Steam版killer7配信開始

store.steampowered.com

グラスホッパー・マニファクチュア開発、カプコンより2005年に発売されたスミスの姓を持つ多層人格の殺し屋集団「killer7」が、魔人クン・ランとその配下の集団「笑う顔」との戦いを描くアクションアドベンチャーゲームkiller7」のSteam版が配信された。価格は定価2,480円、11月23日まで10%オフのセールで2,232円。

須田剛一作品に共通する独特の世界観やトゥーンレンダリングが特徴となっており、ボタン一つのみで移動し道中襲い掛かる敵をファーストパーソンモードに切り替えて倒していくシステムとなっている。

f:id:BCC:20181117020750j:plain

移植元となったkiller7ゲームキューブ(GC)版とPlayStation2(PS2)版が同時発売されており、このうちPS2版は性表現やグロ表現が抑えられていたが、PC移植のベースとなったのはゲームキューブ(GC)版で表現規制などは問題ない。

f:id:BCC:20181117020829j:plain

f:id:BCC:20181117020843j:plain

移植にあたって高解像度化、16:9表示化、ロードの大幅な短縮などが施されているとのことだけど、ベタ移植感が拭い切れないと感じた。グラフィック設定はフルスクリーン切り替え・アンチエイリアスのオンオフ・16:9のオンオフのみで解像度設定はなし、UIやフォントも荒く感じられ、Steam実績には非対応、セーブ画面で10箇所セーブスロットが用意されているのにそれとは別に最初にスロットABと2箇所に分かれて選ぶ。率直に言うとゲームキューブエミュレータで遊んでいるような感覚そのものなので、そこを割り切れるかどうか。

f:id:BCC:20181117020901j:plain

また各種設定は独立した設定ツールを起動して行うが、ゲーム初回起動時この設定ツールが強制的に起動するのに、ゲームを起動させる「適用」ボタンを押すのに何かしら設定箇所を弄らないとならず、ここで戸惑う人がいるかもしれない。実際に設定を変更する必要はないので、最初に出てくるフルスクリーンの切り替えチェックを外した後また入れなおすだけでいい。

f:id:BCC:20181117020600p:plain

 

流石にゲームキューブ時代のゲームということで動作自体は相当軽い。

メインのPC(Core i5 4670K・GeForce GTX 1070)はともかく、職場で使っているCore i5 3340M・Intel HD 4000・メモリ8GB程度のノートPCでも常時60fpsで動かせるし、Intel Atom Z8700・メモリ4GBのGPD WIN 1でもアンチエイリアスオフで40-60fpsくらいは出る。

f:id:BCC:20181116165344j:plain