチを押すといったパズルギミックが用意されている。

また、特性の違う風と炎の2種類の精霊を切り替えることで、ホバリング移動を行ったり障害物を破壊するといった能力が使えるほか、敵の攻撃には属性があり同じ属性の精霊に切り替えておくことでダメージそのものを無効化させることが可能。

 

早期アクセスとはいえボリュームは少なく製品版で6倍としてもまだ物足りなさがあったり、弓矢パズルや精霊切り替えがあるもののメトロイドヴァニアの先駆者である「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」のクローンゲームから脱却できていないのが不安要素ではあるが、千円ちょっとなら間違いなく値段相応には楽しめる範囲なので4か月早い予約だと割り切って購入し製品版になってから遊ぶというのも手かもしれない。

イリュージョンの「AI*少女」全年齢版がSteamで3月17日リリース予定。日本語対応

日本では2019年10月に発売された、廃墟と化した無人島で少女とともに生活を送るイリュージョン開発のゲーム「AI*少女」のSteamストアページが開設されている。発売予定日は3月17日となっており、日本語にも対応。

島内を探索し素材や食料を集めアイテムの作成や建物を建築、料理を作って生活を送っていくというシステムのクラフトゲームとなっているが、特徴としてプレイヤーが容姿を自由にカスタマイズすることが可能な女の子と共に生活を送ることとなり、タイトルからもわかるとおり女の子はAIによって自律して行動し自由気ままに動き回る。

元はセックスシーンありのアダルトゲームだったものの、このSteam版にはストアページ閲覧時に年齢認証などが求められないため、該当するシーンを削除した全年齢版となっている模様で、女の子のカスタマイズできる範囲も差異がある可能性がある。

PS4独占タイトルだったオープンワールドアクションRPG「Horizon Zero Dawn」のPC版が発表。Steamストアページ開設済み、全DLCを収録で今夏発売予定

PS4独占タイトルとして2017年に発売されたゲリラゲームズ開発のオープンワールドアクションRPG「Horizon Zero Dawn」のSteamストアページが開設されている。

予約は開始されていないものの発売予定時期は今年夏ごろで、PS4版で発売されていた6種のDLCをすべて収録したコンプリートエディションとなる。

ストアページの説明文こそ現時点で日本語になっていないが、ゲームの対応言語一覧の日本語の項目でUI・音声・字幕すべてにチェックが入っている。

動物の形状を模した機械生命体が大地を、人類は狩猟生活を送っている文明崩壊後の世界を舞台に女性ハンター「アーロイ」となって機械を狩り、そして自身の出生とこの世界の秘密を探っていくこととなる。

 

 

Steam(PC)版「Halo: Combat Evolved Anniversary」が配信開始、日本語に対応

Xboxファミリー独占タイトルとして有名なFPS「HALO」シリーズのリマスター移植コレクション「Halo: The Master Chief Collection」(HALO:TMCC)のPC版向けに、シリーズ一作目のリマスター「Halo: Combat Evolved Anniversary」の追加配信がなされた。

Xbox実績には対応しているものの、Xbox One版HALO:TMCCとのクロスプレイには対応していないが、シングルプレイの進行状況のみ共有することが可能で、Xbox One版でプレイ済みであれば現在までのプレイ状況を引き継ぎ実績の解除も行える。

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日本語にも対応しているものの前回の「Halo: Reach」の時と同様に、DLC一覧で「MCC - H1: Extended Language Pack」にチェックを入れていないとゲームが起動しないので注意。

言語パック追加ダウンロード後、ゲームを起動すると日本語音声・字幕表示になることを確認。

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