ニコニコ超会議3へ・そして日本の変態技術の結晶「超すけすけゴーグルくん」を体験してきた


本当は行く予定はなかったのだが、ねとらぼの体験記事が気になったのとOculus Riftを初めて経験してみるために、幕張メッセで開催されているニコニコ超会議に行ってみた。朝7時半から並んで10時に開演、会場に入れたのは10時半頃。来場者数は12万人らしいけど、体感的にはジャンプフェスタ以上に人が多かったように感じる。本当に移動に苦労した。

まずはお目当てのアニメブースにある「To LOVEる ダークネス ラッキースケベ体験コーナー」。朝のうちは並んでいる人数も少なく、待機列に入って次の順番でコーナーに入ることができた。
8人一組となって円を書くようにOculus Riftとイスが置かれた個室に案内され、Oculusを装着するとリトの部屋と思われる場所に立っているヤミちゃんがいる。画面の中央には円が書かれており、プログラムが開始すると・・・なんと!その円に覆い被さっているヤミちゃんのバトルドレスが透け始めるのである!
おいおい、俺は何かの犯罪に加担してしまったんじゃないか、と一瞬後悔の念の感じるが案の定一瞬でそんなことを忘れ、目の前のポル産VRにニヤニヤしっぱなしだった。Oculus Riftを被って口元がニヤケてるその絵は完全に変質者だったのがすぐ想像つくだろう。一分間の間に8人合わせてヤミちゃんの服を透かすのだが、もちろん全員胸か尻しか見てなかったのは言うまでもない。残念ながら(?)ヤミちゃんは水色の水着を着用しており、乳首やおまんまんは拝めないようになっている。まあ、現状でも十分犯罪チックなのでこれ以上は望めないだろう。
このプログラムの開発はPSVitaTo LOVEる ダークネス バトルエクスタシー」のフリューとドワンゴが行ったようだが、協力にユニティ・テクノロジーズ・ジャパンの名前があった。
もしかしたら日本支社と本社でこんなやりとりがあったんだろうな。
ユニティ本社「ほう、Unityを使ってVR用のデモを作ることになったのか。やはり女の子が目の前でダンスするやつか?」
日本支社「はい、視点が合わさると女の子の服が透けるんです」
本社「えっ」
日本支社「女の子の服が透けるんです」
本社「えっ」
まさか、こんな使われ方をするとは思わなかっただろう。
本当はこれ目的だけで来たのだが、せっかくここまで来たのだから他のブースも見てみることにした。
まずはMicrosoftブース。Xbox 360WindowsタブレットXbox Oneのプレイアブルが出展されていたが、とりあえずXbox OneのForza 5、タイタンフォール、Killer Instinctをプレイ。どのタイトルも英語版をそのまま持ってきてるだけで不親切杉、Killer Instinctに関してはその場にいたスタッフにも言ったが自分も含めてコマンド表がないので操作方法が分からず、CPUに一方的にボコボコにされて面白さを伝える前に理不尽さしか感じなかった。またどのタイトルに関してもいくらテクスチャやエフェクトが綺麗でも、解像度自体が低いのとアンチエイリアスが満足にかかっていないのでジャギーやチラツキが目立って次世代機感が全然無かった。Forza 5とかAIが自車に向かって体当たり覚悟で無理やり突っ込んでくるような凶暴な運転で、車体の映り込みやサイドミラーのフレームレートが低いように感じたのも気になった。
ゲーム関係の展示をしてるのに、ブースのディスプレイでは中小企業向けのWindowsCMを流していたりして、広報のドヘタクソっぷりばかりが目立つ。
お次は通りかかった政治ブース、自民党は痛宣伝カーを出したりして親しみやすさを出そうとしているが、他の政党は完全に政治が〜政策が〜経済が〜っていうのが多くて完全に素通りしてしまう内容。それも大事だが、若者に政治に対して興味(政党を支持してくれる)をもってもらうなら、まずはきっかけってのが大事じゃないか?イメージ戦略に関しては圧倒的に自民党が上手。
ただし、客の入りは自民党民主党なら差があるとはいえ大差とは言いがたい状態だと思う。というのも視聴するスペースが通路に限られているので、人が多いように見えてよく見ると自民党ブースの目の前にいる人は素通りしてるのが多いのが分かる。去年だったかアフィブログがやっていた印象操作はその通りだと思う。
あと、自民党コーナーに軍服来てる人が来てる!一部で騒いでるけど、コスプレエリア近くだったから色々とコスプレしてる人が多くてFPSゲーム系のコスプレやSWAT部隊なんて当たり前のようにいたし、主張したいことを選挙カーの上からみんなに向かって訴えるって企画だったので「自民の児童ポルノ法はおかしい!規制されるべきものだけ規制するべきだ!」って主張して司会役が微妙な雰囲気に包まれてたり結構カオスな状態になってたと記憶してる。もちろん、このblogの記事も信用せず実際にその場にいて見てから判断したほうがいい。来年も超会議あるだろうから来てみたら?
お次はまるなげひろば。そのままの名前だがニコニコらしいし、全年齢対象オンリーのコミケ(行ったこと無いけど)といった感じ。今回見てきたブースの中で一番面白かったかも。
ここでもOculus Riftを使った展示があったが、乗馬体験というものがあり、これが本当に乗馬したかのようで凄かった。今は亡きナショナルの乗馬器具と扇風機を一緒に組み合わせたものだが、乗馬している光景が目の前に広がり、馬が実際に歩を進めるたびに風が吹き視点も実際の体も揺れ、坂道を下る際はスピードがつき視点を地面が迫ってくるような感覚で本当に馬の高さに乗ってるんじゃないか、落ちたら怪我するんじゃないかと心配になったほど。乗り終わった後、実際に乗馬酔いになって足元がふらついてしまった。


そして、再びTo LOVEるダークネスコーナーへと戻ってきたのだが、待機列を見てみるとあの方々が並んでいるのが見えた。何度か通っても、さらに自分も再び2回ほど待機列に並んでみてもいたので、どうやら会場にきてから延々と超すけすけループくんを行っていたのだろう。実際に話しかけて確認しようかと思ったけど、ずうずうしいかと思ったのでやめておいた。