POSTAL3 善ルートクリア - 人生に疲れた男のblog

プレイ時間6時間。
クソゲーマニアな自分には最後までクリアする気力が湧いた(むしろ楽しめたくらいだ)けど、やっぱり色々酷過ぎてネタにすらならないクソゲーだった。
フリーズバグはかなりの頻度で発生するので、会社ロゴなどのオープニングムービーを見ている時間の方が長かったんじゃないかと思うくらいクリアまでにゲームを何度も再起動させることとなる。
あと、ロード画面でスゲームカつくオッサンが中指立てて出てくるんだが、そいつの顔が冗談抜きでムカつくので、ゲーム起動時やマップロード時にそいつの画面が出てきた際は物凄いイライラさせられっぱなしだった。それが一度じゃなく、何度も、何十回とそのロード画面をゲームクリアまでに見る羽目になるので、ゲームの理不尽な出来栄え以前にストレスがたまっていく。

ミッション内容は「○○を○○体殺せ」とか「○○を守れ」っていうのが全く変わり映えなく続く事が多く、マップも似たようなマップだったり全く同じステージが再登場して、本当にゲームが進んでいるのか途中で分からなくなってきて、もしかしてバグって同じミッションを繰り返してプレイしてるんじゃないのかと思ってしまうくらい単調。
ステージ開始時に「このステージは以前プレイしたミッションと同じだが、難易度が上がっているぞ」とわざわざ説明されるステージもあるが、プレイした感じでは難易度も全く同じレベルとしか思えませんでした。
カルマメーターという善悪のメーターがあって、一般市民などを殺すと悪メーターが上昇、敵を殺さないで(スタンガンなどを使って)倒すと善メーターが上昇し、善悪でストーリーが変化するようになってはいるけど、結局どちらのルートでも変わり映えのしないミッション内容やマップが登場したりするのでルートが分かれているメリットっていうのも分からない。
あと、AIの糞さ加減が半端なくて、善ルートプレイを狙っているのに犯罪者との銃撃戦を繰り広げているど真ん中に一般市民が突然飛び込んできて、狙ってもいないのに自らプレイヤーに殺させようとしてきて恐ろしいほど邪魔だ。

視点や操作性も恐ろしいほど酷くて、FOVが狭いっていうよくある欠点はもちろん、ダメージを食らうと全画面で色が変色するエフェクトのせいで連続で攻撃されると何が起こっているのか分からなくなって更に反撃できなくなるわ、カバーアクションはできるのに自由にしゃがめなかったりジャンプできなかったりで思い通りに操作できなくて歯がゆい思いをさせられる。カバーを取ってもしゃがまないと体を完全に隠しきれない場所が何か所もゲーム中には存在するのに、自動的にしゃがまなかったりしてそのまま突っ立ったまま敵の攻撃をバカスカと食らうのでカバーを使う理由が全くといいほど感じられない。実際、カバーを使わなくてもクリアできてしまった。
武器に関しても不満が色々と出てくる。接近戦用の武器が何種類か用意はされてはいるものの、基本的に敵は銃を持っているので近づいているうちにダメージを食らう事になるし、見た目的には当たっているはずなのに攻撃できていない時があったりと、使い勝手が悪すぎて全く不要である。
火炎瓶は燃焼範囲が意外と狭くて一度に焼き殺せる敵の数が限られて爽快感に欠けるし、グレネードは爆発エフェクトが稀に出ない時があってやっぱり攻撃できているんだかできていないんだがよく分からないし、自分がグレネードを食らった際は何が原因で死んだんだか解り難い要因になっている。初めてグレネードの攻撃で死んだ際、突然死バグでも存在するのかと驚いた。一番良く使うであろう銃器系がハンドガン、ショットガン、ライフル、ロケットランチャーの4種類しかないのもゲームの単調さに一役買っている。

果たして今後のアップデートで改善の余地はあるのだろうか。改善したとしても、既に悪評が広まった状態なので新規で買う人間は限られてくるだろうし、Steamでの販売ができないことには売り上げの向上は全くと言っていいほど期待できないが。