今年もSteamサマーセールが開催

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「欲しいタイトルはもう定価買いしてプレイ済みだし、どうせしょっぱい値引き率なんだろうなぁ。今年のサマーセールは数タイトルだけ開発するか。」となんとなく開始直後にストアページ開いて「あぁ・・・やっぱり」と思って寝た後、とはいえなんも開発しないのもしゃくだからとりあえず安くなってるゲームやDLCを開発しまくった結果。予算3万超え。うむ、サマーセールカードのクラフトができなくなった。

まあ数は多そうに見えるけど実際にはZaccana Pinballの台DLCばっかりだからゲーム自体は少ないんだけど

Save 59% on Zaccaria Pinball - Platinum Membership on Steam

 

話は変わって、今回のSteamサマーセールでセール対象となっているタイトルから、近年プレイしてこれはおすすめと個人的に思うタイトル群を独断と偏見で選んでみた。セール対象が多すぎてどれ開発していいかわからない新規スチーマーは参考にしよう、いや有名どころばかりでありきたりな選抜になっちゃって面白みがないし、それはこのセールでもう開発したよって言われそうなタイトル群ばかりなので、しなくていいかも。

 

  • Life is Strange(日本語対応)

E3でも新作が発表されたエピソード形式のアドベンチャーゲーム。幼馴染の殺人事件の現場を目撃し、時を巻き戻す能力を身につけた女子高生のタイムリープもの。全エピソードを収録して75%オフの495円と格安だが、エピソード1は無料でお試しプレイ可能なのでそれでも迷うという人は試しに遊んでみよう。また日本語化DLCも無料配信されている。

 

ホラーゲームでお馴染みバイオハザード最新作。40%オフの4,794円。まだアクションゲームとして名作ではあったものの、5はうん?と思うような感じになってきて、6に至ってた色々詰め込みすぎて何が何だかさっぱりな状態となってしまっていたが、7は原点復帰を謳い文句にしているだけあって、物陰や開けたドアから何かが飛び出してきそうな洋館をさまよい歩き、数少ない弾薬や回復アイテムを節約し、建築基準法違反気味で実用性ゼロの仕掛けを解き明かして進んでいく内容は、ゲームシステムこそ主観視点に切り替わり別物となったはずなのに「バイオハザードらしさ」が前面に出た良作。通常版(CERO D)とグロテスク版(CERO Z)が両方Steamで発売されておりどちらも日本語音声・字幕収録、もちろんグロテスク版の方が暴力表現は上なのだが、このバージョンですら海外版に比べて規制がかかっており規制内容も演出的に不自然な見栄えになってしまっているシーンがある。海外版にも日本語音声・字幕収録が収録されておりしかも制限なく日本地域のSteamアカウントに登録可能なので、どうしても表現規制版がプレイしたくないという人は今回のSteamサマーセールでは買わず外部のキー販売サイトなどを利用して海外版を入手しよう。

 

  • ニーア:オートマタ(日本語対応)

エイリアンとその兵器「機械生命体」が地球を侵略し、人類が月に避難した未来を舞台に、地球を取り戻すためにアンドロイドの2B・9Sが闘いを繰り広げるアクションゲーム。30%オフの5,896円。

PC版はフルスクリーン表示時に問題が発生する場合があったり、高性能PCでもマップ移動時にフレームレートがカクつく(一応PS4 Pro版でも同じ現象が発生する時がある)といった現象があり、いまだに解決する公式パッチが配信されていないが、フルスクリーン表示の問題は外部ツールを使用すれば解決は可能。技術的な欠点やカメラワークとシューティングパートに難があったりするものの、プラチナゲームズお得意の派手な爆発エフェクト満載の斬撃アクション、荒れ果て何かが抜け落ちてしまった空虚な舞台の雰囲気、その舞台を盛り上げるコーラスやボーカル入りの音楽、1週目とは別視点で物語が語られる2週目そして3週目で大きく話が展開する周回プレイ前提の独特のストーリーテリング、そして2Bのケツとスカートの間からチラチラ見えるレオタードは、プレイヤーに強い「印象を残す」ゲームとなっている。

 

  • Rabi-Ribi(日本語対応)

ペットだったウサギが何故か人間の姿になり、道中で出会った妖精と冒険を繰り広げる2Dアクションゲーム。台湾産で日本語対応。30%オフの1,470円とインパクトのあるセールではないが、1年以上発売しているにもかかわらず大幅な値引きをしないようなので次のセールを待ったからといって確実に安くなるとは限らない。

中身自体は至って硬派なメトロヴァニアスタイルのアクションゲーム。マップを探索し新たなアイテムや能力を身につけ、それらを利用して進めなかったマップの先を更に探索していくというメトロヴァニアでおなじみのスタイルだが、ほとんどのボスキャラが弾幕攻撃を撃ってきて、終盤のボスキャラに至っては縦シューのそれと同等な状況をアクションゲームで行われる。弾幕攻撃が始まったら弾幕のパターンを読んで避け、止んだところで攻撃を繰り出していくという、見た目の可愛さとは裏腹に精密なアクションが要求される。

 

PS VITAで発売された「超次元ゲイム ネプテューヌ Re;Birth」シリーズをPCに移植したもの。全タイトル単体なら80%オフの640円、全DLCやアートブック・サントラなどを収録したデラックスエディションでも73~75%オフの1,061円~1,281円。

発売前、ファミ通で「Steamで英語版出します」とかインタビューで答えたかと思ったら発売数日後に説明もなくおま国化、だが英語版から1年以上経った後に突如として日本語字幕が追加された日本語版としておま国が解除された作品。Steamで最近発売された「超次元大戦ネプテューヌVSセガハードガールズ夢の合体スペシャル」も日本から開発可能だが、今回のサマーセールではセール対象とはなっていない。

ゲーム業界を擬人化したRPGゲームで、主人公のネプテューヌをはじめ出てくる女神はゲーム機を擬人化、そしてその女神達を信仰するものはもちろんそのゲームハードの信者、その他の登場人物もほぼすべてゲームメーカーやゲームを連想する設定、会話もサブカルネタ・ネットスラング・メタ発言が随所に散りばめられ、他のゲームでは見たことが無い独特の世界観となっている。野郎キャラは会話シーンでボイスありでも顔はウィンドウ画面にしか表示されず完全にモブ扱い、ゲームシステムそのものは戦略性もへったくれもなくDLC導入で簡単にレベリングすることが可能でお世辞にも出来がいいとは言い難い古典的な萌え重視のターンベースRPGだが、作中に出てくる元ネタを知っているものなら会話パートはニヤニヤすること必至。

 

  • DOOM(日本語対応)

FPSの金字塔「DOOM」の2016年リブート版。50%オフの1,650円。

確かに名作ではあったものの、ただ敵を倒しながら迷路状のマップを突き進んでゴールを目指すだけとも言える今から見れば少々質素すぎるゲームだったオリジナル版をどう現代に蘇らせるのか、一本道にしたり演出を出して今風のFPSにしてDOOMらしさを消すんじゃないのかと発売前は心配になったが、いざプレイすればかつては2Dスプライトだった敵たちも雰囲気そのままに綺麗かつ軽快な動作によって描かれ、マップは簡素にしつつも一本道と感じぬようデザインがなされ、操作不能な演出シーンも新敵登場シーンや一回10秒にも満たない一部のイベントのみ、敵をダブルバレルショットガンやチェーンガンで粉々にしていく爽快感はDOOMそのもので、無用な心配だった。オブジェクト遂行型の現代的なFPSを求める人にはやはり単調と感じる面もあるだろうが、難しいことは考えずスカッとするFPSを求めている人は絶対プレイすべき。

 

アップグレードDLCRev 2」(こちらはセール非対象)も配信された格闘ゲーム。24%オフの2,264円。2Dアニメのようなグラフィックだが全てトゥーンレンダリングによる3D描写となっており、ラウンド開始時や技が繰り出される際にカメラワークが変わったり、2Dグラフィックでは実現不可能な演出が見られる。純粋な格闘ゲームとしてもクオリティは十二分に高いが、ストーリーが語られるアニメパートは4~5時間以上の尺があるにもかかわらず動きや内容は劇場版作品としか思えない仕上がりとなっている。ここだけでも十分定価以上の価値はあるだろう。格闘ゲームが苦手な人でもアニメ作品だと思って開発しても良い。

そして・・・

ラムレザルが可愛い

以上!

前作「SIGN」も66%オフの983円となっており、こちらもREVELATORの前編となるストーリーアニメパートが用意されている。自分の事を単なる使い捨ての道具としか価値を見出すことができなかったが、シンや妹のエルフェルトとの親交を通して心境に変化が生じ、セリフや態度が変わっていくラムレザルちゃんにブヒろう!あぁ~もう我慢できん!

 

  • Downwell (日本語対応)

store.steampowered.com

50%オフの149円。プレイするごとに地形が変化する井戸の中をひたすら降りていきながら、敵を倒して武器を拾っていくローグライク形式のアクションゲーム。シンプルイズベストという言葉がここまで似合うゲームもなかなかない。使うボタンは左右移動とジャンプ/攻撃兼用ボタンの3つのみ、ジャンプ中にまたボタンを押すことで攻撃と滞空時間を伸ばすことが可能となっている。

攻撃と一緒に兼ね備えている滞空制御で落下地点を調整でき、敵を踏みつけて倒したり障害物を避けるのに役立つが、攻撃は一回のジャンプの度に弾数が限られていて、滞空制御に集中しすぎれば攻撃に支障が出てしまうという板挟み。

画面も黒・白・赤の3色という単純な構成だが、アイテムやダメージを受ける注意すべき敵のみ赤で表現されていることで、プレイヤーはどこに注意を払いながら進むべきか即座に認識でき、難易度が高いながらストレスなくやりごたえがあるゲームになっている。