Spec Ops: The Line デモ版 プレイ

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巨大砂嵐で廃墟と化したドバイを舞台にしたTPSゲーム。デモではゲームの冒頭、チャプター1とチャプター5の途中まで遊ぶことができる。全体的なボリュームとして大体30分〜1時間程度あると思うのでデモとしては結構長い。
Steamの対応言語には日本語が入っていたが、このデモ版では日本語は収録しておらず。
仮に製品版もデフォルトで日本語非対応だとしてもUnreal3エンジンだし、ゲームファイルを覗いた感じだと他のUnreal3エンジンと同様の方法で日本語化はできそうな感じ。やる人がいればの話だけど。
デフォルトで日本語字幕対応していました。英語字幕のままの人はSteam上からゲームプロパティを開き「言語」タブから設定を見直してみる。
よくあるカバーアクション&自動回復システムのありきたりなシステムだが、命令ボタンを押しながら目的の物に照準を移動して放すのみで、味方2名を命令を下して移動させたり敵を攻撃させたりといった行動が可能。味方への命令システムもありきたりと言えばありきたりなんだが、他のTPSゲームだとあまり思ったように行動してくれなかったり使わなくてもクリアできてしまうような出来栄えで必要価値が無いのだが、今作は指示した方向にちゃんと動いてくれるようだし、うまく攻撃する敵を指示していけば自分は他の敵を応戦している最中に他の敵を味方が倒してくれるので効率よく攻略できるようになっている。
同時に所持できる武器の数もこれまたトレンド(?)な二つまでというシステム。他のゲームでもそうなんだが、このゲームでも案の定これが問題で、いちいちどれを持っていくかで悩んでゲームの流れが寸断させられるし、いざ武器を入れ替えたと思ったら全く弾が手に入らなくて宝の持ち腐れになったりで、結局特定の武器ばかり持つようになってしまい、余計に使える武器が少なく感じられてしまう問題点を抱えている。


シェーターの要といえる射撃の爽快感がイマイチ感じられないのが痛い。効果音やモーションなどが全体的にしょぼくて、ヒット時に本当に敵に命中したんだかしなかったんだか分かり難い。
グラフィックそのものは綺麗なんだけど、走っている際や敵が撃たれている際等の全体的なモーションはどことなくぎこちなく動いていて、不気味の谷気味になっている。A級タイトル目指しているんだろうけど、予算や制作期間の都合で細かい所までは手が回らなかったんだろうな。



一応、強力な武器等でヘッドショットなどを決めるとゴア表現はあるけど、これも吹き飛ぶ際のエフェクトがものすごーく地味で近寄ってよく確かめてみないと吹っ飛んだことが確認できないほど存在感が感じられない。たぶん、日本語版はこのあたりが規制されると思うが、無くなっても全く面白さには影響しないだろう。