Steam版「Indivisible」が遂に日本語対応、格闘ゲーム「Skullgirls」の開発元が送る新作RPG

滑らかなカートゥーン調アニメーションと女の子主体のキャラクターが特徴の格闘ゲーム「Skullgirls」の開発元Leb Zero Gamesが手掛ける横スクロールRPG「Indivisible」のSteam版に、ストアページ紹介文でアナウンスされていた日本語対応のアップデートが遂に配信された。

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11月1日までは「日本語版は2019年11月1日以降からご利用可能になります。」という表記だったものの、日本語アップデート予定日を過ぎても配信されず「本語版は2019年11月以降からご利用可能になります。」と表記が変わってしまい延期となっていたが、ギリギリ11月中に日本語実装が行われる形となった。

Steamクライアント側ではゲーム内の言語設定などは行えず初回起動時は英語版で起動するが、ゲームを起動したらEscキーなどを押してメニューを開いて「Settings」を選択、「Language」の項目を「Japanese」に変更してゲームを再起動すれば日本語版となる。

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生まれ育った村を焼き払われ父親までもを殺された少女アジュナが敵討ちと自身の秘密を知る旅に出るという物語。アジュナは自身の精神世界に人々を留めておくことができるという超能力を持っていて、戦闘になる度に精神世界から仲間を呼び出して陣営を組む。

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マップは横スクロール移動、戦闘シーンではひし形に配列された4人までのパーティーを対応する4つのボタンを押すことでそのボタンに配置されたキャラクターや攻撃や防御、方向キーや特殊動作のボタンを押したままそのボタンを押せば別のアクションを行うというシステム。

似た戦闘システムなら「ヴァルキリープロファイル」と言えばプレイした人なら想像しやすいだろう。

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多数のタイトルがセール対象の「Steamオータムセール」が開催。各カテゴリーの最優秀ゲームを決める「Steamアワード」候補作品も投票受付中

毎年この時期に恒例で開かれるSteamの大規模セールのひとつ「Steamオータムセール」が今年も開催された。セール期間は日本時間12月4日午前3時まで。

今年9月に発売されたばかりのGears of Warシリーズ最新作「Gears 5」が50%オフ、シーズンパス2が配信開始されたソウルキャリバー6」が70%オフ、前作から12年もの歳月を超えようやく待望のナンバリングとしてリリースされたシリーズ最新作ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN」が50%オフフロムソフトウェアの最新作でやりごたえ十分と定評の「Sekiro: Shadows Die Twice」が35%オフ、宇宙からやってきた昆虫型侵略者から地球を守る地球防衛軍5」が40%オフ、疫病を襲う14世紀のフランスを舞台にネズミの群れから逃げ必死に生き抜く姉弟が主人公の「A Plague Tale: Innocence」が50%オフ、名作ノベルゲーム「STEINS; GATE」をアニメーションで再構築した「STEINS; GATE: ELITE」とファンディスクにあたる「線形拘束のフェノグラム」をセットにしたバンドルが50%オフ、忍びの里から都会へとやってきたくノ一と同棲生活を始めるノベルゲーム「NinNinDays」が30%オフ、アーケード版グラディウスI&IIや沙羅曼蛇を収録したコレクション「アーケードクラシックスコレクション」が50%オフハクスラ要素ありのメトロイドヴァニア「DEAD OR SCHOOL」が60%オフ、スローモーションと時間を巻き戻す能力を持つ暗殺者が刀一つで敵を切り裂いていくスタイリッシュ2Dアクションゲーム「KATANA ZERO」が33%オフ、と今年Steamで発売されたタイトルや注目のアップデートがあるタイトルもセールされている。

 

また年末のSteamホリデーセールで発表される「Steamアワード」という各カテゴリーの最優秀ゲームノミネート作品をSteamコミュニティで決めるイベントも実施中。

Steamオータムセール - Steamアワード選考委員会

カテゴリーは全8カテゴリー用意されており、カテゴリーを一つノミネートする、すべてノミネートする、ノミネートしたゲームのレビューを書く(もしくは更新する)、ノミネートしたゲームをプレイする、といったタスクを満たしていくとSteamプロフィール上に掲示される「2019年Steamアワード選考委員会」という名のバッジをもらうことができる。

2019年Steamアワード選考委員会 バッジ

また、 選んだノミネート作品一覧を共有するためのページリンクも作成することが可能。

自分が選んだタイトルは以下のとおり

Steamアワードノミネート候補 - BCCのノミネート作品

例年だとノミネート作品選ぼうとしてもその年に発売されたゲームで特に印象深かったものなんて数ゲームしか思い浮かばず、8~10ノミネート選ぶのに数年前に発売されたゲームまでも候補対象に選ばないといけないような状況だったが、今年は賞を与えたい作品が多くて仕方なく想定されている対象とは違う賞にも入れないといけないくらいで8ノミネートでは足らず、良作が多い当たり年だったと言える。

 

  • ゲームオブザイヤー賞

バイオハザード:RE2

1998年に発売された「バイオハザード2」をフルリメイクした作品。新米警官のレオンと兄のクリスを探しに街を訪れたクレアがウイルスが蔓延し大半の住民がゾンビ化したラクーンシティからの脱出を試みる。

Steamでは通常版とCERO Z版の両バージョンが売られているが、どちらでも表現規制がかかっているので、外部ストアでキーを購入したほうがいい(海外版でも日本語対応)

 

  • VRゲームオブザイヤー賞

狼と香辛料VR

人気ライトノベル狼と香辛料』をVR化した作品。
雨宿りのために入った古びた小屋で主人公ロレンスとホロの会話を楽しめる。
VRなしでも遊ぶことは可能だが、もちろんVR機器があれば目の前にホロが迫ってくるような体験を味わうことができる。

 

  • 愛の為せる業賞

食用系少女

タイトル表記を見るとギョっとするようなものを想像してしまうかもしれないが、全くの健全なゲーム。台湾人気グルメを美少女に擬人化したシミュレーションゲームで、寂れた夜市の立て直しを図っていく。

性表現どころか軽いお色気シーンすらないのに何故かSteamの審査が通らず、キャラクターが幼く見えるからかも、ということで一キャラクターのデザインを完全に書き換えて予定よりも半年以上遅れてSteam版がリリースされた。なお、そのキャラクターも幼くは見えるけどそれ以上に幼く見えるキャラの要るゲームがSteamで発売されてるし、そもそもValveの審査の返答が曖昧なので本当にこのキャラクターのデザインが原因だったのかは正確に分かってない。

なお特定のファイルを書き換えることで修正されたキャラクターデザインはオリジナルに戻すことが可能。

相当苦労の末にリリースされたということでノミネート

 

  • フレンドとプレイしたい賞

ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~

素材を集めて調合する「錬金術」で装備やシナリオを進めるアイテムを作成していくRPGゲームのアトリエシリーズ最新作。

主人公のライザちゃんがごく普通の田舎少女だというのだが、おっぱいがゆさゆさ揺れるしムッチリとしたヒップラインや太ももがたまらん。

本当はマルチプレイゲームに与えることを想定した賞で、アトリエシリーズのようなシングルオンリーのゲームを候補にするにはふさわしくないかもしれないが、どうしてもライザのアトリエにも投票したいものの今年のSteamアワード候補だと思う作品が多すぎて他のカテゴリーがすべて埋まってしまっているし、スクリーンショットバシャバシャ取り巻くってSteamコミュニティでフレンドに共有しまくっていたので例外的にここに入れることにした。

 

  • 最も革新的なゲームプレイ賞

UNDEFEATED

街で起こる事件を自由に空を飛びまわったり物を吹き飛ばしたりとスーパーパワーで解決していくというヒーローアクション。
そこまでボリュームはないが、無料作品でしかも制作したのがバンタンゲームアカデミー大阪校の元生徒3人というのはこの完成度では驚くべき要素。

 

  • 優れた物語ゲーム賞

I Love You, Colonel Sanders!

ケンタッキー・フライド・チキンの創業者「カーネル・サンダース」と料理学校での学園生活を通して恋愛する乙女ゲー
皆がイメージするカーネル人形のおじいさんから雰囲気は大きく変わり、白髪と白髭を生やしてメガネをかけているものの若くてイケメンな容姿にスタイリッシュな体系のカーネルおじさん(おにいさん?)が出てくる。

 

  • 不得意なベストゲーム賞

Bloodstained: Ritual of the Night

コナミ時代に「悪魔城ドラキュラ」シリーズのプロデュースなどを行っていたIGA(五十嵐 孝司)氏の新作。

入り組んだ城内を探索するメトロイドヴァニア(メトロイドとドラキュラを掛け合わせたジャンル)スタイルのゲームで、敵を倒してレベルアップし落ちている装備を拾って己をどんどん強化していき未知なるエリアを探索してマップを埋めていくという、基本に忠実すぎる、だがこれこそかつての月下の夜想曲以降のメトロイドヴァニアファンが求めていたゲームになっている。

本来なら高難易度ゲームにこの賞を与えるのが望ましいはずで、Bloodstainedは低レベルか装備を整えない縛りプレイでもしない限りは時間さえかければ極端に難しいゲームではなく、「ライザのアトリエ」と同様にこのカテゴリーに入れるのは躊躇したが、 これまた今年プレイした新作でかなり印象深かったので、マップを全て埋めた際の達成感という点からあえてノミネート。

 

  • 優れたビジュアルスタイル賞

CODE VEIN

行動をするとスタミナゲージを消費するダークソウルライクなゲームなものの、アニメ調のキャラクターデザインやストーリー性で元とは差別化されているアクション。

高難易度と言われているダークソウルシリーズとは違い、レベリングがサクサクと進み引き連れていけるバディが割と強力でカジュアルな難易度で楽しむことができる。

トゥーングラフィックスで表現されたキャラクターと舞台となる廃墟と化した街並みの美しさからこのカテゴリーにノミネート。

あと女性吸血鬼「イオ」の胸が大きいぞ。

 

Steam版「オメガラビリンス ライフ」が12月10日配信予定。Nintendo Switch版と同様の無規制版

入る度に構造やモンスター・アイテムの配置が換わるダンジョンを探索するローグライクRPGオメガラビリンス ライフ」のSteamストアページが開設されている。

発売予定日は12月10日となっており、日本語にももちろん対応、予約などが開始されておらず販売価格は現時点では不明となっている。

 

ベルフルール女学園を舞台に、突如としてすべて花が枯れてしまった大庭園を復活させるため主人公の「紅月ひなた」が冒険に挑んだり学園生活を送るというもので、前述のローグライクゲームシステムや大庭園を復活させるために種を植えて花を育てたりする育成要素などがある。

特徴的なのが、敵を倒すと巷のRPGと同様にステータスが向上するだけでなく女子力を具現化した力「ωパワー」が胸に溜まって大きくなっていったり、未鑑定のアイテムの名前や効果を調べるのにおっぱいに挟んで「ωパワー」を注いで調べるという、おっぱい尽くしな要素がいっパイ盛りだくさん。

 

先にPS4版とSwitch版が今年8月1日発売されていたが、両機種の間でグラフィックといったハード性能による差異以外に、PS4版はおっぱいに挟んでアイテムを鑑定するイベントや女の子へのおさわりパートが削除されていたりとゲームコンテンツそのものにも大きく差異が生じており、ゲームタイトルもSwitch版が「オメガラビリンス ライフ」とフル表記になっているところを、PS4版は「ラビリンス ライフ」と変更されていた。

この表現規制のためゲームの評判自体もSwitch版に比べてPS4版は乏しくなく、今回のSteam版発売でどちらのバージョンをベースに移植されるのか心配なファンも多いと思うが、Steam版の「オメガラビリンス ライフ」とフル表記になっておりストアページのゲーム紹介文においても、

※本作は、Nintendo Switch『Omega Labyrinth Life』を元に制作しております。
収録されている演出やイラスト、ゲームシステムは、Nintendo Switch『Omega Labyrinth Life』と同じ内容です。

と明確にSwitch版をベースにした無規制版ということが判明している。

奇少女アドベンチャーゲーム「LAMUNATION!-ラムネーション!」がSteamでリリース。日本語対応。外部R18パッチも配布

2016年にブランド「WhitePowder」より発売された美少女アドベンチャーゲーム「LAMUNATION! -ラムネーション!-」のSteam版が11月23日より開始された。

価格は定価1,320円、11月29日までの期間限定で25%オフの990円となっている。

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日本語音声・字幕ともに対応しており、Steam版は全年齢向けでデフォルトだとR18シーンはないものの、WhitePowder公式サイトのR18パッチを導入することで該当シーンが解禁される仕様となっている。

LAMUNATION!-international- R18+patch download

ゲームは、刺激的なリゾート都市「SaintAria」で繰り広げられる主人公とヒロイン達が力を合わせて『潰れかけたラムネ工場の復活』させる物語らしい。らしい、ってなんでそんなに曖昧なんだって言われそうだが、ハッキリ言って文章を読んでても全く頭に入ってこない。
「あれ?文章の意図が呑み込めないぞ?まさか脳梗塞の前兆!?」とか「元はアニメ調のゲームが大好きな外人が一生懸命作ったゲームで、拙いながらも自分たちで努力して日本語化したのかな?」とか「さいなんかいせんの再来」とかプレイ中に頭を抱える人も出てくるかもしれないが安心してください! It's All Right!!!
会話の8割9割が「意味もなく回りくどい言い回しをする」「洋画・ゲーム・パロディネタ」「下ネタ」で構成されている。

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このノリと勢いだけの展開に合う人と合わない人が極端に分かれるもので、誰にでもオススメできるわけではないが、ラムネでも飲みながら爽快なBGMに耳を傾け頭空っぽにして楽しもう。

それがブヒゲーの醍醐味ってもんよ。

「メタルウルフカオス XD」にライティングなどのグラフィック改善・音量バランスの調整を行うアップデートが配信。レッツパーリィーー!!!

初代Xboxで2004年に発売された「メタルウルフカオス」のSteam/PS4/Xbox One向けリマスター版「メタルウルフカオス XD」で発生していたライティングや色彩などのオリジナル版と異なるグラフィックや音量バランスがおかしいといった問題などを修正するアップデートが配信された。

修正内容は以下の通り

NEWS | METAL WOLF CHAOS XD -メタルウルフカオス-

  • インゲーム中のライティングおよびエフェクト、色彩などを調整
  • インゲーム中のSEの音量バランスを調整
  • ムービー再生時の音量バランスを調整
  • 一部のテクスチャが正しく表示されない不具合を修正
  • ムービーシーンで光源が極端に光ってしまう不具合を修正
  • バースト攻撃時のボイス再生速度が速くなってしまう不具合を修正(PS4版のみ)
  • 大統領シャウト!の音量が小さくなってしまう不具合を修正(PS4版のみ)
  • その他、いくつかの不具合を修正

 

今年8月の配信直後からオリジナル版に比べて解像度以外グラフィックが劣化していると指摘されてきていたが、今回のアップデートによって自機であるメタルウルフのボディにスペキュラーが施され、攻撃時のマズルフラッシュや爆発により周囲が照らされ、テクスチャの色合いも全体的にアップデート前とは異なるようになったのを、自分がプレイしたSteam版でも確認。

 

アップデート前

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アップデート後(胴体周辺の突起物や腕に注目すると影がつき、背景の壁や地面も色合いが異なる)

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アップデート前(射撃時しても周囲が照らされない)

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アップデート後(マズルフラッシュによって周辺が照らされる)

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Steamで「Halo: The Master Chief Collection」が予約開始、「Halo: Reach」配信日は12月4日で日本語対応?

巨大なリング状惑星「ヘイロー」を舞台に、エイリアン「コヴナント」と人類の対コヴナント部隊の一員であるマスターチーフとの死闘を描いた大人気SF FPS「HALO」シリーズ

そのHALOシリーズからナンバリングの「Halo: Combat Evolved Anniversary」「Halo 2」「Halo 3」「Halo 4」、外伝にあたる「Halo 3: ODST」「Halo: Reach」の6タイトルを収録した「Halo: The Master Chief Collection」がSteamで予約が開始されている。

Halo: Reach」配信予定日は12月4日で、すべてのタイトルを収録したパッケージだと定価4,212円、配信日が確定している初リマスターとなるHalo: Reachのみ現時点ではバラ売りされておりこれのみだと1,150円となる。

Halo: Reach」以外のPC版タイトルがいつ配信されるかは確定していない。

HaloシリーズはXbox独占タイトルで今までPC版は1と2のみがリリース、かつそのPC版もパッケージ版のみで現在では入手が難しくなっていたタイトル、またHalo: Reachはマスターチーフコレクションに未収録でXbox Oneでも360互換機能を利用して720p/30fpsでしか遊べなかったが、今回のPC版コレクションリリースでプレイ環境の敷居がだいぶ低くなり、名作Reachも高画質化&高フレームレート化で快適に遊べるようになっただろう。

 

Steamストア公開時には日本語対応にチェックが入っていなかったが、予約が開始されてストアページの更新が入るとUIの日本語対応のチェックが追加された。

新規に追加されたHalo: Reachのストアページでも日本語UI・日本語音声にチェックが入っているが、他のタイトルのストアページでは現時点でマスターチーフコレクションストアページ開設時と同じ5言語分にしかチェックが入っていない。仮開設による最低限の表記しかしていないためだと思いたい。

国産のホラーゲーム「Lurk in the Dark : Prologue」がSteamで無料配信中。後編及び本編を制作費を募るクラウドファンディングも実施

日本のゲーム開発を行っている「IDEA FRUITION」が制作したホラーアドベンチャーゲーム「Lurk in the Dark : Prologue」がSteamで無料にて配信中。国産なので日本語字幕に対応、音声は英語のみ。

配信直後ストアページにゲームをインストールボタンが出てこないという不具合が生じていたが現在では修正済み。

配信されているのはプロローグシナリオ「Episode : THE GUILTY」の前編部分にあたり、プレイ時間はおおよそ40~60分。後述するクラウドファンディングが成功した場合はプロローグ後編と本編のシナリオが制作予定となっている。

ゲームの舞台は木工と採掘で栄えた町「バベルズヒルトップ」。ジョン・ラグルス氏邸宅で殺人事件が起きたという警察への通報を受け現場へと急行するが、捜査員の一人"マーカス・ブラウン"が身の毛もよだつ体験をするというもの。

率直に言ってしまえば「P.T.」や「バイオハザード7」と同じ主観視点で狭い通路で構成された邸宅内を歩きまわり、仕掛けられたパズルや演出を解き明かしていくというゲームシステム。

上記ゲームのフォロワーという印象で、机の上にあるオブジェクトをクルクル回転して調べてから入手する操作なども近視感はあるが、何が出てくるか全く見当もつかない薄暗い廊下や部屋をビクビク歩かなくてはならず非常に心臓に悪く、肝心の演出面でもよくある流れかと思ったら予想外の展開に驚かされる。

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現在、目標額2,000万円としたプロローグ後編および本編制作のクラウドファンディングKickstarterにおいて実施中で、目標額が集まった場合はモーションキャプチャーシステムの導入、声優の起用、DTMの購入や楽曲の製作費に使われる予定。ただし目標額に到達されなければゲームそのものの開発が終了するという。

仮に目標額に到達しなければ現時点で支援に名乗りを上げている人から出資金は引き落とされない。

Kickstarter - Lurk in the Dark

まだ始まったばかりとはいえ、この記事を書いている時点で残り27日、バッカー数は32名で14万円という進捗で、このままのペースだと2,000万円は集まるかは不透明な状況。

無料版の出来から判断すれば相当に期待できるものであるものの、ゲームのクラウドファンディングで数千万円のゴールというのは固定ファンがいるか有名作品にかかわったクリエイターの新作、新規ではバズって話題にならない限り成功した事例は少ない。

また本編の配信が4年後の2023年内というかなり遅い印象があり場合によっては延期する事例が今までのゲーム系クラウドファンディングであった事を考えると、今から出資して完成するころまでに興味が薄らいでしまわないか、様々な要因でプレイ環境そのものが変わってしまう可能性があるのも出資を躊躇する要因の一つになりえる。